JP3110691U - 衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボタンの掛け外しを簡単にして着替えを楽にするワイシャツやブラウス等の衣服であって、既成品との相違点を少なくし、特殊性を隠して、ごく自然な見栄えを備えた衣服を提供する。
【解決手段】 複数の係止箇所をそれぞれ着脱自在にする係止手段として、ボタンとボタン穴を備えた衣服において、前記係止手段のうち特定箇所のボタンをホックで代用または併用するようにした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、衣服に関し、特に一部のボタンをホックで代用した衣服に関する。
全てのボタンを一律ホックに置き換えることにより、ボタンを掛け外す手間を軽減して着替えの便を図ったワイシャツ(例えば、特許文献1参照)があった。そのワイシャツは、だれにでも素早く着替えられるので便利であるばかりでなく、老人や子供のほか身体の不自由な方にとっては、着替えの負担が軽減されるほか、健常者であっても爪を短く切り過ぎたり指に負傷したりした場合に、負担なく簡単に着替える事ができる。さらに、ボタンならばよくある不具合として、割れたり外れたりする事が、ホックでは起こり難いという長所もあるとされている。
また、襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所、すなわち、喉元に位置する第1ボタンは、そのワイシャツの通常着用において、鏡等に写さない限り、着用者には直視不可能である事のほか、アイロンの仕上がりを良くするために用いられる糊等の硬化作用によって、特に襟の近くはボタン穴までが固くなるため、そのボタン穴に対してボタン掛けを困難にする原因になっている。
特開平9−157901号公報(段落0001、図1,図2)
しかしながら、「ボタンの掛け外しを簡単にして着替えを楽にするワイシャツ」という目的を達成するためならば、必ずしも全てのボタンを一律ホックに替える必要はない。そして、ボタンの普遍性または装飾性を残存させることにより、身体障害者専用の装着品に見られるような特殊性を隠す配慮も望まれている。つまり、いくらか手先の自由が損なわれ始めた軽度老化の自覚がある普通の老人等の心理として、ごく自然な健常者であるように見られたい願望をかなえることも重要である。
また、古着のリサイクル活用や、売れ残りの在庫処分に対し、僅かな追加工により付加価値を高めて商品流通を活性化させるという課題もあった。そのためには、既成品との相違点が少ないに越したことはない。
そこで、本考案では、前記した課題を解決し、特殊性を隠し、ごく自然な見栄えを備え、既成品との相違箇所も少なく、既製品に対して僅かな追加工を施す程度の改造で、目的とする衣服を容易に提供できるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る考案は、複数の係止箇所をそれぞれ着脱自在にする係止手段として、ボタンとボタン穴を備えた衣服において、前記係止手段のうち特定箇所のボタンをホックで代用または併用するようにしたことを特徴とする衣服である。
請求項1に係る考案によれば、ボタンの普遍性または装飾性を生かしながら、特定箇所のボタンをホックで代用または併用することにより、特定箇所の着脱動作を簡易迅速化できる。したがって、老人や子供をはじめ、身体機能の脆弱な人に利用されるのに好適であり、しかも身体障害者専用の装着具に見られるような特殊性を見せることなく、ごく自然に演出できる。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の考案に加え、前記特定箇所は着脱操作の難易度が高い箇所であることを特徴とする衣服である。
請求項2に係る考案によれば、着脱操作の難易度が高い箇所のボタンだけを、ホックで代用または併用すれば、それだけでも着脱負担の軽減度が大きく、衣服全体で複数におよぶ係止箇所に対して着脱する動作を総合的に簡易迅速化できる。また、既成品との相違箇所も少ないので、既製品への改造対応も容易である。
請求項3に係る考案は、請求項1または請求項2に記載の考案に加え、前記特定箇所は襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所であることを特徴とする衣服である。
請求項3に係る考案によれば、襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所、すなわち、喉元に位置するために着用者本人には鏡等に写さない限り直視不可能で、しかも糊やアイロンで硬くなり、掛け外しが比較的困難な第1ボタンに対する着脱動作を簡易迅速化できる。
請求項4に係る考案は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の考案に加え、前記衣服はワイシャツまたはブラウスであることを特徴とする衣服である。
