JP3110541B2 - フェルト製造用針およびその製法 - Google Patents
フェルト製造用針およびその製法Info
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- JP3110541B2 JP3110541B2 JP4638792A JP4638792A JP3110541B2 JP 3110541 B2 JP3110541 B2 JP 3110541B2 JP 4638792 A JP4638792 A JP 4638792A JP 4638792 A JP4638792 A JP 4638792A JP 3110541 B2 JP3110541 B2 JP 3110541B2
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- Japan
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- needle
- section
- felt
- manufacturing
- blade
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
- D04H18/02—Needling machines with needles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フェルトなど繊維材料
の密実なマットを製造するためのフェルト製造用針およ
びその製法に関するものである。
の密実なマットを製造するためのフェルト製造用針およ
びその製法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のフェルト製造用針では、図５に示
すように繊維と相互係合するように三角形の断面を持つ
ブレードａの側端に沿った複数個所にバーブｂを配設し
た標準的なものが、繊維を受け入れるスロットのあるフ
ォーク状の針より多用されている。（特公昭４７−３３
７５５号公報及び特開昭５１−１４７６８０号公報）
すように繊維と相互係合するように三角形の断面を持つ
ブレードａの側端に沿った複数個所にバーブｂを配設し
た標準的なものが、繊維を受け入れるスロットのあるフ
ォーク状の針より多用されている。（特公昭４７−３３
７５５号公報及び特開昭５１−１４７６８０号公報）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このバーブのあるフェ
ルト製造用針では、織布または不織布などの繊維素材を
パンチングによってフェルトを製造する際に、上下運動
する針の１個から複数個のバーブの突起や凹みにより繊
維が引っかけられ絡み合わされてフェルトとされるが、
バーブによる繊維へのダメージが大きくフェルトの風合
も悪く商品価値が低下するほか、繊維が切断、破壊され
やすい炭素素材などには適さない欠点があり、しかもバ
ーブは断面三角形のブレードの縦軸線の各々の刃の部分
にたがねを打ち込むことによて作られるため、バーブ形
成がきわめて煩雑で、繊維の損傷を防ぐためにはさらに
バーブ加工がやっかいであると共に、バーブや針の破損
も大きいし、フェルト製造上生産性をあげるための高速
度パンチング作業には限界があって問題であった。本発
明は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、針
による繊維へのダメージを可及的におさえ、フェルトの
風合も柔らかい製品として商品価値も高められると共
に、針の損傷も少なく高速度作業に適するほか、繊維が
切断、破壊されやすい炭素素材などの不織布をパンチン
グによるフェルト製造に最適なフェルト製造用針を構成
簡単で安価な形態で提供することを目的としたものであ
る。
ルト製造用針では、織布または不織布などの繊維素材を
パンチングによってフェルトを製造する際に、上下運動
する針の１個から複数個のバーブの突起や凹みにより繊
維が引っかけられ絡み合わされてフェルトとされるが、
バーブによる繊維へのダメージが大きくフェルトの風合
も悪く商品価値が低下するほか、繊維が切断、破壊され
やすい炭素素材などには適さない欠点があり、しかもバ
ーブは断面三角形のブレードの縦軸線の各々の刃の部分
にたがねを打ち込むことによて作られるため、バーブ形
成がきわめて煩雑で、繊維の損傷を防ぐためにはさらに
バーブ加工がやっかいであると共に、バーブや針の破損
も大きいし、フェルト製造上生産性をあげるための高速
度パンチング作業には限界があって問題であった。本発
明は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、針
による繊維へのダメージを可及的におさえ、フェルトの
風合も柔らかい製品として商品価値も高められると共
に、針の損傷も少なく高速度作業に適するほか、繊維が
切断、破壊されやすい炭素素材などの不織布をパンチン
グによるフェルト製造に最適なフェルト製造用針を構成
簡単で安価な形態で提供することを目的としたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端部にある
針尖端部分と、後端部にあるシャンク部分と、該針尖端
部分及びシャンク部分の中間のブレード部分とを有し
て、軸線方向に延びているフェルト製造用針において、
前記ブレード部分は断面角形の幹部と、断面円形の幹部
とを交互に軸線方向に配列して構成したものである。
