JP3109992U

JP3109992U - 安全機構を有するコンセント

Info

Publication number: JP3109992U
Application number: JP2005000257U
Authority: JP
Inventors: 澤浩林; 俊昇呉
Original assignee: 競泰股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2004-08-12
Filing date: 2005-01-24
Publication date: 2005-06-09
Anticipated expiration: 2011-01-24
Also published as: TWI290398B; US7080889B2; US20060032733A1; TW200607182A

Abstract

【課題】全機構を有するコンセントを提供する。
【解決手段】プラグの挿入部４２がはまるような挿入孔３２２と電気接続用の複数の導電片を有するコンセント本体３２と、コンセント本体に取り付けられて活動自由であり、挿入部の挿入孔への挿し抜きを自由にさせるロックオフ状態と挿入部の挿入孔への挿し抜きを制限するロックオン状態との間で切り替わる１個以上のロックと、コンセント本体に設けられてロックと連動してその動作を制御するスイッチ３８とを含む。
【選択図】図３

Description

この考案はコンセントに関し、特に安全機構を有するコンセントに関する。

コンセントは電気製品のプラグと結合して電気製品に電源を供給するものである。図１は２種類の従来のコンセント１０、１０’を示す。そのうちひとつは壁またはその他の物件に取り付ける固定型コンセントであり、その他のひとつは延長コードのコンセントである。

図２は従来のコンセント１０の構成部品を表す。図２によれば、コンセント１０はコンセント本体１２を有し、コンセント本体１２にはプラグ１６の挿入部１６２を入れるための複数の挿入孔１４が設けられる。その内部には、プラグ１６の属する電気製品（図示されない）に電力を提供するための複数の導電片が設けられる。挿入孔１４の形状、数量と相対位置はプラグ１６の挿入部１６２と一致しており、各国の規格によって異なる形式を有する。図に示めされるようなプラグ１６はアメリカ、台湾、日本とその他の国で使用される形式である。もっとも、それ以外の国で使用される異なる形式も存在しているので、図示はプラグの一例を示すに過ぎない。

コンセント１０の導電片２２は銅などの弾力性がある導電材料からなる。導電片２２は先端の反り返った開口端２４でプラグ１６の挿し抜きを自由にさせる。導電片２２はその弾力性によってプラグ１６の挿入部１６２をはさんで脱落しないようにさせる。

しかし、このような設計によってプラグが脱落しないとは保障されない。特にコンピューターまたは揮発的メモリーをつなげる場合、プラグの脱落はデータの喪失をもたらすのみならず、装置に不可逆な損害を招来する可能性もある。

従来の技術によれば、プラグを固定する装置はすでに公表されている。例えば台湾特許第555,272号とアメリカ合衆国特許第6,652,307号はその例である。しかし、そのいずれも電気製品のプラグが差し込まれていない場合に限定して、コンセントを保護する機構を掲示するものである。プラグが差し込まれる状態でのプラグ固定または制限は未だに考案されていない。

この考案は前述の問題を解決するためのコンセントを提供することを課題とする。

この考案は１個以上の挿入部のあるプラグが差し込まれるような安全機構を有するコンセントを提供する。該コンセントは、プラグの挿入部がはまるような挿入孔と電気接続用の複数の導電片を有するコンセント本体と、コンセント本体に取り付けられて活動自由であり、挿入部の挿入孔への挿し抜きを自由にさせるロックオフ状態と挿入部の挿入孔への挿し抜きを制限するロックオン状態との間で切り替わる１個以上のロックと、コンセント本体に設けられてロックと連動してその動作を制御するスイッチとを含む。

この考案によるコンセントは、プラグが差し込まれているときにそれを止め、プラグが差し込まれないときにもその挿し込みを防ぐことを可能にさせる。そのため、プラグが差し込まれていない場合に限って保護を提供する従来の技術より優れている。

かかる装置の特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。

図３と図４を参照する。図３と図４はこの考案によるコンセントの構成部品を表す説明図である。図示によれば、この考案によるコンセント３０は１組以上の挿入孔３２２と、コンセント本体３２と、コンセント本体３２の内部に設けられる複数の導電片３４と、コンセント本体３２内に設けられる回転自由な１個以上のロック３６と、コンセント本体３２に設けられるスイッチ３８とを含む。

