JP2020047579A - 電源プラグ変換ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時の電源プラグ接続時のロック状態を確実に維持し得る着脱機構を単純な構成で実現する電源プラグ変換ユニットを提供する。【解決手段】電源プラグ変換ユニット本体13と、電源プラグ変換ユニット本体の一端面に設けられ電源プラグ2の一対の第1プラグピン21のそれぞれが挿入される複数の第1プラグピン挿入部13cと、電源プラグ変換ユニット本体の他端面から突出して配置され少なくとも一本のピンが突出方向に対し直交方向に移動する複数の変換プラグピン11,15と、一対の第1プラグピンが第1プラグピン挿入部に挿入された際には第1プラグピンの着脱をロックし、一対の第1プラグピンが第1プラグピン挿入部に挿入された状態で変換プラグピンの少なくとも一本のピンが突出方向に対し直交方向に移動された際には上記第1プラグピンのロックを解除する着脱機構とを具備してなる。【選択図】図1

Description

この発明は、電気製品へ電力を供給する電源プラグを各国仕様の配線用差込接続器(コンセント)に対応する電源プラグに変換するための電源プラグ変換ユニットに関するものである。
従来、国や地域毎に異なる形状のAC電源コンセントが使用されている。このことから、例えば、国内仕様の電源プラグに対応した電気製品を他国等で使用するために、使用する国や地域のAC電源コンセントの形状に適合した電源プラグへと変換するための電源プラグ変換ユニットが使用される。
そのために、例えば特開2015−230786号公報等によって、各種の形態の電源プラグ変換ユニットが、種々提案され、また実用化されている。
また、この種の電源プラグ変換ユニットにおいては、安全性の観点等から、電気製品の電源プラグと電源プラグ変換ユニットとの電気的接続を確実に確保する必要がある。そのために、例えば国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission;IEC)が定める IEC 60950−1(情報機器の安全規格)等といった国際的な技術標準規格がある。
上記の安全規格(IEC 60950−1)では、例えば電気製品の電源プラグと電源プラグ変換ユニットとの確実な接続状態を確保するためのロック機構を備えることを要求している。
そこで、従来においては、電源プラグと電源プラグ変換ユニットとの確実な接続状態を確保するためのロック機構を備えた電源プラグ変換ユニットが、例えば、特開2002−198146号公報,特開2012−48822号公報,特開2009−104880号公報,特開2009−104881号公報等によって、さまざまな形態のものが提案され、また実用化されている。
特開2015−230786号公報 特開2002−198146号公報 特開2012−48822号公報 特開2009−104880号公報 特開2009−104881号公報
ところが、上記特開2002−198146号公報,特開2012−48822号公報,特開2009−104880号公報,特開2009−104881号公報等によって開示されている電源プラグ変換ユニットのロック機構は、いずれも複雑な機構によって構成されている。
したがって、これらの従来の電源プラグ変換ユニットでは、ロック機構を具備することによって、ユニット全体が大型化してしまうと共に、製造コストが上昇してしまうという問題点がある。
また、従来構成のロック機構においては、ロック状態を解除するための操作部材が、電源プラグ変換ユニットの外部に設けられているものがある。この種の構造のものでは、電源プラグと電源プラグ変換ユニットとを接続しての使用中に、使用者(ユーザ)が意図せずにロック解除用操作部材に触れてしまう等によって、不用意にロック状態が解除されてしまうという場合も考えられる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、電気製品へ電力を供給する電源プラグを各国仕様の配線用差込接続器(コンセント)に対応した電源プラグに変換するための電源プラグ変換ユニットにおいて、電源プラグと電源プラグ変換ユニットとを接続したときのロック状態を確実に維持し、使用中の意図しないロック解除を阻止し得ると共に、当該ロック状態を任意のタイミングで容易に解除することのできる着脱機構を、より単純な構成で実現した電源プラグ変換ユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の電源プラグ変換ユニットは、電源プラグ変換ユニット本体と、上記電源プラグ変換ユニット本体の一端面に設けられ、電源プラグの一対の第1プラグピンのそれぞれが挿入される複数の第1プラグピン挿入部と、上記電源プラグ変換ユニット本体の他端面から突出して配置され、少なくとも一本のピンが(突出方向に対し直交方向に)移動する複数の変換プラグピンと、上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された際には上記第1プラグピンの着脱をロックし、上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された状態で上記変換プラグピンの少なくとも一本のピンが(突出方向に対し直交方向に)移動された際には上記第1プラグピンのロックを解除する着脱機構とを具備する。
本発明によれば、電気製品へ電力を供給する電源プラグを各国仕様の配線用差込接続器(コンセント)に対応した電源プラグに変換するための電源プラグ変換ユニットにおいて、電源プラグと電源プラグ変換ユニットとを接続したときのロック状態を確実に維持し、使用中の意図しないロック解除を阻止し得ると共に、当該ロック状態を任意のタイミングで容易に解除することのできる着脱機構を、より単純な構成で実現した電源プラグ変換ユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの外観斜視図(安全カバー閉状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの外観斜視図(安全カバー開状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの内部構成の概略を示す内部構成図(平面図;安全カバー閉状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの内部構成の概略を示す内部構成図(側面図;安全カバー閉状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットに電源プラグを接続する前の状態の内部構成を示す平面図(安全カバー開状態) 図5の側面図(安全カバー開状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(図5の状態の後、第1プラグピン挿入部に電源プラグブレードの一部が挿入された状態の内部構成を示す平面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(図7の状態の後、電源プラグブレードによって板バネ接片が撓んだ状態の内部構成を示す平面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(図8の状態の後、ロック爪が孔に係合する直前の状態の内部構成を示す平面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(図9の状態の後、ロック爪が孔に係合して板バネ接片の撓み状態が復帰した状態の内部構成を示す平面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(電源プラグ変換ユニットと電源プラグとの接続状態の内部構成を示す側面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの作用図(電源プラグ変換ユニットと電源プラグとの接続状態の内部構成を示す平面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第2変形例(エルボータイプ)を示す外観斜視図 図13の電源プラグ変換ユニットを電源プラグ付きACアダプタに接続して使用する場合を例示する平面図 図14の側面図 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第4変形例を示す平面図(非接続状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第4変形例を示す平面図(接続状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第5変形例を示す外観斜視図 図18の電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第5変形例においてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図(使用時通常状態) 図20の状態においてロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示す図 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第6変形例を示す外観斜視図 図22の電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第6変形例においてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図(使用時通常状態) 図24の状態においてロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示す図 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第7変形例の内部構成を示す概略平面図(通常使用時状態) 図26の状態における電源プラグ変換ユニットの作用状態(ロック解除操作を行ったときのロック解除状態)を示す平面図 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第8変形例を示す外観斜視図 図28の電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す図(平面図,側面図) 図29の状態の電源プラグ変換ユニットにおいてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図(ロック解除状態) 本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第9変形例を示す外観斜視図 図31の電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図) 図31の電源プラグ変換ユニットの分解構成図 図31の電源プラグ変換ユニットのロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用(ロック解除状態)を示す三面図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識できる程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