針尖端部分と、後端部にあるシャンク部分と、該針尖端
部分及びシャンク部分の中間のブレード部分とを有し
て、軸線方向に延びているフェルト製造用針において、
前記ブレード部分は断面角形の幹部と、断面円形の幹部
とを交互に軸線方向に配列して構成したものである。
【０００５】
【作用】フェルト製造用針のブレード部分には、バーブ
が形成されていなく、異形断面の幹部を交互に配列して
あって、横断面積が縮小、拡大する段差が存在する結
果、剪断強度が著しく向上し繊維へのダメージが最小限
におさえられ、炭素素材などのパンチングによるフェル
ト製造に効果があり、風合も柔らかい製品とすることが
でき、針の破損も少なく高速度運転が可能で生産性をも
大幅に向上できる。
が形成されていなく、異形断面の幹部を交互に配列して
あって、横断面積が縮小、拡大する段差が存在する結
果、剪断強度が著しく向上し繊維へのダメージが最小限
におさえられ、炭素素材などのパンチングによるフェル
ト製造に効果があり、風合も柔らかい製品とすることが
でき、針の破損も少なく高速度運転が可能で生産性をも
大幅に向上できる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図３で説明する
と、先端部にある針尖端部分１と、後端部にあるシャン
ク部分２と、該針尖端部分１及びシャンク部分２の中間
のブレード部分３とを有して、軸線方向に延びているフ
ェルト製造用針において、前記ブレード部分３は、少な
くとも一部分に平坦側面４を有する断面角形の幹部５
と、断面円形の幹部６とを交互に軸線方向に配列して構
成したフェルト製造用針としてある。
と、先端部にある針尖端部分１と、後端部にあるシャン
ク部分２と、該針尖端部分１及びシャンク部分２の中間
のブレード部分３とを有して、軸線方向に延びているフ
ェルト製造用針において、前記ブレード部分３は、少な
くとも一部分に平坦側面４を有する断面角形の幹部５
と、断面円形の幹部６とを交互に軸線方向に配列して構
成したフェルト製造用針としてある。
【０００７】この場合、前記ブレード部分３としては、
縦軸線に平行な稜線、即ち軸方向に延びる稜線５1 いわ
ゆる刃を周側に等間隔で有する断面正三角形の幹部５
と、断面円形の幹部６を二つ以上交互に備えて、横断面
積が縮小、拡大する段差が存在する結果が得られるブレ
ード部分３に構成するのがよく、各断面角形幹部５と断
面円形幹部６同志は、それぞれ同じ形状或いは異なる形
状で等断面積に形成してあるが、断面形状或いは断面積
を異にする相似形の断面角形例えば正三角形、正四角形
或いは長方形の幹部５と断面積の大小差のある断面円形
或いは楕円形の幹部６とを交互に配列したフェルト製造
用針としてもよく、いずれにしても異なる断面の継ぎ目
の段差を形成し、この段差で繊維の絡み合わせやすくし
てある。
縦軸線に平行な稜線、即ち軸方向に延びる稜線５1 いわ
ゆる刃を周側に等間隔で有する断面正三角形の幹部５
と、断面円形の幹部６を二つ以上交互に備えて、横断面
積が縮小、拡大する段差が存在する結果が得られるブレ
ード部分３に構成するのがよく、各断面角形幹部５と断
面円形幹部６同志は、それぞれ同じ形状或いは異なる形
状で等断面積に形成してあるが、断面形状或いは断面積
を異にする相似形の断面角形例えば正三角形、正四角形
或いは長方形の幹部５と断面積の大小差のある断面円形
或いは楕円形の幹部６とを交互に配列したフェルト製造
用針としてもよく、いずれにしても異なる断面の継ぎ目
の段差を形成し、この段差で繊維の絡み合わせやすくし
てある。
【０００８】このフェルト製造用針の製造には、断面円
形の線材などの針幹材をスエージング加工或いはプレス
加工で針の後端部から先端部にテーパー部７を介して断
面縮小したブレード部分３を形成し、先端部に針尖端部
分１を形成すると共に、前記後端部はシャンク部分２に
垂直に曲げたフェルト製造用針とするものであって、前
記針尖端部分１と、シャンク部分２との中間のブレード
部分３を平坦側面部分のある断面正多角形部分と断面円
形部分とを交互に配設したプレス駒を用いてプレス加工
により形成するのが製造上簡便で好ましい。
形の線材などの針幹材をスエージング加工或いはプレス
加工で針の後端部から先端部にテーパー部７を介して断
面縮小したブレード部分３を形成し、先端部に針尖端部
分１を形成すると共に、前記後端部はシャンク部分２に
垂直に曲げたフェルト製造用針とするものであって、前
記針尖端部分１と、シャンク部分２との中間のブレード
部分３を平坦側面部分のある断面正多角形部分と断面円
形部分とを交互に配設したプレス駒を用いてプレス加工
により形成するのが製造上簡便で好ましい。
【０００９】なお、前記ブレード部分の形成としては、
断面三角形にプレス加工するものであって、プレス加工
するプレス駒によってプレス加工しない部分として、断
面円形の幹部６を形成してフェルト製造用針とすること
も配慮する。さらに必要に応じ、断面円形幹部に代え
て、または代えずに断面角形幹部を稜線の位相をずらせ
て交互に配列させた形態とすることもできる。
断面三角形にプレス加工するものであって、プレス加工
するプレス駒によってプレス加工しない部分として、断
面円形の幹部６を形成してフェルト製造用針とすること
も配慮する。さらに必要に応じ、断面円形幹部に代え
て、または代えずに断面角形幹部を稜線の位相をずらせ
て交互に配列させた形態とすることもできる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、ブレード部分は断面角形の幹
