JP3111030B2 - ゴルフ用パタークラブ - Google Patents

ゴルフ用パタークラブ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターヘッドと、
先端部がパターヘッドに固定されたシャフトと、該シャ
フトの後端部に固定されたグリップとを有するゴルフ用
パタークラブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ用パタークラブとして、フェース
バランスタイプのパタークラブと縦バランスタイプのパ
タークラブとが知られている。図7は前者のフェースバ
ランスタイプのパタークラブの一例を示す正面図、図8
はその平面図であり、図9はこのパタークラブの全体を
示す図である。同様に、図10は縦バランスタイプのパ
タークラブの一例を示す正面図、図11はその平面図、
図12はその全体図である。
【0003】これらの図に示したゴルフ用パタークラブ
1a,1bは、パターヘッド2a,2bと、先端がその
パターヘッド2a,2bに固定されたシャフト3a,3
bと、シャフト3a,3bの後端部に固定されたグリッ
プ4a,4bとを有し、シャフト3a,3bはその先端
部がパターヘッド2a,2bのホーゼル5a,5bに挿
入されてここに固定されている。
【0004】図7及び図8、並びに図10及び図11
は、これらのパタークラブ1a,1bを通常にボールを
打つ状態に構えたときの様子を示している。これらの図
において、各パターヘッド2a,2bの重心をGa,G
b、パターヘッド2a,2bのトウ6a,6bとヒール
7a,7bを結ぶ方向を縦方向、パターヘッド2a,2
bのフェース8a,8bからバック9a,9bの側に向
く方向をパターヘッドの深さ方向とする。また各パター
ヘッド2a,2bの重心Ga,Gbを通る水平面Ha,
Hbを考え、図9及び図12に示したグリップ4a,4
bが固定されたシャフト部分の中心軸線Xa,Xbが上
記水平面Ha,Hbと交差する点をシャフトの通過点S
a,Sbと称することにする。
【0005】ここで、図7及び図8に示したパタークラ
ブ1aにおいては、そのシャフト3aの通過点Saが、
パターヘッド2aの縦方向において、その重心Gaと一
致し、しかもその重心Gaが、パターヘッド2aの深さ
方向において、シャフトの通過点Saよりも符号Da
(>0)で示す距離だけバック9aの側に寄った位置を
占め、通常、シャフトの通過点Saはフェース8aより
前方に位置している。これがフェースバランスタイプの
パタークラブである。
【0006】かかるパタークラブ1aを、図9に示すよ
うにその全体のバランスをとってほぼ水平にフリー状態
で保持すると、パターヘッド2aのフェース8aが上を
向いて水平な姿勢をとる。すなわち、フェース8aの面
が、水平面に直交する垂直方向Vに対して90度の角度
をなして上方を向くのである。これは、シャフトの通過
点Saと重心Gaの相対位置関係を前述のように設定し
たことによる必然的な結果である。
【0007】一方、図10及び図11に示したパターク
ラブ1bにおいては、そのシャフトの通過点Sbが、パ
ターヘッド2aの縦方向において、その重心Gbより
も、符号Bb(>0)で示す距離だけトウ6bの側に寄
った位置を占め、しかもその重心Gbは、パターヘッド
2bの深さ方向においてシャフトの通過点Sbと一致し
ている。図8に示した距離Daがゼロに設定されている
のである。これが縦バランスタイプのパタークラブであ
る。
【0008】このような縦バランスタイプのパタークラ
ブ1bを、図12に示すようにその全体のバランスをと
ってほぼ水平にフリー状態で保持すると、上述したシャ
フトの通過点Sbと重心Gbの相対位置関係の必然的結
果として、パターヘッド2bは、そのトウ6bを上に向
けて、フェース8bの面が垂直方向Vに対してゼロ度の
角度をなした姿勢をとる。
【0009】以上が、従来より公知なフェースバランス
タイプのパタークラブと縦バランスタイプのパタークラ
ブの例である。このようなクラブを用いてゴルファが実
際にボールをヒットする際、その打ち方は2つに大別さ
れる。その一方は、図13に示すようにゴルファが手首
を固定し、両肩と両腕の関節と手首とによってほぼ五角
形の形状を作り、その形を保って首下部を中心として回
転させながらストロークする方式で、これは一般に「ス
トローク式パット」と称せられている。もう一方は、図
14に示すように、ゴルファが肩から腕を固定して、手
首部を中心として回転させ、手首の微妙な感覚でボール
