JP3110625B2 - 挿入形検出器 - Google Patents

挿入形検出器

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JP3110625B2 JP06244232A JP24423294A JP3110625B2 JP 3110625 B2 JP3110625 B2 JP 3110625B2 JP 06244232 A JP06244232 A JP 06244232A JP 24423294 A JP24423294 A JP 24423294A JP 3110625 B2 JP3110625 B2 JP 3110625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用の電子式温湿
度計等の挿入形検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、実開昭58−141119号
公報に示された従来の挿入形検出器の取付構造を示す。
この挿入形検出器1は、検出器本体2に保護管3を突設
し、該保護管3の先端部3a内にセンサ(図示略)を収
容した構造をなしている。4はケーブルである。この挿
入形検出器1を使用する場合は、検出器本体2をブラケ
ット10によりダクトの壁面を構成するパネル5に固定
することで、パネル5の挿入孔5aから測定対象空間6
内に、センサを収容した保護管3の先端部3aを挿入す
る。そして、これにより測定対象空間6内の温度、湿度
および風速等を測定する。
【0003】図21に示すブラケット10は、パネル5
の外面にネジ止め固定されるフランジ11と、ボス部1
2とを有し、ボス部12の半径方向に穿設したネジ孔1
3にボルト15をねじ込むことにより、ボルト15の先
端で保護管3を押さえ付けて検出器本体2をパネル5に
固定している。
【0004】また、別の取付構造として図22に示すも
のがある。この場合のブラケット20は、パネル5にね
じ止め固定される当板21と、当板21の端部に折曲形
成された所定高さの側板22と、側板22の先端に折曲
形成されたフランジ23とを備えており、フランジ23
に検出器本体2をネジ止めすることにより、挿入形検出
器1をパネル5に固定している。なお、側板22の高さ
はパネル5の外面に配した断熱材7の厚さに対応する寸
法に設定されている。
【0005】また、別の取付構造として図23に示すも
のがある。この場合は、パネル5の外面に固定したブラ
ケット25に被係合部26を設けると共に、検出器本体
2に係合部27を設け、保護管3を軸にして検出器本体
2を所定の角度だけ回すことにより、被係合部26に係
合部27をロックさせ、それにより検出器本体2をブラ
ケット25を介してパネル5に着脱可能に固定してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図21に示した従来の
挿入形検出器は、ブラケット10のボス部12に螺合し
たボルト15で保護管3を押さえ付けているだけである
から、挿入形検出器1ががたつきやすい上、パイプの片
より等で空気がもれやすい、また、ボルト先端とネジ山
の摩擦だけの固定であるため温度変化、振動等で緩みが
発生しやすいという問題があった。
【0007】また、図22に示した従来例では、ブラケ
ット20に検出器本体2をネジ止めするので、固定強度
は高いものの、全部ねじ止めするので、取付けが面倒で
あった。特に、空調用ダクトは天上裏等の狭い空間に設
置されることが多いので、定期的な点検等でネジ締め作
業を行うのに不便であった。
【0008】また、図23に示した従来例では、検出器
本体2の係合部27をブラケット25の被係合部26に
位置合わせして嵌め込み、その状態で検出器本体2を回
すことにより、ワンタッチで挿入形検出器1をパネル5
に固定することができるが、保護管3を軸にして検出器
本体2を回す必要があるため、ケーブル4の取り回しの
ための大きな取付けスペースが必要であり、また、ケー
ブルを横方向に引出すとケーブル自体の重みで本体が回
転してしまいロックが外れてしまう問題がある。また、
