JP3111025U - 食事用具包装体およびストロー包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小さなごみを発生せず、簡易かつ衛生的にストローを取り出せる新規な食事用具包装体またはストロー包装袋を提供すること。
【解決手段】 閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向に包装体とほぼ同じ長さの容易に切断できない開封用テープが貼付されている食事用具包装体を提供する。閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向に、包装体自体の一部が切断されにくい様に強化されたテープ状の部分をもつ食事用具包装体を提供する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、飲料容器から飲料を飲むためのストロー、その他の食事用具の包装体に関する。特に本考案は、予め包装され、使用に際して包装が破られるようになったストロー包装体に関する。
従来、飲料用のストローには、包装袋により予め包装されており、使用に際して使用者が包装袋を破ってストローを取り出すようにしたストロー包装体が多用されている。
従来の紙製のストロー包装は、包装袋が破り易い均質な強度の包装素材により形成されている。使用者は、包装袋の端部を破り、包装体主体部の端部開口部からストローの端部を持って取り出し、使用する。
またPPフィルム製のストロー包装体には、端部を縦方向に引くことで端部が容易に切り離されるようになっており、使用者は包装体端部を切り離し、包装体主体部の端部開口部からストロー端部を持って取り出し、取り出す。
また紙製飲料パックには、内部に片側端部が斜めに鋭利にカットされたストローを収容したPPフィルム製のストロー包装体が接着されているものが多い。使用者は、通常、包装体の外側からストローを押し、鋭利にカットされたストロー端部で包装体を内側から破り、ストローを取り出す。
第一に、これらの従来のストロー包装袋においては、包装体が均質な強度の包装素材により形成されているため、包装袋の端部が切り離され、包装袋の主体部分とは別に小さなごみとなって捨てられることになる。これは、環境美化の観点から好ましくない。
特開2002−240878号公報 特開2002−240878「ストロー包装体」においては、小さなごみを発生しない新規なストロー包装袋を提供するため、包装袋の端部近傍に、長さ方向に対して横向きの巾方向に、巾の一部を残してミシン目が入れられたストロー包装体が提案されているが、包装袋の端部が切り離されるために、包装袋の主体部分とは別に小さなごみとなって捨てられることになる。
第二に、端部を切り離した後もストローの大部分は包装体の主体部に包装されたままであり、ストローを取り出すために包装体の主体部を除去しストローを露出させるか、ストローの端部をつまんで取り出す必要があるが、この作業が煩雑である。第三に、包装体の端部が切り離された状態だとストローは端部のみが露出しているため、使用者がストローを包装体主体部から取り出す際に、ストロー端部を直接手で触れる必要がある。直接手で触れるストロー端部は飲料を飲む際に口に触れるか飲料に触れるかのいずれかの箇所であり、衛生上望ましくない。
本考案は、従来のストロー包装における上述の3つの問題点に着目して、小さなごみを発生させず、ストローの取り出しが容易で、飲料を飲む際に口もしくは飲料が触れる箇所に直接手で触れずにストローを取り出せる新規なストロー包装袋を提供するものである。
上記課題を解決するために、本考案においては、閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装袋の長さ方向に包装体とほぼ同じ長さの容易に切断できない開封用テープが接着された食事用具包装体を提供する。また、閉じられた包装袋の内部にストローを収容したストロー包装袋の長さ方向に包装体とほぼ同じ長さの容易に切断できない開封用テープが接着されたストロー包装体を提供する。
本考案の他の態様においては、閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向の接着部を切断されにくい様に強化した食事用具包装体を提供する。また、閉じられた包装袋の内部にストローを収容したストロー包装体であって、包装袋の長さ方向の接着部を切断されにくい様に強化したストロー包装体を提供する。