をパットする方式であり、これは一般に「タップ式パッ
ト」と呼ばれている。
【0010】このように、ゴルファが採用するパットス
タイルは、ストローク式パットとタップ式パットに大別
されているが、ストローク式パットでボールをヒットす
るゴルファには、図7乃至図9に示したフェースバラン
スタイプのパタークラブ1aが適しており、タップ式パ
ットを採用するゴルファには図10乃至図12に示した
縦バランスタイプのパタークラブ1bが適している。
【0011】フェースバランスタイプのパタークラブ1
aは、これを、その全体のバランスをとってフリー状態
に保持したとき、図9に示したように、フェースが上を
向くように構成されていて、ストローク中に、フェース
がボールのヒット方向に対して90°回転しようとする
特性を有しているので、ストローク中、そのヘッド2a
がシャフト3aの中心軸線Xaのまわりに回転しようと
することを抑えることができる。このため、手首に力を
入れてパタークラブを肩から吊るようにしたストローク
式でボールをヒットするときには、フェースバランスタ
イプのパタークラブ1aを使用することが有利である。
一方、縦バランスタイプのパタークラブ1bは、そのパ
ターヘッド2bの重心Gbがシャフトの通過点Sbより
もヒール側に位置しているので、アドレス時にパターク
ラブ1bをフリー状態にしたとき、パターヘッド2bの
自重でフェース8aの面をボールのヒット方向に向けて
直角状態に保つことができる。このため、かかる縦バラ
ンスタイプのパタークラブ1bは、手首にあまり力を入
れず、手首の微妙な感覚でボールをヒットするタップ式
パットを採用するゴルファに適している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、ストローク式パットを採用するゴルファ用のフェー
スバランスタイプのパタークラブと、タップ式パットを
採用するゴルファ用の縦バランスタイプのパタークラブ
とがあり、ゴルファは自らのパットスタイルに合せて、
いずれかの型式のパタークラブを用いてプレーすること
ができる。
【0013】ところが、ゴルファのパットスタイルは、
上述したストローク式とタップ式に明確に分かれている
ものではなく、両方式の中間的なパットスタイルを採用
するゴルファも少なくない。これに対し、従来は、その
いずれかのパットスタイルに適したフェースバランスタ
イプのパタークラブと、縦バランスタイプのパタークラ
ブとがあるものの、その中間的なパタークラブは存在し
なかった。このため、ゴルファは、ストローク式とタッ
プ式のいずれか寄りのスタイルのパット方式を採用して
いるかを自ら判定し、自分のスタイルにより適している
と判断したパタークラブを使用するほかはなかった。こ
のようなことから、自分のパットスタイルに必ずしも適
していないタイプのパタークラブを用いてプレーせざる
を得ないこともあり、このため、所望するボールの方向
と、そのころがり距離を得ることができないことも少な
くなかった。
【0014】本発明は、上述した新規な認識に基きなさ
れたものであって、その目的とするところは、ストロー
ク式パットとタップ式パットの中間的なパットスタイル
を採用するゴルファに適したゴルフ用パタークラブを提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式のゴルフ用パタークラ
ブにおいて、当該パタークラブを、通常にボールを打つ
態勢に構えた状態で、グリップが固定されたシャフト部
分の中心軸線が、パターヘッドの重心を通る水平面と交
差する点をシャフトの通過点、パターヘッドのトウとヒ
ールを結ぶ方向をパターヘッドの縦方向、パターヘッド
のフェースからバック側へ向く方向をパターヘッドの深
さ方向としたとき、前記シャフトの通過点が、パターヘ
ッドの縦方向において、パターヘッドの重心よりもトウ
側に位置し、かつ当該重心が、パターヘッドの深さ方向
において、前記シャフトの通過点よりもバック側に位置
していることを特徴とするゴルフ用パタークラブを提案
する。
【0016】その際、前記シャフトの通過点が、パター
ヘッドの縦方向において、前記重心よりもトウ側に寄っ
た距離を3mm以上で21mm以下の範囲の値に設定すると
有利である。
【0017】また、パタークラブをその全体のバランス
をとってほぼ水平なフリー状態に保持したとき、フェー
スが、トウ側を上にして、水平面に直交する垂直方向に
対して、10乃至80度の角度範囲で斜め上を向くよう
に、前記シャフトの通過点がパターヘッドの重心よりも
