JP3111511U - 二重まぶた形成具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、接着液を塗付する柔軟構造の繊維芯などで目の輪郭に沿って、線を引くように二重まぶたを簡単に形成しかつ、好みの二重まぶたを自己選択できる形成具を提供するものである。
【解決手段】液収納容器2によって保持され、多孔質構造かつ適度な柔構造を有する液供給部材1の先端をまぶたの上皮に押し当てて皮膚に折りこみシワを造り、そのまま本形成具を目の輪郭に沿って移動させると、該部材の基底部で接触した接着液層3より常に一定かつ極微量の接着液4がまぶたに塗付されつつ、瞬時に皮膚面どうしを圧着接合し、二重まぶたを形成する。液供給部材1は着脱可能とし、先端形状を変更すれば、好みの形状の二重まぶたが形成可能となる。
【選択図】 図6
【解決手段】液収納容器2によって保持され、多孔質構造かつ適度な柔構造を有する液供給部材1の先端をまぶたの上皮に押し当てて皮膚に折りこみシワを造り、そのまま本形成具を目の輪郭に沿って移動させると、該部材の基底部で接触した接着液層3より常に一定かつ極微量の接着液4がまぶたに塗付されつつ、瞬時に皮膚面どうしを圧着接合し、二重まぶたを形成する。液供給部材1は着脱可能とし、先端形状を変更すれば、好みの形状の二重まぶたが形成可能となる。
【選択図】 図6
Description
本考案は、二重まぶた形成具に関する技術である。
従来の二重まぶたを形成する技術については、二重まぶた形成用の接着シートを糸状にカットしたものをまぶたに貼り付けてまぶたの皮膚を手で引っ張り、持ち上げあげながら接着固定させるもの(下記特許文献1参照)がある。
あるいは筆先が刷毛になっており、接着液を予め筆先に貯留して、皮膚上の平面に塗付させた後に、付属のスティック棒状の器具で押し込みながら接着させるもの、または、接着液がマニキュア容器に充填され、マニキュア容器のキャップに付属されたプラスチック刷毛で皮膚上に塗付した後に別途付属されているスティック棒状の器具で押し込み接着させるもの(下記非特許文献1参照)なども知られている。
あるいは筆先が刷毛になっており、接着液を予め筆先に貯留して、皮膚上の平面に塗付させた後に、付属のスティック棒状の器具で押し込みながら接着させるもの、または、接着液がマニキュア容器に充填され、マニキュア容器のキャップに付属されたプラスチック刷毛で皮膚上に塗付した後に別途付属されているスティック棒状の器具で押し込み接着させるもの(下記非特許文献1参照)なども知られている。
ここで従来の粘着テープ貼付式又は液状の刷毛筆先への接着液塗付式の器具
(以降は従来の塗付具という)では、いずれも貼付後又は塗付後、別途まぶたの押し込み用器具に持ち替え等して、早急にまぶたの接合作業を行う必要が有り、時間がかかる場合には接着液の乾燥により接着力が低下したり、乾燥後に予定された接着強度が発生しない問題が発生していた。さらには押し込み用器具で接着液が塗付された部位のまぶたの皮膚を上から押し込むのであるが、この際に接着液と押し込み器具が接着されてしまい、取り去るときに接合箇所を破断させてしまう。また慌てて作業を行った結果、まぶたの貼り付け位置を誤って、求める二重まぶたの形成に失敗してしまう問題が発生していた。従って、使用者は、高粘度で乾燥しにくい接着液を塗付する必要が有り、接着液が乾いてまぶたが固定されるまでずっとまぶたを抑えておく必要が有ったことから、二重まぶた形成に複数の器具、時間及び大変な手間がかかり手軽に二重まぶたを形成できない問題が有った。
(以降は従来の塗付具という)では、いずれも貼付後又は塗付後、別途まぶたの押し込み用器具に持ち替え等して、早急にまぶたの接合作業を行う必要が有り、時間がかかる場合には接着液の乾燥により接着力が低下したり、乾燥後に予定された接着強度が発生しない問題が発生していた。さらには押し込み用器具で接着液が塗付された部位のまぶたの皮膚を上から押し込むのであるが、この際に接着液と押し込み器具が接着されてしまい、取り去るときに接合箇所を破断させてしまう。また慌てて作業を行った結果、まぶたの貼り付け位置を誤って、求める二重まぶたの形成に失敗してしまう問題が発生していた。従って、使用者は、高粘度で乾燥しにくい接着液を塗付する必要が有り、接着液が乾いてまぶたが固定されるまでずっとまぶたを抑えておく必要が有ったことから、二重まぶた形成に複数の器具、時間及び大変な手間がかかり手軽に二重まぶたを形成できない問題が有った。
一方、二重まぶたが完成したとしても、その形状は単一となりがちで、個々の好みに応じた形状の二重まぶたを形成出来ない問題も有った。
