JP3111894B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JP3111894B2
JP3111894B2 JP08102961A JP10296196A JP3111894B2 JP 3111894 B2 JP3111894 B2 JP 3111894B2 JP 08102961 A JP08102961 A JP 08102961A JP 10296196 A JP10296196 A JP 10296196A JP 3111894 B2 JP3111894 B2 JP 3111894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain water
vehicle
drain
heat exchanger
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08102961A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09290626A (ja
Inventor
明子 藤田
毅 三浦
貴裕 水野
幸司 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Denso Corp
Priority to JP08102961A priority Critical patent/JP3111894B2/ja
Publication of JPH09290626A publication Critical patent/JPH09290626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111894B2 publication Critical patent/JP3111894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
おいて、特にエバポレータで発生するドレン水の排出に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両用空調装置では、車両
前方部に前席用空調ユニットを設置し、車両後方部に後
席用空調ユニットを設置するものがある。そして、図5
に示すようにこの後席用空調ユニット90は、一般的に
リアクーラー90と称されるものであって、ユニットケ
ース101内に送風機100およびエバポレータ102
を配置し、送風機100にて送風された空気をエバポレ
ータ102の蒸発潜熱によって冷却して車室内に冷風を
送風するものである。
【0003】そして、このリアクーラー90は、車両後
方側で、車両幅方向の一端側における壁内に設置されて
おり、図5に示すようにエバポレータ102を通過した
冷風を、車両幅方向の一端側に設置された冷風吹出口
(図示しない)に導くためにダクト103が設けられて
いる。また、リアクーラー90には、エバポレータ10
2を通過した冷風を、車両幅方向の他端側に設置された
冷風吹出口(図示しない)に導くためにダクト104が
設けられている。
【0004】そして、ダクト103は、エバポレータ1
02を通過した冷風を重力方向上方に導くように構成さ
れており、ダクト104は、エバポレータを通過した冷
風を重力方向に導いた後に、車両他端側まで延びるよう
に流路が形成されている。また、このリアクーラー90
には、エバポレータ102で発生したドレン水を排出す
るために、エバポレータ102の下方にドレン水排出孔
105が形成されている。そして、このドレン水排出孔
105にドレンパイプ106等を接続して、ドレン水を
車室外に排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記リアクーラー90
では、送風機100がエバポレータ102に向かって送
風すると、この送風機100の風圧によってエバポレー
タ102に発生したドレン水が、エバポレータ102の
下流側に向かって飛び散る。この飛び散ったドレン水が
ダクト104内に流れ込んでしまうと、例えば夏場にお
いてダクト104内にドレン水が溜まってしまい、かび
等による異臭が発生してしまう。
【0006】そこで、図5に示すように、エバポレータ
102の下流側に水飛び防止用の水飛び防止板107を
設けて、水飛び防止板107に吹きつけられたドレン水
をドレン水排出孔105に戻すようにして、上記問題に
対処していた。しかしながら、このように水飛び防止板
107を設けると、通風抵抗が増加し送風量が低下して
しまうという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
送風量の低下を抑制すると共に、良好にドレン水を車室
外に排出することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし請求項4記載の発明では、空調ユニ
ットケース内の流路のうち、冷却用熱交換器の下流側に
おける流路は重力方向上方に延びるように形成されてお
り、この重力方向上方に延びる流路の下流側には冷却用
熱交換器にて発生したドレン水が溜まるドレン水溜まり
部が形成されており、ドレン水溜まり部には、このドレ
ン水溜まり部に溜まったドレン水を車室外に排出するた
めの下流用ドレン排出孔が設けられていることを特徴と
している。
