JP3110256U - 産業廃棄物等監視システム - Google Patents

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毅 宮崎
成明 高原
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株式会社コシダテック
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Abstract

【課題】産業廃棄物入り廃棄物容器を焼却されるに至るまで完全に監視して適正処理の確認を行うことができる産業廃棄物等監視システムの提供。
【解決手段】必要情報を一括管理するデータ管理センター11のデータ処理装置と、収集運搬業者31の収集用運搬車両の乗員が所持して、排出事業者21のもとにあるICタグ付き廃棄物容器のICタグに対しての必要情報の書き込みと読み取りとが自在な無線接続機能付きの携帯情報端末と、ICタグから読み込んだICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報をデータ管理センター11側へと送信する収集用運搬車両側のGPS携帯電話と、処分業者41のもとに搬入されたICタグ付き廃棄物容器が焼却炉内へと投入される直前に、そのICタグからICタグ情報を最終的に読み取ってデータ管理センター11側へと送信するゲート型タグリーダとで少なくとも構成した。
【選択図】図3







Description

本考案は、産業廃棄物等監視システムに関する技術である。
近時、産業廃棄物の処理に関しては、環境汚染を招く不法投棄の問題のほか、リサイクル促進に伴う省資源を実現する観点からも大きな社会問題となってきており、かかる観点に立脚した具体的な解決手法についての種々の提案も既になされてきている。
この場合、産業廃棄物とは、各種の事業活動を行っている事業所から事業活動の結果として排出される特定の廃棄物をいい、その具体的な内容等は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、「廃棄物処理法」という。)」により定められている。
このうち、医療施設や医療研究機関などの各種医療関係機関から排出される使用済みの注射針、カテーテル、脱脂綿、ガーゼなどを含む各種の感染性廃棄物は、「爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するもの」として廃棄物処理法により特別管理産業廃棄物と(以下、「感染性産業廃棄物」という。)され、その具体的な内容は政令に委ねることで指定されている。
また、感染性産業廃棄物を取り扱う業者は、適正処理の観点から各種医療関係機関(以下、単に「排出事業者」という。)の委託先の業者が収集運搬業者と処分業者とに区分けされ、特別厳格な基準に基づいて許可を与える体制がとられている。
さらに、産業廃棄物(特別管理産業廃棄物を含む)自体の実際の処理に関しては、不法投棄などの違法な処分を未然に防ぐ観点から、産業廃棄物管理票制度が設けられており、発行され産業廃棄物管理票(以下、単に「マニフェスト伝票」という。)によりその処理過程を監視することができる体制がとられている。
しかし、上記した業者の厳格な許可制度やマニフェスト伝票発行制度のもとにおいても、現実には、マニフェスト伝票の改ざんが行われており、排出事業者が実際のマニフェスト伝票の記入や管理を収集運搬業者に任せていることとも相俟って、依然として感染性産業廃棄物の不法投棄等が横行しており、一般市民の健康な生活に重大な脅威を及ぼす結果となっている。
このような問題を解決する手法としては、マニフェスト伝票発行制度の運営の適正化を図ることで、感染性産業廃棄物の不法投棄に伴う自然環境と生活環境の破壊とを防止する廃棄物処理方法も下記特許文献1に開示されているように既に提案されている。
特開平8−277020号公報
しかし、特許文献1に開示されている廃棄物処理方法による場合は、一つはICカードを再使用するために回収するようにしたこと、他の一つは中間処理が確実に行われたことを厳格にチェックする体制が必ずしも十分に機能しているとはいえないこと、の二点により結果的に感染性産業廃棄物の不法投棄を防ぐ上で未だ十分とはいえない不都合があった。
本考案は、特許文献1を含む従来技術の上記課題に鑑み、感染性産業廃棄物を含む産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器が確実に焼却処分されるに至るまで完全に追跡しながら監視することで、産業廃棄物の不法投棄を確実に阻止することができる産業廃棄物等監視システムを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成すべくなされたものであり、そのうちの第1の考案(第1の監視システム)は、ICタグ付き廃棄物容器に付設されたICタグに対しての必要情報の読取りと書込みとを自在に形成された無線接続機能付きの携帯情報端末と、該携帯情報端末が前記ICタグから読み取ったICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報の送信を自在に形成されたGPS携帯電話と、該GPS携帯電話がその現在位置情報とともに送信する前記ICタグ情報を受信して一括管理すべくデータ管理センター側に設置されるデータ処理装置とで少なくとも構成したことを最も主要な特徴とする。