[一実施形態](図1〜図12)
図1,図2は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの外観斜視図である。このうち図1は本実施形態の電源プラグ変換ユニットにおける安全カバーの閉状態を示している。また図2は本実施形態の電源プラグ変換ユニットにおける安全カバーの開状態を示している。なお、図1においては、本実施形態の電源プラグ変換ユニットに対応する電源プラグを合わせて図示している。また、図2においては、図面の煩雑化を避けると共に、安全カバーの開状態を明確に示すために、電源プラグ変換ユニットにおける一部の部材を点線にて示している。
図3,図4は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの内部構成の概略を示す内部構成図である。このうち図3は本実施形態の電源プラグ変換ユニットの上面側から見た平面図を示している。また図4は本実施形態の電源プラグ変換ユニットの側面から見た側面図を示している。なお、図3,図4においては、図1と同様に、本実施形態の電源プラグ変換ユニットに対応する電源プラグを合わせて図示している。また、図3,図4は、安全カバーの閉状態を示している。
本実施形態で例示する電源プラグ変換ユニットは、タイプAの電源プラグをタイプCの電源プラグに変換するための電源プラグ変換ユニットである。本例では、特に、電源プラグ変換ユニットのプラグピンが、電源プラグのプラグピンと同方向に延出して形成される形態のいわゆるストレートタイプの電源プラグ変換ユニットを例示している。
本実施形態の電源プラグ変換ユニット1は、上述したように、また図1,図3,図4に示すように、タイプAの電源プラグ2をタイプCの電源プラグに変換するように構成されている。
ここで、電源プラグ2は、(一対の第1プラグピンである)一対の電源プラグブレード21と、プラグ本体22と、電源ケーブル23とを備えて構成される一般的な形態の電源プラグである。
一対の電源プラグブレード21は、プラグ本体22の一端から突設され、電源ケーブル23は、同プラグ本体22の他端から延出している。そして、プラグ本体22の内部において、一対の電源プラグブレード21のそれぞれと、電源ケーブル23とが所定の形態で接続されている。また、一対の電源プラグブレード21のそれぞれには、先端寄りの所定の部位に貫通孔21a(以下、単に孔21aという)が形成されている。
なお、当該電源プラグ2自体は、一般に普及しているものが適用されるものとする。したがって、電源プラグ2の詳細構成の説明は省略する。
電源プラグ変換ユニット1は、一対の第2プラグピンである一対の変換プラグブレード11と、一対の板状バネ部材である一対の板バネ接片12(図1,図2では不図示;図3,図4参照)と、変換ユニット本体ケース13(電源プラグ変換ユニット本体)等によって主に構成されている。
変換ユニット本体ケース(以下、単に本体ケースと略記する)13は、内部空間を有する箱体である。この本体ケース13は、カバー係止部13aと、開口13bと、一対の第1プラグピン挿入部13cと、安全カバー14と、カバー被係止凸部14aと、ヒンジ14b等を有して構成されている。
本体ケース13において一端面には、一対の第1プラグピン挿入部13cが設けられている。この一対の第1プラグピン挿入部13cは、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21がそれぞれ挿入される挿入口である。
なお、詳細は後述するが、本体ケース13の内部において、一対の第1プラグピン挿入部13cに繋がる内部領域には、当該第1プラグピン挿入部13cから挿入された電源プラグブレード21が配置されると共に、一対の板バネ接片12のそれぞれが所定の形態で配設される内部空間13dが形成されている(図3,図4参照)。
本体ケース13において上記一端面に対向する他端面には、一対の変換プラグブレード11が突出して配置されている。また、当該他端面において、一対の変換プラグブレード11によって挟まれる領域には、開口13bが形成されている。そして、この開口13bを覆うように、安全カバー14が配設されている。
開口13bは、上述したように、一対の変換プラグブレード11によって挟まれる領域に形成されている。当該領域に開口13bが設けられることによって、一対の変換プラグブレード11は、互いに近づく方向への変位が許容されている(詳細後述)。
この安全カバー14は、本体ケース13の他端面において上記開口13bを覆う位置(図1の状態)と、当該開口13bを開放する位置(図2参照)との間で、図2に示す矢印R方向に移動するように設けられている。そのために、当該安全カバー14は、本体ケース13の固定部(不図示)に対してヒンジ14b周りに回動自在に構成されている。
また、本体ケース13の他端面において、上記開口13bの周縁の所定の部位には、安全カバー14に設けられるカバー被係止凸部14aを係止するカバー係止部13aが形成されている。
したがって、安全カバー14が図1に示す閉状態とされたときには、当該安全カバー14のカバー被係止凸部14aが、本体ケース13のカバー係止部13aに係合することで、当該安全カバー14の閉状態が維持されるようになっている。
そして、安全カバー14は、図1に示す閉状態にあるときには、一対の変換プラグブレード11が互いに近づく方向に変位することを阻止するブレード回動阻止部材として機能する。一方、安全カバー14は、図2に示す開状態にあるときには、一対の変換プラグブレード11が互いに近づく方向に変位することを許容する。
一対の変換プラグブレード11は、上述したように、本体ケース13の他端面の開口13bから外方に向けて突出して配置されている。そして、一対の変換プラグブレード11は、開口13bに沿う方向において、互いに近づく方向に変位するように構成されている。そのために、一対の変換プラグブレード11の各々は、一対の板バネ接片12の各一端部に接続されている。
一対の板バネ接片12(図3,図4参照)のそれぞれは、各第1プラグピン挿入部13cに繋がる内部空間13dのそれぞれに配設されている。各内部空間13dには、それぞれに固定支持部13eが形成されている。そして、一対の板バネ接片12の各他端部は、当該固定支持部13eによって片持ち梁状に支持されている。
したがって、この構成により、一対の変換プラグブレード11が互いに近づく方向に、例えば使用者(ユーザ)の手指等による操作力を受けて変位するとき、その操作力は、一対の変換プラグブレード11から一対の板バネ接片12のそれぞれへと伝達される。これにより、当該一対の板バネ接片12は、それぞれが各固定支持部13eを支点として、互いに撓むように構成されている。
この場合において、本体ケース13の各内部空間13dは、一対の板バネ接片12に対して平行に、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21が配置される領域を、さらに有している。つまり、各第1プラグピン挿入部13cから各内部空間13dへと挿入された一対の電源プラグブレード21のそれぞれは、一対の板バネ接片12に平行に配置される。
また、一対の板バネ接片12の各々には、第1プラグピン挿入部13cから内部空間13dに電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21が挿入された際に、当該一対の電源プラグブレード21の各々に設けられた孔21aと係合するロック爪12aが形成されている。
このロック爪12aの各々は、第1プラグピン挿入部13cのそれぞれに一対の電源プラグブレード21のそれぞれが挿入された際に、一対の電源プラグブレード21の各々に設けられた孔21aとそれぞれ係合する。そして、ロック爪12aが孔21aに係合することにより、電源プラグブレード21が第1プラグピン挿入部13cから抜去することを阻止する。これにより、電源プラグブレード21は、第1プラグピン挿入部13c内の所定の位置にて挿抜方向への移動がロックされる。
このように、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1においては、電源プラグブレード21が第1プラグピン挿入部13cに挿入された際には電源プラグブレード21の着脱をロックし、電源プラグブレード21が第1プラグピン挿入部13cに挿入された状態で一対の変換プラグブレード11が回動操作された際には電源プラグブレード21のロックを解除する着脱機構を有している。ここで、当該着脱機構は、板バネ接片12のロック爪12aと電源プラグブレード21の孔21aとによって構成されている。
以上のように構成された本実施形態の電源プラグ変換ユニット1の作用を、図1〜図4及び図5〜図12を用いて以下に説明する。
図5,図6は、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1に電源プラグ2を接続する前の状態を示す図である。このうち図5は内部構成を示す平面図であり、図6は内部構成を示す側面図である。ここで、図5,図6では安全カバー14の開状態を示している。
図7は、図5の状態の後、電源プラグ変換ユニット1の第1プラグピン挿入部13cに電源プラグ2の電源プラグブレード21の一部が挿入された状態の内部構成を示す平面図である。
図8は、図7の状態の後、電源プラグ2の電源プラグブレード21によって板バネ接片12が撓んだ状態の内部構成を示す平面図である。
図9は、図8の状態の後、ロック爪12aが孔21aに係合する直前の状態の内部構成を示す平面図である。
図10は、図9の状態の後、ロック爪12aが孔21aに係合して板バネ接片12の撓み状態が復帰した状態の内部構成を示す平面図である。
図11,図12は、電源プラグ変換ユニット1に電源プラグ2が接続された状態を示す図である。このうち図11は内部構成を示す平面図であり、図12は内部構成を示す側面図である。ここで、図11,図12では安全カバー14の閉状態を示している。
