JP3109398U - ゴルフ練習機 - Google Patents

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Abstract

【課題】打席テーブルを容易な操作によって任意の方向に任意の角度傾斜させることができるようにしたゴルフ練習機を、簡素かつコンパクトな装置で実現する。
【解決手段】ベース2と、ベース2の中央部に軸支され駆動モータ14によって回転駆動させられる駆動軸と、駆動軸の上端に固定された回転板3と、回転板3の中央部に軸支されて水平支持ピン23回りに傾斜可能とされた揺動軸と、揺動軸の上端に固定されて水平支持ピン23回りに傾斜可能とされた揺動板4と、揺動軸の下端部を移動させて揺動板4の傾斜角度を調整するネジ棒と、ネジ棒を正逆回転させる駆動モータと、両駆動モータを制御する制御部と、揺動板4の上面に固定された打席テーブル5と、揺動板4の傾斜を許容して打席テーブル5とベース2とを互いに連結する連結部材50とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフ練習機に係り、特に打席テーブルを任意の方向に任意の角度傾斜させて設定できるようにして、ゴルフ場で遭遇する種々の場面を想定した練習をゴルフ練習場において行うことができるようにしたゴルフ練習機に関する。
従来、ゴルフ練習場においては、平坦面に練習者が立ち、平坦な位置にセットされたゴルフボールをクラブでショットしていた。しかし実際のゴルフコースでプレイする場合は、平坦なフェアウェイだけでなく起伏があるため、たとえばバンカーや山などの斜面にオンしたゴルフボールを打つ場合、前かがみになったり、後ろに反った状態になる。このため、平地で打つ場合とは異なる技術が必要になる。しかし、現在のゴルフ練習場では、傾斜地でのゴルフ練習ができず、実情に沿わないという問題があった。
この問題を解決するため、打席盤の下部に傾斜機構および回転機構を配設し、打席盤を任意の傾斜角度に設定できるようにしたゴルフ練習機が提案されている(特許文献1参照)。また、360度方向に任意の傾斜をつくることのできるゴルフ練習機も提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−54936号公報 特開平7−80108号公報
しかし、前者のゴルフ練習機は、傾斜機構および回転機構にチェーンを使用し、また、ベース上、揺動板上のそれぞれに複数個のローラを設置する等、装置が大型化、複雑化する問題があり、簡素でコンパクトな装置であるとは言い難い。また、後者のゴルフ練習機は、油圧ポンプおよび3本の油圧シリンダを使用するため、油圧配管が複雑化する問題があり、これも簡素でコンパクトな装置であるとは言い難い。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、打席テーブルを任意の方向に任意の角度傾斜させることができるようにして、ゴルフ場で遭遇する種々の場面を想定した練習をゴルフ練習場において行うことができるようにしたゴルフ練習機を、簡素かつコンパクトな装置で実現することにある。
また他の目的は、容易に打席テーブルを任意の方向に任意の角度傾斜させることができるようにして、使い勝手に優れたゴルフ練習機を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本考案の請求項1に係るゴルフ練習機は、ベースと、このベースの略中央部に軸支され駆動モータによって回転駆動させられる上向きの駆動軸と、この駆動軸の上端に固定された回転板と、この回転板の略中央部に軸支されて水平支持軸回りに傾斜可能とされた上向きの揺動軸と、この揺動軸の上端に固定されて前記揺動軸とともに前記水平支持軸回りに傾斜可能とされるとともに前記回転板に対し自由回転可能とされた揺動板と、前記揺動軸の下端部を移動させて前記揺動板の傾斜角度を調整する傾斜角度調整用のネジ棒と、前記回転板上に配置されて前記傾斜角度調整用のネジ棒を正逆回転させる駆動モータと、それら両駆動モータを制御するための制御部と、前記揺動板の上面に固定された打席テーブルと、前記揺動板の傾斜を許容して前記打席テーブルと前記ベースとを互いに連結する連結部材と、を備えることを特徴とする。