また、第2の考案(第2の監視システム)は、産業廃棄物処理に関する必要情報を一括管理すべくデータ管理センターに設置されるデータ処理装置と、収集運搬業者の管理下にある収集用運搬車両の乗員が所持して、産業廃棄物を排出する排出事業者のもとにある産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器のICタグに対しての必要情報の読取りと書込みとが自在な無線接続機能付きの携帯情報端末と、該携帯情報端末を介して前記ICタグから読み取ったICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報をデータ管理センターの前記データ処理装置へと送信すべく同じ収集用運搬車両側に用意されるGPS携帯電話と、前記収集用運搬車両により処分業者のもとへと搬入された産業廃棄物入りの前記ICタグ付き廃棄物容器が焼却炉内へと投入される直前に、そのICタグからICタグ情報を最終的に読み取って前記データ処理装置へと送信するゲート型タグリーダとで少なくとも構成したことを最も主要な特徴とする。
また、上記各考案のいずれにおいても、前記ICタグは、ICタグ付き廃棄物容器内の産業廃棄物が感染性廃棄物であることを識別させるために該ICタグ付き廃棄物容器に表示されるバイオハザードマークと一体的に組み合わせたものを用いることができる。
本考案によれば、排出事業者から排出された産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器については、そのICタグからICタグ情報を読み取って、その時々の現在位置情報とともにデータ管理センター側のデータ処理装置へと送信することで監視することができるので、産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器が適正処理されることを確実なものとすることができる。
この場合、ICタグとして、ICタグ付き廃棄物容器内の産業廃棄物が感染性廃棄物であることを識別させるために該ICタグ付き廃棄物容器に表示されるバイオハザードマークと一体的に組み合わせて形成されたものが用いられている場合には、特に危険な感染性廃棄物が適正に処理されていることを確認することができる。
本考案のうち、第1の考案に係る産業廃棄物等監視システムは、例えば図4に示されているようにICタグ付き廃棄物容器22に付設されたICタグ23に対しての必要情報の読取りと書込みとを自在に形成された無線接続機能(本明細書では、例えば登録商標「Bluetooth」として利用されているものを含む無線接続機能をいうものとする。)付きの携帯情報端末33としてのハンディーターミナル34と、該ハンディーターミナル34がICタグ23から読み取ったICタグ情報を受信する同じ無線接続機能を備えて該ICタグ情報の送信を自在に形成された例えばKDDI社のau携帯電話などのようなGPS携帯電話35と、該GPS携帯電話35がその現在位置情報とともに送信するICタグ情報を受信して一括管理すべく図3に示すデータ管理センター11側に設置されるサーバなどからなるデータ処理装置とで構成されている。
図1は、その際における処理手順の一例を示すフローチャート図であり、まず、ICタグ23に書き込んでおく必要のある情報は、図3に示す無線通信網2を通じてGPS携帯電話35によりデータ管理センター11側の管理データからダウンロードする。
GPS携帯電話35がダウンロードした管理データは、その無線接続機能を用いてハンディーターミナル34側にICタグ23への書込み情報として送信する。
ICタグ23への書込み情報が送られたハンディーターミナル34は、その書込み情報(各自固有のコード、自社証明コード、容器の種類等)をICタグ付き廃棄物容器22に付設されたICタグ23に書き込んだ上で、その読み込みを行った後、該ハンディーターミナル34に内蔵されている無線接続機能を用いて、GPS携帯電話35に対し読み取った情報をICタグ情報として送信する。
該GPS携帯電話35は、例えばKDDI社などが導入しているBREWアプリケーションのようなプリケーションプラットホーム(以下、「所定アプリケーション」という。)内のメモリにハンディーターミナル34側から送られたICタグ情報を蓄積・保持させておき、通信圏内にあればICタグ情報をその現在位置情報とともに例えばKDDI社のau網などのような無線通信網2を介してデータ管理センター11側のデータ処理装置へと送信することで、常時、ICタグ付き廃棄物容器22の現況を把握してこれを監視することができることになる。
