JP3110518B2 - ケーブル輸送装置 - Google Patents

ケーブル輸送装置

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    • B61B—RAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B61B12/02—Suspension of the load; Guiding means, e.g. wheels; Attaching traction cables
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が走行するバイパ
ス領域を有する移送軌道と、車両を摩擦により駆動する
ように軌道に沿って間隔を置いたタイヤ付き車の列とを
有し、各タイヤ付き車は軌道に垂直である水平な回転軸
を有する、ステーションでケーブルから分離可能な車両
付きの搬送リフトたとえばゴンドラリフトまたはチェア
リフトに関する。
【０００２】
【従来の技術】分離可能なゴンドラリフトまたはチェア
リフト（以下、チェアリフトと呼ぶ）のステーションで
は、車両（この例ではチェア）が、軌道に沿って間隔を
置いた、押しフィンガまたはタイヤ付き摩擦車の付いた
チェンにより駆動される。摩擦車は使用するには非常に
フレキシブルでありかつ車両の制動または加速のために
可変速度で駆動できる。ケーブルからまたはモータから
引き出される運動は、車スピンドルにくさび留めされた
プーリーとベルトにより一つの車から他方の車へ伝達さ
れるのが一般である。移送軌道のカーブで、特にバイパ
ス領域で、車スピンドルが湾曲軌道に対し垂直に配置さ
れかつそれ故もはや完全に平行でない。このため、ベル
トが磨耗して動力が著しく損失することになる。ベルト
を長くしかつ戻りプーリーを設けることにより、これら
のプーリーの整合の欠陥を少なくとも部分的に補償でき
るが、伝達部はより複雑になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、バイ
パス領域で簡単な手段により一つの車から他方の車へ能
率的な伝達を達成することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明により搬送リフトは、前記軌道のバイパス
領域では、一つのタイヤ付き車から隣接するタイヤ付き
車へ駆動力を伝達するために二つのタイヤ付き車の回転
軸の間に形成された角度に対応する形状からなるはめば
歯車伝達装置を備えていることを特徴とする。
【０００５】平行でない回転軸の間のはめば歯車伝動は
特に小傘歯車が従来技術であるが、本発明により、変換
小歯車が、タイヤ付き車の回転軸にくさびどめされた二
つの小歯車の間に取り付けられていて、連続する車の回
転方向を同一に保っている。一方のタイヤ付き車から他
方のタイヤ付き車へ回転を伝達するはめば歯車伝動装置
の三つの小歯車は直径が同一であるのが好ましく、それ
らの回転軸が同じ平面内を延びている。タイヤ付き車の
回転軸へくさびどめされた同じ小歯車は、前の車の運動
を受けてそれを次の車へ伝達する。プラスチック材料で
作られた小歯車の使用により、騒音と潤滑問題が減少す
る。
【０００６】駆動系を標準化することは重要であり、本
発明の発展により、駆動小歯車と変換小歯車の回転軸が
それぞれ標準の軸受箱に取り付け支持され、これらの軸
受箱は、バイパス軌道の曲線をたどるガーダーに固定さ
れている。調整可能な固定部を設けることにより、軸受
箱の正確な位置決めを得ることができるが、それには正
確な作用に必要な隙間に対応する厚さのフィルムを小歯
車の間に挿入すればよい。タイヤ付き車の軸受箱は一方
の側にタイヤ付き車を支持しかつ他方の側に歯車を支持
するが、変換小歯車箱は変換小歯車しか支持しない。は
めば歯車伝動部は曲線の内側に位置している。小歯車の
大きさは回転軸の間の距離に明らかに依存し、必要の場
合に、駆動小歯車より小さいまたは大きい変換小歯車を
使用できる。
【０００７】はめば歯車伝動は直線区分にも適するが、
特にチェアの加速または制動領域では速度変化に不適当
である。はめば歯車駆動系をベルト系と容易に組み合わ
せるには、例えば第一のバイパス領域車のスピンドル
に、小歯車に加えて、ベルトにより直線領域の前の車の
運動を受けとるプーリーを取り付ければよい。それ故、
一方の伝達方式から他方の伝達方式への切替えは簡単で
ありかつ達成するのが容易である。
【０００８】はめば歯車による駆動は周期運動装置のタ
イヤ付き車によく適しているのはもちろんであり、その
第二の駆動方式はどんな種類でもよいが、特に押しフィ
ンガ付きのチェンがよい。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