請求項1に係るゴルフ練習機によると、傾斜用の駆動モータを駆動して直立姿勢の揺動軸の下端部をゆっくりと移動させると、揺動板が揺動軸とともに水平支持軸回りに所望の角度ゆっくりと傾斜する。また、回転用の駆動モータを駆動して駆動軸回りに回転板をゆっくりと回転させると、回転板上の前記傾斜姿勢の揺動軸が駆動軸回りにゆっくりと揺動し、揺動軸とともに揺動板がゆっくりと揺動する。揺動板を傾斜または揺動させることによって、揺動板上の打席テーブルを任意の方向に任意の角度だけ傾斜させることが可能である。
回転板を回転させても、回転板に対し揺動板が自由回転可能とされ、打席テーブルが連結部材によってベースに連結されているから、打席テーブルが回転することはなく、打席テーブルが常に同じ方向を向くようにすることができる。このため、打席テーブルから一旦降りて、打席テーブルを回転させて傾斜の向きを変更するといった不便な作業が要らず、使い勝手がよい。
チェーン駆動や複数個のローラを配置せず、油圧ポンプとその配管も設置しないので、簡素かつコンパクトなゴルフ練習機を得ることができる。
請求項2に係るゴルフ練習機は、前記傾斜角度調整用のネジ棒と螺合しこのネジ棒の正逆回転によって前進・後退するナット部と、前記揺動軸の下端部に環装される揺動軸支え部と、この揺動軸支え部と前記ナット部とを互いに連結する連結部とを備えることを特徴とする。
請求項2に係るゴルフ練習機によると、簡素かつコンパクトな機構で、揺動板を揺動させる揺動機構を得ることができる。
請求項3に係るゴルフ練習機は、前記ナット部が設置される揺動軸ガイド板と、回転板の略中央位置に設けられ前記揺動軸支え部をネジ軸の軸線と平行に案内するガイド溝とを備えることを特徴とする。
請求項3に係るゴルフ練習機によると、揺動板を揺動させるにあたり、揺動軸の下端部をスムーズに移動させることができる。
請求項4に係るゴルフ練習機は、前記揺動軸の両脇に位置して前記回転板上に取り付けられ前記水平軸部を両側から支持する一対の支持板と、各支持板を補強する補強板とを備えることを特徴とする。
請求項4に係るゴルフ練習機によると、揺動板および揺動軸を回転板上に安定して支持することができる。
請求項5に係るゴルフ練習機は、前記連結部材としてゴム板を用い、このゴム板を前記打席テーブルと前記ベースとの間で撓み部を有するように連結してなることを特徴とする。
請求項5に係るゴルフ練習機によると、連結部材として撓み部を有するゴム板を使用することによって、連結部材が打席テーブルの傾斜および揺動に容易に追従し、傾斜角度の設定・変更や傾斜方向の設定・変更のそれぞれに柔軟に対応することができる。
請求項6に係るゴルフ練習機は、前記連結部材としてばね部材を用い、このばね部材を前記打席テーブルと前記ベースとの間を常時引っ張り合うように連結してなることを特徴とする。
請求項6に係るゴルフ練習機によると、連結部材としてばね部材を用い、このばね部材で前記打席テーブルと前記ベースとの間を常時引っ張り合うように連結したから、打席テーブルの姿勢がより安定し、スイング時の打席テーブルが揺らぐことを確実に抑制することができる。
請求項7に係るゴルフ練習機は、前記制御部として、制御盤側の受信器と、使用者側のリモコン式送信器を備えたことを特徴とする。
請求項7に係るゴルフ練習機によると、打席テーブル上から使用者自身がリモコン式送信機を使って両駆動モータを制御することにより、容易に打席テーブルを任意の方向に任意の角度傾斜させてその設定・変更をすることができ、操作性に優れる。
本考案のゴルフ練習機によると、打席テーブルを任意の方向に任意の角度傾斜させることができるようにしたゴルフ練習機を、簡素かつコンパクトな装置で実現することができる効果が得られる。
また、打席テーブルを連結部材を介してベースに連結すると共に揺動板を回動軸に対し自由回転可能としたので、回転板を回転させても打席テーブルは回転せず揺動するだけで打席テーブルが常に同じ方向を向くようにすることができ、使い勝手に優れる効果が得られる。
以下、本考案に係るゴルフ練習機について、第1の実施の形態を図1ないし図9を参照して説明する。図1から図9において、本考案に係るゴルフ練習機1は、ベース2と、回転板3と、揺動板4と、打席テーブル5と、制御盤6とを備えている。