なお、上記図5〜図12においては、電源プラグ変換ユニット1の内部構成を明瞭に示すために本体ケース13の一部を省略して図示している。
本実施形態の電源プラグ変換ユニット1に電源プラグ2を接続するためには、まず、電源プラグ変換ユニット1の安全カバー14を、図1,図3,図4に示す閉状態から、図2,図5,図6に示す開状態にする。
そのために、安全カバー14を開状態に変位させるには、使用者(ユーザ)は手指等を用いて、安全カバー14のカバー被係止凸部14aを、図6に示す矢印R1方向へ回動させる操作を行う。これにより、安全カバー14のカバー被係止凸部14aは、本体ケース13のカバー係止部13aから離脱する。そして、安全カバー14は、ヒンジ14b周りに回動して図5,図6の開状態へと変位する。
この状態において、使用者は、電源プラグ2を図5,図6の矢印X1方向(以下、挿入方向X1という)へ移動させる。このとき、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21のそれぞれが、電源プラグ変換ユニット1の各第1プラグピン挿入部13cに挿入されるように移動させる。
そして、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21のそれぞれが、電源プラグ変換ユニット1の各第1プラグピン挿入部13cから挿入されると、それ以降は、電源プラグ2を挿入方向X1に沿って押し込むだけで、各電源プラグブレード21は内部空間13dに沿って移動する。
その後、図7に示すように、各電源プラグブレード21の先端部位が、各板バネ接片12のロック爪12aの一端部に当接する。ここで、さらに、電源プラグ2を挿入方向X1に沿って押し込むと、各電源プラグブレード21の先端部位は、ロック爪12aを押圧する。これを受けて、一対の板バネ接片12は、各固定支持部13eを支軸として、図7,図8の矢印P1方向に向けて撓む。これに連動して、一対の変換プラグブレード11は、図8の矢印P2方向、即ち互いに近付く方向に固定支持部13eを回転中心として回動する。このとき、安全カバー14は開状態になっているので、当該安全カバー14は、一対の変換プラグブレード11が互いに近付く方向に回動するのを妨げない。
各電源プラグブレード21は、その先端部位にてロック爪12aを押圧し、一対の板バネ接片12を撓ませながら、挿入方向X1への移動を続けると、やがて、ロック爪12aは、図9に示すように、孔21aに係合し得る状態になる。この図9の状態の直後、図10に示すように、ロック爪12aは孔21aに係合する。これにより、一対の板バネ接片12の撓みは解消され、当該一対の板バネ接片12は自身の付勢力により、図10に示すように元の状態に復帰する。これと同時に、一対の変換プラグブレード11も、図10の矢印P3方向に変位して元の位置に復帰する。
この図10の状態において、使用者は、安全カバー14を図11に示す矢印R2方向へと回動させて、カバー被係止凸部14aをカバー係止部13aに係合させる。これにより、安全カバー14は、図11,図12に示すように閉状態となる。
この状態においては、ロック爪12aが孔21aに係合していることにより、電源プラグ2は、電源プラグ変換ユニット1から抜去し得ないロック状態とされている。また、このとき、安全カバー14は、一対の変換プラグブレード11を互いに近付く方向への回動を阻止している。したがって、電源プラグ2は、電源プラグ変換ユニット1から容易に抜去されることはない。
そして、この状態において、電源プラグ変換ユニット1の一対の変換プラグブレード11を、対応するAC電源コンセント(不図示)に挿入して、対象の電気製品の使用を開始する。
この状態にある時、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1においては、安全カバー14を開状態に変位させることはできない。また、同時に、一対の変換プラグブレード11を互いに近付く方向へ回動させることはできない。したがって、当該電源プラグ変換ユニット1の使用時には、当該電源プラグ変換ユニット1に挿入した電源プラグ2を容易に抜去することができない状態となっている。
一方、電源プラグ変換ユニット1から電源プラグ2を抜去する際の作用は、次のようになる。まず、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2とが接続された状態で使用中の電源プラグ変換ユニット1をAC電源コンセント(不図示)から抜去する。
図11,図12に示す状態において、まず、安全カバー14を開状態に変位させて、図10に示す状態にする。この状態で、一対の変換プラグブレード11を、互いに近付く方向へ回動操作する。これにより、一対の板バネ接片12が、図9に示すように、一対の変換プラグブレード11の各回動に連動して互いに撓む。これによって、ロック爪12aと孔21aとの係合が外れて、電源プラグブレード21のロックが解除される。
この状態で、電源プラグ2を抜去方向(図9の矢印X1とは反対方向の矢印X2方向)へ移動させる。これにより、電源プラグ2は電源プラグ変換ユニット1から抜去されて、図5,図6に示す状態になる。
このように、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1において、一対の板バネ接片12は、一対の電源プラグブレード21が第1プラグピン挿入部13cに挿入される際には、電源プラグブレード21によってロック爪12aが押圧されることにより撓んだ後、当該ロック爪12aが電源プラグブレード21に設けられた孔21aと係合する。これにより電源プラグブレード21の抜去は阻止されロックされる。
また、一対の板バネ接片12は、安全カバー14が開状態にあるときに、一対の変換プラグブレード11が互いに近づく方向にそれぞれ回動操作された際には、一対の変換プラグブレード11の各回動に連動して互いに撓むことによって、ロック爪12aと孔21aとの係合が外れる。これにより、電源プラグブレード21のロックは解除される。
以上説明したように上記一実施形態によれば、電源プラグ変換ユニット1の第1プラグピン挿入部13cに、電源プラグ2の電源プラグブレード21を差し込むと、板バネ接片12のロック爪12aが電源プラグ2の電源プラグブレード21の孔21aに係合して、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2との接続を容易にロックすることができる。
一方、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2とが接続された状態で、電源プラグ変換ユニット1の一対の変換プラグブレード11を互いに近付く方向へ回動操作すると、ロック爪12aと孔21aとの係合状態を容易に解除することができる。
この場合において、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2とが接続されて、ロック爪12aと孔21aとが係合している状態のときに、安全カバー14を閉状態にすると、一対の変換プラグブレード11の互いに近付く方向への回動操作、即ちロック解除操作を阻止することができる。
したがって、このような構成により、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1においては、対応する電源プラグ2を接続してAC電源コンセント(不図示)に差し込んだ使用状態としたときには、電源プラグ変換ユニット1の一対の変換プラグブレード11を互いに近付く方向へ回動操作(ロック解除操作)することができない。
そして、この使用状態では、ロック爪12aと孔21aとが係合しているので、電源プラグ2は、電源プラグ変換ユニット1に確実に接続されており、容易に抜去することができない。
つまり、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2とを接続した状態で、電源プラグ変換ユニット1をAC電源コンセント(不図示)に差し込んだ状態から取り外すための抜去操作の際にも、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2との接続状態は確実に維持されている。
よって、本実施形態の電源プラグ変換ユニット1が使用状態にあるときには、電源プラグ変換ユニット1と電源プラグ2との確実な接続を常に維持することができると共に、電源プラグ2の抜去を阻止することができる。
本実施形態の電源プラグ変換ユニット1は、より簡単な構成によって、対応する電源プラグ2との確実な接続を確保することができる。これと同時に、必要に応じて容易に着脱することができる機構を簡単な構成で実現することができる。
[第1変形例](不図示)
なお、上述の一実施形態においては、タイプAの電源プラグ2をタイプCの電源プラグに変換する場合の具体的な構成例を図示して説明したが、本発明は、このような形態に限られることは無い。
例えば、上述の一実施形態の電源プラグ変換ユニット1においては、一対の変換プラグブレード11の形状をタイプCとしている。これを、他のタイプ(例えばB,B−3,BF,O,O−2,SE等)のプラグブレードに変更するのみで、各種のタイプの電源プラグに対応させることができる。
なお、この場合において、例えば、タイプB−3,BF,O−2等では、2本のプラグブレードと、1本のアース用ブレードの3本が存在する。この場合には、アース用ブレードを備えた形態の電源プラグ変換ユニットの形態として、本体ケース13の形状に変更を加え、適宜対応させて形成すればよい。
したがって、これにより、電気製品自体の仕様(電源プラグ側の仕様)を仕向国又は地域毎に異なる仕様とする必要がなくなり、共通仕様の電気製品について、仕向国又は地域毎に適合する電源プラグ変換ユニットを一つだけ付属させるのみで、当該電気製品の仕様の共通化を実現することが容易にできる。
[第2変形例](図13)
また、上述の一実施形態においては、電源プラグ変換ユニット1の一対の変換プラグブレード11と、電源プラグ2の電源プラグブレード21とが同一方向に延出して形成される形態のいわゆるストレートタイプの電源プラグ変換ユニットを例示している。しかしながら、本発明の構成を適用し得る電源プラグ変換ユニットは、このような形態に限られることはない。
例えば、電源プラグ変換ユニットの一対の変換プラグブレードが、電源プラグの電源プラグブレードの挿入方向に対して略直交する方向に延出されるいわゆるエルボータイプの電源プラグ変換ユニットとして構成することもできる。図13は、電源プラグ変換ユニットの構成をエルボータイプとして構成した場合の変形例(本実施形態の第2変形例)を示す外観斜視図である。