作業者が誤ってケーブル4に触れケーブル4が引っ張ら
れた場合、検出器本体2が回されて、ロックが外れる可
能性があった。また、空調機のコンプレッサ等の運転等
による振動がダクトのパネルを介して伝わった場合に、
振動によって検出器本体2が回転してしまいロックが外
れるという問題もあった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、パネルに対して挿入形検出器を
簡単かつ強固に取付けることができ、しかも緩みが生じ
にくい挿入形検出器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る挿
入形検出器は、検出器本体と、検出器本体に突設されパ
ネルの挿入孔から測定対象空間内に配置される保護管
と、保護管の先端部内に収容されたセンサとからなる挿
入形検出器の検出器本体に係合部を設けると共に、パネ
ルに固定されるブラケットに上記係合部とロックする被
係合部を設け、係合部を被係合部との嵌合可能位置に位
置決めして、係合部を保護管の長手方向に移動すること
により被係合部に嵌め込み、その状態で被係合部に対し
て係合部を保護管の回りに回転させることにより被係合
部に係合部をロックする挿入形検出器の取付装置におい
て、前記検出器本体に、保護管の回りに回動可能なスト
ッパを取付け、このストッパに前記係合部を設けたこと
を特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係る挿入形検出器は、ブ
ラケットと検出器本体又は保護管に、ブラケットに対す
る検出器本体の回転方向の位置決めを行う位置決め手段
を設けたものである。
【0012】請求項3の発明に係る挿入形検出器は、前
記ストッパに、検出器本体に形成した規制部によって移
動範囲の両端が規制されたレバーを設け、その移動範囲
の一端にレバーがあるとき係合部が被係合部との嵌合可
能位置にあり、移動範囲の他端にレバーがあるとき係合
部が被係合部とのロック位置にあるように、前記規制部
の位置を設定したものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明における挿入形検出器は、検出
器本体に回動可能に取付けたストッパを回すことによ
り、ストッパに設けた係合部を、ブラケットに設けた被
係合部に対してロックさせることができる。したがっ
て、検出器本体を回さずに、ストッパだけを回すことに
より、検出器本体をブラケットに固定することができ
る。
【0014】請求項2の発明における挿入形検出器は、
位置決め手段により検出器本体の回転位置が常に一定に
保持される。また、位置決め手段によりブラケットに対
する検出器本体の回転位置が決まるので、検出器本体が
回らなくなる。
【0015】請求項3の発明における挿入形検出器は、
レバーを一端に位置させているとき、ストッパの係合部
をブラケットの被係合部に嵌め合わせることができ、そ
の状態でレバーをロック位置まで回すことにより、スト
ッパの係合部をブラケットの被係合部にロックさせるこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1(a)は実施例の取付装置の一部を含む
挿入形検出器の斜視図、図1(b)はその要部の断面
図、図2は正面図、図3、図4は図2のA−A線、B−
B線に沿う断面図、図5は図4の囲み部cの拡大図であ
る。この挿入形検出器30は、検出器本体31と、検出
器本体31の前壁面に突設されパネルの挿入孔から測定
対象空間内に挿入される保護管32と、保護管32の先
端部内に収容された図示しないセンサとからなる。
【0017】保護管32は、検出器本体31のケーシン
グと一体に樹脂で成形された基端部管33と、基端部管
33の先端に着脱自在に連結される中間部管34と、基
端部管33および中間部管34の各先端に選択的に着脱
される保護キャップ(先端部管)35とからなり、全体
が円筒状をなしている。中間部管34、保護キャップ3
5も樹脂の成形品として構成されている。そして、図6
に保護キャップ35と中間部管34の関係を示すよう