トウ側に寄った距離と、その重心がシャフトの通過点よ
りもバック側に寄った距離の大きさをそれぞれ設定する
と有利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0019】図1は本発明一実施形態例のゴルフ用パタ
ークラブ1を示す正面図であり、そのパタークラブ1を
通常にボールを打つ態勢に構えたときの様子を示してい
る。図2は図1に示したパタークラブ1の平面図であ
り、鎖線でボール10を付加して示した図、図3はパタ
ークラブ1をその全体のバランスをとってほぼ水平に保
持したときのパタークラブ1の全体図である。
【0020】ここに示したパタークラブ1も、従来のク
ラブと同様に、パターヘッド2と、先端部がパターヘッ
ド2に固定されたシャフト3と、そのシャフト3の後端
部に固定されたグリップ4とを有し、パターヘッド2の
ホーゼル5にシャフト3の先端部が挿入されてここに固
定されている。ここでも、パターヘッド2のトウ6とヒ
ール7を結ぶ方向をパターヘッドの縦方向と称すること
にすると、ホーゼル5の基端部11は、そのホーゼル5
を除くヘッド部分、すなわちヘッド本体に、その縦方向
の長さLの1/2の位置よりもヒール7の側に固定され
ている。ゴルファはグリップ4を握り、パタークラブ1
をスィングし、そのヘッド2のフェース8でボール10
をヒットさせる。
【0021】ここで従来のパタークラブと異なるところ
は、図1及び図2に示すようにパタークラブ1を通常の
ボールを打つ態勢に構えた状態で、図3に示したグリッ
プ4が固定されたシャフト部分の中心軸線Xが、パター
ヘッド2の重心Gを通る水平面Hと交差する点をシャフ
トの通過点Sとしたとき、その通過点Sが前述のパター
ヘッド2の縦方向において、パターヘッド2の重心Gよ
りもトウ6の側に位置している点と、パターヘッド2の
フェース8からバック9の側へ向く方向をパターヘッド
2の深さ方向としたとき、パターヘッド2の重心Gがパ
ターヘッド2の深さ方向において、シャフトの通過点S
よりもバック9の側に位置している点である。
【0022】上記水平面Hは、平坦な地表面に平行な面
であって、ソール12の面とほぼ平行な面である。図1
及び図2では、シャフトの通過点Sがパターヘッド2の
縦方向において、その重心Gよりもトウ6の側に寄った
距離をBで示し、重心Gが深さ方向において通過点Sよ
りもバック9の側に寄った距離をDで示してあり、いず
れの距離B,Dもゼロより大なる値に設定されている。
【0023】上述したパタークラブ1は、従来のフェー
スバランスタイプのパタークラブと縦バランスタイプの
パタークラブの中間的な思想に基く構成である。従っ
て、このパタークラブ1を図3に示すように、その全体
のバランスをとって、その全体の重心の領域を支点Pと
してほぼ水平なフリー状態に保持すると、そのパターヘ
ッド2は、図4にも示すように、トウ6の側を上にし、
フェース8を斜め上に向けて傾斜した姿勢をとる。すな
わち、フェース8が水平面(平坦な地平面)に直交する
垂直方向Vに対してαの角度をなして斜め上方を向き、
その角度αがゼロ度より大で、90度より小さくなるの
である(0°<α<90°)。
【0024】このように、図1乃至図4に示したパター
クラブ1は従来のフェースバランスタイプのクラブと縦
バランスタイプのクラブの中間の特性を示すものであ
り、ストローク式とタップ式の中間のパット方式を採用
するゴルファに最適のクラブである。かかるゴルファが
このクラブ1を使用することによって、所望するボール
のころがり方向とその距離を得ることができる。また異
なる角度αを有するパタークラブ1を複数種類用意する
と共に、従来のフェースバランスタイプと縦バランスタ
イプのパタークラブを提供すれば、いかなるゴルファ
も、自らのパットスタイルに最も適したパタークラブを
選択して使用することができ、特に有利である。
【0025】図1及び図2に示したパタークラブ1にお
けるシャフトの通過点Sと重心Gの相対位置は、パター
ヘッド2の形状、その材質、パターヘッド2に対するシ
ャフト3の取付位置、そのシャフト3の取付け角度βな
どを選定することにより、自由に設定することができ
る。
【0026】ところで、距離B,Dの値は、前述の条件
を満たしさえすれば、自由に設定できるが、特にこの距
離Bを3mm以上で、21mm以下の範囲の値に設定するこ
とが望ましい。距離Bが3mmより小さいと、従来のフェ
ースバランスタイプのパタークラブとの作用効果上の相