図13に示すように、電源プラグ変換ユニット1Aは、一対の変換プラグブレード11が、本体ケース13Aの一面(上面)から、対応する電源プラグ2の電源プラグブレード21の挿入方向(図13の矢印X1)に対して略直交する方向(図13の矢印Y1)に延出して設けられている。
そして、本体ケース13Aには、一対の変換プラグブレード11の間の領域に、安全カバー14が設けられている。この安全カバー14は、本体ケース13Aの上面に形成された開口(不図示)を開閉するカバー部材である。その他の構成は、上述の一実施形態と同様である。
なお、本変形例の図13では、対応する電源プラグ2として、上述の一実施形態と同じ形態(タイプA)の電源プラグとして図示している。
このように、上述の一実施形態及び上記各変形例においては、電源プラグ変換ユニットに対応させる電源プラグ側の形態としては、電気製品から延出される電源ケーブルの末端に設けられる電源プラグとした例を示している。しかしながら、本発明の構成を適用し得る電源プラグ変換ユニットに対応する電源プラグの形態としては、この形態に限られることはない。
[第2変形例の応用例](図14,図15)
例えば、本発明の構成の電源プラグ変換ユニットは、電源プラグ付きACアダプタに対しても、同様に使用することができる。図14,図15は、上述の一実施形態又は上述の各変形例の電源プラグ変換ユニットを、電源プラグ付きACアダプタに接続して使用する場合を例示する図である。このうち図14は内部構成を示す平面図である。また図15は内部構成を示す側面図である。
図14,図15に示す電源プラグ変換ユニット1Aは、上記第2変形例(図13参照)で示されるものと同じものである。図14,図15においては、当該電源プラグ変換ユニット1Aに対し、電源プラグ付きACアダプタ2Aを接続するように構成される。
ここで、電源プラグ付きACアダプタ2Aは、プラグ本体ケース22Aと、一対の電源プラグブレード21とを有して構成されている。プラグ本体ケース22Aの一端面には、例えばUSBケーブル23Aのコネクタ部23Aaを接続するための端子部22Aaが設けられている。
このような構成の電源プラグ付きACアダプタ2Aに対しても、本発明の構成を適用した電源プラグ変換ユニット1Aは、全く同様に使用できる。そして、その場合における作用及び効果もまた上述の一実施形態と同様である。
[第3変形例](不図示)
上述の一実施形態及び各変形例においては、電源プラグ変換ユニットの一対の第2プラグピン(一対の変換プラグブレード11)の互いに近付く方向への回動操作を、所定の時に適宜阻止したり許容したりするための構成として、本体ケースの一面において、一対の変換プラグブレード11の間の領域に安全カバー14を設けて構成した。しかしながら、変換プラグブレード11の回動操作を適宜阻止し許容するための構成部材としては、この形態に限られることはない。
例えば、上記安全カバー14に代えて、次のような構成を採用することでも、同様の作用及び効果を得ることができる。
即ち、本体ケースにおいて、一対の第2プラグピン(一対の変換プラグブレード11)に挟まれる領域の開口部分に、ゴム部材等の素材からなり、圧力を受けると圧縮し、当該圧力が除去されると、その形状が復帰するような性質を有する弾力性を備えた弾性部材を設けて構成してもよい。
この種の弾性部材を採用した場合、一対の変換プラグブレード11を互いに近付く方向へ回動操作を行うと、当該弾性部材が圧縮されることにより、一対の板バネ接片12の撓みを許容することができる。また、一対の変換プラグブレード11は、互いに近付く方向への回動操作が加わらない場合には、一対の変換プラグブレード11を所定の位置に保持し、互いに近付く方向に回動するのを阻止することができる。
さらに、電源プラグ2の電源プラグブレード21を電源プラグ変換ユニット1の第1プラグピン挿入部13cに挿入して、ロック爪12aと孔21aとを係合させる際には、電源プラグ2を所定の力量以上で第1プラグピン挿入部13c内へと押し込めば、当該電源プラグブレード21の先端がロック爪12aを押圧し、板バネ接片12を撓ませることができる。このようにして、ロック爪12aを押圧されて一対の板バネ接片12が撓むと、対応する一対の変換プラグブレード11は、当該弾性部材を圧縮する。これにより、電源プラグ2と電源プラグ変換ユニット1との接続を行う過程において、ロック爪12aと孔21aとが係合し、両者のロック状態を現出させることができる。
したがって、このような構成によれば、安全カバー14を用いた場合に必要となる操作(即ち安全カバー14の開閉操作)を省略することができるので、より簡単な着脱操作を実現できる。
[第4変形例](図16,図17)
上述の一実施形態及び各変形例においては、電源プラグ変換ユニットの一対の第2プラグピン(一対の変換プラグブレード11)の双方を互いに近付く方向に向けて回動操作することで、ロック爪12aと孔21aとの係合を解除するように構成している。しかしながら、当該着脱機構におけるロック状態を解除するための構成は、この形態に限られることはない。
例えば、電源プラグ変換ユニットの一対の第2プラグピン(一対の変換プラグブレード11)のうちの一方(片側)のみにロック爪を設け、当該ロック爪が設けられている側の一本の変換プラグブレードのみを回動操作することによって、ロック状態の解除を行い得るように構成してもよい。図16,図17は、本発明の一実施形態における第4変形例を示す図である。このうち、図16は電源プラグ変換ユニットと電源プラグとの非接続状態を示している。また、図17は電源プラグ変換ユニットと電源プラグとの接続状態を示している。
図16に示すように、本変形例の電源プラグ変換ユニット1Bにおける一対の板バネ接片は、ロック爪12aが設けられた板バネ接片12(上述の一実施形態及び各変形例と同様形態)と、ロック爪が設けられていない板バネ接片12Bとを一対として構成している。その他の構成は、上述の一実施形態及び各変形例と同様である。
このような構成とした場合にも、一対の電源プラグブレード21が各第1プラグピン挿入部13cに挿入された際には、一対の板バネ接片のうちの一方の板バネ接片12のロック爪12aが、一方の電源プラグブレード21の孔21aに係合することにより、電源プラグブレード21の着脱がロックされる。
また、電源プラグブレード21が各第1プラグピン挿入部13cに挿入された状態で安全カバー14を開状態とした後、一対の変換プラグブレード11のうちの一方の変換プラグブレード11が回動操作されて、一方の板バネ接片12が撓んだ際には、ロック爪12aと孔21aとの係合が外れることにより、電源プラグブレード21のロック状態が解除される。
したがって、本変形例の構成においても、上述の一実施形態及び各変形例と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、第4変形例の構成では、一対の変換プラグブレード11のうち一方の変換プラグブレード11(ロック爪12aを設けた板バネ接片12が接続されている方)が回動操作されることにより、ロック爪12aと孔21aとの係合が外れる構成としている。
この場合、第4変形例の構成では、一対の変換プラグブレード11のうち、どちらの変換プラグブレード11を操作すればよいのかは、内部構成が異なるのみであるので、操作者は外観を見ただけではわからない。したがって、例えば、一対の変換プラグブレード11のうち、ロック爪12aを設けた板バネ接片12が接続されている方の変換プラグブレード11、即ちロック解除のために回動操作を行うべき方の変換プラグブレード11にマーキング等を施す措置などが必要になる。
しかし、第4変形例の構成の場合においても、実際の操作は、上述の一実施形態や各変形例などと同様に、一対の変換プラグブレード11の双方を互いに近付く方向に向けて回動させるように操作するのが自然である。
そのようなことを考慮すると、操作すべき側の変換プラグブレード11にマーキング等を施さなくても、一対の変換プラグブレード11の双方を互いに近付く方向に向けて回動操作するのみで、ロック爪12aを設けた板バネ接片12が接続されている方の変換プラグブレード11を回動させることができる。したがって、回動操作させるべき変換プラグブレード11を意識することなく、簡単な操作で、ロック爪12aと孔21aとの係合を解除することができる。
このような第4変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
[第5変形例](図18〜図21)
上述の一実施形態及び各変形例においては、一対の変換プラグブレードに対する所定の操作を行ってロック爪と孔との係合状態を解除するロック解除機構の構成を示している。そのために、具体的な構成例として、タイプAの電源プラグをタイプCの電源プラグに変換する場合の構成例を示している。本発明の本質的な構成は、図示の例示に限られることはなく、タイプAの電源プラグを別のタイプの電源プラグに変換する場合であっても構成することができる。
以下に示す各変形例においては、タイプAの電源プラグを、タイプBF(タイプG)やタイプB−3,D,O−2などのような形態、即ち2本のプラグブレードと1本のアース用ブレードとの合計3本のブレード(ピン)が存在する形態の電源プラグに変換するための電源プラグ変換ユニットとして構成した場合の例を示す。
まず、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第5変形例を、図18〜図20を用いて、以下に説明する。
図18〜図20は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第5変形例を示す図である。このうち、図18は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第5変形例の外観斜視図である。なお、図18では電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図18においては、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとは非接続状態である。図19は、第5変形例における電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図)である。なお、図19においては、主に本変形例における電源プラグ変換ユニットの内部機構を示すために、例えば電気配線などの構成物の図示は省略している。また、図19でも、電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図19においては、電源プラグ変換ユニットに対し電源プラグが接続されている状態を示している。