本考案においては、食事用具包装袋、ストロー包装袋の端部を横方向に切断する際に、容易に切断できないテープ状の部分があるため、包装袋を破っても端部が包装袋の主体部から切り離されることがない。したがって包装袋の主体部と切り離された小さなごみが発生することがない。また、破られた包装体端部がテープ状の部分のみで包装体主体部とつながっている状態から端部をストローの長さの半分程度まで引き下ろし、主体部からテープ状の部分を破り取ることでストローの半分程度が露出するため、ストローを容易に取り出すことができる。同時にストローを取り出す際に、口にも飲料にも触れない部分のみを持って取り出すことができるため、手が汚れた状態であっても衛生的にストローを用いて飲料を飲むことができる。
以下、紙製のストロー包装体における本発明の一実施形態について説明する。
各図面において、符号1は食事用具包装体またはストロー包装体、10は包装用紙、11は端部、12は開封用テープ、符号2はストローその他の食事用具を示している。
以下、食事用具がストローである場合の好ましい実施形態の一例について説明するが、本考案において、食事用具としては、箸、スプーン、フォーク、ナイフ、爪楊枝、ナプキン、おしぼりの内の少なくともいずれかを含む食事用具を包装する包装体として使用することができる。
図1は、本発明によるストロー包装体が製造される過程の好ましい一例を概略的に示す図である。(a)、(b)、(c)、(d)の順に製造が行われ、(d)は完成した状態を示している。
ストロー包装袋1は、図1(a)に示されるシート状の包装用紙を縦長に半分に折りストローを挟み込んだ上で、折り目以外の3方向の端部を重ねて接着することにより形成される。
本考案においては、包装用紙の折り目部分の両端接着部を除いた部分に容易には切断されない強度を持った開封用テープを、図1(b)に示されるようにあらかじめ内側から接着しておく。そのような包装用紙にストローを挟み込み、図1(c)に示されるようにシート状の包装用紙を縦長に半分に折った後に、図1(d)に示されるように3方向を接着することで、本考案のストロー包装体が形成される。
開封しストローを取り出す際は、図2のように、まず包装体の端部を縦方向の接着部から破る。その際、包装体の内部には包装体に接着された容易には切断されない開封用テープが接着されているため、包装体は破られた端部と主体部とが開封用テープのみでつながっている状態となる。
そして図3のように端部を引き下ろすことで、開封用テープにより包装体主体部が縦方向に破られストローが取り出しやすい状態に開封される。露出したストローをつまんで取り出すことで、口および飲料に接するストローの箇所に触れることなくストローを容易に取り出すことができる。
また、ストローが取り出された後の包装体は、図3のように開封用テープにより端部と主体部がつながっている状態のままであるため容易に一体的に処分できる。そのため端部が小さなゴミとして紛失され周辺環境を汚すことを避けることができる。
本考案によれば、閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装袋の長さ方向に包装体とほぼ同じ長さの容易に切断できない開封用テープが接着された食事用具包装体を提供することができる。
また、閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向の接着部を切断されにくい様に強化した食事用具包装体を提供することができる。
本考案のストロー包装体の製造工程の好ましい一例を示す図である。 本考案のストロー包装体の使用状態の好ましい一例を示す図である。 本考案のストロー包装体の使用状態の好ましい一例を示す図である。

Claims (6)

  1. 閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向に包装体とほぼ同じ長さの容易に切断できない開封用テープが貼付されていることを特徴とする食事用具包装体。
  2. 閉じられた包装袋の内部に食事用具を収容した食事用具包装体であって、包装袋の長さ方向に、包装体自体の一部が切断されにくい様に強化されたテープ状の部分をもつことを特徴とする食事用具包装体。
  3. 前記包装袋本体は、紙製の包装用紙からなることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の食事用具包装体。
  4. 前記包装袋本体は、PPフィルム製の包装用紙からなることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の食事用具包装体。
  5. 前記食事用具は、ストローであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のストロー包装体。
  6. 前記食事用具は、箸、スプーン、フォーク、ナイフ、爪楊枝、ナプキン、おしぼりの内の少なくともいずれかを含む食事用具であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の食事用具包装体。
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