JP3136781U - 包丁 - Google Patents

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清宏 三原
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株式会社阿吽
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Abstract

【課題】重力のバランスがよく、調理作業に負担がかからない包丁を提供する。
【解決手段】切刃22の刃渡りを柄尻方向へ延長し、且つ切刃22の柄接合基部23からあご25にかけて切っ先24方向に刀身2を抉る握り凹陥部26を設けた。また、傾斜した刃先部分に切刃22を小さく連続的に三角状又は半円状に削り取った溝部からなるギザ刃4を構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、家庭等で一般的に使用される調理用の包丁に関するものである。
従来、この種の包丁は、図5に示すように上側の厚肉の背部(みね)50から連続した刀身(刃部)51が設けられ、柄部52を備えたものが知られている。さらに刃部51は、柄52との接合基部53が柄52の下端より直角に垂下し、軽い柄部分52だけを握って調理作業を行う構造であり、この構造によると軽い柄部分52の重力と重い切刃部分51の重力とのバランスが保たれていないため、重い切刃部分51の重力を作業者の握力のみによって支持しなければならなくなり、調理作業に負担がかかる。また切刃51が直角に垂下しているため、切り残しが生じる場合がある。
また冷凍物を切断するときは切断対象物が極めて硬いため、切断に手間がかかり、しかも硬くて低温であるため包丁の刃先に欠けが生じやすい問題がある。
本考案は、重力のバランスがよく、調理作業に負担がかからない包丁を提供することを目的とする。
さらに本考案は、切り残しが生じることがなく、また冷凍物の切断を可能にした包丁を提供することを目的とする。
上記のような目的を達成するために、本考案の包丁は、切刃の刃渡りを柄尻方向へ延長し、且つ切刃の柄接合基部からあごにかけて切っ先方向に刀身を抉る握り凹陥部を設けるとともに、傾斜した刃先部分に切刃を小さく連続的に削り取った溝部からなるギザ刃を構成したことを特徴とするものである。
上記構成の包丁によれば、次のような効果を得ることができる。
<イ>切っ先方向に刀身を抉る握り凹陥部を設けたので、凹陥部に指を掛けて包丁を握ることにより、切刃の重力部分を手で直接支持することができるようになり、重力のバランスが取れて包丁を軽く扱うことができ、調理作業に負担がかからない。
<ロ>切刃の刃渡りを柄尻方向へ延長したので、切り残しが生じることがない。
<ハ>刃先部分にギザ刃を構成したので、冷凍物に対する食いつきが良好であり、またその切断によって生じた切りくずは溝部で保持され、冷凍物を効果的に切断することができる。
以下、図面を参照しながら、本考案に係る実施の形態について説明する。
<イ>包丁
包丁1は刀身2の腹が幅広となっており、刀身2のなかご27を例えばプラスチック製の柄3で左右から挟みこみ、ピン30等で固定して構成されている(図4参照)。なおプラスチック製の柄3でなく、予め刀身2と所定の重量配分にしたスチール製の柄3でもよい。柄3の形状が、把持したときに掌にフィットするように波状に湾曲して形成されており、握りやすく、包丁1に力を安定して加えやすくなっている。柄が木製である場合、ホゾ穴に水が廻りこみ、柄部が水分を吸収し、膨張、乾燥に伴う収縮から柄の劣化が生じるが、プラスチック製の柄3のため、このような問題は生じにくい。
本考案の包丁1の刀身2も、従来と同様に厚肉の背部(みね)20から連続して下側に刃部(切刃)22を形成してある。刀身2は、例えば錆びにくく高硬度のクロム・モリブデンを含んだ特殊合金鋼で構成されている。また刀身2の腹が幅広となっているので、腹を使って肉等の素材をたたいたり、つぶしたり、また中華料理をつくる場合にも使用することができる。
<ロ>刃の構造