図20,図21は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第5変形例においてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図である。このうち、図20は、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとを接続した状態であって、使用時の通常状態を示している。図21は、図20の状態においてアース用ブレードに対し所定の方向から所定の力量を加えるロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示している。なお、図20,図21においては、電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示すために、内部構成における電源プラグロック及びロック解除機構以外の構成部材(例えばヒューズなど)の図示を省略している。
この第5変形例は、アース用ブレードを回動操作(図18の矢印符号R方向への回動操作)を行うことによって、当該アース用ブレードがロック爪を設けた板バネ接片に作用して、ロック爪と電源プラグ側の貫通孔との係合を解除する構成を示している。
なお、第5変形例は、タイプAの電源プラグ2をタイプBF(タイプG)の電源プラグに変換する場合の構成例である。また、第5変形例では、電源プラグ変換ユニットの各プラグブレード(プラグピン)が、電源プラグのプラグブレード(プラグピン)と同方向に延出して形成される形態のいわゆるストレートタイプの電源プラグ変換ユニットの例示である。
電源プラグ2は、一対の第1プラグピンである一対の電源プラグブレード21と、プラグ本体22と、電源ケーブル23とを備えて構成される一般的な形態のタイプAの電源プラグである。ここで、一対の電源プラグブレード21のそれぞれには、先端寄りの所定の部位に貫通孔21aが形成されている。
このように形成される電源プラグ2の構成は、上述の一実施形態及び各変形例において適用されているものと全く同様である。したがって、電源プラグ2のこれ以上の詳細構成の説明は省略する。
本変形例における電源プラグ変換ユニット1Cは、三つの平型ブレード(11C,15)を有するタイプBF(タイプG)の電源プラグに相当する形態に形成されている。
即ち、電源プラグ変換ユニット1Cは、一対の第2プラグピンである一対の変換プラグブレード11Cと、第3プラグピンであるアース用ブレード15と、一対の板状バネ部材である一対の板バネ接片12C(図18では不図示;図19〜図21参照)と、変換ユニット本体ケース13C(単に本体ケース13Cと略記する)と、ヒューズ18と、電源プラグロック及びロック解除機構(16,17)等によって主に構成されている。
本体ケース13Cは、内部空間を有する箱体である。この本体ケース13Cの一面には、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21がそれぞれ挿入される一対の第1プラグピン挿入部13cが設けられている。
本体ケース13Cの上記一面に対向する他面からは、三つの平型ブレード、即ち、一対の変換プラグブレード11C及びアース用ブレード15が外方に向けて突出して配置されている。ここで、一対の変換プラグブレード11Cは、本体ケース13Cの内部の固定部分に対して固定されている。
また、アース用ブレード15は、本体ケース13Cの内部の固定部分に対し、支軸15a(図19参照)を回転中心として、図18,図21の矢印Rに沿う方向の所定の範囲内で回動自在に配設されている。
そのために、本体ケース13Cにおいては、アース用ブレード15が貫通して突出している部分に、当該アース用ブレード15が矢印R方向へと回動することによる移動を許容するための隙間孔13Cfが設けられている。
なお、アース用ブレード15は、コンセント側のプラグブレード挿入口のシャッター部材を開状態とするためのシャッター解除ピンとしても機能する そのために、アース用ブレード15は、一対の変換プラグブレード11Cよりも若干長くなるように(突出長さが多くなるように)設定されている。
一対の変換プラグブレード11Cの各々は、本体ケース13Cの内部においてそれぞれ所定の位置に固定された一対の板バネ接片12Cのそれぞれの一端に接続されている。この場合において、例えば、一対の板バネ接片12Cの一方の接片12Cは、一対の変換プラグブレード11Cの一方のブレード11Cに接続されている。また、他方の接片12Cは、他方のブレード11Cに対しヒューズ18を介在させて接続されている。なお、一対の変換プラグブレード11Cのそれぞれと、一対の板バネ接片12Cのそれぞれとの具体的な配線構成については、本発明に直接関連しない部分であるので、その図示を省略している。
一対の板バネ接片12C(図19〜図21参照)のそれぞれは、各第1プラグピン挿入部13cに繋がる内部空間に配置されている。そして、このとき一対の板バネ接片12Cは、各基端部が、例えばビスなどの固定部材を用いて固定されている。これにより、一対の板バネ接片12Cは、片持ち梁状に配設されている。そして、一対の板バネ接片12Cのそれぞれの他端部(先端部)は、基端部を支軸とする自由端として、矢印Rに沿う方向に撓むことができるように構成されている。つまり、本変形例においては、一対の板バネ接片12Cの各先端部の撓み方向が、同じ方向(R方向)となるように構成されている。
なお、一対の板バネ接片12Cのそれぞれには、上述の各変形例における板バネ接片と同様に、ロック爪12aが形成されている。このロック爪12aは、上述の各変形例と同様の機能を有する。
また、一対の板バネ接片12Cは、一対の接片連結板16によって連結されている。この一対の接片連結板16は、一対の板バネ接片12Cの両側面、即ち撓み方向(矢印Rに沿う方向)に対して略直交する方向に位置する両側面部分を保持している。そして、一対の接片連結板16は、左右連結板連結棒17によって連結されている。
さらに、当該左右連結板連結棒17には、アース用ブレード15の一部が固定されている。この場合において、左右連結板連結棒17は、アース用ブレード15の突出方向において、やや基端(支軸15a)寄りの部位であって、かつ本体ケース13Cの内部空間にて固定されている。なお、一対の接片連結板16及び左右連結板連結棒17は、非導電性部材によって形成されている。
このような構成により、アース用ブレード15に対して、例えば使用者(ユーザ)が手指等を用いて、図19,図20に示す矢印Y1に沿う方向へ外部からの負荷を加える。
すると、アース用ブレード15は、当該負荷を受けて、支軸15aを回動中心として矢印R方向に回動する。このとき、アース用ブレード15は左右連結板連結棒17を矢印Y1方向へと押し下げる。これにより、左右連結板連結棒17は、一対の接片連結板16を同方向Y1方向へと移動させる。
すると、一対の接片連結板16は、一対の板バネ接片12Cのそれぞれの各先端部を矢印R方向に撓ませる。これにより、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21の各貫通孔21aに対する一対の板バネ接片12Cのロック爪12aの係合が解除される。したがって、これにより、電源プラグ2を電源プラグ変換ユニット1Cから引き抜くことができる。
このような第5変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
[第6変形例](図22〜図25)
次に、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第6変形例を、図22〜図25を用いて、以下に説明する。
図22〜図25は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第6変形例を示す図である。このうち、図22は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第6変形例の外観斜視図である。なお、図22では電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図22においては、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとは非接続状態である。図23は、第6変形例における電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図)である。なお、図23においては、主に本変形例における電源プラグ変換ユニットの内部機構を示すために、例えば電気配線などの構成物の図示は省略している。また、図23でも、電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図23においては、電源プラグ変換ユニットに対し電源プラグが接続されている状態を示している。
図24,図25は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第6変形例においてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図である。このうち、図24は、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとを接続した状態であって、使用時の通常状態を示している。図25は、図24の状態においてアース用ブレードに対し所定の方向から所定の力量を加えるロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示している。なお、図24,図25においては、電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示すために、内部構成における電源プラグロック及びロック解除機構以外の構成部材(例えば電気配線やヒューズなど)の図示を省略している。
この第6変形例は、アース用ブレード15を回動操作(図22の矢印符号R方向への回動操作)を行うことによって、当該アース用ブレード15が一対の板バネ接片12Dに作用することで、板バネ接片12D側のロック爪12aと電源プラグブレード21側の貫通孔21aとの係合状態を解除するための構成を有している。
なお、第6変形例は、上述の第5変形例と同様に、タイプAの電源プラグ2をタイプBF(タイプG)の電源プラグに変換する場合の構成例である。ただし、第6変形例においては、電源プラグ変換ユニットの各プラグブレードが、電源プラグのプラグブレードに対して略直交する方向に延出して形成される形態のいわゆるエルボータイプの電源プラグ変換ユニットの例示である。