に、相互にネジ部38、39で連結できるようになって
いる。なお、上記のように、保護管32の少なくとも基
端部管を検出器本体31のケーシングと一体に樹脂成形
したので、保護管の加工の容易化が図れる。また、保護
管32の熱伝導の影響が低減されるので、センサ部分に
及ぶ外部環境の影響を極力小さくできる。また、基端部
管と先端部管の間に中間部管を挿入しているので、基端
部管の長さを短縮できる。また、中間部管を挿入するか
否かで、保護管の長さを調節することができる。
【0018】保護キャップ35の周壁には、縦長のスロ
ット状の通気窓36が周方向に間隔をおいて複数あいて
おり、端面は端壁35aにより塞がれている。保護キャ
ップ35の内部には、センサ基板40が収容されてお
り、センサ基板40には湿度センサ41や温度センサ4
2等のセンサ素子が取付けられている。保護キャップ3
5の内部には保護フィルタ43が挿入されている。保護
フィルタ43は、一端が塞がれた円筒キャップ状をな
し、四ふっ化エチレン樹脂の多孔質成形体により構成さ
れており、ダストや水滴の侵入を防止するとともに通気
性を具えている。保護フィルタ43は、端壁を保護キャ
ップ35の先端側に向けて保護キャップ35内に挿入さ
れ、基端側開口縁が、保護キャップ35と中間部管34
の連結部に配したシール材(図示せず)に密着させられ
ている。センサ基板40は、保護フィルタ43の内部に
挿入され、ダストや水滴から保護されている。
【0019】中間部管34は必要に応じて挿入されるも
ので、図7(a)に示すように長い保護管32を作る場
合は、中間部管34を基端部管33と保護キャップ35
の間に挿入し、基端部管33、中間部管34、保護キャ
ップ35とを順次連結して長い保護管32を構成する。
また、図7(b)に示すように短い保護管32を作る場
合は、中間部管34を省略して、基端部管33の先端に
直接保護キャップ35を連結して短い保護管32を構成
する。
【0020】検出器本体31の前壁面には、図1に示す
ように保護管32の基端部管33と同心的に円形の浅い
凹部46が形成されており、その凹部46内に円環板状
のストッパ50が嵌め込まれている。この円環板状のス
トッパ50は、保護管32を中心に回動可能とされてお
り、ストッパ50の取付孔51に通したネジ52により
検出器本体31に回転可能に支持されている。取付孔5
1は周方向に長い長孔として形成され、ストッパ50の
所定範囲の回動を許すように、その周方向長さ(中心
角)が定められている。ストッパ50の内周には断面矩
形の係合爪(係合部)55が半径方向内方に向かって図
示例は4等配に突設され、外周部には上方に延びるレバ
ー57が一体的に設けられている。レバー57は、指を
かけやすくするために先端部57aが検出器本体31の
上端から突き出ており、その移動範囲の両端は上記取付
孔51の両端で規制されている。
【0021】また、保護管32の基端部管33の基部外
周には、外径を一回り大きくした大径部33aが形成さ
れ、その大径部33aに、位置決め溝33bが形成され
ている。位置決め溝33bは、周方向に等配して4本形
成され、それぞれが保護管32の長手方向に延びてい
る。そして、位置決め溝33bの入口を三角形に切り開
くことにより、位置決め溝33bへの案内部33cが形
成されている。
【0022】次に、挿入形検出器30をパネルに取付け
るためのブラケット(取付ブラケット)について説明す
る。ブラケット70は図8(a)〜(e)に示すよう
に、パネルの挿入孔に挿入可能で内部に保護管32を挿
通可能な円筒部71と、その外周に一体化されパネルに
固定されるフランジ部72とを備えている。フランジ部
72には、パネルにネジ止めするためのネジ通し溝72
aが複数形成されている。図8(a)に示すように、フ
ランジ部72から円筒部71の一端縁73Aまでの長さ
H1は、他端縁73Bまでの長さH2よりも長く形成さ
れている。ここでは、長い方を長管部71A、短い方を
短管部71Bと称する。長管部71Aの長さは、パネル
に張り付ける断熱材の厚さよりも大きく設定されてい
る。そして、長管部71Aの端部外周面と、短管部71