請求項4に係る考案によれば、冠婚葬祭等をはじめとする社交の場における正装、外交職や事務職の正装または学生等の制服や普段着として一般的に多用されるワイシャツまたはブラウスに好適なので、この衣服が採用される機会が多く、コストダウンにも寄与できる。
請求項5に係る考案は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の考案に加え、前記ホックはスナップホック、磁石式のホックまたは鉤ホック何れかであることを特徴とする衣服である。
請求項5に係る考案によれば、凹凸一対に分かれたスナップホック、あるいは、磁石式のホックは、適宜に圧着または引き剥がしするだけで着脱できるので、着脱操作が最も容易である。また、鉤ホックも形状および大きさが適切であれば、スナップホックに準ずる程に着脱操作が容易である。
請求項6に係る考案は、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の考案に加え、前記ワイシャツまたはブラウスの袖口のボタンをホックで代用または併用したことを特徴とする衣服である。
請求項6に係る考案によれば、片手の操作が余儀なくされる袖口のボタンの着脱操作が容易になる。
請求項1,2に係る考案によれば、特殊性を隠して、ごく自然に演出しながら、着脱動作を簡易迅速化できる。また、既成品との相違箇所も少ないので、既製品への改造対応も容易である。
請求項3に係る考案によれば、掛け外しが比較的困難な第1ボタンに対する着脱動作を簡易迅速化できる。
請求項4に係る考案によれば、採用される機会が多く、コストダウンにも寄与できる。
請求項5に係る考案によれば、着脱操作を容易にする効果が最も高い。
請求項6に係る考案によれば、袖口のボタンの着脱操作が容易になる。
次に、本考案の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、一実施形態に係るワイシャツの外観図であって、第1ボタンの係止機能をスナップホックで代用したものである。図1に示すワイシャツ10は、前面の合わせ目に、ボタン4、5を含む7つ前後のボタンが、襟元から裾にかけて略等間隔に縫い付けられ、着用者の着脱に伴って、これらのボタン4、5がボタン穴14,15にそれぞれ係止される係止手段を構成している。
このワイシャツ10は、市販品をベースにして僅かな追加工により付加価値を創造するように改造したものである。すなわち、ワイシャツ10の襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所、すなわち、第1ボタンのみに対し、その代用として、ワイシャツ10本体の生地の一方に(着衣者の右側)凹型のスナップホック(単に「ホック」ともいう)1が、生地を挟むように縫い付けられ、他方(着衣者の左側)には、そのホック1と一対をなす係止相手となる凸型のホック2が生地の裏側と表側をはさむようにして表側のボタン3と友止めに縫い付けられている。
このように、第1ボタンの係止機能に対する代用としてはホック1,2が配設され、ホック2に友止めされたボタン3はホック1とホック2が係止されたときに、他のボタン4,5と同様にボタン3により係止されたように自然な見栄えを演出する飾りである。飾りのために残されたボタン3は省略しても構わない。例えば、ネクタイの結び目で第1ボタンが必ず隠れるような着こなしをする用途ならば、ボタン3は不要である。
このワイシャツ10は、着脱動作を簡易迅速化できる。なぜならば、襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所、すなわち、喉元に位置する第1ボタンは、そのワイシャツの通常着用において、鏡等に写さない限り、着用者には直視不可能である事のほか、アイロンの仕上がりを良くするために用いられる糊等の硬化作用によって、特に襟の近くはボタン穴までが固くなるため、そのボタン穴に対してボタン掛けを困難になっていることが多いからである。
しかし、ワイシャツ10を着る時、第1ボタンは着衣者の喉仏の前に、係止し易い位置関係に安定するので、着用者にとって利き手であるなしに関わらず、一方の手の指で、右のホック1に左のホック2を前から被せて軽く圧着するだけで容易に係止できる。逆にワイシャツ10を脱ぐ時には、凹凸で嵌着中のホック1,2の嵌着面を引き剥がすように、離脱すべき生地を左手または両手で軽く引き離せば容易に外れるので、指の器用さに衰えが自覚され始めた老人や、発達途上の子供にでも簡単に扱う事ができる。
このようなわけで、着脱操作の難易度が高い第1ボタンだけを、ホック1,2に置き換えれば、それだけでもボタン掛け外しに対する負担の軽減度が大きい。つまり、ワイシャツ10全体で7箇所におよぶ係止箇所のうち、第1ボタンだけの掛け外しに多くの労力を要していたところを、そこだけでも格段に軽減できたなら、全体の着脱動作を総合的に簡易迅速化できる。
