JP3111728U - ケーブル - Google Patents

Abstract

【課題】 ケーブルで、ケーブル心材を覆う樹脂外皮に印字した場合、使用中の摩擦により、印字が剥げ落ちる場合があり、剥げ落ちない印字は困難であり、また、太さの細いケーブルの場合、印字が判読しにくい。
【解決手段】 ケーブルの心材と心材を被覆する樹脂外皮の内側にもう一つの被覆材を設け、内側の被覆材に印字し、更に外側を別の被覆材で覆うことにより、使用中に印字が剥げ落ちることはなく、樹脂外皮のレンズ効果により印字が拡大して判読しやすくなり、印字が容易であり、模様を施すこともできる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、使用中に剥げ落ちることのない印字を施し、その印字が外皮表面に拡大して浮き出して見えるケーブルに関する。

一般に、電気製品及び電子機器接続用ケーブル、あるいは二輪車の盗難防止用ワイヤー錠等に使用されるケーブルは、ワイヤーの被覆材の外皮にメーカー名、製品番号や規格などが印字してあるのが見受けられる。

ケーブルの心材を被覆する樹脂外皮に印字を施した場合、使用中の摩擦により、印字がはげおちる場合があり、剥げ落ちない印字は困難であり、また、太さの細いケーブルの場合、印字が判読しにくい等の欠点があった。

本発明は、印字が使用中に剥げ落ちたりすることがなく、印字を判読し易くし、また模様等の色彩を施すことも可能としたケーブルの提供を目的とする。

課題を解決する為の手段

本発明は、ケーブルに印字した文字が剥げ落ちることがなく、印字を判読し易くする方法を検討した結果、ケーブル心材と心材を被覆する樹脂外皮の内側にもう一つの被覆材を設け、内側の被覆材に印字し、更にその外側を別の被覆材で覆う方法を見出した。

考案の効果

ケーブルに印字された文字が使用中の摩擦で剥げ落ちることがなく、印字が判読し易くなる。また、模様等を施すことも可能である。

以下に、本発明のワケーブルについて図面を参考にしながら詳細に説明する。

ケーブル心材１を被覆する第一の被覆材２に印字し、その上から更に第二の被覆材３を覆い被せる構成とする。

第一の被覆材２は、第二の被覆材３で覆われ、保護されることから、厚さは薄いものでもよい。

第一の被覆材２は、布または耐性に優れた紙のような材質のものでもよい。

第一の被覆材２の替わりに印字をした樹脂などのプレートや耐性に優れた紙のような材質のものを挟み込んでもよい。

第一の被覆材に施す印字方法は摩擦耐性のないものでも可能であり、ロゴマークのような多彩な色を使うこともできる。単純なスクリーン印刷のようなものでも印字が剥げることはない。

本発明のケーブルの構成図である。 本発明のケーブルの断面図である。 本発明のケーブルの構成斜視図である。

符号の説明

１ ケーブル心材
２ 第一の被覆材
３ 第二の被覆材

Claims (3)

1. 電気製品及び電子機器接続用ケーブル、あるいは二輪車の防犯用ワイヤー錠等に使用されるケーブルにおいて、ケーブル心材と心材を被覆する樹脂外皮の間にもう一つの被覆材を設け、その内側被覆材に印字し、更に外側を覆う被覆材を設けることにより、使用中に外皮が擦れても印字が剥げ落ちないケーブル。
2. 請求項１のケーブルにおいて、ケーブル及び内側の被覆材を覆う外側の樹脂外皮が透明または薄色の場合、外皮材のレンズ効果により、内側に施した印字が表面に拡大して浮き出す効果のあるケーブル。
3. 請求項１のケーブルにおいて、印字以外に模様等を施したケーブル。

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