JP3110530U - Z軸移動ステージ装置 - Google Patents

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富士雄 横尾
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ラインメック株式会社
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Abstract

【課題】移動台までの高さを低くし、かつ安定した移動動作を確保することができるようにする。
【解決手段】Z軸送り操作のためのマイクロメータ11が設けられた基台12、XY面方向である水平方向へ移動し、この移動方向に傾斜する傾斜面14Sが形成された中間移動体14、上記傾斜面14S上を回転する回転体20を保持し、この回転体20が上記傾斜面14Sを回転してZ軸方向へ移動する移動台16、この移動台16と上記基台12との間に配置されたスプリング23を設け、上記マイクロメータ11によって中間移動体14を水平方向へ動かしたとき、この中間移動体14の傾斜面14Sを回転体20が回転するように構成することにより、移動台16をZ軸方向である垂直方向へ移動させる。
【選択図】図1

Description

本考案はZ軸移動ステージ装置、特に各種の精密な機械、器具での位置合せ等において、移動調整すべき部材を支持した移動台(体)をZ軸(垂直)方向に微小移動させることができる移動ステージ装置の構成に関する。
従来から、精密な機械、器具、光学部材等において移動ステージ装置が用いられており、この種の移動装置は、近年ではカーボンナノチューブ等を扱うナノテクノロジー分野の製作研究においても、各種部材の精密な位置合せ、位置決めを行うために使用される。
図4には、従来の移動(微動)ステージ装置の動作方向が示されており、移動ステージ装置は、図示のように、被移動体1を例えば水平面に配置されたX軸又はY軸の方向、垂直方向となるZ軸方向へ移動できると共に、X軸回りのXθ、Y軸回りのYθ、Z軸回りのZθへ移動させることができる。
図5には、上記Z軸方向へ移動させるための従来のZ軸移動ステージ装置の一例が示されている。この装置では、基台2の側面部2aにマイクロメータ3が取り付けられると共に、扇状(又は三角形)のカム4が配置されており、上記マイクロメータ3の駆動先端部3aがカム(てこ部材)4の垂直端面(図右側)に当接される。一方、被移動体を配置する移動台(ステージ)5の下側にピン状係合部材6が配置され、この係合部材6の先端部が上記カム4の水平端面(図上側)に当接される。また、上記移動台5はガイド部7で上下(Z軸)方向へガイドされると共に、バネ8にて下側へ付勢される。
このようなZ軸移動ステージ装置によれば、マイクロメータ3の操作部を回転させると、その駆動先端部が直線状に進退移動するが、この駆動先端部の前進でカム4の右側垂直端面を押し時計方向へ回動させた場合は、カム4の上側水平端面に当接する係合部材6を介して移動台5を上側へ移動させ、一方駆動先端部が後退する場合は、移動台5等の重み及びバネ8の不勢力により、カム4が半時計方向へ回動し移動台5を下側へ移動させる。このようにして、上記移動台5はマイクロメータ3で移動させた量だけ上下方向へ動くことになる(1対1の移動が行われる)。
特開平10−186198号公報
しかしながら、従来のZ軸移動を含む移動ステージ装置は、それ自体の高さ(背丈)、図5では移動台5までの高さが高く、移動台5にかかるモーメントが大きくなって装置の動作が不安定となるという問題があった。即ち、図5の装置では、扇状のカム4を上下方向へ回動させる構成となっており、このカム4の配置空間と移動空間を確保する必要から、移動台5の高さがある程度高くなる。そして、移動台5が高い位置にある場合、この移動台5に被移動体を載せて行う軸調(位置合わせ)時やその他の原因で振動が発生するときに、全体が揺れてしまうことになり、このため、安定させるための調整時間が必要であり、軸調のための作業に時間が掛かるという不都合がある。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動台までの高さを低くし、かつ安定した移動動作を確保することができるZ軸移動ステージ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案請求項1に係るZ軸移動ステージ装置は、Z軸送りのための操作部材が設けられた基台と、この基台のガイド部に沿ってXY面方向へ移動し、この移動方向に傾斜する傾斜面が設けられた中間移動体と、この中間移動体の傾斜面上を回転する回転体と、この回転体を保持し、この回転体が上記傾斜面を回転することによってZ軸方向へ移動する移動台(移動ステージ)と、この移動台と上記基台との間に配置され、この移動台を基台へ向けて付勢する付勢部材と、を有し、上記操作部材で上記中間移動体を駆動することによりその傾斜面を介して上記移動台をZ軸方向へ移動するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る考案は、上記中間移動体には、その移動方向に2個又はそれ以上の傾斜面を設け、上記回転体はこれら傾斜面の各々において上記中間移動体の移動方向に垂直な方向に2個又はそれ以上を配置したことを特徴とする。
上記の構成によれば、操作部材によって中間移動体をXY面方向(水平方向)へ駆動すると、この中間移動体の傾斜面を回転体が回転することにより、移動台がZ軸方向(垂直方向)へ移動することになる。
本考案のZ軸移動ステージ装置は、中間移動体に設けた傾斜面に移動台下部の回転体を配置する構成となるため、扇形のカムを用いる場合と比較すると、カムを配置するための比較的大きな空間が不要となり、移動空間も必要ないので、移動台を低い位置に配置することが可能となる。従って、ステージ装置自体の高さを低くできると共に、安定した移動動作を確保することが可能になる。また、請求項2の構成によれば、傾斜面及び回転体の二重、三重の配置によって、移動動作の安定性を高めることができるという効果がある。