図2は、この場合におけるICタグ付き廃棄物容器22の現在位置を確認する際の手法を示すフローチャート図であり、そのうちの(a)はデータ管理センター11側から収集用運搬車両32側に対し現在位置情報を求める場合を、(b)は収集用運搬車両32側からデータ管理センター11側に対し定期的に現在位置情報を送信する場合をそれぞれ示す。
すなわち、図2(a)によれば、データ管理センター11は、例えば図3に示す無線通信網2を介して収集用運搬車両32の乗員が所持するGPS携帯電話35に対し現在位置情報要求の指示を送信する。該現在位置情報要求の指示を受けたGPS携帯電話35は、そのGPS機能により現在位置を測位し、その結果を無線通信網2を介してデータ管理センター11のデータ処理装置へと自動的に送信し返すことで、データ管理センター11側にてその現在位置を確認することができるようになっている。
また、図2(b)によれば、GPS携帯電話35が備えるGPS機能により現在位置を定期的に測位し、その結果を無線通信網2を介してデータ管理センター11のデータ処理装置へと送信することで、その時々の現在位置をデータ管理センター11側で確認することができるようになっている。なお、この場合、図2(b)に示されているようにGPS携帯電話35が備える所定アプリケーションのメモリにその時々の位置情報を保存させておき、所定時間毎にまとめてデータ管理センター11のデータ処理装置へと送信するようにすることもできる。
図3は、第2の考案に係る産業廃棄物等監視システムの概略構成例を示すブロック図であり、その全体は、産業廃棄物処理に関する必要情報を一括管理すべくデータ管理センター11に設置されるデータ処理装置と、収集運搬業者31の管理下にある収集用運搬車両32の乗員が所持する無線通信機能付きの携帯情報端末33およびGPS携帯電話34と、排出事業者21が排出した産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器22のICタグ23からICタグ情報を読み取ってデータ管理センター11のデータ処理装置へと送信すべく処分業者41が設置するゲート型タグリーダ42とで少なくとも構成されている。
このうち、データ管理センター11のデータ処理装置は、インターネット等の通信ネットワーク1を介することで排出事業者21、収集運搬業者31および処分業者41のそれぞれが備える各端末装置との間で廃棄物処理に関する必要情報の送受を自在にして設置されている。
図4は、産業廃棄物が感染性産業廃棄物である場合を例に、ICタグ付き廃棄物容器22の排出から焼却に至るまでの相互関係を模式的に示す説明図である。この場合、ICタグ23は、ICタグ付き廃棄物容器22内の産業廃棄物が感染性廃棄物であることを識別させるためのバイオハザードマーク24が描示されている貼着シート片25の適宜位置に設置することで、バイオハザードマーク24と一体的に組み合わせたものが用いられている。
まず、データ管理センター11では、そのデータ処理装置を介して個々の排出事業者21側から感染性産業廃棄物の回収依頼を受けた後、その依頼内容を収集運搬業者31と処分業者41との間で協議・決定した上で回収予定を登録して確定したことを通知する廃棄物管理処理を行う。その後、収集運搬業者31は、確定した回収内容に基づき配車計画を立て車両管理処理を行う。
図5は、この際におけるデータ管理センター11側と収集運搬業者31側との間で行われる回収予定に関する業務連絡の処理手順例を示すフローチャート図である。
この場合、収集運搬業者31は、図4に示すように排出事業者21のもとにある感染性産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器22のICタグ23に対しての必要情報の読取りと書込みとが自在な無線接続機能付きの携帯情報端末33である例えばハンディターミナル34と、該ハンディターミナル34を介してICタグ23から読み取ったICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報をデータ管理センター11のデータ処理装置への送信が自在なGPS携帯電話35とを、その管理下にある収集用運搬車両32のドライバー等の乗員に予め所持させてある。
図6は、携帯情報端末33として用いられるハンディーターミナル34の操作ボタンの配置例を示す説明図であり、その前面上部には、LCDからなる表示部34aが、上側に位置する左右の両側面には、ICタグデータ読み書きスイッチ34bがそれぞれ配設されている。
この場合、図中の操作ボタンS1は、データの書き込み操作に、操作ボタンS2は、データ送信操作に、操作ボタンENTは、確定操作にそれぞれ用いられる。また、操作ボタン0〜9は、数字入力操作に用いられるテンキーである。さらに、操作ボタンF1は、回収予定などの必要なダウンロード操作を行う際に、操作ボタンF2は、印刷操作を行う際にそれぞれ用いられる。また、操作ボタンF3は、顧客先の要望に対応させるべく、各種のプログラム別に割り当てて操作するためのものである。さらに、操作ボタンBSは、1文字ずつ入力文字を訂正する際に、操作ボタンCLは、表示部49aの表示枠ごとに入力訂正を行う際に、操作ボタンSFは、例えば数字を英文字に変更するなど、テンキー(0〜9)の入力変更を行う際にそれぞれ用いられる。