電源プラグ2の構成は、上述の一実施形態及び各変形例において適用されているものと全く同様であるので、その詳細説明は省略する。
本変形例における電源プラグ変換ユニット1Dは、基本的には上述の第5変形例で示すものと略同様構成を備える。本変形例においては、エルボータイプに対応させた本体ケース13Dと、当該本体ケース13Dの内部に設けられる電源プラグロック及びロック解除機構(16D,17等)の構成が異なる。
即ち、電源プラグ変換ユニット1Dは、三つの平型ブレード(11D,15)を有するタイプBF(タイプG)の電源プラグに相当する形態に形成されている点においては、上述の第5変形例と同様である。
電源プラグ変換ユニット1Dは、一対の第2プラグピンである一対の変換プラグブレード11Dと、第3プラグピンであるアース用ブレード15と、一対の板状バネ部材である一対の板バネ接片12D(図22では不図示;図23〜図25参照)と、本体ケース13D(変換ユニット本体ケース)と、ヒューズ18と、電源プラグロック及びロック解除機構(16D,17)等によって主に構成されている。
本体ケース13Dは、内部空間を有する箱体である。この本体ケース13Dの一面には、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21がそれぞれ挿入される一対の第1プラグピン挿入部13cが設けられている。
本体ケース13Dの上記一面に対して直交する二面のうちの一面からは、一対の変換プラグブレード11D及びアース用ブレード15が外方に向けて突出して配置されている。また、アース用ブレード15は、本体ケース13Dの内部の固定部分に対し、支軸15a(図23〜図25参照)を回転中心として、図23,図25の矢印Rに沿う方向の所定の範囲内で回動自在に配設されている。このように、一対の変換プラグブレード11D及びアース用ブレード15の構成は、上述の第5変形例と同様である。
また、本体ケース13Dにおいては、アース用ブレード15が貫通して突出している部分に、当該アース用ブレード15が矢印R方向への回動を許容するための隙間孔13Dfが設けられている点も、第5変形例と同様である。
一対の変換プラグブレード11Dの各々は、本体ケース13Dの内部においてそれぞれ所定の位置に固定された一対の板バネ接片12Dのそれぞれの一端に接続されている。その具体的な配線構成は、図示を省略する。
一対の板バネ接片12D(図23〜図25参照)のそれぞれは、各第1プラグピン挿入部13cに繋がる内部空間に配置されている。このときの一対の板バネ接片12Dの配置構成は、上述の第5変形例と略同様である。
ただし、上述の第5変形例の構成では、一対の板バネ接片12Cの各先端部の撓み方向が同じ方向となるように構成されていたのに対し、本変形例においては、一対の板バネ接片12Dは各先端部12bが互いに近付く方向に撓むように構成されている点が異なる。
この場合において、一対の板バネ接片12Dは、接片連結板16Dが作用することによって、各先端部12bが互いに近付く方向に撓むように構成されている。
接片連結板16Dは、本体ケース13Dの内部において、連結棒17Dによって、アース用ブレード15の一部に固定されている。ここで、連結棒17Dは、アース用ブレード15の突出方向において、やや基端(支軸15a)寄りの部位であって、かつ本体ケース13Dの内部空間にて固定されている。この構成により、アース用ブレード15が矢印R方向に回動されると、これに連動して、接片連結板16Dは、当該アース用ブレード15の突出方向とは略直交する方向(矢印Y1に沿う方向)に移動する。
接片連結板16Dには、一対の切欠斜面部16Daが所定の位置に形成されている。この一対の切欠斜面部16Daは、当該接片連結板16Dが本体ケース13Dの内部において所定の位置に配設されたとき、一対の板バネ接片12Dの各先端部12bに対向する位置に配設されている。そのために、一対の板バネ接片12Dの各先端部12bは、一対の切欠斜面部16Daのそれぞれに略対応する角度に折り曲げられて形成されている。この場合において、電源プラグ変換ユニット1Dが通常状態にある時には、図23に示すように、一対の板バネ接片12Dの各先端部12bの折り曲げ部分と、一対の切欠斜面部16Daとは、ほぼ当接した状態とされているのが望ましい。なお、接片連結板16D及び連結棒17Dは、非導電性部材によって形成されている。
また、接片連結板16Dには、アース用ブレード15の回動に連動して移動する際に、当該接片連結板16Dの移動を案内するガイド溝16Dbが形成されている。このガイド溝16Dbは、当該接片連結板16Dが移動すべき方向(矢印Y1方向)に沿って略直線状に形成されている。そして、このガイド溝16Dbは、本体ケース13Dの内面に形成された案内凸部13Dgに係合している。
したがって、この構成により、接片連結板16Dがアース用ブレード15の回動に連動して移動するとき、案内凸部13Dgはガイド溝16Dbに沿って相対的に移動する形態となる。これにより、接片連結板16Dは、所定の方向(アース用ブレード15が回動するときに押される移動方向(矢印Y1方向)にのみ移動するように構成されている。
このような構成により、アース用ブレード15に対して、例えば使用者(ユーザ)が手指等を用いて、図23,図24に示す矢印Y1に沿う方向へ外部からの負荷を加える。
すると、アース用ブレード15は、当該負荷を受けて、支軸15aを回動中心として矢印R方向に回動する。このとき、アース用ブレード15は連結棒17を矢印Y1方向へと押し下げる。これにより、連結棒17は、接片連結板16Dを同方向Y1方向へと移動させる。
すると、接片連結板16Dは、一対の板バネ接片12Dのそれぞれの各先端部12bを互いに近付く方向(図25の矢印P3方向)に撓ませる。これにより、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21の各貫通孔21aに対する一対の板バネ接片12Dのロック爪12aの係合が解除される。したがって、これにより、電源プラグ2を電源プラグ変換ユニット1Dから引き抜くことができる。
このような第6変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
[第7変形例](図26,図27)
次に、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第7変形例を、図26,図27を用いて、以下に説明する。
図26,図27は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第7変形例の内部構成を概略的に示す図である。このうち、図26は、本変形例における電源プラグ変換ユニットに電源プラグが接続されている状態であり、通常使用時の状態を示す平面図である。図27は、図26の状態における電源プラグ変換ユニットの作用状態、即ち、アース用ブレードに対し所定の方向から所定の力量を加えてロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示す平面図である。
なお、図26,図27においては、電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示すために、内部構成における電源プラグロック及びロック解除機構以外の構成部材(例えば電気配線やヒューズなど)の図示を省略している。
第7変形例の基本的な構成は、第6変形例と同様である。当該第7変形例においては、アース用ブレード15の回動操作に連動して所定の方向(図26,図27の矢印Y1方向)に移動して一対の板バネ接片12Eに作用することで、板バネ接片12E側のロック爪12aと電源プラグブレード21側の貫通孔21aとの係合状態を解除するための接片連結板16Eの構成が若干異なるのみである。したがって、上述の第6変形例と同様の構成については、詳細説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に詳述する。
第7変形例は、上述の第6変形例と同様に、タイプAの電源プラグ2をタイプBF(タイプG)の電源プラグに変換する場合の構成例であり、エルボータイプの電源プラグ変換ユニットの例示である。
電源プラグ2の構成は、上述の一実施形態及び各変形例において適用されているものと全く同様である。
本変形例における電源プラグ変換ユニット1Eにおいて、電源プラグロック及びロック解除機構を構成する接片連結板16Eは、本体ケース13Eの内部において、連結棒17Eによって、アース用ブレード15の一部に固定されている。この構成により、アース用ブレード15が矢印R方向に回動されると、これに連動して、接片連結板16Eは、矢印Y1方向に移動する。
接片連結板16Eには、内面側に一対の突状部16Eaが形成されている。この一対の突状部16Eaは、当該接片連結板16Eが本体ケース13Eの内部において所定の位置に配設されたとき、一対の板バネ接片12Eの各先端部12bに対向する位置に配設されている。そのために、一対の板バネ接片12Eの各先端部12bは、一対の突状部16Eaに対してそれぞれが傾斜角を有するように所定の角度で折り曲げられて形成されている。この場合において、電源プラグ変換ユニット1Eが通常状態にある時には、図26に示すように、一対の板バネ接片12Eの各先端部12bの折り曲げ部分と、一対の突状部16Eaの先端とは、ほぼ当接した状態とされているのが望ましい。なお、接片連結板16E及び連結棒17Eは、非導電性部材によって形成されている。
また、接片連結板16Eには、アース用ブレード15の回動を所定の範囲に規制するための切欠部16Ebが形成されている。そして、アース用ブレード15の回動に伴って接片連結板16Eが矢印Y1方向に移動するとき、当該切欠部16Ebが、本体ケース13Eの内面に形成された案内凸部13Egに係合することで、アース用ブレード15の回動が規制される。
このような構成により、アース用ブレード15に対して、例えば使用者(ユーザ)が手指等を用いて、図23,図24に示す矢印Y1に沿う方向へ外部からの負荷を加える。
すると、アース用ブレード15は、当該負荷を受けて、支軸15aを回動中心として所定の方向(第6変形例の図25の矢印R方向に相当する方向)へ回動する。このとき、アース用ブレード15は連結棒17Eを矢印Y1方向へと押し下げる。これにより、連結棒17Eは、接片連結板16Eを同方向Y1方向へと移動させる。