ベース2は、回転機構7、揺動機構8及び打席テーブル5等を支持するための円形の台であって、その上面の中央部に中空の固定ハブ9が固定されており、この固定ハブ9には上下の軸受10、11を介して駆動軸12が上向きに軸支されているとともに、補強板9aによって補強されている。
駆動軸12の上端には大プーリ13が固定され、この大プーリ13にはベース2の上面に固定された回転用駆動モータ14の出力軸14aの回転を減速して出力する減速機15の出力軸15aに固定された小プーリ16との間にタイミングベルト17が巻き掛けられており、駆動モータ14の回転を減速して駆動軸12をゆっくりと回動させるようになっている。
これら駆動軸12、大プーリ13、駆動モータ14、減速機15、小プーリ16、タイミングベルト17等は、回転板3を回転させるための回転機構7を構成する。なお、減速機15は、入力軸15aに連結されたウォームと、これに噛み合うウォーム歯車(ともに図示せず)から構成され、このウォーム歯車は前記出力軸15aに連結されている。また、駆動モータ14側の出力軸14aと減速機15側の入力軸15bとはカップリング18によって連結されている。
回転板3は、揺動機構8を図4の矢印A方向又はB方向に回転させるためのものであって、駆動軸12上端の前記大プーリ13の上面に固定されている。この回転板3の上面の中央部には、前記揺動板4を揺動させる揺動軸が上向きに配置されるが、この揺動軸は、揺動板4の下面中央に固定された揺動軸本体19を備えている。この揺動軸本体19は、上下の軸受20,21を介して中空の揺動軸本体用ハブ22に自由回転可能に軸支されている。
揺動軸本体用ハブ22は、その上端寄りにおいて、一対の水平支持ピン23,23を介して両脇の支持板24,24間に軸支されている。両支持板24,24は、前記回転板3の上面に所定間隔をおいて固定されており、補強板25,25によって補強されている。
前記揺動軸本体用ハブ22の下端周面には下面プレート26が取り付けられ、この下面プレート26の下面に固定軸27が固定されている。この固定軸27は、前記揺動軸本体19と同一軸線上に配置され、揺動軸本体19とともに揺動軸を構成する。かかる固定軸27は、前記揺動軸本体用ハブ22を介して揺動軸本体19と一体となって水平支持ピン23回りに傾斜可能とされるとともに、傾斜姿勢で駆動軸12回りに揺動可能とされている。
前記固定軸27には軸受28を介して筒状の固定軸支え部29が環装されており、この固定軸支え部29は一対の連結ピン30,30を介して一対のネジ棒31,31の回転運動によって回転板3上面を移動可能な一対のナット部32,32に連結されている。このネジ棒31,31は固定軸支え部29の両側に所定間隔をおいて互いに平行に配置され、ネジ棒31周囲のネジ部31aがナット部32の内周面に螺合している。また、各ネジ棒31,31のそれぞれは、両端の軸受33,33を介して取付部34,35に軸支されている。
したがって、前記固定軸27は、ネジ棒31,31の正逆回転によって、ナット部32,32が前進・後退し、ナット部32の前進によって固定軸27が前進する結果、揺動軸全体(揺動軸本体19および固定軸27)が水平支持ピン23の回りに回動し、揺動板4が傾斜するようになっている。
前記ナット部32,32は、回転板3上面の揺動軸ガイド板36の上面に固定されている。この揺動軸ガイド板36には揺動軸の固定軸27を収容する開口部36aが形成されている。また、回転板3の上面には前記固定軸27を進退方向にガイドするガイド溝3aが形成されている。
一方の取付部34側には、両ネジ棒31,31を正逆回転させるギヤードモータ(揺動用駆動モータ)37が回転板3上面に設置されている。このギヤードモータ37の出力軸に連結される駆動側歯車38が取付部34の外側面に軸支され、この駆動側歯車38からの駆動力は左右の中間歯車39,39を介して各ネジ棒31,31の端部に連結された従動側歯車40,40に伝達されるようになっている。
前記揺動板4の傾斜角度は0度(水平位置)から最大20度に設定され、揺動板4の傾斜角度が最小値(0度)および最大値(20度)に達したときにリミットスイッチ機構41が作動するようになっている。