また、第1ボタンに対してのみ、そのボタンをホックで代用すれば、ボタンの長所を生かし、外見上の違和感が全くない衣服を提供できる。そうすれば、既成品との相違箇所が、第1ボタンに相当する箇所のみであり、既製品から本考案品への改造対応も容易である。
このように、ボタンの普遍性または装飾性を生かしながら、喉元に位置する第1ボタンをホックで代用または併用することにより、その箇所の着脱動作を簡易迅速化できる。したがって、老人や子供をはじめ、身体機能の脆弱な人に利用されるのに好適であり、しかも身体障害者専用の装着品に見られるような特殊性を隠して、ごく自然に演出できる。
本考案に係るワイシャツまたはブラウスは、冠婚葬祭等を始めとする社交の場における正装、外交職、事務職、学生等の制服、または普段着として一般的に多用されるので、この衣服を採用される機会が多く、大量生産につながるのでコストダウンにも寄与できる。
図2は他の実施形態に係るワイシャツの外観図であって、第1ボタンの係止機能を鉤ホックで代用したものである。図1に示したワイシャツ10と第1ボタンの該当箇所以外は同一なので、同一符号を付して説明の重複を避ける。図2に示すワイシャツ20には、本来なら第1ボタンが縫い付けられるべき箇所に、鉤ホック(単に「ホック」ともいう)21が配設され、そのホック21の係止する相手方となるホック22が適切に配設されている。ホック22はワイシャツ20生地の裏側に、そして表側にはボタン3が友止めになるように縫い付けられている。
なお、凹凸一対で分離可能に構成されたスナップホック1,2は、適宜に圧着または引き剥がすように操作するだけで着脱できるので、掛け外し操作が最も容易である。また、鉤ホック21,22も形状および大きさが適切であれば、スナップホック1,2に準ずる程に掛け外し操作が容易である。
このように、第1ボタンに対してのみ、そのボタンをホックで代用または併用した衣服は、ボタンの長所を生かし、外見上の違和感が全くない衣服を提供できる。そして、既製品に対して僅かな追加工を施す程度の改造で、目的とする衣服を容易に提供できるというものである。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前記実施形態には限定されない。例えば、着脱操作の難易度が高い箇所のボタンとして第1ボタンを例示したが、同様の趣旨で、片手の操作が余儀なくされる袖口のボタン(図示せず)に対し、そのボタンをホックで代用または併用しても類似の効果が得られる。
また、ホック1,2,21,22の形態は、スナップホック1,2や鉤ホック21,22に限らず、例えば磁石式のホック(図1のホック1,2を援用)でも構わない。近年の磁性材料の進歩により、超小型軽量にして強力な磁着力を有する磁石式ホックが得られるようになったからである。
なお、既製品を改造したものだけでなく、始めから本考案の内容に基づいて製造されたものであっても、当然に本考案の技術思想に含まれることは言うまでもない。
一実施形態に係るワイシャツの外観図であって、第1ボタンの係止機能をスナップホックで代用したものである。 他の実施形態に係るワイシャツの外観図であって、第1ボタンの係止機能を鉤ホックで代用したものである。
符号の説明
1,2,21,22 ホック
3,4,5 ボタン
10,20 ワイシャツ
14,15 ボタン穴

Claims (6)

  1. 複数の係止箇所をそれぞれ着脱自在にする係止手段として、
    ボタンとボタン穴を備えた衣服において、
    前記係止手段のうち特定箇所のボタンをホックで代用または併用するようにしたことを特徴とする衣服。
  2. 前記特定箇所は着脱操作の難易度が高い箇所であることを特徴とする請求項1に記載の衣服。
  3. 前記特定箇所は襟元に近い方から数えて第1番目の係止箇所であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の衣服。
  4. 前記衣服はワイシャツまたはブラウスであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の衣服。
  5. 前記ホックはスナップホック、磁石式のホックまたは鉤ホックの何れかであることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の衣服。
  6. 前記ワイシャツまたはブラウスの袖口のボタンをホックで代用または併用したことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の衣服。
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