違が明確とならず、また距離Bが21mmよりも大きくな
ると、ゴルファがボールをヒットするとき、そのゴルフ
ァに対して違和感を与えるおそれがあるからである。ゴ
ルファは、ボール10をヒットする際、パターヘッド2
の重心Gに対応するスイートスポットにボール10を当
てるようにするが、従来の多くのパタークラブは、シャ
フトの通過点がパターヘッドの重心ないしはその近傍を
通るように設計されているため、ゴルファはシャフトの
通過点ないしはその近傍のフェース面を目やすとしてボ
ールを打とうとするのが普通である。ところが、図1に
示したパタークラブ1の距離Bを極端に大きくすると、
シャフトの通過点Sとスイートスポットとが、ヘッドの
縦方向に大きく離れることになるため、ゴルファは通過
点Sよりも大きくヒール側に寄ったスイートスポットに
ボール10を当てなくてはならない。ところが、前述の
ように、従来の多くのパタークラブは、シャフトの通過
点がヘッドの重心ないしはスイートスポットの近傍にあ
り、ゴルファはその通過点を1つの目やすとしてボール
をヒットさせていたため、クラブ1が、通過点Sよりも
大きくヒール側に寄ったスイートスポットにボールを当
てるように構成されていると、ゴルファはそれまで持っ
ていた感覚から、違和感を持つようになる。
【0027】そこで、シャフトの通過点Sが、パターヘ
ッドの縦方向において、そのヘッドの重心Gよりもトウ
側に寄った距離Bを3mm以上で21mm以下の範囲の値に
設定するのである。通常、ボール10の直径は42.6
7mmであり、その約半分が21mmである。通過点Sが、
パターヘッド2の重心G、ないしはスイートスポットか
ら、その縦方向においてトウ6の側に離れていても、そ
の距離Bがボール10の半径以下であれば、ゴルファに
対して違和感を与えることはない。これは、多くの実験
によっても確認されている。
【0028】また、パタークラブ1を、図3及び図4に
示すように、その全体のバランスをとってほぼ水平にフ
リー状態に保持したとき、フェース8が、トウ6の側を
上にして、水平面に対して直交する垂直方向Vに対して
なす角度αも適宜設定できるが、このとき、フェース8
が10乃至80度の角度αの範囲で斜め上を向くよう
に、シャフトの通過点Sがパターヘッド2の重心Gより
もトウ6の側に寄った距離Bと、その重心Gがシャフト
の通過点Sよりもバック9の側に寄った距離Dの大きさ
をそれぞれ設定することが望ましい。
【0029】角度αが10度よりも小さくなると、従来
の縦バランスタイプのパタークラブと作用効果上の大き
な相違がなくなり、角度αが80°よりも大きくなる
と、従来のフェースバランスタイプのパタークラブと作
用効果上の大きな相違がなくなるからである。角度αを
10度近辺に設定することにより、タップ式パットに近
いパットをするゴルファに適したパタークラブを構成で
き、角度αを45°近辺に設定するとタップ式パットと
ストローク式パットの中間のパットをするゴルファに適
したパタークラブを供することができ、また角度αを8
0度近辺に設定することになり、ストローク式パットに
近いパットをするゴルファに適したパタークラブを構成
することができるのである。
【0030】図1乃至図4に示したパタークラブ1は、
そのパターヘッド2がホーゼル5を有しているが、本発
明は、図5及び図6に示したように、ホーゼルが設けら
れておらず、シャフト3が直にパターヘッド本体に固定
されているパタークラブ1にも適用できる。図5及び図
6に示した例においても、シャフト3の先端部が、パタ
ーヘッド2の縦方向長さの1/2の位置よりもヒール7
の側に固定されている。また図5に示した例では、シャ
フト3の先端部近傍がパターヘッド2のヒール7の側へ
向けて曲折している。
【0031】図2に示した例では、シャフトの通過点S
が、パターヘッド2の厚みTの範囲内に位置している
が、図6に示すパタークラブ1においては、そのシャフ
トの通過点Sがヘッド2の厚みTの範囲外、すなわちフ
ェース8よりも前方に位置しており、このようなパター
クラブにも本発明を支障なく適用できる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、ストロ
ーク式パットとタップ式パットの中間のスタイルでパッ
トするゴルファに適したパタークラブを供することがで
きる。
【0033】請求項2に記載の構成によれば、従来のフ
ェースバランスタイプのパタークラブと作用が全く異な
り、しかもゴルファに違和感を与えないパタークラブを
供することができる。
