JP3110753U - スプレーガン用空気キャップの固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明はメンテナンス等に応じて自動スプレーガンをセッティングするにあたり、空気キャップの位置ずれを防止してパタンの向きを正確にして、塗装される被塗装物の品質の安定を図る。
【解決手段】
自動塗装機にセットされるスプレーガンの先端に取り付け、扁平パタンで噴霧を行う空気キャップのガン本体側の一部に凹部もしくは凸部を設け、この凹部もしくは凸部に係合して固定される凸部もしくは凹部をガン本体に設け、そのいずれか一側の凸部もしくは凹部は、90°の回転位置に少なくとも2つ以上設ける。ガン本体にピンを突設し、空気キャップの端面もしくは内周面にピンに係合する溝部を設ける。

【選択図】 図1

Description

本考案は、圧縮エアを用いて塗料等を霧化し、被塗物に吹付塗装を行うエアスプレーガンの霧化用空気キャップ取り付けにおける再現性を高める構造に関するものである。
圧縮エアを用いて塗料を霧化し、吹付塗装を行うスプレーガンは、一般的に噴霧パタンを楕円もしくは長円形に広げて噴霧し、被塗装物に対して効率よく均一に塗面を形成するように構成されている。したがってスプレーガンを操作する場合は幅広く広がる方向に対して直角の方向にスプレーガンを移動させて塗装することが行われる。
通常スプレーガンの霧化用空気キャップはスプレーガンの先端に取り付けられ、前記噴霧パタンの向きを縦向きもしくは横向きに変更できる構成になっており、被塗装物の塗装面の形状に応じて操作されるスプレーガンの動きに応じて選択されている。
一方塗装の自動化は工業塗装の分野でしばしば行われ、生産性の向上、作業者の負担軽減、品質の安定化等に大きく寄与している。自動塗装においては、塗装品質の維持安定化を達成するために、スプレーガンを搭載する自動塗装装置や塗装ロボット等によって正確な作動を行い、被塗装物に対して正確に向けられたスプレーガンが常に安定した噴霧を行うことが必要になってくる。
このような自動塗装の場合、長時間の使用によって空気キャップに塗料の付着が生じて噴霧性能に悪影響を及ぼす等の問題があるため、事前に定期的な洗浄や交換が必要となる。また何らかの作業中断によって交換することもあり、空気キャップは、しばしばスプレーガンから取り外されることがある。このようなときに改めてセットした際にそれまでの取り付け位置とのずれが生じると噴霧パタンの方向性が変わり、被塗装物への塗装に変化が生ずることになる。したがって作業者には、注意深く設定することが要求される。
近年、商品の外観品質に要求される最終仕上げとなる塗装品質の高級化は著しく、高級塗料による最小膜厚での塗装等精度の高い、安定した塗装管理が求められている。これまで以上に高品質な塗装を維持するため、自動塗装の現場では一定の条件のもとで、安定した塗装管理が必要であり、不安定要因を取り除くことが重要となってきている。
前記のように安定した塗装管理が必要であると共に、生産性の向上が要求される自動塗装にあって、作業中断による生産性の低下は大きな問題であり、短時間で処置することが要求され、このような場合に素早くかつ噴霧状態が正しく維持できるようにセットできることによって安定した塗装が維持できることになる。
本考案は自動スプレーガンに取り付ける空気キャップが特別な冶具を用いたり、取り付け角度を調節したりすることなく、誰でもが容易にしかも素早く取り付けることができ、さらに取り外したときの再現性が損なわれないようにできる空気キャップの取り付け装置を提供することを課題とする。
以上の課題を達成するため、本考案は自動スプレーガンに使用され、中心の噴霧口に対して両側面にパタン形成用の空気口を有する空気キャップの固定装置として、スプレーガン本体の空気キャップ取り付け側に凸部(ピン)を突出させ、空気キャップを取り付けた時、このピンに係合して回転が規制される凹部(溝部)を空気キャップに設ける。
凸部と凹部は互いに逆であっても良く、空気キャップ側には中心から同一円周上に90°の相対角度をもって2箇所又は4箇所形成する。形成する箇所は本体側の端面もしくは内周面に設けられる。
エアスプレーガンの空気キャップは、中心の噴霧口に対して両側面に設けたパタン形成用の側面空気口からのエアによって噴霧パタンが形成され、スプレーガンの移動はこのパタンの方向に対して設定されており、自動塗装機等で正確な作動をしてもこの向きが変わると塗装の仕上がりが変化し、安定した品質の塗装ができなくなる。本考案ではスプレーガンに空気キャップを取り付ける際、90°の定位置以外での固定は凸部と凹部が係合しないため固定することができず、常に縦又は横の明確に区別できる位置で固定されることになる。
したがっていつ、誰が取り付けても確実に定位置にセットでき、その状態は一定に保たれるので、塗装を行った場合にパタンの傾きによる塗装のバラツキが出ることが無くなる。空気キャップの取り付けは素早くできるため作業中断による生産性の低下も防げ、作業者の負担も軽減できる。
