JP3111837U

JP3111837U - 散湯装置

Info

Publication number: JP3111837U
Application number: JP2005002953U
Authority: JP
Inventors: 敬士樫木
Original assignee: 敬士樫木
Priority date: 2005-04-04
Filing date: 2005-04-04
Publication date: 2005-07-28
Anticipated expiration: 2015-04-04

Abstract

【課題】特開２００１−１４９２４７に提案された装置は、ポンプ、コントローラー、電池などから成る装置を浴槽縁に引っ掛けて取り付ける方法で、浴槽縁の形状によっては取り付けできない事もあり、散湯には必ずポンプを運転しなければならず不経済である。また、装置本体が洗い場側に出るためスペースをとり人が怪我をする危険性もある。
【解決手段】本発明は水中ポンプを浴槽内に配置し、この水中ポンプを内蔵した吐出管を吸盤式支持具で浴槽内面壁に取付る。その結果浴槽縁の形状を選ぶことなく取付け出来る。
水中ポンプを入切する操作ユニットを浴室外に置くことにより、洗い場のスペースを確保でき安全性も高まる。散湯にはポンプによる強制散湯とポンプ停止後サイホン効果を利用した自然少量散湯の両方法とする。
【選択図】図１

Description

本考案は浴槽内の湯を浴室床面に散湯する散湯装置に関する。

寒冷時の入浴時に浴室床が冷え足の裏が冷たく感じる事から、特開２００１−１４９２４７に、散湯口を備えたポンプ及び電源と起動装置が一体となった装置を浴槽縁に取付け、上記装置に接続された吸入口を浴槽内に入れリモコンスイッチを操作し散湯する構成とした装置が見られる。

特開２００１−１４９２４７に提案された装置は、ポンプ、コントローラー、電池などから成る装置を浴槽縁に引っ掛けて取り付ける方法で、浴槽縁の形状によっては取り付けできない事もあり、散湯には必ずポンプを運転しなければならず不経済である。また、装置本体が洗い場側に出るためスペースをとり人が怪我をする危険性もある。

本考案は水中ポンプを浴槽内に配置し、この水中ポンプを内蔵した吐出管を吸盤式支持具で浴槽内面壁に取付る。その結果浴槽縁の形状を選ぶことなく取付け出来る。
水中ポンプを入切する操作ユニットを浴室外に置くことにより、洗い場のスペースを確保でき安全性も高まる。散湯にはポンプによる強制散湯とポンプ停止後サイホン効果を利用した自然少量散湯の両方法とする。

本考案は浴槽の形状を選ぶことなく、簡単容易に設置取付できる。
散湯はポンプによる強制散湯と、動力を必要としないサイホン効果を利用した自然少量散湯の両散湯方法を行えることにより、経済的かつ省エネルギーである。電源には乾電池を使用するので、低電圧で安全に使用できる。また、水中ポンプを採用したことと、操作ユニットを浴室外に設置することにより浴室洗い場のスペースを取ることがなく安全である。

図１は本考案の浴室床面への散湯装置の構成図である。散湯装置は水中ポンプ１００と、ポンプケーシングをかねた吐出管１０１、接続ユニット１０３、これらの支持部１０６、可とう性を持った吐出チューブ１０８、中間チューブ１０９、散湯チューブ１１０、これらの支持部１０７及び、操作ユニット１１２より構成される。

図２は操作ユニットの斜視図である。浴室外または浴室内に設置された操作ユニット１１２の始動スイッチ１１３を操作することにより水中ポンプ１００が始動し散湯を開始する。ポンプの運転を停止するには、停止スイッチ１１４を操作することでポンプは停止する。
始動スイッチ１１３にはスプリングの反発力を応用したタイマー機能を持たせることも出来、この機能により停止スイッチ１１４を操作しなくても、約３０秒後にポンプ１００を自動停止させることが出来る。

ポンプ停止後、浴槽内に設置された吐出管上に有る吸気口１０２が浴槽内湯面より下に有る場合、サイホン効果により自然少量散湯を継続する。

サイホン効果による自然少量散湯を停止するには吸気口１０２を浴槽内湯面より上になるよう吐出管を上部にスライドさす。但し、散湯チューブ１１０の位置が浴槽内湯面より上の位置に有る場合はサイホン効果による自然少量散湯は行われない。

散湯チューブには、湯を吐出する為の穴を少なくとも５箇所設け、そのピッチは先端に行くほど密になるようにする。

図３、図４及び図５は、接続ユニットを示す。図において、吐出管１０１の上端部の円周方向の一部を凹ませて吸気口１０２とし、接続ユニット中央部のケーブル取出口１０５よりケーブルを取出す。

図６、図７、図８及び、図９は、浴槽内支持部を示す。ポンプケーシングを兼ねた吐出管１０１、接続ユニット１０３は、支持部１０６でガイドされ常時ポンプは浴槽の底部に有り、人手により上部にスライドできる。
図１０は、浴室に設置された散湯装置を示す。

本考案の実施形態を示す散湯装置の構成図操作ユニットの斜視図接続ユニット部分の拡大図接続ユニット部分の図３におけるＡ−Ａ間の横断面図接続ユニット部分の図３における縦断面図浴槽内支持部の拡大図浴槽内支持部の図６におけるＢ−Ｂ間の横断面図浴槽内支持部の図６におけるＣ−Ｃ間の縦断面図浴槽内取付状態図浴室内に設置された散湯装置の斜視図

符号の説明

１００・・・水中ポンプ
１０１・・・吐出管
１０２・・・吸気口
１０３・・・接続ユニット
１０４・・・吐出チューブ接続口
１０５・・・ケーブル取出口
１０６・・・浴槽内支持部
１０７・・・浴室内チューブ支持部
１０８・・・吐出チューブ
１０９・・・中間チューブ
１１０・・・散湯チューブ
１１１・・・チューブジョイント
１１２・・・操作ユニット
１１３・・・始動スイッチ
１１４・・・停止スイッチ
１１５・・・電池

Claims

浴槽内に設置する水中ポンプと吐出管、吸気口を有する接続ユニットと、これに接続される散湯チューブおよび操作ユニットより構成される散湯装置。
ポンプの電源として充電式を含む乾電池としたことを特徴とする請求項１の散湯装置。