Bの端部外周面に、それぞれ同じ形式の被係合部74が
設けられている。
【0023】被係合部74は、検出器本体31に連結し
たストッパ50の係合爪55とロックするものであり、
円筒部71の周方向に等配して4つ設けられている。図
8(e)に示すように、各被係合部74は、円筒部71
の周方向に沿う係合溝75を有しており、各係合溝75
は、周方向の一端部に設けた嵌合用開口75aにより、
円筒部71の端縁(先端壁)73A、73B側に開放し
ている。そして、この嵌合用開口75aからストッパ5
0の係合爪55を係合溝75内に挿入できるようになっ
ている。
【0024】係合溝75は、端縁73Aと略平行に形成
されており、嵌合用開口75aに隣接する端縁73A側
の内側壁が、傾斜壁75bで構成されている。傾斜壁7
5bは、端縁73Aからの距離が、嵌合用開口75a側
で小さく、係合溝75の他端部(奥)側に行く程大きく
なるように形成されている。そして、傾斜壁75bの奥
には、傾斜壁75bの末端に係止壁75cが形成されて
いる。この係止壁75cは、ストッパ50の係止爪55
が係止する壁であり、端縁73Aからの距離が、係止壁
75cの位置での距離よりも小さい。なお、嵌合用開口
75aの入口には円弧が付けられている。
【0025】また、円筒部71の内周面には、周方向に
等配して縦に延びる4本の位置決め用の突条71aが形
成されている。突条71aの端部は面取りされている。
これらの突条71aは、保護管32の基端部管33に設
けた位置決め溝33bに挿入されるもので、突条71a
の先端を通る円の径は、保護管32の外径よりもわずか
に大きめに形成されている。
【0026】なお、位置決め用の突条71aの位置と、
保護管32の基端部管33の位置決め溝33bの位置
と、ストッパ50の係合爪55の位置と、ブラケット7
0の係合溝75の嵌合用開口75aの位置と、ストッパ
50のレバー57の位置は、相互に関連を持って設定さ
れており、ブラケット70の突条71aを位置決め溝3
3bに嵌めたとき、係合爪55が嵌合用開口75aに対
して位置決めされ、同時にレバー57の位置が嵌合可能
位置にあるようになっている。上記突条71aは4点等
分割周設のため検出器本体を90゜ごとに任意に取り付
けられる。
【0027】図9はブラケット70の組みつけ状態を示
す図、図10は図9のD−D線に沿う横断面図である。
この組み付け状態において、ブラケット70の円筒部7
1の先端壁(長管部71Aの先端壁あるいは短管部71
Bの先端壁)と対向する検出器本体31側の壁、つまり
ストッパ50を嵌めた円形の凹部46の底壁(ここでは
突当壁という)46aと、ブラケット70の円筒部71
の先端縁73Aまたは73Bとの間には、Oリング85
が挿入されている。Oリング85は、保護管32の基端
部管33の根元部に嵌合されている。このOリング85
は、係合爪55と係合溝75をロックした際に、円筒部
71の先端縁73A、73Bと突当壁46aの接近に伴
い発生する押圧力を吸収する、クッション材としての機
能および、ロック位置で突当壁46aを予圧する機能を
果たすものであると同時に円筒部71の先端縁73A、
73Bと検出器本体31の隙間をシールするとともに、
円滑の周囲に均等に隙間を設けるものである。
【0028】次に作用を説明する。ブラケット70の取
付け方は2通りある。一つは、図11に示すように、パ
ネル5の外面に断熱材7がある場合にとられる方法であ
り、長管部71Aをパネル5の外面側に向けて、ブラケ
ット70のフランジ部72をボルト81でパネル5に固
定する。また、もう一つは、図12に示すように短管部
71Bをパネル5の外面側に突出させ、長管部71Aを
パネル5の挿入孔5aから測定対象空間内に突出させて
取付ける方法である。
【0029】ここでは、まず短い保護管32として組み
立てた挿入形検出器30〔図7(b)参照〕を、図11
に示すように取付けたブラケット70に固定する場合に
ついて説明する。
【0030】この場合は、図13に示すように、パッキ
ン83を介してブラケット70のフランジ部72を、パ
ネル5の外面にネジ81で固定した後、保護管32をブ