図1及び図2には、本考案の実施例に係るZ軸移動ステージ装置の構成が示されており、図1(B)は図1(A)のb−b線切断図、図1(C)は図1(A)のc−c線切断図である。図1において、この装置は、操作部材としてのマイクロメータ11が金属製基台12の操作部材取付け部12aに取り付けられる。このマイクロメータ11は、操作部11a、目盛11b、棒状先端部(直線駆動部)11cを有し、操作部11aを左右回転させることにより、先端部11cを水平方向(XY面内)に進退駆動することができる。なお、実施例では、XY面方向を水平方向に配置するので、Z軸は垂直方向となる。
上記基台12の上面側には、図1(A)の点線で示す位置に、凹溝状のガイド(レール)部12bが形成されており、このガイド部12bに、案内される中間移動体14が配置される。この中間移動体14は、直方体金属部材においてその上面から内部へ斜めにカットするようにして2箇所(移動方向の前後の位置)の傾斜面(テーパー面)14Sを形成したもので、この2つの傾斜面14Sは、上記ガイド部12bで案内される移動方向(図の左右方向)に同一の角度(θ)で傾斜する面(平行面)とされる。そして、この中間移動体14のマイクロメータ側の側面(垂直面)には、球体(ボール)14aが取り付けられ、この球体14aに上記マイクロメータ11の先端部11cが当接するようになっている。
一方、この中間移動体14の上方に、被移動体をZ軸方向へ移動させるための移動台(移動ステージ)16が配置されており、この移動台16は、例えば円柱と円筒を組み合わせた垂直方向のガイド部材18によってZ軸方向の移動がガイドされる。そして、この移動台16の下側で、上記傾斜面14Sの上側に位置する4箇所に、支持体19を介してベアリングからなる回転体(車輪)20を配置する。
図2には、上記支持体19及び回転体20が示されており、実施例では、支持体19に取付け固定した軸21の左右にベアリングからなる回転体20を配置し、左右2個の回転体20を同一の傾斜面14Sに配置する。なお、上記回転体20としては、ベアリング以外の回転体でもよく、また上記軸21を支持体19に対して回転可能となる構成を採用してもよい。
また、図1(A),(C)に示されるように、基台12と移動台16との間で中間移動体14の外側の位置の4箇所に、スプリング23が配置されており、このスプリング23によって移動台16は基台12へ向けて付勢される。
実施例は以上の構成からなり、このZ軸移動ステージ装置の動作は図3のようになる。図3(A)は、移動台16が比較的下側の位置に配置されており、この位置からマイクロメータ11の操作部11aを例えば右回転させ、その先端部11c及びボール14aを介して中間移動体14を図の左側へ押すと、図3(B)に示されるように、斜面部14S上を回転体20が回転することにより、スプリング23の付勢力に抗して移動台16が上方向へ移動する。一方、図3(B)の位置から、操作部11aを左回転させると、移動台16等の重さとスプリング23の付勢力によって回転体20が斜面部14S上を回転して中間移動体14が図の右側へ動くので、図3(A)に示されるように、移動台16が下方向へ移動する。このようにして、マイクロメータ11の操作によって移動台16に載せられた被移動体をZ軸方向へ移動(微動或いは粗動)動作させることができる。
そして、このような実施例の構成によれば、装置自体の高さを低くすることができる。即ち、図5の従来装置の場合は、移動台5が下側へ移動したとき、基台2の上面位置とピン状部材6(先端部)がカム4に接触する位置との距離Hbは、比較的大きい値となるのに対し、図3(A)の実施例装置の場合は、移動台16が下側へ移動したとき、基台12のガイド部底面位置と回転体20が傾斜面14Sに接触する位置との距離Haは、上記Hbよりも短い値となり、実施例装置の方が従来装置よりも高さが低くなることが分かる。
上記実施例では、傾斜面14Sを2箇所設け、回転体20も左右に2個配置するようにしたが、この傾斜面14Sを3個以上としてもよいし、回転体20についても同一傾斜面に対して3個以上を配置してもよい。
実施例のZ軸移動ステージ装置の構成を示し、図(A)は上面図、図(B)は図(A)の装置のマイクロメータ以外をb−b線で切断した図、図(C)は図(A)の装置のマイクロメータ以外をc−c線で切断した図である。 実施例のZ軸移動ステージ装置に用いられる回転体及びその支持体の構成を示す図である。 実施例のZ軸移動ステージ装置の動作を示し、図(A)は移動台を下側へ移動させたときの図、図(B)は移動台を上側へ移動させたときの図である。 移動ステージ装置における動作方向を示す図である。 従来のZ軸移動ステージ装置の一構成例を示す一部断面図である。
符号の説明
2,12…基台、 3,11…マイクロメータ、
5,16…移動台、 14…中間移動体、
14S…傾斜面、 20…回転体(ベアリング)、
23…スプリング。

Claims (2)

  1. Z軸送りのための操作部材が設けられた基台と、
    この基台のガイド部に沿ってXY面方向へ移動し、この移動方向に傾斜する傾斜面が設けられた中間移動体と、
    この中間移動体の傾斜面上を回転する回転体と、
    この回転体を保持し、この回転体が上記傾斜面を回転することによってZ軸方向へ移動する移動台と、
    この移動台と上記基台との間に配置され、この移動台を基台へ向けて付勢する付勢部材と、を有し、
    上記操作部材で上記中間移動体を駆動することによりその傾斜面を介して上記移動台をZ軸方向へ移動するようにしたZ軸移動ステージ装置。
  2. 上記中間移動体には、その移動方向に2個又はそれ以上の傾斜面を設け、上記回転体はこれら傾斜面の各々において上記中間移動体の移動方向に垂直な方向に2個又はそれ以上を配置したことを特徴とする請求項1記載のZ軸移動ステージ装置。
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