【0034】請求項3に記載の構成によれば、従来のフ
ェースバランスタイプと縦バランスタイプのパタークラ
ブとは作用が明確に異なるパタークラブを供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例のパタークラブの正面図で
ある。
【図2】図1に示したパタークラブの平面図である。
【図3】図1に示したパタークラブをその全体のバラン
スをとってほぼ水平に保持したときの様子を示す全体図
である。
【図4】図3に示した状態で、フェースが垂直方向から
角度αをもって傾いた様子を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態例のパタークラブを示す
正面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態例のパタークラブ
の平面図である。
【図7】従来のフェースバランスタイプのパタークラブ
を示す正面図である。
【図8】図7に示したパタークラブの平面図である。
【図9】図7に示したパタークラブをほぼ水平に保持し
たときの様子を示す全体図である。
【図10】従来の縦バランスタイプのパタークラブを示
す正面図である。
【図11】図10に示したパタークラブの平面図であ
る。
【図12】図10に示したパタークラブをほぼ水平に保
持したときの全体図である。
【図13】ストローク式パットを説明する図である。
【図14】タップ式パットを説明する図である。
【符号の説明】
1 パタークラブ 2 パターヘッド 3 シャフト 4 グリップ 6 トウ 7 ヒール 8 フェース 9 バック 10 ボール B 距離 D 距離 G 重心 H 水平面 S シャフトの通過点 V 垂直方向 X 中心軸線 α 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 晴好 千葉県松戸市松飛台288番地 マルマン ゴルフ株式会社内 (72)発明者 南 雅修 千葉県松戸市松飛台288番地 マルマン ゴルフ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−224579(JP,A) 特開 昭52−21566(JP,A) 特開 平6−190093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 53/00 - 53/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターヘッドと、先端部がパターヘッド
    に固定されたシャフトと、該シャフトの後端部に固定さ
    れたグリップとを有するゴルフ用パタークラブにおい
    て、当該パタークラブを、通常にボールを打つ態勢に構
    えた状態で、グリップが固定されたシャフト部分の中心
    軸線が、パターヘッドの重心を通る水平面と交差する点
    をシャフトの通過点、パターヘッドのトウとヒールを結
    ぶ方向をパターヘッドの縦方向、パターヘッドのフェー
    スからバック側へ向く方向をパターヘッドの深さ方向と
    したとき、前記シャフトの通過点が、パターヘッドの縦
    方向において、パターヘッドの重心よりもトウ側に位置
    し、かつ当該重心が、パターヘッドの深さ方向におい
    て、前記シャフトの通過点よりもバック側に位置してい
    ることを特徴とするゴルフ用パタークラブ。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの通過点が、パターヘッド
    の縦方向において、前記重心よりもトウ側に寄った距離
    を3mm以上で21mm以下の範囲の値に設定した請求項1
    に記載のゴルフ用パタークラブ。
  3. 【請求項3】 パタークラブをその全体のバランスをと
    ってほぼ水平なフリー状態に保持したとき、フェース
    が、トウ側を上にして、水平面に直交する垂直方向に対
    して、10乃至80度の角度範囲で斜め上を向くよう
    に、前記シャフトの通過点がパターヘッドの重心よりも
    トウ側に寄った距離と、その重心がシャフトの通過点よ
    りもバック側に寄った距離の大きさをそれぞれ設定した
    請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。
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