【0009】これにより、冷却用熱交換器にて発生した
ドレン水が、冷却用熱交換器の下流側に吹き飛び、自重
により重力方向に延びる流路に流れ込み、この流路の下
流側に形成されたドレン水溜まり部に溜まったとして
も、このドレン水溜まり部には、ドレン水を排出する下
流用ドレン水排出孔が設けられているので、この下流用
ドレン水排出孔から、良好にドレン水を車室外に排出で
きる。そして、この結果、空調ユニットケース内の通風
抵抗の増加による送風量の低下を抑制しながら、ドレン
水溜まり部にドレン水が溜まることを防止して、かび等
による異臭の発生防止することができる。
【0010】特に、請求項4記載の発明では、ドレン水
排出孔と下流用ドレン水排出孔には、車室外にドレン水
を導くドレンパイプが接続されており、ドレンパイプ
は、前記ドレン水排出孔と前記下流用ドレン排出孔とか
ら排出されたドレン水を合流させて、車室外に排出する
ように構成されていることを特徴としている。つまり、
一般的に上記車両用空調装置は、車室内もしくは車両の
壁部内に埋め込まれて設置されることが多い。そして、
上記ドレンパイプの出口部(排出口)は、車室外に出す
必要があり、ドレンパイプ出口部(排出口)と車室外と
をパッキン等の遮断部材にて遮断しておかないと、この
出口部の外周部位から車室外の異物が車室内もしくは車
両壁部内に進入するおそれがある。
【0011】そして、ドレンパイプを車室外に出す際に
は、ドレンパイプの本数が増加すると、ドレンパイプ出
口部(排出口)と車室外とをパッキン等の遮断部材にて
遮断することは作業性が悪い。それに対して本発明で
は、上記2つのドレン排出孔を流れるドレン水を、合流
させるようにドレンパイプを形成することで、車室外に
出すドレンパイプ本数を少なくすることができ、これに
より作業性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本発明の車両用空調装置は、車両後
方部に設置され、車両後部空間を冷却する後席用空調ユ
ニットに適用したものである。図1にこの後席用空調ユ
ニット1が車両に搭載された概略搭載図を示す。図2に
図1中矢印A方向から見た後席用空調ユニットの全体斜
視図を示す。
【0013】本実施の形態の後席用空調ユニット1は、
図1に示すように車室内の最後部に位置する座席近傍に
設置されており、主として車室内の後部空間で、特に最
後部の座席者用に設けられている。この後席用空調ユニ
ット1は、図2に示すように送風ユニットケース部1a
と、内部にエバポレータ2が設置されているクーリング
ユニットケース部1bと、このクーリングユニットケー
ス部1bにて冷却された空調風を車室内の吹出口(図示
しない)に導くための送風ダクト1cとを有し、これら
が結合されることで車室内に向かう流路を構成してい
る。
【0014】送風ユニットケース部1aは、遠心式多翼
ファン(シロッコファン)3と、このシロッコファンを
回転駆動するモータ(図示しない)と有する。そして、
このシロッコファン3は、スクロール状のスクロールケ
ーシング4内に設置されている。また、図2に示すよう
にシロッコファン3は、上記モータの回転軸の軸方向
が、丁度車両幅方向を向くように設置されている。これ
により、シロッコファン3は、車両幅方向から車室内空
気を吸い込み、車両後方に吹き出すように構成されてい
る。
【0015】そして、スクロールケーシング4には、上
記シロッコファン3に対応して吸込口5が形成されてい
る。なお、この吸込口5は、車室内の内壁に開口した内
気導入口(図示しない)と連通しており、これにより、
上記送風ユニットケース部1aは、車室内空気だけを吸
い込むように構成されている。クーリングユニットケー
ス部1bは、図1および図2に示すように車両幅方向に
おける一端側(本実施の形態では、車両右側)の壁部内
に設置されている。また、本実施の形態における後席用
空調ユニット1は、空気加熱用熱交換器を有していない
ことから、車室内を冷却するだけに機能する冷却専用の
空調ユニットである。
【0016】クーリングユニットケース部1bには、車
両に搭載された冷凍サイクル装置(図示しない)の一構
成部をなす蒸発器である上記エバポレータ2が設置され
ている。また、この冷凍サイクル装置は、周知のもので
あって凝縮器の出口側と、圧縮機の吸入側との間に並列
に、前席用膨張手段と前席用蒸発器とからなる第1の冷
媒回路と、後席用膨張手段と上記エバポレータ2である
後席用蒸発器とからなる第2の冷媒回路とを有するもの
である。
【0017】また、上記エバポレータ2は、一般的に一
対の碗状プレートを最中のように組み付けて冷媒流路を
構成する積層型蒸発器であっても良いし、板状のプレー
トフィンを積層し、冷媒流路をなすチューブをプレート
フィンを貫通するように構成されるプレートフィンタイ
プの蒸発器であっても良い。送風ダクト1cは、図2に
示すようにクーリングユニットケース部1aにて空調さ
れた冷風を、2つに分けるように車室内内壁部に設置さ
れた右側吹出口6と、車両左側に設置された左側吹出口
7とに導くものである。
【0018】具体的には、送風ダクト1cは、図2中矢
印aに示すようにクーリングユニットケース部1aにて
空調された冷風を上方に向けて延びるように流路aが形
成されると共に、図2中矢印bで示すようにクーリング
ユニットケース部1aにて空調された冷風が下方に向け