また、従来の塗付具においては、筆先の接着液が塗りはじめから塗り終わりに至るまでに徐々に減少するため、皮膚への塗付量が一定とならず、最後にはカスレが生じるなど塗りムラの問題があった。かかるカスレ防止のため、本来接合に必要な量を超える接着液を筆先に含ませておくか、接着液の二度塗りをする必要があったが、余分に塗られた接着液がまぶたからはみ出したり、塗付量のムラにより、まぶたの開閉時に露出して見栄えが悪い、あるいは化粧を施して外出などする際に化粧料が接合部に厚塗りされて不自然さが強調されるという外観上の問題があった。二重まぶたが均一に形成されず不自然な凸凹二重まぶたになってしまうことにより、自分自身の思い描いた二重まぶたの形成ができない問題が有った。さらに、ハケ筆先は一度使用すると翌日には接着液が硬化して、アルコール液などに浸漬して置かないとそのまま使用できないなどの問題があった。
一方、多く塗布された接着液は、皮膜を厚く形成してしまうため、まぶたの形成に失敗したり、まぶたが剥がれてしまったような場合には、厚く固着した接着液を一度剥がした上で、再度手間のかかる形成作業を最初からやり直す必要があった。
本考案の目的は前記問題に鑑み、まぶたの皮膚に優しく、二重まぶた形成の確実性と簡便性が図れ、かつ塗付具と形成具が一体化した、初心者でも失敗なく好みの形状の二重まぶたを形成できる形成具を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る考案は、内部に接着液を収納した液収納容器と、その後端部が前記容器内の接着液と接触し、その先端部が前記容器の外部に突出する形態に保持(保持には取り外し出来ない様に液収納容器に固定されたもの又は液収納容器から挿脱着可能なものを含む。以降同じ)された、毛細管現象を利用する多孔質構造の液供給部材とを備えたことを特徴としている。
請求項2においては、請求項1に記載の二重まぶた形成具において、前記多孔質構造の液供給部材が、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂のいずれか一種又二種以上の組み合わせにより多孔質構造(繊維集束体又は発泡体を含む。以降同じ)に形成され、前記接着液は、水溶性,低級アルコール可溶性又は水・低級アルコールの混合物に対する可溶性のうちいずれかを有する高分子を接着性成分として含むことを特徴としている。
また請求項3においては、請求項1または2に記載の二重まぶた形成具において、前記液供給部材は、前記液収納容器に対し挿着脱可能な棒状に形成されたことを特徴としている。
また請求項4においては、請求項3に記載の二重まぶた形成具において、前記液供給部材は、その両端部が互いに異なる形状に形成したことを特徴とする。
また請求項5においては、請求項4に記載の二重まぶた形成具において、前記液供給部材は、その両端部の片方が尖頭状の円錐形状に形成され、もう片方が円柱形状に形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る考案によれば、多孔質構造の前記液供給部材は毛細管現象により常に接着液が供給された状態で保持されている。また必要に応じて前記液収納容器を可塑性の加圧式とすることで、指で同容器を押圧し、接着剤を加圧して液供給部材へ圧送するようにしてもよい。このため、本考案にかかる二重まぶた形成具を使用すると、二重まぶたを形成したい部位の皮膚に液供給部材を押し当てながら押し込んで、目の輪郭に沿って内側から外側へと移動させながら折り込みシワを造り、前記接着液が押し込まれた皮膚に随時塗付され、その押し込んだ状態で形成される折り込みシワを保持する工程により瞬時に二重まぶた形成を行うことが出来る。従って短時間で手間がかからず、誰でも簡単に二重まぶたの形成ができるため、本考案の本形成具は初心者でも失敗のない形成具といえる。また、接着液が必要以上に無駄に消費されることがないので、非常に経済的でもある。
請求項2に係る考案によれば、前記液供給部材は、特定の繊維又は樹脂の一種又二種以上の組み合わせにより、平行繊維束、フェルト又はプラスチックを融合したポーラス体の如き多孔質構造を備え、前記接着液成分が水溶性、低級アルコール可溶性を有する高分子であるか、又は水・低級アルコール混合物に溶解する高分子である。このことにより、本形成具では、前記液供給部材が接着液の浸透に必要な多孔質構造を有し、毛細管作用又は容器内圧の上昇による液流通で液供給部材の全域に接着液を行き渡らせると共に、皮膚に対して常に極微量かつ一定量の液供給がなされるものである。
また、前記液供給部材は、多孔質構造に加え、皮膚との接触において、皮膚の反発力を吸収して架かる四分の一円以下の湾曲状態に変形するように、適度なコシのある柔構造を備える。従って、二重まぶた形成に適度なコシを持ちつつも、接着液の繰り返し塗付による摩擦が有っても肌荒れなどを起こさないものを実現している。