【００１０】図において、ステーションの湾曲区分１
０、例えばケーブルの入口ストランドから出口ストラン
ドまでの取り外し可能なチェアリフトのチェアの移送軌
道の湾曲区分１０は、タイヤ付き車１１を有し、これら
のタイヤ付き車は、チェア（図示省略）の支持キャリッ
ジにより支持される摩擦板と摩擦により協働するように
軌道に沿って規則的な間隔に位置している。湾曲区分１
０は直線区分１２に続いており、この直線区分はその最
後の二つのタイヤ付き車しか示されてないが、ステーシ
ョンへの入口のケーブルから分離されるチェアの制動領
域を有することができる。対称的な仕方で、バイパス軌
道の半円形湾曲区分１０は、ケーブルの出口ストランド
と整合されていて加速車輪を有する直線区分に連結でき
る。この種の分離可能なチェアリフトは周知であって、
例えば本出願人により出願されたフランス特許出願第
９，００５，３０９号明細書に記載されている。
【００１１】タイヤ付き車１１は回転軸１３により支持
され、各回転軸は、バイパス領域１０に沿って延びる湾
曲したガーダー２１に固定された軸受箱１４に回転可能
に取りつけられている。回転軸１３は、タイヤ付き車１
１の反対端に小傘歯車１５を支持しており、この小傘歯
車はタイヤ付き車１１と共に回転する。摩擦車１１およ
び小歯車１５を有する全ての軸受箱１４は同一でありか
つ軌道に沿って規則的に間隔を置いているので、チェア
キャリッジが、その駆動部となる少なくとも一つのタイ
ヤ付き車１１と常に接触している。タイヤ付き車１１の
二つの連続する軸受箱１４の間に、いつでも軸受箱１６
が取りつけられており、この軸受箱は他方の軸受箱１４
と同一でもよいが、タイヤ付き車１１を支持していな
い。軸受箱１６の小歯車は変換小傘歯車１７であり、こ
の小傘歯車１７は二つの隣接する駆動小歯車１５と噛み
合ってタイヤ付き車１１の運動を次のタイヤ付き車に伝
達する。小歯車１５，１７の直径はもちろんタイヤ付き
車１１の間隔に適合するように選択されかつそれらの円
錐形は二つの連続する回転軸１３により形成された角度
に対応する。全ての小歯車１５，１７の直径は同じであ
るのが好ましいが、異なる直径のより小さなまたはより
大きな変換小歯車１７と駆動小歯車１５を用いることが
でき、その際全ての組み合わせが可能である。図に表さ
れた例では、全てのタイヤ付き車１１が同じ速度でかつ
同じ方向に回転してチェアをバイパス領域で一定の速度
で移動させる。
【００１２】直線領域１２では、動力伝達はプーリー１
８とベルト１９により行うのが好ましく、その際各回転
軸は、一方が受け入れ側で他方が駆動側である二つのプ
ーリー１８を支持する。直線区分１２から湾曲区分１０
への移行タイヤ付き車２０の回転軸は、直線区分１２の
隣接するプーリーにベルト１９により連結されたプーリ
ー１８と、湾曲区分１０の隣接する変換小歯車１７と噛
み合う小歯車１５とを支持している。このように、タイ
ヤ付き車の間の運動の伝達は全軌道にわたって特に簡単
な仕方で保たれる。他の動力伝達系を使用できるのはも
ちろんである。小歯車１５，１７は、適当なプラスチッ
ク材料で作られる。
【００１３】軸受箱１４，１６をガーダー２１に固定す
るには一定の精度が必要であり、本発明により取付け時
の調整の可能性が与えられる。図３を参照すると、ガー
ダー２１が、二つの側方フランジ２３により延長された
Ｕ形の鉄形材２２により形成され、二つの側方フランジ
の間には軸受箱１４，１６の突出部２４が係合している
のを見ることができる。垂直な固定ねじ２５が、Ｕ形の
鉄ウェブ２２に配置された細長い穴２６を通って、軸受
箱１４，１６のねじ穴２７にねじ込まれていて、軸受箱
をフランジ２３の間に維持している。ねじ２５を締めつ
ける前に、軸受箱１４，１６はガーダー２１の長手方向
にかつ細長い穴２６の限界内でフランジ２３の間を摺動
して小歯車１５，１７の間の隙間を調節できることが理
解できる。調整を容易にするには、これらの小歯車１
５，１７の歯の間に、正しい作用に必要な隙間に対応す
る厚さの薄いフィルムを挿入すればよい。固定ねじ２５
を調整して締めつけた後、その組立体を、フランジ２３
を軸受箱１４，１６に近接して連結するボルト２８によ
り固定するだけでよい。他の正しい位置決め方法が考え
られるのは自明である。
【００１４】歯車による動力伝達の作用は上の記載から
明らかであり、かつそれを直線区分でも使用できるのは
明らかである。摩擦車は、それら自体でまたは明白に押
しフィンガを有するチェンにより第二駆動手段を備えた
周期運動装置に属してチェアキャリッジを駆動できる。
摩擦車の速度は可変でありかつ周期運動のふれを埋め合
わせて、本出願人により出願された平成２年６月１３日
付のフランス特許出願第９，００７，５９８号明細書に
記載された周期運動装置を形成するようにプログラマー