て延びたのち、車両前方側に延びるように流路bが形成
されている。
【0019】そして、流路aには、この流路aを流れた
冷風を上記右側吹出口6に導く延長ダクト8が接続され
ている。また、流路bには、この流路bを流れた冷風を
上記右側吹出口7に導く延長ダクト9が接続されてい
る。延長ダクト9は、図2に示すように略水平方向で車
両幅方向に延びるように形成されたダクト部9aを有し
ており、このダクト部9aは、丁度車室内の最後部座席
の下方に配置されている(図1参照)。
【0020】また、図2に示すようにクーリングユニッ
トケース部1aが、車両の右側に設置されているので、
上記ダクト部9aは、車両幅方向を横断するように設け
られており、その流路長さは延長ダクト8にくらべて、
かなり長くなっている。次に、本発明の要部である上記
クーリングユニットケース部1bおよび送風ダクト1c
の詳細を図3および図4に基づき説明する。なお、図3
は図2中矢印B方向から見た斜視図である。図4は、図
3を模式的に表した模式図である。
【0021】エバポレータ2の下方における、クーリン
グユニットケース部1aには、エバポレータ2にて発生
したドレン水をクリーングユニット部1b外部に排出す
るためのドレン水排出孔11が形成されている。また、
このドレン水排出孔11は、図3に示すように後でドレ
ンパイプ12を接続するための接続部13が、クーリン
グユニットケース部外部に突出するように形成されてい
る。
【0022】上記送風ダクト1cは、図3に示すように
クーリンクユニット部1bの下流側に例えば、嵌合爪や
ビス等の固定部材14によって接続固定されている。そ
して、図3に示すように送風ダクト1cは、クーリング
ユニットケース部1bの下流側から2つに分岐し、上方
に延びるように形成された上方ダクト部15と、下方に
延びるように形成された下方ダクト部16とが形成され
ている。そして、この上方ダクト部15と下方ダクト部
16とは、ブロー成形で、ポリプロピレン等の樹脂材に
て一体形成されている。
【0023】そして、下方ダクト部16は、上述したよ
うにエバポレータ2から吹き出された冷風が下方に流れ
たのち、屈曲して車両前方に流路の向きを変更するよう
に構成されている。下方ダクト部16のうち屈曲した部
位は、図4に示すように下方ダクト部16および延長ダ
クト9の中で、最も低い位置となっている。また、この
屈曲した部位は、図4に示すように下方に膨らむように
膨出部20が形成されている。
【0024】この膨出部20には、下方ダクト部16に
一体に二股パイプ部17が形成されている。この二股パ
イプ部17は、エバポレータ2にて発生したドレン水
が、風圧によってエバポレータ2の下流側に吹き飛び、
このドレン水の自重によって下方ダクト部16内に流れ
込み、この吹き飛んだドレン水を外部に排出するための
ものである。
【0025】二股パイプ部17は、図3に示すように円
筒状、かつくの字に屈曲した形状を呈しており、丁度く
の字に屈曲した屈曲部位には、下流用ドレン水排水孔1
8がに形成されている。そして、二股パイプ部17は、
丁度くの字の2辺をなす、上記ドレンパイプ12の一端
が接続される入口パイプ部17aと、車室外に突出する
ように取り付けられる出口パイプ部17bを有してい
る。
【0026】次に、本実施形態におけるドレン水の排出
機能を図4に基づき説明する。エバポレータ2で発生し
たドレン水は、自重によって下方に流れ、ドレン水排出
孔11を通じてドレンパイプ12に流れ込む。そして、
ドレンパイプ12内を流れたドレン水は、入口パイプ部
17a内に流れ込み、出口パイプ部17bから車室外に
排出される。
【0027】一方、ドレン水排出孔11に流れ込まず
に、風圧によってエバポレータ2の下流側に吹き飛んだ
ドレン水は、自重によって下方ダクト部16に流れ込
む。そして、このドレン水は、膨出部20に流れ込み、
膨出部20の下方には下流用ドレン水排出孔18が設け
られているので、出口パイプ部17bから車室外に排出
される。
【0028】つまり、本実施の形態では、ドレン水排出
孔11に流れ込んだドレン水と、二股パイプ部17に流
れこんだドレン水とは、出口パイプ部17bにて合流
し、この出口パイプ17bから車室外に良好に排出する
ことができる。そして、これにより、通風抵抗の増加に
よる送風量の低下を抑制できるとともに、乗員の温感に
応じることができる。
【0029】また、例えば膨出部20を形成せずに、単
に二股パイプ部17を形成しただけでは、風圧によって
さらに下方ダクト部16の下流側(延長ダクト9)に流
れ込んでしまう可能性があり、若干量のドレン水が延長
ダクト9内に溜まってしまい、異臭の原因となる。しか
しながら、膨出部20を形成することで、ドレン水が下
方ダクト16内に流れこんだとしても風圧によって下流
側に流れ込みにくくなる。
【0030】つまり、膨出部20があるので、膨出部2
0に流れ込んだドレン水は、膨出部20を乗り上げて行
かなければならなく、これによりドレン水が延長ダクト
9に流れ込むことを防止するこができる。また、本実施
の形態では、エバポレータ2の下方に位置するドレン排
出孔11と、二股パイプ部17とに流れ込むドレン水を
合流させたのちに、出口パイプ部17bから車室外に排
出させたが、これにより、以下に述べる効果がある。
【0031】つまり、本発明では、上述したようにドレ