すると、接片連結板16Eは、一対の突状部16Eaのそれぞれが一対の板バネ接片12Eのそれぞれの各先端部12bを同方向Y1方向へと押圧する。これにより、一対の板バネ接片12Eの各先端部12bは、互いに近付く方向(図27の矢印P3方向)に撓む。これにより、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21の各貫通孔21aに対する一対の板バネ接片12Eのロック爪12aの係合が解除される。したがって、これにより、電源プラグ2を電源プラグ変換ユニット1Eから引き抜くことができる。
このような第7変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
[第8変形例](図28〜図30)
次に、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第8変形例を、図28〜図30を用いて、以下に説明する。
図28〜図30は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第8変形例を示す図である。このうち、図28は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第8変形例の外観斜視図である。なお、図28では電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図28においては、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとは非接続状態である。
図29は、第8変形例における電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す図(平面図,側面図)である。ここで、図29は、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとを接続した状態であって、使用時の通常状態を示している。なお、図29においては、主に本変形例における電源プラグ変換ユニットの内部機構を示すために、例えば電気配線などの構成物の図示は省略している。また、図29でも、電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図29においては、電源プラグ変換ユニットに対し電源プラグが接続されている状態を示している。
図30は、図29の状態の電源プラグ変換ユニットにおいてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用を示す図である。ここで、図30は、図29の状態から一対の変換プラグブレードのうちの一方のブレードに対して所定の方向から所定の力量を加えるロック解除操作を行ったときのロック解除状態を示している。
第8変形例は、一対の変換プラグブレード11Fのうちの一つを押圧移動操作(図28の矢印符号X3方向(ブレードの突出方向に対して直交する方向)への移動操作)を行うことによって、当該一つの変換プラグブレード11Fが一対の板バネ接片12Fに作用して、一対の板バネ接片12Fのロック爪12aと電源プラグブレード21の貫通孔21aとの係合を解除する構成を示している。
なお、第8変形例は、タイプAの電源プラグ2をタイプBF(タイプG)の電源プラグに変換する場合の構成例であり、ストレートタイプの電源プラグ変換ユニットの例示である。この点においては、上述の第5変形例と同様である。
一方、当該第8変形例では、一対の電源プラグブレードの並び方向が第5変形例とは異なる。即ち、一対の電源プラグブレードの並び方向において、第5変形例では、図18の矢印Y方向に並べて配置される一方、本変形例においては、図28の矢印X方向に並べて配置される点において異なる。そのために、第5変形例ではアース用ブレード15の回動操作によって一対の板バネ接片を移動させるのに対し、本変形例では一対の変換プラグブレード11Fのうちの一つを押圧移動操作して一対の板バネ接片12Fを移動させる構成としている。
電源プラグ2の構成は、上述の一実施形態及び各変形例において適用されているものと全く同様である。
電源プラグ変換ユニット1Fは、一対の第2プラグピンである一対の変換プラグブレード11Fと、第3プラグピンであるアース用ブレード15と、一対の板状バネ部材である一対の板バネ接片12F(図28では不図示;図29,図30参照)と、変換ユニット本体ケース13F(単に本体ケース13Fと略記する)と、ヒューズ18と、電源プラグロック及びロック解除機構(16F,17F)等によって主に構成されている。
本体ケース13Fは、内部空間を有する箱体である。この本体ケース13Fの一面には、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21がそれぞれ挿入される一対の第1プラグピン挿入部13cが設けられている。
本体ケース13Fの上記一面に対向する他面からは、三つの平型ブレード、即ち、一対の変換プラグブレード11F及びアース用ブレード15が外方に向けて突出して配置されている。
ここで、一対の変換プラグブレード11Fのうちの一方の変換プラグブレード11Fは、本体ケース13Fの内部において、後述する電源プラグロック及びロック解除機構における接片連結板16Fの一部に対し固定されている。また、当該一方の変換プラグブレード11Fの基端部は、電源プラグロック及びロック解除機構における連結棒17を介在させて一対の板バネ接片12Fのうちの一方の板バネ接片12Fと接続されている。
また、一対の変換プラグブレード11Fのうちの他方の変換プラグブレード11Fは、本体ケース13Fの内部のヒューズ18の一端に接続されて固定されている。アース用ブレード15は、本体ケース13Fの内部の固定部分に対して固定されている。
一方、本体ケース13Fの内部には、一対の板バネ接片12Fがそれぞれ所定の位置に固定されている。ここで、一対の板バネ接片12Fは、それぞれが一対の第1プラグピン挿入部13cのそれぞれの近傍に配置されている。そして、一対の第1プラグピン挿入部13cのそれぞれに電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21のそれぞれが挿入されたとき、一対の板バネ接片12Fのそれぞれには、一対の電源プラグブレード21のそれぞれが接触し、電気的に接続されるように構成されている(図29に示す状態参照)。
そして、一対の板バネ接片12Fのそれぞれの先端部分は、接片連結板16Fの一部に対し、それぞれ所定の位置にて固定されている。つまり、一対の板バネ接片12Fのそれぞれは、接片連結板16Fによって連結されている。なお、接片連結板16Fは、非導電性部材によって形成されている。
したがって、この構成により、一対の変換プラグブレード11Fの一方の変換プラグブレード11Fを、図28の矢印X3方向に移動させると、本体ケース13Fの内部で接片連結板16Fも同方向に移動する。これにより、一対の板バネ接片12Fは、その先端部分が接片連結板16Fと共に矢印X3方向に移動する。したがって、当該一対の板バネ接片12Fの先端部分は、いずれも矢印X3方向へと撓むように構成されている。
上述したように、一対の変換プラグブレード11Fの一方の変換プラグブレード11Fは、図28の矢印X3方向に移動するため、本体ケース13Fには、当該一方の変換プラグブレード11Fが貫通して突出している部分に、当該変換プラグブレード11Fの矢印X3方向への移動を許容するための隙間孔13Ffが設けられている。その他の構成は、上述の一実施形態及び各変形例と略同様である。
このような構成により、一対の変換プラグブレード11Fの一方の変換プラグブレード11Fに対して、例えば使用者(ユーザ)が手指等を用いて、図28,図29に示す矢印X3方向へ外部からの負荷を加える。
すると、当該一方の変換プラグブレード11Fは、当該負荷を受けて、同矢印X3方向へ移動する。このとき、当該一方の変換プラグブレード11Fは接片連結板16Fを矢印X3方向へと移動させる。これに連動して、一対の板バネ接片12Fの先端部分も、接片連結板16Fと共に同方向X3方向へと移動して、当該一対の板バネ接片12Fの先端部分を矢印X3方向へと撓ませる。これにより、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21の各貫通孔21aに対する一対の板バネ接片12Cのロック爪12aの係合が解除される。したがって、これにより、電源プラグ2を電源プラグ変換ユニット1Fから引き抜くことができる。
このような第8変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
[第9変形例](図31〜図34)
次に、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットについての第9変形例を、図31〜図34を用いて、以下に説明する。
図31〜図34は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第9変形例を示す図である。このうち、図31は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第9変形例の外観斜視図である。なお、図31では電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図31においては、電源プラグ変換ユニットと電源プラグとは非接続状態である。
図32は、第9変形例における電源プラグ変換ユニットの内部構成を示す三面図(上面図,平面図,側面図)である。なお、図32においては、主に本変形例における電源プラグ変換ユニットの内部機構を示すために、例えば電気配線などの構成物の図示は省略している。また、図32でも、電源プラグ変換ユニットに接続される電源プラグを合わせて図示している。ここで、図32においては、電源プラグ変換ユニットに対し電源プラグが接続されている状態を示している。図33は、本変形例における電源プラグ変換ユニットの分解構成図である。
図34は、本発明の一実施形態の電源プラグ変換ユニットの第9変形例においてロック状態の解除を行う際の電源プラグロック及びロック解除機構の作用(ロック解除状態)を示す三面図(上面図,平面図,側面図)である。なお、図33,図34においては、電源プラグロック及びロック解除機構を示すために、内部構成における電源プラグロック及びロック解除機構以外の構成部材(例えば電気配線など)の図示を省略している。
この第9変形例の基本的な構成は、上述の第8変形例と略同様である。即ち、本変形例は、上述の第8変形例と同様に、タイプAの電源プラグ2をタイプBF(タイプG)の電源プラグに変換する場合の構成例である。ただし、本変形例は、エルボータイプの電源プラグ変換ユニットの例示である。したがって、上述の第8変形例と同様の構成については、詳細説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に詳述する。