このリミットスイッチ機構39は、図7に示すように、前記従動側歯車40の出力軸に固定された小プーリ42と前記取付部34の上方に取り付けられた取付板43に軸支された中間プーリ44との間にタイミングベルト45が巻き掛けられ、前記中間プーリ44に固定された小プーリ44aと前記取付板43に軸支された大プーリ46との間にタイミングベルト47が巻き掛けられており、大プーリ45の周方向2箇所に取り付けられた作動カム48a,48bが、それぞれに対応して前記取付板43に取り付けられたリミットスイッチ49a,49bを押圧したとき、押圧されたリミットスイッチ49a,49bから信号が制御部6に送られて作動するようになっている。
すなわち、ネジ棒31が正回転すると、大プーリ46が図7の矢印C方向に回動し、作動部48aがリミットスイッチ49aに当接してギヤードモータ37の回転が停止する。このとき、揺動板4は最大傾斜角度(20度)で停止する。一方、ネジ棒31が逆回転すると、大プーリ46が図7の矢印D方向に回動し、作動カム48bがリミットスイッチ49bに当接してギヤードモータ37が停止する。このとき、揺動板4は最小角度(0度)の水平状態で停止する。
揺動板4は、打席テーブル5を傾斜または揺動させるためのものであって、図1に示すように、この揺動板4の上面には打席テーブル5が固定されている。この打席テーブル5と前記ベース3とは連結部材であるゴム板50によって互いに連結されている。このゴム板50は、前記揺動板4を揺動できるように撓み部50aを有する。このゴム板50は、打席テーブル5およびベース3を全周に亘って連結してもよいが、本実施形態では、2枚のゴム板50,50が対称に取り付けられている。
前記打席テーブル5の下面には2つの断面円弧状のゴム板用取付板5a,5aが対称に取り付けられ、また、前記ベースの上面には2つの同じく断面円弧状のゴム板用取付板2a,2aが対称に取り付けられている。そして、各ゴム板50の上端が前記打席テーブル5側のゴム板用取付板5aの外周に、下端が前記ベース2側のゴム板用取付板2aの外周に、それぞれ着脱可能に取り付けられている。このゴム板50の材質は、補強された弾性ゴムからなる。
打席テーブル5は、練習者が乗ってゴルフボールをショットするための台であり、上面縁部に環状の側板部5bが設けられている。側板部5b内の上面にはゴルフ用の人工芝を貼着することができ、その前端部分にはゴルフボールを載せるピン51が配設されている。
制御部6は、駆動モータ14およびギヤードモータ37を制御して回転板3の回転角度及び揺動板4の傾斜角度を任意の位置に設定するためのものであり、図8に示すように、制御盤52と、制御盤52に内蔵された図示しない制御回路と、制御盤52の前面に設けられた受信器53と、練習者が制御信号を送信するペンダント型のリモコン式送信器54とを備えている。
前記制御盤52は、ゴルフ練習機1の設置の邪魔にならない場所に設置され、制御盤52からは、駆動モータ14およびギヤードモータ37を駆動するための電力を供給する配線55と、電源につなぐための配線56とが延びている。また、制御盤52の前面には、リモコン式送信器54の代わりに制御信号を送る押釦スイッチ57と、ゴルフ練習機を設定した時間だけ作動させるためのタイマー用のコイン投入口58とが装備されている。
前記配線55の一部は、図2に示すようにベース2の上面に固定されたスリップリング59に接続され、このスリップリング59を介して電力および制御部6からの制御信号をギヤードモータ37に伝達するようになっている。
前記リモコン式送信器54には、図9に示すように、揺動板4の傾斜角度を設定するための2個の傾斜用押釦スイッチ60A,60B(傾斜用と復帰用)と、回転板3の回転角度を設定するための2個の回転用押釦スイッチ61A,61B(時計回り用と半時計回り用)とが装備されている。前者の傾斜用押釦スイッチ60A,60Bは、揺動板4の傾斜角度を0度から20度の範囲で任意の角度に設定することができる。また、後者の回転用押釦スイッチ61A,61Bは回転板3の回転角度を360度の範囲で任意の角度だけ回転させることができるようになっている。
次に、以上のように構成された本考案に係るゴルフ練習機1の作用について説明する。本考案に係るゴルフ練習機1を用いてゴルフのショット練習を行う場合には、練習者は、まず打席テーブル5の向き(ショットする向き)を決めるべく、リモコン式送信器54の回転用押釦スイッチ61A,61Bの一方を操作する。