ン水を排出するための排出孔を2つ設け、ドレン水を車
室外に排出する場合、ドレンパイプを2本使用し、それ
ぞれのドレンパイプにてドレン水を車室外に排出するこ
ともできる。しかし、このようにするとドレンパイプが
2つ必要になり、部品点数の増加、および組み付け工数
の増加によってコスト増となってしまう。そこで、上記
実施の形態のように二股パイプ部17を下方ダクト部1
6(送風ダクト1c)に一体形成することで、部品点数
を低減でき、良好にドレン水を排出できる。
【0032】また、さらに上記実施の形態では、二股パ
イプ部17の出口パイプ部17bを車室外の排出するよ
うにした。そして、通常ドレン水を排出するためのパイ
プ部を車室外に出す場合は、車室外にでた部位から車室
外の異物が車両の壁部内に入り込まないように、パッキ
ン等で遮断する必要がある。従って、上述したように2
つのドレンパイプを使用すると、パッキン等を張りつけ
て遮断することが行いにくくなる。そこで、上記実施の
形態のように一つの出口パイプ部17bにてドレン水の
排出を行うことで、パッキン等の遮断部材をはりつける
作業性を向上させるこができる。。
【0033】また、ドレン水排出孔11と下流用ドレン
水排出孔18とは、図3に示すように両方とも車両の一
端側(右側)に形成されているので、容易にドレンパイ
プ12をドレン水排出孔11と入口パイプ部17bとに
接続できる。なお、本発明の実施形態を述べたが、本発
明は以下に述べるような変形例にも適用できる。
【0034】上記実施形態では、後席用空調ユニットに
適用したが、車両の前方部に搭載される一般的な空調ユ
ニットにも適用できる。また、上記実施形態では、水平
方向に延びるように形成されたダクト部9aの下流側を
上方に向かって延びるように形成したが、上方に延びず
にダクト部9a下流側に吹出口を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における後席用空調ユニット
が車両搭載された車両搭載図である。
【図2】図1中矢印A方向から見た斜視図である。
【図3】図2中矢印B方向から見た斜視図である。
【図4】図3を模式的の表した模式図である。
【図5】従来の後席用空調装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1a…送風ユニットケース部、1b…クーリングユニッ
トケース部、1c…送風ダクト、2…エバポレータ、3
…シロッコファン、16…下方ダクト部、18…下流用
ドレン排出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 貴裕 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (72)発明者 伊藤 幸司 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−41230(JP,A) 特開 昭62−70011(JP,A) 特開 平4−132806(JP,A) 特開 平9−118121(JP,A) 実開 昭62−4414(JP,U) 実開 平2−129907(JP,U) 実開 昭61−100609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向かう流路をなす空調ユニット
    ケース(1a、1b、1c)と、 この空調ユニットケース内に、車室内に向かう空気流を
    発生させる送風機(3)と、 前記空調ユニットケース内に設置され、前記送風機の送
    風空気を冷却する冷却用熱交換器(2)とを有し、 前記空調ユニットケース内の流路のうち、前記冷却用熱
    交換器(2)の下流側における流路(16)は重力方向
    下方に延びるように形成されており、この重力方向下方
    に延びる流路(16)の下流側には前記冷却用熱交換器
    (2)にて発生したドレン水が溜まるドレン水溜まり部
    (20)が形成されており、このドレン水溜まり部(2
    0)には、このドレン水溜まり部(20)に溜まったド
    レン水を車室外に排出する下流用ドレン排出孔(18)
    が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却用熱交換器の重力方向における
    前記空調ユニットケースには、冷却用熱交換器発生した
    ドレン水を車室外に排出するドレン水排出孔(11)が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 車室内に向かう流路をなす空調ユニット
    ケース(1a、1b、1c)と、 この空調ユニットケース内に、車室内に向かう空気流を
    発生させる送風機(3)と、 前記空調ユニットケース内に配設され、前記送風機の送
    風空気を冷却する冷却用熱交換器(2)と、 前記冷却用熱交換器(2)の重力方向下方における前記
    空調ユニットケースに設けられ、前記冷却用熱交換器に
    て発生したドレン水を車室外に排出するためのドレン水
    排出孔(11)とを有し、 車両幅方向の一端側の壁部に設置された車両用空調装置
    であって、 前記空調ユニットケース内の流路のうち前記冷却用熱交
    換器(2)の下流側における流路(1c)は、重力方向
    上方に延びるように形成された第1の送風流路(1c、