包丁1の切っ先24からあご25までの切刃部分22、即ち刃渡りを長くしてあり、刃先を全体にゆるいカーブで形成している。切っ先24から所定の長さにわたって切刃22を小さく連続的に三角状又は半円状に削り取った溝部40からなるギザ刃4が設けられている(図3参照)。また、図2に示すように刀身2の側面に凹み21を多数設け、切断した食材等が刀身2の側面に密着しないようにしてある。従来も刀身に複数の貫通穴を形成した穴開き包丁や刀身に突起物などを設けたものがあるが、前者は貫通孔の洗浄が面倒で、良好な衛生状態を保持するのが困難であり、後者は突起物が包丁の切り込みを阻害し、包丁本来の機能が劣る。本考案の包丁1では、これらのようなことがない。
<ハ>握り部
包丁1は柄3と刀身2の重量バランスが悪いと使用し難いので、両者の重量バランスを考慮して製造する必要がある。本考案では、切刃22の柄接合基部23からあご25にかけて切っ先24方向に刀身2を抉る握り凹陥部26が設けられており、凹陥部26に指を掛けて包丁1を握ることができるようになっている。
<ニ>作用
通常の食材を切断する場合は、凹陥部26に指を掛けて包丁1を握って行う。凹陥部26に指を掛けて包丁1を握ることにより、切刃22の最も重量の掛かる刃の部分の尾端(あご)25の上部を握持できるので、切刃22の重力部分を手で直接支持することができるようになり、重力のバランスが取れて包丁1を軽く扱うことができる。従来の包丁(図5)では柄52を握った場合、握り支点が重心よりも柄52側に寄らざるを得ない構造となつているため、切刃部分51の重力を作業者の握力のみによって支持しなければならなくなるが、本考案では、前記したように握り支点を刀身2に嵌入させて設定することにより重量バランスを良くし、しかも凹陥部26に指を掛けて切刃22の最も重量の掛かる刃の部分の尾端(あご)25の上部を握持できるので、包丁操作を軽やかに行うことができるものである。このように本考案は、包丁の握り支点を刀身に嵌入させて設定することにより、調理作業者の切断作業を行い易くしてある。また中華包丁のように刀身2の腹が幅広となっているので、骨等の硬いものでも叩き切ることができる。
また凹陥部26を設けたことにより、凹陥部26に指を掛けて包丁1を握ったとき、あご25と切刃22との尖端部を利用して、例えば尖端部をジャガイモ等の芽を中心に円を描くように操作してこれを切り取ることもできる。
さらに切刃22の刃渡りを柄尻方向へ延長してあることにより、重力バランスをよくすることのほか、食材の切り残しを生じさせることがない。
次に冷凍物を切断する場合を述べる。
冷凍物にギザ刃4を押し当て、包丁1を往復させながら冷凍物の切断を行うに当たって、冷凍物に対する食いつきが良好であり、またその切断によって生じた切りくずは窪んだ三角状又は半円状の溝部40で保持されるので、冷凍物を効果的に切断することができる。またギザ刃4により肉類、魚類を効率よく切断することもできる。このギザ刃4は上方に角度がついており、通常使用するときはギザ刃4がまな板等に接することがなく、ギザ刃4を傷めることはない。
包丁の正面図。 図1のA−A拡大断面図。 ギザ刃を示す拡大図。 包丁の一部を断面した平面図。 従来の包丁を示す図。
符号の説明
1・・・・包丁
2・・・・刀身
21・・・凹部
22・・・切刃
24・・・切っ先
25・・・あご
26・・・凹陥部
27・・・なかご
3・・・・柄
30・・・ピン
4・・・・ギザ刃
40・・・溝部

Claims (1)

  1. 切刃の刃渡りを柄尻方向へ延長し、且つ切刃の柄接合基部からあごにかけて切っ先方向に刀身を抉る握り凹陥部を設けるとともに、傾斜した刃先部分に切刃を小さく連続的に削り取った溝部からなるギザ刃を構成したことを特徴とする、包丁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180015384A (ko) * 2016-08-03 2018-02-13 윤경희 절삭물 부착방지 홈이 구비된 가위

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