また、二重まぶたの修復作業が容易となる。人それぞれ、まぶたの肉付き、形状などに個人差があることに対応して、二重まぶた形成能力、接着力にも個人差が発生することも考えられる。万が一、二重まぶた形成部が破断して元に戻った場合には、従来の塗布具は一度固まった接着液を剥がしてから再度手間のかかる作業をする必要があったが、一方で本考案の形成具では、低粘度で速乾性の接着液を使用できることから、折り込み線を液供給部材でなぞるだけで簡単に接着修復できる。このように同じ部位を2回3回となぞることで固着力を強くすることができるので大きな利点といえる。
更に、従来方式の接着液を予め刷毛筆先に貯留させる塗布具による1回あたりの二重まぶた形成に必要な接着液使用量は約0.01g〜0.02g(実試験計量値)である。しかし、本考案の多孔質構造の液供給部材で形成する1回あたりの接着液使用量は約0.001g〜0.002g(実試験計量値)であり、従来方式にくらべて10分の1の液使用量で二重まぶたを形成することができた。 このように、本考案の二重まぶた形成具は極めて経済的であり、作業性も優れている。さらに本考案は従来の皮膚平面上に接着液を塗付した面どうしの接着方法とは異なり、液供給部材の押し圧で折り込まれた皮膚の凹状の壁面全体に均一に接着液が塗付されて接着されるために極微量の使用量で強力な矯正力が持続される。それゆえに塗布量の多少や塗りムラが発生せず、接着液のはみ出しも無く、化粧をしても外観上の見栄えの問題など皆無と出来る。
また、通常の筆記具の筆先とインキにおいては、顔料などを配合するために粘度が100mPa・s以上(好ましくは50mPa・s以下)になると流動性が低下して線画がカスレたり、顔料が目詰まりして不具合が生じる。また、使用される部位は先端部の点、いわゆる点接触のみで、使用されるために先端の一転に液集中させる必要が有る。しかし、本考案の液供給部材は突出された先端部の全表面を塗付の接触面として利用されるので、極微量の接着液の供給で賄えるために粘度200mPa・s(B型粘度計(20度)以下(好ましくは100mPa・s)でも充分に使用できる。
請求項3に係る考案によれば、予め先端形状(円錐形状、円柱形状、長方体形状等)が異なる複数種の液供給部材を用意しておくことで、任意形状の液供給部材を液収納容器に取り付け一体化出来る。従って前記液供給部材の先端形状に応じて、折り込みシワの深さが異なる形状の二重まぶたが形成される。即ち、先端が円錐形状の前記液供給部材を使用すれば、まぶたの皮膚が折り込まれる面積が少なくなることで浅く折り込まれた(図8(b)のd1参照)折込みシワが形成され、浅い切れ長の東洋人的な二重まぶたを形成することが出来る。一方で前記液供給部材を先端が円柱形状または長方体形状に形成された前記液供給部材へ交換して使用すれば折り込まれる皮膚の面積は多くなり、深く折り込まれた(図9(a)のd2参照)折り込みシワを形成することで奥二重のまぶたを形成出来る。このように先端形状の異なる液供給部材を使用することで、形成される二重まぶたの形状を変えることが出来るため、自分の好みに合わせた二重まぶたの形成が可能となる。
尚、まぶたの皮膚の性質、性状は個人差が大きく、さらには低年齢になるほど二重まぶたを形成するための皮膚の余裕が少ないと言える。また皮膚の張力や弾力は強いので、最初から深く折り込みシワを形成する奥二重にすることは困難である場合が多い。そのような場合であっても、まず円錐形状の液供給部材を使用し、浅い折り込みシワを形成させ、折込みシワが常習性になった時点からは円柱形部分が突出する形態に交換して使用することで奥二重の二重まぶたをすることが可能である。
請求項4に係る考案によれば、前記液給部材の先端部と後端部を異なる形状に形成することで、先端形状の異なる一本の液供給部材を先後入れ替えて挿着し直し、使用することが出来る。即ち、一本の液供給部材の先後の形状を形成したい二重まぶたの形状によって使い分けることが出来る。
例えば、液供給部材の片方を尖頭状に形成した円錐形状とし、もう片方を円柱形状又は長方体形状とすることで、一本の液供給部材で折り込みシワの深さが異なる形状の二重まぶたが形成出来る。
請求項5によれば、液供給部材の片方を尖頭状の円錐形状に形成し、もう片方を円柱形状に形成することで、前述したように二重まぶたを形成するための皮膚に余裕がなく、最初から深く折り込みシワを形成することが困難な人は、一本の液供給部材にて奥二重の二重まぶたを形成出来る。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態を詳細に説明する。