により制御できる。駆動はケーブルまたはケーブル戻り
プーリーの運動から引き出すことができ、独立モータの
使用はもちろん可能である。
【００１５】本発明は、また傘歯車でない小歯車を用い
たはめば歯車伝動装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるはめば歯車駆動装置の概略平面
図。
【図２】図１によるはめば歯車の概略正面図。
【図３】軸受箱の部分断面図。
【符号の説明】
１０ バイパス領域 １１ タイヤ付き車 １３ 回転軸 １５，１７ はめば歯車伝達装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B61B 12/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ケーブル、車両、前記車両が前記ケーブル
    から分離可能なステーションを備えた搬送リフトであっ
    て、前記車両が走行するバイパス領域を有する搬送軌道
    と、摩擦により車両を駆動するように前記軌道に沿って
    間隔をおいて配設されたタイヤ付き車（１１）の列とを
    有し、前記タイヤ付き車（１１）はそれぞれ水平でかつ
    前記軌道に垂直な回転軸（１３）を有する搬送リフトに
    おいて、 前記搬送軌道のバイパス領域には、１つのタイヤ付き車
    （１１）から隣接するタイヤ付き車に回転を伝えるはめ
    ば歯車伝達装置（１５，１７）が配設され、前記はめば
    歯車伝達装置（１５，１７）は、それぞれのタイヤ付き
    車（１１）の回転軸（１３）にくさびどめされた円錐形
    の駆動小歯車（１５）と、２つの隣接する駆動小歯車
    （１５）の間に配設され１つのタイヤ付き車（１１）か
    ら他方のタイヤ付き車に回転方向を同一に保ちながら回
    転を伝えるための円錐形の変換小歯車（１７）とからな
    ることを特徴とする搬送リフト。
  2. 【請求項２】全ての小歯車（１５，１７）は、全ての前
    記タイヤ付き車（１１）を同じ速度で回転するように駆
    動するために同一であり、前記速度は周期運動中のふれ
    に追いつくように可変であることを特徴とする請求項１
    の搬送リフト。
  3. 【請求項３】小歯車（１５，１７）の各回転軸（１３）
    と関連した軸受箱（１４，１６）と、バイパス領域（１
    ０）で軌道に平行に延びる湾曲したガーダー（２１）と
    を備え、このガーダーには軸受箱（１４，１６）が規則
    的な間隔で取り付けられていることを特徴とする請求項
    １の搬送リフト。
  4. 【請求項４】前記軌道は内側と外側を有する湾曲部を備
    え、タイヤ付き車（１１）が湾曲部の外側で軸受箱（１
    ４）の回転軸（１３）にくさびどめされ、小歯車（１
    ５）が湾曲部の内側で回転軸（１３）にくさびどめされ
    ていることを特徴とする請求項３の搬送リフト。
  5. 【請求項５】搬送軌道が、タイヤ付き車（１１）を装備
    した直線部（１２）と、前記タイヤ付き車を連結するベ
    ルト伝達手段（１９）とを備えていることを特徴とする
    請求項１の搬送リフト。
  6. 【請求項６】直線部（１２）と湾曲部（１０）の間のタ
    イヤ付き車（２０）の回転軸（１３）が、直線部（１
    ２）の隣接するタイヤ付き車（１１）とベルトにより連
    結するようにプーリー（１８）を支持し、かつ湾曲部
    （１０）の隣接する変換小歯車（１７）と噛み合うよう
    に小歯車（１５）を支持することを特徴とする請求項５
    の搬送リフト。
  7. 【請求項７】前記直線部（１２）は車両の加速および減
    速領域を有し、前記領域ではベルト伝達部（１９）が運
    動を低速にするようにかつ連続的なタイヤ付き車（１
    １）を種々の速度で回転駆動するように配置されている
    ことを特徴とする請求項６の搬送リフト。
  8. 【請求項８】前記バイパス領域に沿って延びていてかつ
    タイヤ付き車（１１）の列と部分的に重なっている、車
    両を駆動する押しフィンガ付きのチェンを有し、チェン
    の駆動速度は、前方または後方にずらされた車両を正し
    く再位置決めするために前記タイヤ付き車の駆動速度と
    異なることを特徴とする請求項１の搬送リフト。
  9. 【請求項９】小歯車はプラスチック材料で作られること
    を特徴とする請求項１の搬送リフト。
JP03294599A 1990-11-15 1991-11-11 ケーブル輸送装置 Expired - Fee Related JP3110518B2 (ja)

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