ラケット70の円筒部71内に挿入する。挿入するにし
たがい、円筒部71の内周面に形成した突条71aが、
案内部33cの作用で位置決め溝33bに自動的に誘導
され、図10に示すように突条71aが位置決め溝33
bに入ることで、検出器本体31の回転方向の位置決め
が90゜ごとになされる。また、突条71aの突出高さ
に応じて、円筒部71の内周面と保護管32の外周面と
の間には、所定幅(2〜2.5mm程度)の隙間90が
確保される。この隙間90は、短管部71B側におい
て、測定対象空間6と連通している。
【0031】このように検出器本体31とブラケット7
0の位置決めが行われた状態においてレバー57が嵌合
可能位置にある場合は、ストッパ50の係合爪55が被
係合部74の嵌合用開口〔図8(e)参照〕に位置決め
されるので、そのまま検出器本体31を保護管32の長
手方向前方に移動して、被係合部74の係合溝75にス
トッパ50の係合爪55を挿入し嵌め合わせる〔図15
(a)参照〕。
【0032】ついで、この状態から、レバー57を図1
4(b)の点線矢印方向に操作すると、検出器本体31
は動かないままストッパ50のみが回動して、係合爪5
5が係合溝75内を周方向に移動する。この際、係合爪
55は、図8(e)に示す傾斜壁75bを摺動しながら
移動し〔図15(b)参照〕、段部を乗り越えた段階
で、係止壁75c側に落ち込んで、係止壁75cと係止
爪55が係合する。
【0033】この動作中、係止爪55は傾斜壁75bを
摺動しながら、端縁73Aから離れる方向に変位させら
れ、ストッパ50が図13(a)中の左方に微小変位す
る。したがって、ストッパ50を収容した凹部46の突
当壁46aが、ブラケット70の端縁73A側に接近
し、図14に示すようにOリング85を圧縮する。
【0034】このため、その弾性反力により、係止爪5
5が弾力性をもって傾斜壁75bを摺動し、係止壁75
cと係合する。このようにしてロックが完了する。この
ロック状態において、Oリング85は常に適度に圧縮さ
れており、そのため、突当壁46aはブラケット70の
端縁73Aから離れる方向に予圧されることになる。こ
の予圧により係止爪55が係止壁75aに押し付けられ
るので〔図15(c)参照〕空調機の運転による振動が
ダクトのパネルを介して挿入形検出器1に伝っても係止
爪55が段部を乗り越えてしまうことはない。したがっ
て、振動によってロックが外れてしまうといった事故を
防止できる。このロック状態において、Oリング85は
常に、係止爪55と係止壁75との間に作用する衝撃や
振動を吸収することになるので、ロック部に発生する摩
耗が軽減されるとともに、ロック部の緩みが押えられ
る。
【0035】そして、図14に示すようにレバー57を
ロック位置まで操作することにより、係合爪55と係合
溝75とのロックが達成され、検出器本体31がブラケ
ット70に固定される。この状態において、Oリング8
5は、ブラケット70の円筒部71の端面の面取部73
Dに圧接して検出器本体31との間をシールする。した
がって、保護管32は外周より均等に押圧されるので、
ブラケット70の円筒部71の内周面と保護管32の外
周面との間に確保された隙間90が検出器本体31側で
塞がれ、この隙間90が測定対象空間6内の雰囲気で満
たされる。係合部55と係合溝75が当配位置に設けら
れているので、Oリング85は均等に圧縮されており、
もれのないシールを達成している。また、上記のように
保護管32とブラケット70の円筒部71との間に、突
起によってできる隙間90が確保されるので、その部分
の空気層の断熱効果により保護管が熱的に保護される。
特に、この部分の隙間を測定対象空間側に連通させた場
合は、測定対象空間が実質的に円筒部の長さ分だけ延長
されることになるので、保護管の測定対象空間に対する
挿入長さが増加し、それだけパネル外環境の影響を小さ
くすることができる。また、実質的な挿入長さが長くな
る分、保護管自身の長さの短縮化を図ることも可能とな
る。しかも、ブラケット70が円筒であると、断熱材の
装着が容易であり、断熱材を装着する前に取付けること