第9変形例は、一対の変換プラグブレード11Gのうちの一つを押圧操作(図31の矢印Y2方向)を行うと、当該一つの変換プラグブレード11Gが一対の板バネ接片12Fのうちの一方の板バネ接片12Fに作用して、当該一方の板バネ接片12Fが図31の矢印R2方向に回動するように撓ませる。これと同時に、上記一つの変換プラグブレード11Gは、接片連結板16Gを図31の矢印Y2方向へ移動させる。これにより、一対の板バネ接片12Fの他方の板バネ接片12Fをも、図31の矢印R2方向に回動させて撓ませる。この作用により、一対の板バネ接片12Fのロック爪12aと電源プラグブレード21の貫通孔21aとの係合を解除する構成を示している。
本変形例における電源プラグ変換ユニット1Gは、基本的には上述の第8変形例と略同様の構成である。本変形例においては、エルボータイプに対応させた本体ケース13Gと、当該本体ケース13Gの内部に設けられる電源プラグロック及びロック解除機構(接片連結板16G)の構成などが異なる。
電源プラグ変換ユニット1Gは、一対の第2プラグピンである一対の変換プラグブレード11Gと、第3プラグピンであるアース用ブレード15と、一対の板状バネ部材である一対の板バネ接片12G(図31では不図示;図32〜図34参照)と、本体ケース13G(変換ユニット本体ケース)と、ヒューズ18と、電源プラグロック及びロック解除機構(接片連結板16G)等によって主に構成されている。
一対の変換プラグブレード11Gのうちの一方の変換プラグブレード11Gの基端部は、本体ケース13Gの内部において、一対の板バネ接片12Fのうちの一方の板バネ接片12Fと接続されていると共に、一部が接片連結板16Gに対して回動自在に固定されている。
また、一対の変換プラグブレード11Fのうちの他方の変換プラグブレード11Fは、本体ケース13Gの内部のヒューズ18の一端に接続されて固定されている。アース用ブレード15は、本体ケース13Gの内部の固定部分に対して固定されている。
一方、本体ケース13Gの内部には、一対の板バネ接片12Gがそれぞれ所定の位置に固定されている。ここで、一対の板バネ接片12Gは、それぞれが一対の第1プラグピン挿入部13cのそれぞれの近傍に配置されている。そして、一対の第1プラグピン挿入部13cのそれぞれに電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21のそれぞれが挿入されたとき、一対の板バネ接片12Gのそれぞれには、一対の電源プラグブレード21のそれぞれが接触し、電気的に接続されるように構成されている(図32に示す状態参照)。
そして、一対の板バネ接片12Gのそれぞれの先端部分は、接片連結板16Gの一部に対し、それぞれ所定の位置にて固定されている。つまり、一対の板バネ接片12Gのそれぞれは、接片連結板16Gによって連結されている。なお、接片連結板16Gは、非導電性部材によって形成されている。
また、本体ケース13Gには、当該一方の変換プラグブレード11Gが貫通して突出している部分に、当該変換プラグブレード11Gの矢印R2方向(矢印Y2方向)への移動を許容するための隙間孔13Gfが設けられている。その他の構成は、上述の第8変形例と略同様である。
このような構成により、一対の変換プラグブレード11Gの一方の変換プラグブレード11Gに対して、例えば使用者(ユーザ)が手指等を用いて、図31に示す矢印R2方向へ外部からの負荷を加える。
すると、当該一方の変換プラグブレード11Gは、当該負荷を受けて、図34に示すように矢印R2方向へ回動する。このとき、当該一方の変換プラグブレード11Gは接片連結板16Gを矢印Y2方向へと移動させる。これに連動して、一対の板バネ接片12Gの先端部分も、接片連結板16Gと共に同方向Y2方向へと移動して、当該一対の板バネ接片12Gの先端部分を矢印Y2方向へと撓ませる。これにより、図34に示すように、電源プラグ2の一対の電源プラグブレード21の各貫通孔21aに対する一対の板バネ接片12Cのロック爪12aの係合が解除される。したがって、これにより、電源プラグ2を電源プラグ変換ユニット1Fから引き抜くことができる。
このような第9変形例によっても、上述の一実施形態及び各変形例と略同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施することができることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G……電源プラグ変換ユニット
2……電源プラグ
2A……電源プラグ付きACアダプタ
11,11C,11D,11F,11G……変換プラグブレード
12,12B,12C,12D,12E,12F,12G……板バネ接片
12a……ロック爪
12b……先端部
13,13A,13C,13D,13E,13F,13G……変換ユニット本体ケース(本体ケース)
13a……カバー係止部
13b……開口
13c……第1プラグピン挿入部
13d……内部空間
13e……固定支持部
13Cf,13Df,13Ff,13Gf……隙間孔
13Dg,13Eg……案内凸部
14……安全カバー
14a……カバー被係止凸部
14b……ヒンジ
15……アース用ブレード
15a……支軸
16,16D,16E,16F,16G……接片連結板
16Da……切欠斜面部
16Db……ガイド溝
16Ea……突状部
16Eb……切欠部
17……左右連結板連結棒
17D,17E……連結棒
18……ヒューズ
21……電源プラグブレード
21a……貫通孔(孔)
22……プラグ本体
22A……プラグ本体ケース
22Aa……端子部
23……電源ケーブル
23A……USBケーブル
23Aa……コネクタ部

Claims (11)

  1. 電源プラグ変換ユニット本体と、
    上記電源プラグ変換ユニット本体の一端面に設けられ、電源プラグの一対の第1プラグピンのそれぞれが挿入される複数の第1プラグピン挿入部と、
    上記電源プラグ変換ユニット本体の他端面から突出して配置され、少なくとも一本のピンが突出方向に対し直交方向に移動する複数の変換プラグピンと、
    上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された際には上記第1プラグピンの着脱をロックし、上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された状態で上記変換プラグピンの少なくとも一本のピンが突出方向に対し直交方向に移動された際には上記第1プラグピンのロックを解除する着脱機構と、
    を具備したことを特徴とする電源プラグ変換ユニット。
  2. 上記複数の変換プラグピンは、一対の第2プラグピンと、アース用の第3プラグピンとを有し、
    上記着脱機構は、上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された状態で上記第2プラグピンの少なくとも一方のピンが移動された際には上記第1プラグピンのロックを解除することを特徴とする請求項1記載の電源プラグ変換ユニット。
  3. 上記着脱機構は、
    一端部が上記一対の第2プラグピンの各々と接続され、他端部が電源プラグ変換ユニット本体に片持ち梁状に支持された一対の板状のバネ部材と、
    非導通部材からなり上記一対の板状のバネ部材を連結する連結部材と、
    上記一対の板状のバネ部材の少なくとも一方に形成されていて、上記第1プラグピン挿入部に上記一対の第1プラグピンが挿入された際に、当該一対の第1プラグピンの各々に設けられた孔の1つと係合するロック爪と、
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の電源プラグ変換ユニット。
  4. 上記一対の板状のバネ部材は、
    上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入される際には、上記第1プラグピンの少なくとも1つによって上記ロック爪が押圧されることにより上記少なくとも一方の板状のバネ部材が撓んで当該ロック爪が上記第1プラグピンに設けられた上記孔のうちの1つと係合し、
    上記第2プラグピンの一方のピンが移動操作された際には当該一方の第2プラグピンの移動に連動して上記連結部材が移動し、上記一対の板状のバネ部材が撓んで上記第1プラグピンのロックを解除することを特徴とする請求項3記載の電源プラグ変換ユニット。
  5. 上記着脱機構は、
    上記一対の第1プラグピンが上記第1プラグピン挿入部に挿入された状態で上記第3プラグピンが移動操作された際には、上記第1プラグピンのロックを解除することを特徴とする請求項1記載の電源プラグ変換ユニット。
  6. 上記一対の板状のバネ部材は、
    上記一対の第2プラグピンの移動操作に連動して互いに近付く方向に撓むことによって、上記ロック爪と上記孔との係合を外して上記第1プラグピンのロックを解除することを特徴とする請求項1記載の電源プラグ変換ユニット。
  7. 上記一対の板状のバネ部材は、
    上記第3プラグピンの移動操作に連動して互いに近付く方向に撓むことにより上記ロック爪と上記孔との係合を外して上記第1プラグピンのロックを解除することを特徴とする請求項2記載の電源プラグ変換ユニット。
  8. 上記一対の第2プラグピンの互いに近づく方向への回動を阻止する回動阻止部材を、さらに有することを特徴とする請求項1記載の電源プラグ変換ユニット。
  9. 上記回動阻止部材は、
    上記電源プラグ変換ユニット本体の一面において、上記一対の第2プラグピンに挟まれる領域に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の電源プラグ変換ユニット。
  10. 上記回動阻止部材は、
    上記電源プラグ変換ユニット本体の一面に対して回動することで、上記一対の第2プラグピンに挟まれる領域と、上記一対の第2プラグピンに挟まれる領域から離脱する位置との間で変位自在に構成されるカバー部材であることを特徴とする請求項8に記載の電源プラグ変換ユニット。
  11. 上記回動阻止部材は、弾性部材からなり、
    上記一対の第2プラグピンが互いに近づく方向へ回動操作された際には、当該一対の第2プラグピンによって圧縮されることで、上記一対の第2プラグピンの回動操作を許容することを特徴とする請求項8に記載の電源プラグ変換ユニット。
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