JP3112379B2 - 薄板の突き合わせ溶接機における間隔調整装置 - Google Patents
薄板の突き合わせ溶接機における間隔調整装置Info
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Description
イン(プロセスライン)において、金属薄板の前後端縁
を突き合わせ溶接を行う溶接機における突き合わせ間隔
調整装置に関する。
ンにおける突き合わせ溶接、とくに、TIGトーチ、電
子ビーム、レーザーによる溶接に際しては、溶接部の破
断が生じないように、且つ、後続の処理を欠陥なく行う
ためには、先行板の後端縁と後行板の先端縁とがミクロ
ンオーダーという高精度に突き合わせられる必要があ
る。
行うための機構として実開昭57−106579号公
報、また、その間隔を制御するための手段として特開昭
63−177984号公報に記載されたものがある。
クランプによって保持された先行材と後行材を同時にシ
ャーで切断し、次いで入側クランプを油圧あるいは空圧
シリンダーで突き合わせ前進を行うようになっており、
とくに、前記の実開昭57−106579号公報におい
ては、この後行板の突き合わせ前進量をシリンダーのス
トローク量によって制御するのではなく、シリンダーを
設けた基台にシリンダーロッドのストローク量を規定す
るストッパーを設けたものが記載されている。この機構
によって、オンラインプロセスにおける突き合わせギャ
ップの調整が容易となり、従来装置にストッパーを取付
けるだけで済む等の効果があるとされている。
うな金属薄板溶接における適正な突き合わせ間隔量は、
板厚によって異なる。このため、突き合わせ問隔の位置
決めを行うストッパーを固定方式とした場合、溶接を行
う対象の溶接条件が限られたものとなる、特にビーム溶
接法等のミクロンオーダーという高い突き合わせ精度が
要求される溶接の場合には、その調整に手間を要するば
かりではなく、固定ストッパーの摩耗やヘタリ等の発生
のために、突き合わせ精度には対応できない等の問題が
ある。
イン突き合わせ溶接における高精度の突き合わせ間隔調
整の問題を解決するもので、比較的簡単な機構によっ
て、迅速に高精度の突き合わせ間隔の調整を可能とする
溶接機における薄板突き合わせ間隔量を調整する装置を
提供することにある。
縁と後行板の先端縁を突き合わせ溶接を行う溶接機にお
いて、前後のストリップクランプに対して、溶接開始点
及び終点の高さが異なるバッキングメタルを備えたこと
を特徴とする。
了に必要な任意の突き合わせ間隔を得るための任意の曲
面形状とその曲面に沿った保持装置とを有する構成とす
ることができる。
終了に必要な任意の突き合わせ間隔を得るための、バッ
キングメタルの高さを調整する調整装置を備えたものと
することができ、更に最適の突き合わせ間隔を得るため
に突き合わせ間隔を検出して、前記バッキングメタルの
高さを調整する調整装置を制御する測定センサーを具備
したものとしてもよい。
て、溶接開始点及び終点の高さが異なるバッキングメタ
ルを備え、切断されたストリップをその上面で保持でき
るので、溶接開始から終了に必要な突き合わせ間隔が得
られる。
とその曲面に沿った保持装置により、溶接開始から終了
に必要な任意の突き合わせ間隔が得られる。
調整装置により、溶接開始から終了に必要な任意の突き
合わせ間隔が得られる。
隔を検出し、バッキングメタルの高さを調整する調整装
置を制御して、最適の突き合わせ間隔が得られる。
の斜視図である。図2及び図3は、図1のA−A断面に
おける本発明の動作説明を示したものである。
リンダを駆動させることにより、ガイドレールにならっ
てライン流れ方向にシフト可能な入側クランプ装置であ
り、溶接時の裏当て金となるバッキングメタル2を付帯
しており、例えば油圧または空圧シリンダ3で駆動す
る。また、出側フレーム4には、前記バッキングメタル
2の位置決め用として本発明に基づく突き合わせ間隔調
整装置5を装備している。先行材6b及び後行材6aの
溶接開始点及び終点の突き合わせ間隔の調整は、入側フ
レーム1aを油圧あるいは、変圧シリンダを駆動させる
ことによりシフトさせ、常に過突合わせ状態になるよう
に位置決め後、出側フレーム4のワークサイド側及びド
ライブサイド側の両側に具備している固定メカストッパ
ー7a或いはバッキングメタル2に取り付けられている
ライナー7bの厚さを変え、バッキングメタル2の高さ
方向の位置を変えることにより行う。例えば、先行材6
b及び後行材6aのクランプレベルよりバッキングメタ
ル2のレベルが高くなる様にライナー7bの厚さを設定
した場合、先行材6b及び後行材6aの突き合わせ端面
は、バッキングメタル2によって、図2に示す状態から
図3に示す状態に押し上げられ、突き合わせ間隔T2 が
突き合わせ間隔T1 より広くなる。このように、ライナ
ー7bの厚さを任意に変えることで、従来技術によるラ
イン方向で突き合わせ間隔を調整する方法より容易にミ
クロン単位で任意な突き合わせ間隔の調整を行うことが
できる。
される場合には、ワークサイド側とドライブサイド側の
ライナー7bの異なる板厚とし、バッキングメタル2の
対向端のレベルをずらしバッキングメタル2を傾けるこ
とで、例えば図4に示すように、突き合わせ間隔δ2 >
δ1 となる傾斜突き合わせを任意に行うことができる。
このときの固定メカストッパー7aとライナー7b間の
ガタ、及び、ライナー7bとバッキングメタル2間のガ
タは、油圧または空圧シリンダ3の押圧力によってバッ
キングメタル2が上昇した際に無くなる。
た後、溶接部フレーム11に付帯した溶接トーチ10を
板幅方向に走行させ溶接を行うことにより、溶接品質を
向上させることができる。溶接トーチ10の板幅方向へ
の走行は、溶接部フレーム11がレール12、12に沿
ってモータ13、ネジ軸14の駆動によって水平方向へ
移動することによって行われる。
ランプ装置1a及び出側クランプ装置1bで後行材6a
及び先行材6bを保持することにより、その影響を回避
できる。
び後行材6aの突き合わせ部の間近を保持しない構造と
しているが、図5に示すように、例えば油圧または空圧
シリンダからなる駆動装置8によって駆動する例えば補
助クランプ9で突き合わせ部上面を保持することによっ
