JP3112300U - 鱗の取れる包丁 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の包丁は、鱗を削り取る時点で、四方に飛び散ってしまう不都合の解消等。
【解決手段】本考案は、刀身５に孔１を設け、斜辺２の先端を鋸歯状の歯３にしたことでこの課題を解消する。
【選択図】図１

Description

本考案は、包丁の刀身に工夫を加えることに依って、容易に魚の鱗の取れる包丁に関するものである。

従来は、包丁の刃、又は包丁の背部に凹凸を設けた包丁で削っていた。

しかし、従来のように包丁の刃で削ると、包丁の刃、又は刀身に鱗があたり、薄い鱗は刃、又は刀身に押し返えされて四方に飛び散る。

また、専用の道具を使用した場合、包丁の持ちかえ、使用後の洗浄等の不都合を解決しようとするものである。

本考案は、図１に示すように包丁の刃身５に孔１を設ける、刀身面５ａ側において、刃７に近い孔１の一辺を斜辺２とする、その先端に鋸刃状の歯３を設ける、更に刀身面５ａ側において、孔１より背６に向け、くぼみ４を設けたことで、魚の表面に包丁が密着できるようになり、鋸刃状の歯３で鱗を削り取ることで問題を解決している。

よって、本考案の鱗の取れる包丁は、図１に示したように、刀身５に孔１を設け、鋸刃状の歯３で削り取られた鱗は、斜辺２に添って刀身面５ｂ側に向い、孔１を通過することで刀身５に押されず、飛び散ることもなく鱗を取り除くことができる。

また、専用の道具を使う必要もなく、使用後の洗浄等の手間を省くことができ便利である。

本考案は、くぼみ４を魚の表面に密着させ、尾側より頭方向に、鱗を削り揚げるように動作することに依り、鋸刃状の歯３にあたり容易に鱗を取り除くことができる。

図１に示すように、孔１を刃身５の中央より先端に近ずけて設けることで使い易くすることができる。

図１ 本考案の鱗の取れる包丁の斜視図である。
図２ 本考案の背面図である。
図３ 図１に示すＡ−Ａ′の断面図である。

符号の説明

１ 孔
２ 斜辺
３ 鋸刃状の歯
４ くぼみ
５ 刀身
５ａ 図１で視る刀身面
５ｂ 図２で視る刀身面
６ 背
７ 刃
８ 柄

Claims (1)

1. 包丁の刀身に、孔と、くぼみを設け、孔の一辺を斜辺として、その先端に鋸刃状の歯を設けたことを特徴とする鱗の取れる包丁。

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