本考案においては塗装用スプレーガンとして、自動塗装機、もしくは塗装ロボット等に搭載して繰り返し連続塗装を行わせるための自動スプレーガンが適用される。また圧縮エアにより霧化されパタン形成用の側面空気口から噴出するエアによって楕円形もしくは長円形の扁平パタンを形成する空気キャップを備えたスプレーガンが用いられる。またこれらの空気キャップは側面空気口の位置を回転させ噴霧パタンを縦向きにしたり、横向きにしたりして塗装できるように、取り付け位置が自由に設定できるように構成されている。
一般的に使用されているこのような自動スプレーガンは圧縮エアによって遠隔操作され、比較的長時間にわたって連続作動し、定期的にメンテナンスが行われる。通常メンテナンスは自動ガン本体を塗装機に固定したまま空気キャップのみをはずしてメンテナンスもしくは交換等が行われる。したがって自動ガン本体と空気キャップの一方に凸部を他方に凹部を形成し、取り付けた時に特定の位置で係合されるように構成することで、常に一定の位置に取り付けることができるようになる。
自動スプレーガンの場合、ガン本体の先端に空気キャップが取り付けられる構成であり、先端にピンを突出させる。一般的には外側部に近い位置に円柱上のピンを先端が前方にわずか突出する程度に圧入する。安定的に維持するために90°又は180°ずらした同一円周上にもう1つのピンを設けても良い。
上記ピンに係合する凹部は、空気キャップの対応する面に設けられる。この凹部は正規に空気キャップを取り付けた時空気キャップの回転位置のみが規制されるものとし、かつ90°毎の位相角をもち、通常の使用位置で前記スプレーパタンが縦又は横に設定される位置に設けられる。凹部は必ずしもピン全体が係合する必要は無く、形成する個所によってピンの一部が係合する形状でも良い。
またピンと凹部とはガン本体又は空気キャップのいずれに設けても定位置の固定は可能であるが、空気キャップは通常手持ち式のスプレーガンで使用する場合でも同仕様のものが使用されることが多くあり、いずれにも兼用できることを考慮に入れると空気キャップには影響のない凹部を形成するほうが望ましく、製造上、あるいは取扱いの上でもガン本体に対して複数準備しておく必要がある空気キャップの方を簡単な構成にすることでコストを抑えることができる。
図1は本考案の一実施例を示すスプレーガンの断面図を表している。
ガン本体1は後方に作動部であるピストン2、調節弁3を備え、中心部先端部に塗料ノズル4とその中心のノズル口を開閉するニードル弁5を配し、塗料ノズル4を覆うように空気キャップ6が、ガン本体1の先端外周部に設けたねじ部に螺合されるカバー7によって着脱自在に設けられている。空気キャップ6は塗料ノズル4を中心に回転自在に取り付けられる。これらの構造はすでに周知の技術であり多くの技術文献から明らかであるため詳細は省略する。
ガン本体1の先端面には円柱状のピン11が先端をわずかに突出するように圧入されている。ピンの位置は図2で明らかなように外周部に近く、通常の使用位置に対し水平方向に対し45°の方向に同一円周上に2箇所設けられている。
空気キャップ6は図4、図5に示すように中心空気口12に対し、両側面に角部13を形成し、該角部13に設け中心からの噴霧流に対してエアを噴射する側面空気口14が形成されている。空気キャップ6の本体側となる端面15は側壁16を残して空気室17が形成され、ここに流入したエアが平均化され角通路18を通して前期側面空気口14より噴射される。
空気キャップ6は前記空気室17の内周面19に、前記角通路18とは45°の位相で、互いに直行する4箇所に溝20が形成されている。この溝20は前記ガン本体1に取り付けられたとき前記円柱状のピン11の一部外周面と係合する円弧状の断面からなる溝で、前記ピン11に係合することによって空気キャップの回転のみが規制されるように位置づけられている。したがって図1のように取り付けた時には角部13が垂直位置になるか、90°ずれた水平方向に取り付けられるかのいずれかに固定される。
本考案の一実施例を示す自動スプレーガンの全体構造を示す断面図である。 図1のガン本体のみを左から見た側面図である。 図2のガン本体をAOBで切断した断面図である。 図1の空気キャップのみを右方向から見た側面図である。 図4の空気キャップをAOBで切断した断面図である。
符号の説明
1 ガン本体
2 ピストン
3 調節弁
4 塗料ノズル
5 ニードル弁
6 空気キャップ
7 カバー
11 ピン
12 中心空気口
13 角部
14 側面空気口
15 端面
16 側壁
17 空気室
18 角通路
19 内周面
20 溝

Claims (2)

  1. 自動塗装機に搭載され外部より遠隔作動される自動スプレーガンに着脱自在に取り付けられ、中心の噴霧口に対して両側面にパタン形成用の空気口が設けられた空気キャップの固定装置において、前記自動スプレーガンのガン本体の空気キャップ取り付け側に凸部又は凹部を設け、前記空気キャップを前記ガン本体に取り付けた時、前記凸部又は凹部に係合して回転のみが規制される凹部又は凸部を、前記空気キャップの端面部に90°の位相角をもって複数形成したことを特徴とする空気キャップの固定装置。
  2. ガン本体の先端面にピンを突出させ、該ピンの円柱面の一部と係合する円弧状断面の溝を空気キャップの端面部に形成された内周面に、同一円周上に90°の位相角度で4箇所形成した請求項1の空気キャップの固定装置。

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