    8)と車両幅方向の他端側に延びるように形成された第
    2の送風流路(1c、9)との2つに分岐するように構
    成されており、 この第2の送風流路(1c、9)の下流側には、前記冷
    却用熱交換器(2)にて発生したドレン水が溜まるドレ
    ン水溜まり部(20)が形成されており、このドレン水
    溜まり部(20)には、このドレン水溜まり部(20)
    に溜まったドレン水を車室外に排出するための下流用ド
    レン排出孔(18)が設けられていることを特徴とする
    車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記ドレン水排出孔と前記下流用ドレン
    水排出孔とには、車室外にドレン水を導くドレンパイプ
    (12)が接続されており、 前記ドレンパイプは、前記ドレン水排出孔と前記下流用
    ドレン排出孔とから排出されたドレン水を合流させて、
    車室外に排出するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載の車両用空調装置。
JP08102961A 1996-04-24 1996-04-24 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP3111894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08102961A JP3111894B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08102961A JP3111894B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09290626A JPH09290626A (ja) 1997-11-11
JP3111894B2 true JP3111894B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=14341392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08102961A Expired - Fee Related JP3111894B2 (ja) 1996-04-24 1996-04-24 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111894B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114584B1 (ko) 2009-09-17 2012-04-13 갑을오토텍(주) 자동차 시트 냉난방 장치
JP6874498B2 (ja) * 2017-04-19 2021-05-19 株式会社デンソー 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09290626A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4098495B2 (ja) 車両用空気調和装置
US10800226B2 (en) Air conditioning unit for vehicle having air conditioning case with backflow prevention rib
JP4899186B2 (ja) 自動車用空調装置
US5673747A (en) Rear air-conditioning unit for use in vehicle
JP6105256B2 (ja) 車両用空調装置
EP0754579A2 (en) Heat exchanging apparatus for a vehicle
JP3832307B2 (ja) 車両用空調装置
JP3111894B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007210360A (ja) 空調装置
JP3817332B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2001315525A (ja) 車両用空調装置のドレン構造
JP5949448B2 (ja) 空調ケース
JP3785980B2 (ja) 車両用空調装置
JP4661464B2 (ja) 車両用空調装置
JP4008317B2 (ja) 車両用空調装置
JP3994520B2 (ja) 自動車用空調装置
JP3344208B2 (ja) 車両用天井置きクーラユニット
JP2000094946A (ja) 車両用空調装置
JPH09207554A (ja) 空調ユニット
JP2005335508A (ja) 車両用空調装置
JP4329523B2 (ja) 車両用空調装置
JP3817333B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2004291701A (ja) 車両用空調装置
JP3956521B2 (ja) 車両用空調装置
JP2011157002A (ja) 車両用空調装置の排水構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees