JP3109842B2 - 運搬台車の脱線検出機構 - Google Patents
運搬台車の脱線検出機構Info
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
ンクリートダムの施工現場において、バッチャープラン
トから供給されたコンクリートを、ジブクレーンに吊り
下げられたバケットに搬送する運搬台車における脱線検
出に適用して有効な技術に関する。
おいては、バッチャープラントで混練されたコンクリー
トをダンプ式の運搬台車に移した後、この運搬台車は現
場に敷設された軌道上を走行してバケット着床台車の直
前で停止し、運搬台車上のコンクリートを着床台車上の
バケット内に移し、さらにこのバケットをジブクレーン
で吊り上げて所定位置まで移動してバケット底部を開
き、所定位置へのコンクリートの打設を行っていた。
削によって生じた石屑をトンネル内に敷設された軌道上
を自走する運搬台車に積載して外部に搬出していた。
場においては、軌道上を走行する運搬台車の脱線事故は
大きな二次災害を引き起こす可能性が高かった。たとえ
ば、脱線による運搬台車上の作業員が転落したり車輪に
巻き込まれたりする危険があった。また脱線により運搬
台車上の積載物、たとえばコンクリート、石屑等が落下
し、作業中の作業員を傷つける可能性もあった。
の補修を頻繁に行ったり、曲線部分では走行速度を抑制
する等の方法をとっていた。
極的に防止しているにすぎず、運搬台車が脱線した場合
の対策とはなっていなかった。
あり、その目的は、運搬台車の軌道からの脱線を的確に
検出できるようにすることで、運搬台車の走行停止等の
処置を迅速に行えるようにし、二次災害を防止すること
にある。
を搭載して軌道上を走行する運搬台車において、前記運
搬台車の車輪の近傍にあって、前記軌道側に付勢されて
前記軌道上を走行する補助輪と、この補助輪の支軸と前
記運搬台車の車輪の支軸とを連結したアームと、前記運
搬台車の車輪が前記軌道より一定以上浮き上がる際に、
この浮き上がりに連動して立ち上がる前記アームの一端
と係合するリミットスイッチと、を備えた運搬台車の脱
線検出機構であることを要旨とする。
うにして検出することができる。
りに連動する前記アームの角度の変化で前記軌道上にあ
る補助輪と浮き上がった前記運搬台車の車輪との高低差
を監視し、前記アームの一端と前記リミットスイッチと
が係合して作動したとき、これを前記運搬台車の車輪の
浮きとして検出できる。
は、一方の車輪のフランジ部が軌道の頂部を乗り越えて
しまって他方の車輪が脱輪するか、あるいは曲線軌道で
遠心力によりカーブ外側に位置する車輪が浮き上がり、
カーブ内側に位置する車輪が脱輪することをいう。従っ
て、前記手段は、運搬台車が軌道から脱線する場合に
は、車輪が軌道から浮き上がる点に着目したものであ
る。
一定以上の浮きでリミットスイッチが作動することによ
り、脱線を検知できる。
と、運搬台車の走行を制御している指令制御部は、運搬
台車に対する電力の供給を停止する。これによって運搬
台車の走行が停止されるため、運搬台車が脱輪状態のま
ま走行することはなく、二次災害の発生を未然に防止で
きる。
運搬台車の車輪浮き検出機構を示す説明図、図3は運搬
台車の全体構造を示す正面図である。
ートダムの施工現場において、バッチャープラント2か
ら供給されたコンクリートをバケット着床台車3に搬送
するためのものである。
車本体4上に、上面が開口された筐体構造のコンクリー
ト収容部5を備えており、このコンクリート収容部5は
一端が軸止され、他端が上方に所定角度まで回動可能な
いわゆるダンプ構造となっている。
は、図示しないモータと連動される主車輪6を有してお
り、この主車輪6の回転力により運搬台車1が軌道16
上を前後方向に移動可能となっている。なお、運搬台車
1は4個の主車輪6のうち、4輪全てを駆動輪としても
よいし、このうちの2輪のみを駆動輪としてもよい。
および図2に示すように、第1アーム7および第2アー
ム8がそれぞれ延設されており、図において左側に延設
される第1アーム7の先端には補助輪10が回転自在に
取り付けられており、前記主車輪6とともに軌道に沿っ
て回転走行するようになっている。一方、図において右
側に延設される第2アーム8の先端はリミットスイッチ
11のスイッチレバー12に係合している。
は一体に形成されており、支軸13からはさらに鉛直方
向に第3アーム14が立設され、この第3アーム14は
押さえスプリング15によって支軸13を中心に図にお
いて反時計方向に付勢されている。
中心に反時計方向、すなわち下方(軌道16面)に対し
て付勢されている。
て、主車輪6のフランジ部が軌道16の頂部を乗り越え
てしまい、対応する主車輪(図示せず)が脱輪するか、
あるいは曲線軌道で遠心力によりカーブ外側に位置する
主車輪16が浮き上がり、カーブ内側に位置する主車輪
(図示せず)が脱輪するとき、主車輪6が軌道16から
浮き上がった状態となるので、補助輪10もこれにとも
なって軌道面から浮き上がろうとするが、前記第3アー
ム14の押さえスプリング15の付勢力によって補助輪
10は軌道面に当接された状態を維持される。このた
め、第2アーム8の先端は、補助輪10を中心に反時計
方向に回転することとなりこの回転量によってリミット
スイッチ11のスイッチレバー12が作動し、当該スイ
ッチが「off」から「on」の状態となる。
実際の動作を説明する。
体に沿って軌道16が敷設されており、この軌道16上
を走行可能なクレーン17に吊り下げられたバケット1
8内にコンクリートを充填し、所望の場所で当該バケッ
ト18の底部を開くことによってコンクリートの打設を
行っている。
4に示すように、バッチャープラント2を起点として、
河川の上流側と下流側とにそれぞれ分岐して敷設されて
おり、それぞれその一部区間では複線構造となり往復す
る運搬台車1同士の交差が可能となっている。
ら構造体22によってほぼその全線が水平となるように
支持されており、この構造体22は最終的には、ジブク
レーン17によって打設されるコンクリート中に埋設さ
れる。
プラント2からバケット着床台車3までの間の軌道16
上を走行しコンクリートをバケット18に運搬するため