ができ、作業性がよい。
【0036】このように、保護管32をブラケット70
の円筒部71に挿入した後、検出器本体31をブラケッ
ト70側に嵌め、その状態でストッパ50を回転させる
だけで、ワンタッチで検出器本体31をブラケット70
に固定することができる。この場合、ストッパ50はレ
バー57によって回動させるため、その回動が小さな力
で容易にできる。したがって、取付け作業が簡単にでき
る。特に、検出器本体31を回さずストッパ50を回す
だけで、検出器本体31をブラケット70にロックさせ
ることができるので、検出器本体31から延びるケーブ
ル4の取り回しの面倒がない上、取り回しスペースも少
なくできる。
【0037】また、保護管32をブラケット70に挿入
するだけで自動的に検出器本体31の位置決めができ、
そのままストッパ50の係合爪をブラケット70の係合
溝75に嵌めることができるから、操作が簡単である。
その際、レバー57の位置を嵌合可能位置に規制してお
くことができるので、係合爪55の位置を目視確認しな
くても、係合溝75に嵌め入れることができ、後はレバ
ー57をロック位置まで回すだけでよい。
【0038】また、ロックを行うストッパ50とは独立
して、検出器本体31の位置決めを行うことができるの
で、検出器本体31を常に一定の位置に保持できる上、
検出器本体31を確実に回り止めすることができる。こ
のためストッパ50が検出器本体31の回転に伴って回
るおそれがなく、ロックが緩む心配も全くない。
【0039】また、保護管32の外周面とブラケット7
0の円筒部71の内周面との間に、測定対象雰囲気に連
通する隙間90が確保されるので、その部分の空気層の
断熱効果により保護管32が熱的に保護される上、測定
対象空間が実質的に円筒部71の長さ分だけ延長される
ことになり、保護管32の測定対象空間6に対する挿入
長さが増加し、それだけパネル外環境の影響を小さくす
ることができる。また、実質的な挿入長さが長くなる
分、保護管32自身の長さの短縮化を図ることも可能と
なる。
【0040】また、Oリング85をクッション材として
設けたので、振動、衝撃が加わった場合のロック部の保
護、緩み防止を果たす。特に緩み防止効果は、Oリング
85の弾性復元力によって、ブラケット70と係止爪5
5との間に生じる摩擦力によっても生まれる。また、ス
トッパ50を回す際の操作反力が生れ、確実な操作感が
得られる上、構造が簡単でコスト安となる。
【0041】また、実施例の挿入形検出器30では、検
出器本体31のケーシングと保護管32の基端部管33
を樹脂の一体成形品により構成したので、図7(b)で
示す短いタイプにおいては別の保護管部品が不要とな
り、また、保護管基端部管がケースと同一部品であるた
め。検出器本体31の位置決めの溝がずれることなく一
定になり、しかも容易に形成できる。
【0042】次に、保護管32を長くして使う場合の取
付け方法を説明する。この場合は、図16に示すよう
に、単に基端部管33と保護キャップ35との間に中間
部管34を挿入する。33と34の連結で32の必要長
さを確保するため、34が短くなり、従来削りで確保し
ていた32の必要長が33と本体の一体成形と用途上無
駄なく成形加工を可能にした。そして、上と同じように
ブラケット70に固定する。この長い保護管32を用い
ると、センサ部分(保護キャップ35)を測定対象空間
6内に深く挿入することができる。図17はダクトの側
壁部に挿入形検出器30を取付けた状態を示している。
【0043】このように、基端部管33と保護キャップ
35の間に中間部管34を挿入するか否かで、保護管3
2の長さを調節することができ、挿入長さごとに挿入形
検出器を用意しておく必要がなくなり、機器の主要部を
共通化できる。
【0044】次に、図12に示すように取付けたブラケ
ット70に挿入形検出器30を固定する場合について説
明する。
【0045】この場合は、図18に示すように、長管部
71Aをパネル5の挿入孔5aに挿入した状態で、パッ
キン83を介してブラケット70のフランジ部72を、
パネル5の外面にネジ81で固定した後、保護管32を