データ管理センター11側と収集運搬業者31側との間で行われる今回回収予定に関する業務連絡は、まず、収集運搬業者31側の乗員がハンディーターミナル34にて乗員特定のために付与された乗員コードと収集運搬車両32を特定するために付与されている車両コードとを読み込んだ後、ハンディーターミナル34の操作ボタンF1を押すことで、ハンディーターミナル34が備える無線接続機能により今回回収予定情報の応答要求がGPS携帯電話35側に送信され、該GPS携帯電話35側の所定アプリケーションを経由し、無線通信網2を通じてデータ管理センター11のデータ処理装置側に対し今回回収予定情報の応答要求(ダウンロード要求)が送信される。
このような応答要求(ダウンロード要求)を受けたデータ管理センター11側では、そのデータ処理装置の廃棄物管理システムが確定・保持している廃棄物管理処理情報に基づいて定まる今回回収予定情報をGPS携帯電話35側に無線通信網2と所定アプリケーションとを経由して送信し、該GPS携帯電話35は、その無線接続機能によりハンディーターミナル34側に今回回収予定情報を送り、その表示部34aに表示させることで、収集運搬業者31側でこれを目視確認することができることになる。
このようにして収集運搬業者31側で今回回収予定情報を確認した後は、その管理下にある特定の収集用運搬車両32を該当する排出事業者21に送り込み、その乗員が所持するハンディーターミナル34を用いて排出事業者21から提示された施設特定カード(施設コードや正式名称等が予め保持されている排出者カード、処理施設カードおよび積替え保管所カードを含む)や立会人である担当者特定カードのほか、該当する収集用運搬車両32を特定する車両カードなどを読み込んで必要情報を確認するとともに、感染性産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器22のICタグ23に対する所要の書込み、読取り作業を行った後にこれを回収する。
しかも、ハンディーターミナル34が読み取ったICタグ情報は、その無線接続機能を介して同じ収集用運搬車両32側に用意されているGPS携帯電話35へと送信され、該GPS携帯電話35から無線通信網2を経由してデータ管理センター11のデータ処理装置側へとGPSが測位した現在位置情報とともに送信されるので、データ管理センター11側で常にこれを監視することができることになる。なお、収集用運搬車両32は、このような読み込み処理を行った上で、図示しないモバイルプリンタにより預かり証をプリントアウトして排出事業者21側に発行し、しかる後に処分業者41へと向かうことになる。
産業廃棄物処理施設(以下、「中間処理施設」という。)を管理している処分業者41側へと収集用運搬車両32を乗り付けた乗員は、ハンディーターミナル34で予め付与されている処理施設カードと処分業者41が所持する立会人カードとから所定の必要情報を読み込むとともに、中間処理施設保管庫にICタグ付き廃棄物容器22を搬入した後に再びハンディーターミナル34で処理業者情報を読み込み、しかる後、GPS携帯電話35から無線通信網2を経由してデータ管理センター11のデータ処理装置側へとGPSが測位した現在位置情報とともに送信される。なお、乗員側は、図示しないモバイルプリンタで搬入実績証をプリントアウトしてこれを処分業者41に引き渡すことになる。
一方、処分業者41は、感染性産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器22を中間処理施設保管庫から搬出して、廃棄物自動搬送路を形成している無端搬送ベルト45上に載置し、焼却炉43の投入口44の直前に設置されているゲート型タグリーダ42を通過させた上で焼却炉43内にICタグ付き廃棄物容器22を投入し、焼却処分を行う。なお、焼却処分以外の中間処分としては、例えばオートクレーブを用いるなどして滅菌や殺菌を行うこともできる。
この場合、処分業者41が備えるゲート型タグリーダ42は、焼却炉43へと向かう無端搬送ベルト45における投入口44の直前位置にてICタグ付き廃棄物容器22のICタグ23からICタグ情報を全て読み取るとともに、該Cタグ情報は、無線通信網2を経由してデータ管理センター11のデータ処理装置側へと焼却処分情報として送信することができるので、データ管理センター11側で最終的な焼却処分に至るまでこれを監視することができることになる。