部と、断面円形の幹部とを交互に軸線方向に配列して構
成したことで、従来のようにバーブを形成加工すること
がなく針による繊維へのダメージが可及的に抑えられて
品質的に良好なフェルト製品ができフェルトの風合も柔
らかい製品とし、しかも繊維が切断、破壊されやすい炭
素素材などのフェルト製造にも効果があり、生産性も大
幅に高めることが可能となり、しかもブレード部の成型
加工も簡便で使用中での針の折損や損傷が著しく減少す
る効果があって、高速度運転にも耐え、フェルト製造用
針並びにその製法をも簡素化できて低コストなものとす
ることができる。
部と、断面円形の幹部とを交互に軸線方向に配列して構
成したことで、従来のようにバーブを形成加工すること
がなく針による繊維へのダメージが可及的に抑えられて
品質的に良好なフェルト製品ができフェルトの風合も柔
らかい製品とし、しかも繊維が切断、破壊されやすい炭
素素材などのフェルト製造にも効果があり、生産性も大
幅に高めることが可能となり、しかもブレード部の成型
加工も簡便で使用中での針の折損や損傷が著しく減少す
る効果があって、高速度運転にも耐え、フェルト製造用
針並びにその製法をも簡素化できて低コストなものとす
ることができる。
【図１】本発明の実施例の側面図である。
【図２】図１の実施例の一部の拡大平面図である。
【図３】図２のＩ−Ｉ線における拡大縦断面図である。
【図４】図２のII−II線における拡大縦断面図である。
【図５】従来例のバーブ付きフェルト製造針の側面図で
ある。
ある。
１ 針尖端部分 ２ シャンク部分 ３ ブレード部分 ４ 平坦側面 ５ 断面角形幹部 ６ 断面円形幹部 ７ テーパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D04H 1/00 - 18/00
Claims (3)
- 【請求項１】 先端部にある針尖端部分と、後端部にあ
るシャンク部分と、該針尖端部分及びシャンク部分の中
間のブレード部分とを有して、軸線方向に延びているフ
ェルト製造用針において、前記ブレード部分は断面角形
の幹部と、断面円形の幹部とを交互に軸線方向に配列し
て構成したことを特徴とするフェルト製造用針。 - 【請求項２】 前記ブレード部分断面角形の幹部が正三
角形または正四角形とした請求項１記載のフェルト製造
用針。 - 【請求項３】 針幹材をスエージング加工で、針の後端
部から先端部にテーパー部を介して断面縮小したブレー
ド部分を形成し、先端部に針尖端部分を形成すると共
に、前記後端部はシャンク部分に垂直に曲げたフェルト
製造用針とするに際し、前記針尖端部分と、シャンク部
分との中間のブレード部分を断面正多角形部分と断面円
形部分とを交互に配設したプレス駒を用いてプレス加工
により形成したことを特徴とするフェルト製造用針の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4638792A JP3110541B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | フェルト製造用針およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4638792A JP3110541B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | フェルト製造用針およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05214659A JPH05214659A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3110541B2 true JP3110541B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=12745734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4638792A Expired - Fee Related JP3110541B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | フェルト製造用針およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3110541B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1806444B1 (de) * | 2005-12-27 | 2009-04-01 | Groz-Beckert KG | Filznadel |
| JP6073419B2 (ja) * | 2015-06-30 | 2017-02-01 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の液透過性表面シート用不織布の製造方法 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP4638792A patent/JP3110541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05214659A (ja) | 1993-08-24 |
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