ブラケット70の円筒部71内に挿入する。そして、上
記と同様に、短管部71B(図18では隠れて見えな
い)側の被係合部74に対してストッパ50の係合爪5
5を係合させることにより、検出器本体31をブラケッ
ト70に固定する。この取付け構造は、パネル5の外面
側に断熱材が無い場合に用いる。パネル5の内面側に断
熱材7がある場合にも用いることができる。
【0046】図19は測定対象空間6の雰囲気と検出器
本体31を配置する空間の雰囲気が同一の場合の取付け
例である。この場合は、保護管32を短く設定し、ブラ
ケット70も図12の態様で取付けている。このような
取付け構造は、図20に示すように検出器本体31を空
調機械内の同一雰囲気内に配置し、外部ダクトとの連結
口の内部パネルに取付る場合に適している。この場合、
検出器本体31の挿入長は本体と検出部には温度差がな
いため空調機内の風の流れを疎外しない程度の長さがあ
ればよく、検出器本体は風が当たらない位置に配置す
る。
【0047】以上のように保護管32の挿入長さをブラ
ケット70の取付け態様で断熱材の有無や位置に応じて
切り替えることができる。図11に示すように長管部7
1Aを外に突出させて取付けた場合は、検出器本体31
の位置をパネル5から遠い位置に支持できると共に、パ
ネル5の挿入孔5aからの保護管32の挿入長さを短く
できる。また、図12に示すようにパネル5の挿入孔5
aに長管部を挿入し、パネル5の外面側に短管部71B
を突出させて取付けた場合は、検出器本体31の位置を
パネル5に近付けることができると共に、パネル5の挿
入孔5aからの保護管32の挿入長さを長くできる。
【0048】なお、上記実施例では、ブラケット70の
円筒部71の内周面に突条71aを設け、保護管32の
外周面に位置決め溝33bを設けて検出器本体31の位
置決めを行うようにしたが、突条と溝を逆に設けてもよ
い。また、突条71aと位置決め溝33bの組み合わせ
以外の位置決め手段を設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ストッパに設けた係合部とブラケットに設けた被係
合部を位置合わせして嵌め合わせ、その状態でストッパ
のみを回すことにより、係合部と被係合部をワンタッチ
でロックさせることができる。したがって、取付けスペ
ースを要さず、取付けが簡単である。また、検出器本体
を回さずに、検出器本体をブラケットに簡単かつ強固に
固定することができるので、検出器本体は振動、温度変
化等を受けても緩むことなく、ロックがはずれにくい。
また、検出器本体を回さずにロックできるから、検出器
本体から延びるケーブルの取り回しの面倒がない上、取
り回しスペースも少なくできるという効果がある。
【0050】請求項2の発明によれば、位置決め手段に
より検出器本体の回転位置を常に一定に保持することが
できるので、その状態でストッパの係合部とブラケット
の被係合部の位置合わせを行いながら、係合部と被係合
部をロックさせることができる。また、位置決め手段と
ストッパが別構成となるので、位置決めとロックとを独
立して行うことができ、ストッパの操作位置に関係な
く、検出器本体の位置を適正に保つことができる。さら
に、位置決め手段の作用により検出器本体を確実に回り
止めすることができるので、ストッパが検出器本体の回
転に伴って回るおそれがなく、ロックが緩む心配も全く
なくなる等の効果がある。
【0051】請求項3の発明によれば、レバーを一端に
位置させた状態で、被係合部に係合部を嵌め、その状態
でレバーを他端まで移動させるだけで、簡単に検出器本
体をブラケットに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の挿入形検出器を示す図で
あり、(a)は全体斜視図、(b)はその要部の断面図
である。
【図2】同挿入形検出器の正面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図4の囲み部cの拡大図である。
【図6】同挿入形検出器の先端部の分解斜視図である。
【図7】同挿入形検出器の2種の使用形態を示す側面図