に用いられる。
ープラント2の下部に配置され、収容部内にコンクリー
トが搭載されると、この運搬台車1は軌道16上を走行
しバケット着床台車3の直前で停止する。この走行途中
において、たとえば曲線軌道16部分を走行中に、遠心
力によりカーブ外側に位置する主車輪16が浮き上がり
(図2参照)、カーブ内側に位置する主車輪(図示せ
ず)が脱輪するとき、前記で説明したようにリミットス
イッチ11が「on」状態となり、これが指令制御部2
3に脱線信号として伝えられる。
り、軌道16上を走行している全ての運搬台車1のブレ
ーキ装置を制御して停止させた後、トロリーバーへの通
電を停止する。
台車1を軌道16上に復帰させると作業が再開される。
台車3は必ずしも必須ではなく、軌道間に直接バケット
を着床させるようにしてもよい。
上がった状態を検出することで、運搬台車の軌道からの
脱線情報を的確に検出することができるため、その後の
運搬台車の走行停止等の処置が迅速にでき、脱線状態の
まま走行して起こる二次災害も防止できる。
出機構を示す説明図である
出機構を示す説明図である
る
工現場における軌道の敷設状態を示す全体平面図である
明図である
明図である
Claims (1)
- 【請求項1】自走用モータを搭載して軌道上を走行する
運搬台車において、 前記運搬台車の車輪の近傍にあっ
て、前記軌道側に付勢されて前記軌道上を走行する補助
輪と、 この補助輪の支軸と前記運搬台車の車輪の支軸とを連結
したアームと、 前記運搬台車の車輪が前記軌道より一定以上浮き上がる
際に、この浮き上がりに連動して立ち上がる前記アーム
の一端と係合するリミットスイッチと、 を備えており、 前記運搬台車の車輪の浮き上がりに連動する前記アーム
の角度の変化で、前記軌道上にある補助輪と浮き上がっ
た前記運搬台車の車輪との高低差を監視し、 前記軌道より一定以上浮き上がる際に、前記リミットス
イッチを作動する ことを特徴とする運搬台車の脱線検出
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03010430A JP3109842B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 運搬台車の脱線検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03010430A JP3109842B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 運搬台車の脱線検出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558290A JPH0558290A (ja) | 1993-03-09 |
JP3109842B2 true JP3109842B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=11749942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03010430A Expired - Fee Related JP3109842B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 運搬台車の脱線検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109842B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011522727A (ja) * | 2008-05-09 | 2011-08-04 | ソ リー,ジュン | 耕作地用運搬機械及びそれを備えた運搬システム |
US8471809B2 (en) | 2005-01-14 | 2013-06-25 | Fujitsu Component Limited | Operation body, information-input device, and information terminal device |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2749493B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1998-05-13 | 株式会社奥村組 | 自動走行列車 |
JP5071620B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2012-11-14 | 昌人 八川 | 車両の安全装置、車輪誘導部材および車輪誘導装置 |
KR100903438B1 (ko) * | 2007-09-28 | 2009-06-18 | 샬롬엔지니어링 주식회사 | 열차 장애물 및 탈선 감지시스템 |
JP7202606B2 (ja) * | 2018-11-08 | 2023-01-12 | 建ロボテック株式会社 | 自走ロボット |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP03010430A patent/JP3109842B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8471809B2 (en) | 2005-01-14 | 2013-06-25 | Fujitsu Component Limited | Operation body, information-input device, and information terminal device |
JP2011522727A (ja) * | 2008-05-09 | 2011-08-04 | ソ リー,ジュン | 耕作地用運搬機械及びそれを備えた運搬システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558290A (ja) | 1993-03-09 |
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