以上は、本考案を図面に基づいて説明したものであり、その具体的な内容はこれに限定されるものではない。例えば、データ管理センター11は、廃棄物管理システムの一環としてデータ処理装置に予め保持させてあるマニフェスト情報データベースから各事業者(排出事業者21,収集運搬業者231,処分業者41)および今回回収予定に関する必要情報を呼び出し、これをマニフェスト運営機関が設置する端末装置に送信するなど、必要な前処理を行うようにしてもよい。
そして、このようにマニフェスト運営機関との連携をとる場合には、その端末装置が事業者等に関する可否を判断し、可であればデータ管理センター11のデータ処理装置側に対し電子マニフェストとマニフェストナンバーとを交付するなど、必要な情報交換が行われることになる。
また、データ管理センター11のデータ処理装置側では、その保持する廃棄物管理システムにてこれを受信した上で、変換テーブルを通して各事業者向けに各自固有のナンバーやコードに変換するようにしてもよい。これにより各事業者は、通信ネットワーク1のサイト(web)上から上記廃棄物管理システムを利用して情報をダウンロードすることができ、マニフェスト運営機関側と連携がとれるなど、必要情報の送受が可能となる。
なお、本考案における産業廃棄物には、病院等から排出される感染性産業廃棄物のほか、企業等の事業体から排出される各種の機密文書やコンピュータ端末などの機密保持性の高い廃棄物等を含む。また、廃棄物容器は、廃棄物等の種類により合成樹脂や段ボールを用いて形成したものを適宜用いることができる。また、ICタグ23は、ICタグ付き廃棄物容器22内の産業廃棄物が感染性廃棄物である場合には、ICタグ23とバイオハザードマーク24とを廃棄物容器の適宜の部位に各別に配設しておくこともできる。
本考案のうち、第1の考案に係る産業廃棄物等監視システムにおける処理手順の一例を示すフローチャート図。 図1においけるICタグ付き廃棄物容器の現在位置確認手法を示すフローチャート図であり、そのうちの(a)はデータ管理センター側から収集用運搬車両側に対し現在位置情報を求める場合を、(b)は収集用運搬車両側からデータ管理センター側に対し定期的に現在位置情報を送信する場合をそれぞれ示す。 第2の考案に係る産業廃棄物等監視システムの概略構成例を示すブロック図。 産業廃棄物が感染性産業廃棄物である場合を例に、ICタグ付き廃棄物容器の排出から焼却に至るまでの相互関係を模式的に示す説明図。 データ管理センター側と収集運搬業者側との間で行われる収集予定に関する業務連絡の処理手順例を示すフローチャート図。 携帯情報端末がハンディーターミナルである場合の操作ボタンの配置例を示す説明図。
符号の説明
1 通信ネットワーク
2 無線通信網
11 データ管理センター
21 排出事業者
22 ICタグ付き廃棄物容器
23 ICタグ
24 バイオハザードマーク
25 貼着シート片
31 収集運搬業者
32 収集用運搬車輌
33 携帯情報端末
34 ハンディーターミナル
34a 表示部
34b ICタグデータ読取り部
35 GPS携帯電話
41 処分業者
42 ゲート型タグリーダ
43 焼却炉
44 投入口
45 無端搬送ベルト

Claims (3)

  1. ICタグ付き廃棄物容器に付設されたICタグに対しての必要情報の読取りと書込みとを自在に形成された無線接続機能付きの携帯情報端末と、該携帯情報端末が前記ICタグから読み取ったICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報の送信を自在に形成されたGPS携帯電話と、該GPS携帯電話がその現在位置情報とともに送信する前記ICタグ情報を受信して一括管理すべくデータ管理センター側に設置されるデータ処理装置とで少なくとも構成したことを特徴とする産業廃棄物等監視システム。
  2. 産業廃棄物処理に関する必要情報を一括管理すべくデータ管理センターに設置されるデータ処理装置と、
    収集運搬業者の管理下にある収集用運搬車両の乗員が所持して、産業廃棄物を排出する排出事業者のもとにある産業廃棄物入りのICタグ付き廃棄物容器のICタグに対しての必要情報の読取りと書込みとが自在な無線接続機能付きの携帯情報端末と、
    該携帯情報端末を介して前記ICタグから読み取ったICタグ情報を受信する無線接続機能を備えて該ICタグ情報をデータ管理センターの前記データ処理装置へと送信すべく同じ収集用運搬車両側に用意されるGPS携帯電話と、
    前記収集用運搬車両により処分業者のもとへと搬入された産業廃棄物入りの前記ICタグ付き廃棄物容器が焼却炉内へと投入される直前に、そのICタグからICタグ情報を最終的に読み取って前記データ処理装置へと送信するゲート型タグリーダとで少なくとも構成したことを特徴とする産業廃棄物等監視システム。
  3. 前記ICタグは、ICタグ付き廃棄物容器内の産業廃棄物が感染性廃棄物であることを識別させるために該ICタグ付き廃棄物容器に表示されるバイオハザードマークと一体的に組み合わせた請求項1または2に記載の産業廃棄物等監視システム。
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