本考案の第1の実施例を図1に基づいて説明する。図1は、内部に二重まぶた形成用の接着液4を含浸する中綿3を備え、フェルト芯のような柔構造かつ多孔質構造の円錐形状5の液供給部材1を取り外しできないように固定するか、又は挿脱着可能なように保持した液収納容器2で構成された二重まぶた形成具を示す。液供給部材1は、液収納容器2から先端部が外部へ突出し、基底部が液収納容器2内部に収容されている中綿3と接触し、容器2に固定されるか、又は容器2に対し着脱可能に保持されている。接着液4は、多孔質構造の液供給部材1が引き起こす毛細管作用によって中綿3から液供給部材1の全体へ供給される。また、消費された接着液4は途切れることなく液供給部材1へ液供給される。
本考案の第2の実施例を図2に基づいて説明する。図2は、実施例1において、液収納容器2を外圧によって変形可能とした二重まぶた形成具を示す。接着液4の液供給部材1への液供給工程は実施例1と同じであるが、液収納容器の材質を可塑性のある樹脂などで成型する。外壁7より外圧を与えると液収納容器の内圧が高くなり接着液4が液供給部材1に強制供給される。粘度が高い接着液を使用する場合、毛細菅作用の低下による液供給効果の低下が考えられるが、本実施例は当該効果の低下を防止するものである。従って、液供給部材1と中綿3の接触において、生じる毛細管作用と共に、容器の外部から圧力を加えることで容器内圧を上昇させ、液流通させることで中綿3から液供給部材1へ液供給させる。従って接着液の塗付時には、液供給部材の先端部は押し圧の強弱に関わらず、常時一定量の接着液が供給されるよう以下に記載する素材を用いた多孔質構造とする。
次に第3の実施例を図3に基づいて説明する。図3は、実施例1において、接着液4を含浸した、中綿3と多孔質構造の液供給部材1との間に、前記液供給部材1より外径の細い中継芯8を配置した二重まぶた形成具を示す。中継芯8の一端は液供給部材1に接し、他端は中綿3に接している。外径の細い前記中継芯8は。液供給部材1より更に大きな毛細管作用を発生し、中綿3から前記液供給部材1へ更に効率よく接着液4を供給することが出来る。
次に第4の実施例を図4に基づいて説明する。図4は、実施例1において液収納容器2の内部に中綿3が無い液貯留方式した二重まぶた形成具である。液供給部材1は基底部が、液収納容器2の内部に貯留した接着液4に含浸し、液供給部材1が引き起こす毛細管作用によって中綿3から液供給部材1の全体へ供給される。
次に第5の実施例を図6に基づいて説明する。図6aは、実施例1において、挿着脱可能とした液供給部材の両端の形状が異なる円錐円柱複合型の形成具である。この実施例では先端部を円錐型9aとし、基底部を円柱型9bとしている。また図6bに示すように、先端部と基底部は形成したい二重まぶたの形状に併せて、先後差し換えて使用することが出来る。
以降に各実施例に共通する留意点を説明する。
液供給部材1に用いる素材は、毛細管作用を発生するように多孔質構造を備える必要が有る。更に、皮膚の反発力を吸収する弾力性を有する必要がある。即ち、皮膚との接触において、皮膚の反発力を吸収して架かる四分の一円以下の湾曲状態に変形するように、適度なコシのある構造が望ましく、弾力性、可塑性のある軟らかさを持つ素材とする。その理由は接着液を繰り返し塗付し、摩擦しても肌荒れなどを起こさない弾力性を実現するためである。
以上の点を鑑みて、液供給部材1の素材(実施例3においては液供給部材と中継芯)は多孔質かつ柔構造体とする必要があり、後述する実験結果から、液供給部材1はフェルト芯で、例えば、アクリル系樹脂及びポリエステル系樹脂を組み合わせたものが望ましい。
また、液供給部材1をフェルト芯とするか、スポンジ(ポリウレタン系樹脂等の発泡体)若しくは多孔質構造の繊維集束体(例えば、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂のいずれか一種又二種以上を組み合わせた多孔質の繊維収束体)で構成することが考えられる。これにより液供給部材1の先端部は押し圧の強弱に関わらず、常時一定量の接着液4が供給される多孔質構造となり、必要な柔構造を有することになる。
次に液供給部材1に必要な突出長さについて説明する。
先の細い筆先などの押し圧力で折り込まれるまぶた皮膚の奥行きは折りたたみ可能な皮膚に個人差があるが、日本人は約5ミリから12ミリの間に集約される。そして、本実施例の二重まぶた形成具の場合は、液供給部材の突出部全面積を使い皮膚に接触させるもので、傾斜角は皮膚に対して45度以上傾けて使用することが望ましく、線を引く方向に本形成具の基底部が傾き、液供給部材の先端部はそれとは逆向きに傾くために、液供給部材の皮膚内に押し込まれる長さは、折り込まれる皮膚の奥行きの1.2倍から1.5倍以上、即ち6ミリから18ミリ以上の長さを設定することが望ましい。
先の細い筆先などの押し圧力で折り込まれるまぶた皮膚の奥行きは折りたたみ可能な皮膚に個人差があるが、日本人は約5ミリから12ミリの間に集約される。そして、本実施例の二重まぶた形成具の場合は、液供給部材の突出部全面積を使い皮膚に接触させるもので、傾斜角は皮膚に対して45度以上傾けて使用することが望ましく、線を引く方向に本形成具の基底部が傾き、液供給部材の先端部はそれとは逆向きに傾くために、液供給部材の皮膚内に押し込まれる長さは、折り込まれる皮膚の奥行きの1.2倍から1.5倍以上、即ち6ミリから18ミリ以上の長さを設定することが望ましい。
また、液供給部材1の突出長さは、接着液4が二重まぶたの接着に最低限必要な皮膚面積を超えて余分に塗付され、接着面積の増大による引きつれ又は違和感などを発症しないため、長くとも30ミリ以内とすることが望ましい。
次に液供給部材1に必要な形状について説明する。図5に示すのは図1〜図4の各実施例に使用可能な液供給部材の先端部形状の一例である。一般的に使用される筆記具の液供給部について考えると、筆記具はその突端部分のみを点接触させ線画を描くため、必ずしも液供給部の全表面が紙などの対象物に接触することは想定していない。しかし、本考案の場合は接触する対象が弾力のある皮膚であり、突端部分の点接触では皮膚を痛める危険性が有る。従って、容器本体より突出された液供給部材の全表面を接触面とし、接触時の皮膚と前記液供給部材の摩擦抵抗を低下させて皮膚の押し込み時と皮膚上を移動させて線を引くように滑らせる時に皮膚に掛かる負担を少しでも減らしかつ出来るだけ動きを滑らかにする必要がある。従って液供給部材の形状は、図5に示すように先端に行くほど細くなっている円錐状や細い円柱状等が良い。
ここで、液供給部材の形状を変更することで形成される二重まぶたの形状を変えることが出来る。例えば浅い切れ長の東洋人的な二重まぶた(図8(b)のd1参照)を形成したければ、皮膚に接触させる先端部位を尖頭状にすること、例えば、円錐形状、変形円錐形状又は三角錐形状とし、先端の断面直径を2mm以下とすることが好ましい。また、奥二重の太い西洋人的な二重まぶた(図9(a)のd2参照)を形成したければ、皮膚の折り込みシワが深くなるように、先端部位を円柱形状、変形円柱形状又は長方体形状とし断面直径若しくは断面の最小幅を3.5mm以下とすることが好ましい。
尚、図7(a),(b),(c)は液収納容器2に保持される液供給部材1の拡大図であるが、液供給部材1は接着液が染み込み膨潤し、断面積が拡大することで液収納容器2の先端開口部の内壁に押し付けられ固定される。ここで、液供給部材1には、液収納容器2の先端から内部へ挿入しすぎることを防止するため、図7(a)に示すように挿入を停止すべき位置に線を入れるか、(b)に示すように液供給部材1を固定する際に液収納容器2の外部へ突出する部分と内部に挿入される部分を色分けして、どこで挿入を停止すれば良いか使用者が明確に把握できるようにしておくことが望ましい。また、(c)に示すように、液供給部材1の外周に凸部1aを、液収納容器先端部に凹部を設けることにより両部を嵌合させ固定するようにすれば一層望ましい。
また、本形成具の使用後は乾燥防止のため、例えば、図1に記載したような液供給部材1の乾燥防止用キャップ6を常に準備し、被せておくことが望ましい。
また、本形成具の使用後は乾燥防止のため、例えば、図1に記載したような液供給部材1の乾燥防止用キャップ6を常に準備し、被せておくことが望ましい。
次に液収納容器2の内部について説明する。液収納容器2の内部は、液供給部材1に毛細菅作用又は容器内圧により液供給が可能な方式であれば、例えば従来よりある中綿を有する方式、中綿無く液を貯留する方式又は物理的な押し出し機能を設けた形式等が採用できる。ここで、実施例1〜3及び5では中綿3を採用しているが、本形成具を倒立、横向きなどあらゆる角度に向けても液供給部材1へ途切れることなく接着液4を供給することを考慮した場合には、実施例4における中綿無く液を貯留する方式(図4参照)よりも中綿の有る方式(図1〜3及び図5の3参照)の方がより望ましい。
次に接着液4について説明する。接着液の成分は、液供給の促進、液浸透作用の向上、初期接着時間の短縮化及び肌荒れ防止を図れる必要がある。従って、以上の点及び後述する被験者への実験結果を鑑みて、最良な接着液の構成は、後述する[接着液1]に記載した、エタノール可溶性のアクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体(BASF社)10.0重量部を無水エタノール(日本アルコール)87.0重量部、PEG-8(BASF社)3.0重量部に溶解して、粘度係数50mPa・s/20℃とすることが後述する実験結果より最も望ましい。一方で以下の条件を満たす接着液を使用することも可能である。
使用できる接着液の構成は、第一に接着成分である水又は低級アルコール、水/低級アルコール可溶性高分子が所定質量部、第二に水、又は低級アルコール、水/低級アルコール混合物が所定質量部、第三に必要に応じてその他成分が所定質量部で構成される。多孔質構造の液供給部材が液収納容器から毛細菅作用又は容器内圧で液流通されるための粘度、あるいは液供給部材で皮膚を押し込みながら瞬時に二重まぶた形成を可能にする極微量での接着力の確保、又は折り込まれたシワを定着維持する為の経過時間による接着強度を保持するためには、溶媒としての水又は低級アルコール、水/低級アルコールの混合物に対して、水溶性又は低級アルコール可溶性高分子の最低固形分濃度は5質量部以上であって、液供給部材への液流通が困難となる50質量部以下とする必要がある。 尚、水溶性高分子の場合、液供給を促進するために、又は液浸透作用を高めるために、あるいは初期接着時間を早めるために低級アルコールを組み合わせることが望ましい
接着成分は水又は低級アルコール、水/低級アルコール可溶性高分子として、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(BASF社)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(BASF社)、ビニルアセテート/クロトン系共重合体(BASF社)ポリビニルピロリドン系樹脂(BASF社)、アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合(互応化学)、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体液(互応化学)、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸ブチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体液(互応化学)、アクリル酸アルカノールアミン液(互応化学)、酢酸ビニル/クロトン酸系共重合樹脂(NSC社)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ISP社),ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(BASF社),t−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(BASF社),アクリレーツ/アクリルアミド共重合体(BASF社)、(アクリレーツ/アクリル酸ラウリル/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体(BASF社)ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボルニルアクリラート共重合体(ISP社)、ジアルキルアミノエチルメタクリルエート共重合体(ISP社)、アクリル酸アルキル共重合体(BASF社)、などの接着剤に使用される成分であれば良い。あるいはセルロース誘導体、ロジン、セラック、セリシン、ケラチン、カゼイン、プルランなどの天然由来成分、又は誘導体を用いることもできる。これらの一種、又は二種以上を混合して使用できる。毛細菅作用又は容器内圧での液流通を図る仕組みであるから低級アルコールを優先的に使用することが望ましい。尚、接着成分の低級アルコールは無水エタノール、又は変性エタノールあるいはイソプロピルアルコールの一種又は二種以上を混合して使用しても良い。
更にその他の成分として、表面張力の低下による毛細菅作用の促進あるいは液浸透性の促進作用、接着成分の柔軟化作用、フェルト、スポンジ液供給部材などの乾き防止作用、皮膚上での液供給部材の摩擦抵抗低減作用、皮膚保護成分、保湿成分などを考慮して、界面活性剤、多価アルコール類、グリコール類、シリコン類さらには、植物エキス類、香料、防腐剤、抗菌剤、保護剤、顔料、着色剤などを、接着成分として必要な固形分濃度を阻害しない質量で混合することも出来る。
次に本考案の使用例を説明する。図8の(a)〜(c)と図9(a)及び(b)に本形成具の一連の使用方法と使用前後の状態を示す。本形成具における円錐形状の液供給部材1を図5(a)に示す皮膚10に向かって斜め下方より押し当てて内側へ押し込む、折り込まれた皮膚10が多孔質構造の液供給部材1を包み込むように(即ち液供給部材のほぼ全周面と)接触する。液供給部材が接触した部位11には接着液が均一に塗付される。そして本形成具の基底部が進行方向を向くように45度以上傾けつつ、目の輪郭に沿って線を引くように移動させれば皮膚面に接着液が塗付された面どうしが接合して瞬時に折り込みシワが形成されて二重まぶたが完成する。
ここで、本考案に際して行った、フェルト芯液供給部材及び繊維芯液供給部材への液供給試験について説明する。液供給部材に柔構造フェルト芯(材質アクリル、ポリエステルの円錐タイプ、芯長さ12ミリ)を取り付けた、三菱鉛筆社製アプリケーターUC-38(液収納容器)を形成具として使用し、接着液1及び3を充填したものを実験例1及び3として、毛細管作用での液供給試験及びまぶたの皮膚塗付試験を行った。一方、液供給部材に柔構造の平行繊維束(材質アクリル、ポリエステルの円柱タイプ、幅3ミリ、長さ15ミリ)であって、接着液をピストンで押し出す機構とすべく、軸の中心に液流通可能な0.5ミリ径の微細なトンネル状の経路を設けたものを取り付けた、三菱鉛筆社製アプリケータ−UC−22(液収納容器)を使用し、接着液2及び4を充填したものを実験例2及び4とし、容器内圧を加えた液供給試験をそれぞれ行った。尚、使用した接着液は以下の4種類である。
接着液1は、エタノール可溶性のアクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体(BASF社)10.0重量部を無水エタノール(日本アルコール)87.0重量部、PEG-8(BASF社)3.0重量部に溶解して、粘度係数50mPa・s/20℃としたものである。
接着液2はエタノール可溶性のアクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体(BASF社)を20.0無水エタノール(日本アルコール)75.0重量部、PEG-8(BASF社)5.0重量部に溶解して、粘度係数120mPa・s/20℃としたものである。
接着液3は、エタノール可溶性の(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP(互応化学工業)20・0重量部(50%エタノール)に無水エタノール(日本アルコール)70.0重量部に、精製水5.0重量部、グリセリン(和光純薬)5・0重量部に溶解して、粘度係数78mPa・s/20℃としたものである。
接着液4はエタノール可溶性の(アクリルアルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP(互応化学工業)35.0重量部(50%エタノール)に、無水エタノール(日本アルコール)55.0重量部、精製水5.0重量部、グリセリン(和光純薬)5重量部に溶解して、粘度係数150mPa・s/25℃としたものである。
上記液供給試験の結果、実験例1及び3の液供給は極めて良好であった。
実験例2及び4は固形分および濃度が高いが内圧による液供給をすれば良好だった。好ましい順番は実験例1−実験例2−実験例3−実験例4である。
実験例2及び4は固形分および濃度が高いが内圧による液供給をすれば良好だった。好ましい順番は実験例1−実験例2−実験例3−実験例4である。
ここで、接着液における皮膚接触抵抗及び塗付官能試験を行った。被験者5人を用いて本考案の接着液によるまぶた上皮の皮膚接触抵抗及び塗付官能試験を行った。試験は実際に接着液1〜4を本形成具に充填して実際に使用してもらい、以下の内容について意見聴取することで行った。内容は3点で、(1)「皮膚への接着液の塗付のし易さ」、(2)「筆先から感じる違和感」、(3)「皮膚に赤みが発したか否か」についてであるが、以下のような結果が現れた。
まず(1)の塗付のし易さをたずねた所、実験例1〜3においては、5人全員が塗りやすいと答えた。一方で粘度の比較的高い実験例4を試した場合には5人中4人が塗布しやすいと答え、残る1人が普通であると答えた。また一方で(2)の違和感、(3)の皮膚への赤みの質問については、5人全員が違和感も赤みを発することも無かったと回答した。
従って、本考案の二重まぶた形成具を実施した場合、柔構造フェルト芯に充満された接着液の皮膚に対する違和感及び赤みの発生による皮膚トラブルは無かったと考えられる。一方、具体例2、具体例4では粘度が100mP・s/20℃以上の高濃度のため毛細管作用による液供給には適さないので容器内圧による液流通方法で試験したがこれも良好だったと言える。液供給の浸透の効率は、接着液の具体例1−具体例2-具体例3-具体例4の順番であったが、差異は大きくない。具体例3、具体例4で使用した接着液3、4のポリーマーの構造粘性などが影響していると推察できる。このように、ポリーマーの種類、濃度、粘度などによっては、内圧による液流通で供給する方式が選択できる。