コンセント本体３２は複数の部品からなり、導電片３４とロック３６などを収容する。その挿入孔３２２は各国の規格によって異なる。挿入孔３２２の形式は２本の挿入部４２を有するプラグ４０と一致する。コンセント本体３２内ではプラグ４０の挿入部４２と同じ数量である導電片３４が設けられる。挿入部４２を挿入孔３２２に入れれば導電片３４と接触して電気的に接続することによって、電力はプラグ４０が属する電気製品（図示されない）に供給される。

ロック３６はスイッチ３８で移動される部品である。図示によれば、ロック３６は連結部５０を通してスイッチ３８と連動する。もっとも、連結部５０を省略してロック３６とスイッチ３８を直接に連動させることも可能である。

以下は連結部５０のあるコンセントについて説明する。スイッチ３８と連結部５０との間は駆動部３８２と溝５２で連結し、ロック３６と連結部５０との間は突起３６２と斜向溝５４で連結する。よって、スイッチ３８をひねれば、連結部の伝動によってロック３６も同時にひねられる。

スイッチ３８は外部操作できる部品である。図示によれば、スイッチ３８はコンセント本体３２に設けられるひねりスイッチである。スイッチ３８ひねると、ロック３６はそれに応じて連動する。

図５と図６は導電片３４を省略してスイッチ３８の位置状態を示す。図５によれば、スイッチ３８をひねることによって、連結部５０の伝動でロック３６はロックオフ状態（図５）とロックオン状態（図６）との間で切り替わる。ロックオフ状態では、プラグ４０の挿入部４２が挿入孔３２２への挿し抜きは自由にされ、ロックオン状態では、プラグ４０の挿入部４２が挿入孔３２２への挿し抜きは制限される。

ロック３６がはさんで動きを制限する対象はプラグ４０の挿入部４２である。挿入部４２には孔４２２がある。挿入部４２を挿入孔３２２に挿し込んでロック３６をロックオン状態にすると、ロック３６の止め金具は孔４２２を通すようになり、挿入部４２の挿し抜きは制限される。

以上はプラグ４０をコンセント本体３２に挿し込む状態について説明する。実際、プラグ４０を挿し込む前にもロック３６をロックオン状態にしてプラグ４０の挿入を防ぐこともできる。

なお、コンセント本体３２の挿入孔３２２、連結部５０とロック３６の配置及び連動はさまざまな可能性がある。図７と図８は連結部５０とロック３６のその他の配置を示す。図示によれば、ロック３６の移動方向は連結部５０の移動方向と一致し、その構成も一体化にされる。

図９と図１０は鎖錠機構６０のあるコンセント３０を表す。鎖錠機構６０は連結部５０の移動を制限し、施錠すればスイッチ３８で連結部５０とロック３６を動かすことができなくなる。鎖錠機構６０はダイヤル錠、鍵錠、押しボタン錠などであって連結部５０の動きを制限する。

前述の鎖錠機構６０は連結部５０の動きを制限する。同じく、鎖錠機構６０をスイッチ３８を制限できる位置に装着し、または鎖錠機構６０をスイッチ３８に取り付け、もしくは鎖錠機構６０とスイッチ３８を一体化することも可能である。
図１１はコンセント３０のスイッチ３８と鎖錠機構６０を一体化する実施例を示す。この実施例では鎖錠機構６０が鍵錠（図示されない）である。図示によれば、スイッチ３８には鍵穴６２があり、鍵を鍵穴６２に差し込めばスイッチ３８を施錠または開錠できる。鍵錠は周知されているものであるため、それについての説明を省略する。

図１２はスイッチ３８と鎖錠機構６０を一体化するその他の実施例を示す。この実施例では、鍵Ｋでスイッチ３８とロック３６を直接に動かし、ロックオン状態とロックオフ状態を切り替えることができる。

図１３はスイッチ３８’のその他の実施例を示す。図示によれば、この考案によるスイッチ３８’はさまざまな形式がある。図１３に示されるのはロッカースイッチであり、そのほかプッシュスイッチまたはその他のスイッチも可能である。

この考案は以上のような挿し抜き制限機構以外にも、図１４のような安全機構も提供する。図１４によれば、コンセント３０を使用しないとき、挿入部７２を有する安全蓋７０を差し入れてプラグの挿し込みを防ぐことも可能である。