であり、(a)は挿入長が大きい場合、(b)は挿入長
が小さい場合の形態を示す図である。
【図8】この発明の一実施例による挿入形検出器をパネ
ルに固定するためのブラケットの構成を示す図であり、
(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、
(d)は側断面図、(e)は図(a)の部分拡大図であ
る。
【図9】同ブラケットの使用形態を示す側面図である。
【図10】図9のD−D線に沿う横断面図である。
【図11】同ブラケットの使用形態を示す斜視図であ
る。
【図12】同ブラケットの他の使用形態を示す斜視図で
ある。
【図13】同ブラケットに挿入形検出器の検出器本体を
固定する場合の動作途中の状態を示す側断面図である。
【図14】同ブラケットに挿入形検出器の検出器本体を
固定する場合の動作完了した状態を示す側断面図であ
る。
【図15】同ブラケットに検出器本体を固定する過程を
説明する図である。
【図16】この発明の一実施例の挿入形検出器の第1の
取付形態を示す側断面図である。
【図17】この発明の一実施例の挿入形検出器の使用例
を示す斜視図である。
【図18】この発明の一実施例の挿入形検出器の第2の
取付形態を示す側面図である。
【図19】この発明の一実施例の挿入形検出器の第2の
取付形態を示す側断面図である。
【図20】この発明の一実施例の挿入形検出器の使用例
を示す図である。
【図21】従来の挿入形検出器の取付構造例を示す断面
図である。
【図22】従来の挿入形検出器の他の取付構造例を示す
断面図である。
【図23】従来の挿入形検出器の更に他の取付構造例を
示す断面図である。
【符号の説明】
5 パネル 5a 挿入孔 6 測定対象空間 30 挿入形検出器 31 検出器本体 32 保護管 33 基端部管 33b 位置決め溝 33c 案内部 34 中間部管 35 保護キャップ(先端部管) 41 湿度センサ 42 温度センサ 47,48 規制壁(規制部) 50 ストッパ 55 係合爪(係合部) 57 レバー 70 ブラケット 71 円筒部(筒部) 71a 突条(突起、位置決め手段) 74 被係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/30 F24F 11/02 103 G01K 1/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出器本体と、該検出器本体に突設され
    パネルの挿入孔から測定対象空間内に配置される保護管
    と、該保護管の先端部内に収容されたセンサとからなる
    挿入形検出器の前記検出器本体に係合部を設けると共
    に、前記パネルに固定されるブラケットに前記係合部と
    係合する被係合部を設け、前記係合部を前記被係合部と
    の嵌合可能位置に位置決めし、被係合部に対して係合部
    を前記保護管の回りに回転させることにより、前記被係
    合部に係合部を固定する挿入形検出器において、前記検
    出器本体に、前記保護管の回りに回動可能なストッパを
    取付け、該ストッパに前記係合部を設けたことを特徴と
    する挿入形検出器。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットと前記検出器本体又は保
    護管に、ブラケットに対する検出器本体の回転方向の位
    置決めを行う位置決め手段を設けた請求項1記載の挿入
    形検出器。
  3. 【請求項3】 前記ストッパに、前記検出器本体に形成
    した規制部によって移動範囲の両端が規制されたレバー
    を設け、前記移動範囲の一端にレバーがあるとき前記係
    合部が被係合部との嵌合可能位置にあり、移動範囲の他
    端にレバーがあるとき前記係合部が被係合部とのロック
    位置にあるように、前記規制部の位置を設定した請求項
    1または請求項2記載の挿入形検出器。
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