次に、二重まぶたの形成に従来の刷毛筆式形成具を使用した経験のある、又は現在使用している被験者10人により、改めて本考案の二重まぶた接着液を含有する本形成具により二重まぶたの形成試験を行った。試験試料は前回と同じく実際に接着液1〜4までを本形成具に入れて実際に使用してもらい、以下の内容について意見聴取することで行った。内容は以下に示す4点についてであって、(1)本形成具における二重まぶたの形成能力に満足したか、(2)単純に使い易さを感じるか、(3)出来上がった二重まぶたに違和感を感じるか、(4)従来品(刷毛筆式の形成具)と比較して優れていると感じるかについて尋ねたところ、以下のような結果が現れた(以下の表1参照)。
表1より本考案の二重まぶたの接着液は従来の二重まぶた使用経験者による試験結果からも優れた評価を得られたと考えられる。特に比較的粘度の低い実験例1、粘度は高いが内圧による方式の実験例2は極めて評価が高い。しかし、比較的高粘度の実験例3、実験例4の粘度を有する場合には同じ液流通方式をとりつつ粘度の低い、実験例1、実験例2に比べて速乾性の面で接着力が弱いため、評価は落ちた。実験例2および実験例4は粘度、固形分濃度が高いが容器内圧による液流通方式で試験を行ったがより速乾性で接着力の優れた実験例2の評価が高い。以上の実験結果にて今回の二重まぶた形成具においてはいずれも高い評価が得られたと考える。
本考案においては、できるだけ薄く均一に接着液を塗付することが、自分好みの綺麗な二重まぶた形成のポイントであり、使いやすさや違和感の低減に重要であると言える。従って、塗着される液量が即乾かつ極少量であるため、二重まぶた矯正中においても従来に比べて違和感が少ない二重まぶた形成具と言える。本考案の液供給部材は塗付具の棒軸から突出された部分の全表面を使用するものであるために、皮膚の接触抵抗が低減され、接着液の消費効率が良い等の利点がある。
1 液供給部材
2 液収納容器
3 中綿
4 接着液
5 円錐形状の液供給部材
6 キャップ
7 液収納容器の外壁
8 中継芯
9 先端部が円錐型で基底部が円柱形状に形成された液供給部材
9a 円錐形に形成された先端部
9b 円柱形に形成された基底部
10 本形成器を使用するまぶたの部位
11 折り込まれた時に液供給部材と接触する皮膚の部位
12 円柱形状の液供給部材
d1 本形成具(先端円錐形)の使用後における折り込まれた皮膚の厚さ
d2 本形成具(先端円柱形)の使用後における折り込まれた皮膚の厚さ
2 液収納容器
3 中綿
4 接着液
5 円錐形状の液供給部材
6 キャップ
7 液収納容器の外壁
8 中継芯
9 先端部が円錐型で基底部が円柱形状に形成された液供給部材
9a 円錐形に形成された先端部
9b 円柱形に形成された基底部
10 本形成器を使用するまぶたの部位
11 折り込まれた時に液供給部材と接触する皮膚の部位
12 円柱形状の液供給部材
d1 本形成具(先端円錐形)の使用後における折り込まれた皮膚の厚さ
d2 本形成具(先端円柱形)の使用後における折り込まれた皮膚の厚さ
Claims (5)
- 内部に接着液を収納した液収納容器と、その後端部が前記容器内の接着液と接触し、その先端部が前記容器の外部に突出する形態に保持された、毛細管現象を利用する多孔質構造の液供給部材とを備えたことを特徴とする二重まぶた形成具。
- 前記液供給部材は、天然繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂のいずれか一種又二種以上の組み合わせにより多孔質構造に形成され、前記接着液は、水溶性,低級アルコール可溶性又は水・低級アルコールの混合物に対する可溶性のうちいずれかを有する高分子を接着性成分として含むことを特徴とする請求項1に記載の二重まぶた形成具。
- 前記液供給部材は、前記液収納容器に対し挿着脱可能な棒状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の二重まぶた形成具。
- 前記液供給部材は、その両端部が互いに異なる形状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の二重まぶた形成具。
- 前記液供給部材は、その両端部の片方が尖頭状の円錐形状に形成され、もう片方が円柱形状に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の二重まぶた形成具。
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