て端面のレベルを同一にすることも可能である。
キングメタル2に取り付けられたライナー7bの板厚を
変えることにより溶接始端部及び終端部の高さを調整し
必要な突き合わせ間隔を得る構造としたが、例えば図6
に示すように、バッキングメタル15の面を平面でなく
任意な面形状とした場合、あるいは図7に示すように、
バッキングメタル16の対向端に勾配を設けたウエッジ
ライナー17を設け、例えば電動モータ18により駆動
させ、バッキングメタル16の高さ方向の位置を調整す
ることにより自動で任意の高さに調整する構造とした場
合も実施例と同様の結果が得られる。
イナー17は固定メカストッパー7a側に設けたが、バ
ッキングメタル16側に設けることも可能である。
及び後行材6aの突き合わせ部の対向端を管理できるよ
うに、例えば電動モータ18によりネジ軸19及びレー
ル20を介して板厚方向に走行機能を有した、画像処理
等により突き合わせ間隔を検出し測定する測定センサー
21を装着する。そして、突き合わせ間隔を画像処理等
により直接測定し、図7に示す装置と組み合わせ、突き
合わせ間隔調整装置5を制御することで被溶接材、すな
わち先行材6bと後行材6aの最適突き合わせ間隔を得
ることができ、かつ、自動で突き合わせ間隔調整をリア
ルタイムで監視できる。
間隔を測定する測定センサー21は対向端に一対設ける
構造としたが、1台のみ設け、あるいは、測定センサー
21を図5に示す溶接フレーム11に付帯する構造とし
て、例えば溶接開始側から終了側に向けて走行させると
共に突き合わせ間隔を測定することも可能であり、更に
は2対以上としてもよい。
る。
構造が簡単であるため、装置がコンパクトになる。
プ方向で位置決めを行わないため、位置決め調整が容易
となり、また調整後は安定した突き合わせ間隔を得るた
め、溶接性が向上し、しかも再溶接作業等のオペレータ
ーの負荷が軽減される。
ることにより、突き合わせ間隔調整作業を容易にするこ
とができ、人手による調整作業が軽減される。
わせ間隔調整装置とを組み合わせることで、広範囲の板
継ぎ溶接がリアルタイムで可能となる。
明図(突き合わせ間隔が狭い場合)。
明図(突き合わせ間隔が広い場合)。
合の溶接間隔の設定の要領説明図。
た場合の側面図。
ることにより自動で任意の高さに調整する構造とした場
合の側面図。
2:バッキングメタル 3:油圧または空圧シリンダ
4:出側フレーム 5:突き合わせ間隔調整装置 6
a:後行材 6b:先行材7a:固定メカストッパー
7b:ライナー 8:駆動装置 9:補助クランプ 1
0:溶接トーチ 11:溶接部フレーム 12:レー
ル、13:モータ 14:ネジ軸 15、16:バッキ
ングメタル 17:ウエッジライナー 18:電動モー
タ 19:ネジ軸 20:レール 21:測定センサー
22:被溶接材 23:ガイドレール 24:油圧あ
るいは空圧シリンダ T1 、T2 :突き合わせ間隔 δ1 、δ2 :突き合わせ
間隔
Claims (4)
- 【請求項1】 金属薄板の先後行板の端縁を突き合わせ
溶接を行う溶接機における間隔調整装置において、突き
合わせ位置前後のクランプに対して、溶接開始点及び終
点の高さが異なるバッキングメタルを備えたことを特徴
とする薄板の突き合わせ溶接機における間隔調整装置。 - 【請求項2】 バッキングメタルは、溶接開始から終了
に必要な任意の突き合わせ間隔を得るための任意の面形
状とその面に沿った保持装置とを有することを特徴とす
る請求項1記載の薄板の突き合わせ溶接機における間隔
調整装置。 - 【請求項3】 間隔調整装置は、溶接開始から終了に必
要な任意の突き合わせ間隔を得るための、バッキングメ
タルは、高さ調整装置によって高さを調整可能に備えた
ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の薄板
の突き合わせ溶接機における間隔調整装置。 - 【請求項4】 前記間隔調整装置は、最適の突き合わせ
間隔を得るために突き合わせ間隔を検出して、前記バッ
キングメタルの高さを調整する調整装置を制御する測定
センサーを具備したことを特徴とする請求項3記載の薄
板の突き合わせ溶接機における間隔調整装置。
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---|---|---|---|
JP06080728A JP3112379B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 薄板の突き合わせ溶接機における間隔調整装置 |
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Publications (2)
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JPH07284993A JPH07284993A (ja) | 1995-10-31 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3112379B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646975U (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-28 | 達雄 西川 | ファイリング用品 |
Families Citing this family (3)
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CN104741852B (zh) * | 2015-03-19 | 2016-05-25 | 江苏大学 | 一种船用甲板焊接试验用可调式夹具 |
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-
1994
- 1994-04-19 JP JP06080728A patent/JP3112379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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