前述においてプラグ４０の挿入部４２をコンセント３０に挿し込めば、挿入部４２は導電片３４にはさまれ、その孔４２２はロック３６の止め金具に通される。図４を参照して、この場合、導電片３４にも止め金具を通させるための孔３４２が設けられる。

しかし、図１５の実施例において、導電片３４がロック３６の動作を妨害しない限り、導電片３４に孔３４２を設置しなくても可能である。

なお、この考案はロック３６の止め金具で挿入部４２の孔４２２を通して固定することに限らない。図１６のような挿入部４２にある凹部４２４または図１７のような突起部４２６で固定することも可能である。

もっとも図１８によれば、この考案は固定型コンセント３０以外にも延長コード８０にも使用される。図示によれば、固定型コンセント３０は延長コード８０のプラグ８２を止め、延長コード８０はその他のプラグ９０を止める。
以上はこの考案に好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録の範囲に属するものとする。

従来のコンセントの構成部品を表す第一説明図である。従来のコンセントの構成部品を表す第二説明図である。この考案によるコンセントの構成部品を表す説明図である。この考案によるコンセントの内部構造図である。この考案によるコンセントのスイッチ動作を表す第一説明図である。この考案によるコンセントのスイッチ動作を表す第二説明図である。この考案の実施例２によるコンセントのスイッチ動作を表す第一説明図である。この考案の実施例２によるコンセントのスイッチ動作を表す第二説明図である。この考案の実施例３によるコンセントのスイッチ動作を表す第一説明図である。この考案の実施例３によるコンセントのスイッチ動作を表す第二説明図である。この考案の実施例４による一体化したコンセントのスイッチと鎖錠機構を表す説明図である。この考案の実施例５による一体化したコンセントのスイッチと鎖錠機構を表す説明図である。この考案の実施例６によるスイッチを表す説明図である。この考案の実施例７による安全蓋を表す説明図である。この考案の実施例８によるコンセントとプラグの結合を表す局部構造図である。この考案の実施例９によるプラグの挿入部を表す第一説明図である。この考案の実施例９によるプラグの挿入部を表す第二説明図である。この考案の実施例１０による固定型コンセントと延長コード用コンセントを表す説明図である。

符号の説明

１０、１０’、３０コンセント
１２、３２コンセント本体
１４、３２２挿入孔
１６、４０、８２、９０プラグ
２２、３４導電片
２４開口端
３６ロック
３８、３８’ スイッチ
４２、７２、１６２挿入部
５０連結部
５２溝
５４斜向溝
６０鎖錠機構
６２鍵穴
７０安全蓋
８０延長コード
３６２突起
３８２駆動部
４２２孔
４２４凹部
４２６突起部
Ｋ鍵

Claims

１個以上の挿入部のあるプラグが差し込まれ、安全機構を有するコンセントであって、
プラグの挿入部がはまるような挿入孔と、電気接続用の複数の導電片を有するコンセント本体と、
コンセント本体に取り付けられて活動自由であり、挿入部の挿入孔への挿し抜きを自由にさせるロックオフ状態と、挿入部の挿入孔への挿し抜きを制限するロックオン状態との間で切り替わる１個以上のロックと、
コンセント本体に設けられ、ロックと連動してその動作を制御するスイッチとを含むことを特徴とするコンセント。
前記コンセント本体は更に、スイッチの動きを制限する鎖錠機構を含むことを特徴とする請求項１記載のコンセント。
前記鎖錠機構がスイッチと一体化されていることを特徴とする請求項２記載のコンセント。
前記スイッチとロックは連結部の伝動によって連動するよう構成されていることを特徴とする請求項１記載のコンセント。
前記スイッチと連結部とは駆動部と溝で連結されていることを特徴とする請求項４記載のコンセント。
前記コンセント本体は更に、連結部の動きを制限する鎖錠機構を含むことを特徴とする請求項４記載のコンセント。
前記連結部とロックは接触して連動するよう構成されていることを特徴とする請求項４記載のコンセント。
前記連結部とロックは斜面構造で連動するよう構成されていることを特徴とする請求項７記載のコンセント。
前記連結部とロックは突起と斜向溝で連結されていることを特徴とする請求項８記載のコンセント。
前記連結部とロックが一体化されて同時に移動するよう構成されていることを特徴とする請求項４記載のコンセント。