回転用押釦スイッチ61Aを時計回り用に設定し、回転用押釦スイッチ61Aを操作すると、ギヤードモータ37が回転し、回転板3が時計回りに回転する。回転用押釦スイッチ61Bを操作すると、ギヤードモータ37が逆回転し、回転板3が反時計回りに回転する。したがって、練習者は、2個の回転用押釦スイッチ61A,61Bを操作することで、自分の好きな向きを設定・変更・修正することができる。
次に、打席テーブル5を希望する傾斜角度に設定する。図1の実線に示すように水平状態にある打席テーブル5を同図の仮想線で示す角度θだけ前下がりの状態とするには、リモコン式送信器54の傾斜用押釦スイッチ60Aを操作すると、ギヤードモータ37が回転を始め、図5に示すように、ネジ棒31、ナット部32を介して固定軸27が図5の矢印E方向へ前進する。
固定軸27の前進により揺動板4が水平支持ピン23を中心として傾斜する。所望の傾斜角度に達したら、傾斜用押釦スイッチ60Aの操作を止め、ギヤードモータ37の回転が停止する。傾斜用押釦スイッチ60Aの操作を継続すると、振動板4が最大傾斜角度20度に達した時点で、リミットスイッチ機構41の作動カム48aがリミットスイッチ49aを押圧するから、リミットスイッチ49aが信号を制御部6に送出してギヤードモータ37の回転が停止する。
打席テーブル5を図1仮想線で示す角度θだけ前上がりの状態とするには、図1仮想線で示す前下がりの状態から、リモコン式送信器54の回転用押釦スイッチ61Aを操作する。駆動モータ14が回転し、固定軸27および揺動軸本体19が駆動軸12回りにゆっくりと揺動する。このとき揺動板4は回転板3に対し自由回転可能とされ、打席テーブル5はゴム板50の連結によって回転不能とされているから、揺動板4の揺動に従って打席テーブル5もゆっくりと揺動する。回転板3が180度回転した時点で回転用押釦スイッチ61Aの操作を止めると、打席テーブル5が図1仮想線で示す前上がり状態となる。
水平状態にある打席テーブル5を右下がりの状態とするには、リモコン式送信器54の回転用押釦スイッチ61Aを操作する。駆動モータ14が回転し、回転板3がゆっくりと90度時計回りに回転した時点で回転用操作押釦スイッチ61Aの操作を止める。次に、傾斜用押釦スイッチ60Aを操作する。ギヤードモータ37が回転し、ネジ棒31、ナット部32を介して固定軸27が前進する。固定軸27の前進により揺動板4が水平支持ピン23を中心として右下がりに傾斜する。所望の傾斜角度に達したら、傾斜用押釦スイッチ60Aの操作を止めると、ギヤードモータ37の回転が停止する。この状態で打席テーブル5が右下がり状態となる。
そして打席テーブル5を右下がりの状態から左下がりの状態とするには、リモコン式送信器54の回転用押釦スイッチ60Aを操作し、回転板3をゆっくりと180度時計回りに回転させる。
上記した傾斜用押釦スイッチ60A,60B、回転用押釦スイッチ61A,61Bは、ボタンを操作している間だけ作動するようにして任意の位置で停止できるようにしているが、例えば5度間隔で作動・停止を繰り返すように設定してもよい。
また、打席テーブル5の傾斜角度と回転角度をそれぞれカウントして、制御盤52の前面に表示部を設けて数字を表示させるようにしてもよい。
さらに、打席テーブル5の上面に砂場を設けてサンドウェッジの練習をするようにしてもよい。
図1に示す練習者は右打ちを示しており、上記の実施形態では右打ちを前提に作用を説明したが、ゴルフ練習機1を左打ち用に変更する場合は、次のように行う。ゴム板50を2枚とも打席テーブル5およびベース2から取り外す。ゴム板50を取り外した後、打席テーブル5を180度手動で回転させる。打席テーブル5は揺動板4が回転板3に対し自由回転可能とされているから、打席テーブル5だけを手動で回転させることができる。打席テーブル5を180度回転させたら、再び2枚のゴム板50を打席テーブル5およびベース2に連結する。後は、リモコン式送信器54を使って、右打ちの場合と同様にして、打席テーブル5を任意の方向に任意の角度だけ傾斜させればよい。
図10および図11は、本考案に係るゴルフ練習機の第2の実施形態を示すもので、図10および図11において、第1の実施形態で示した構成と同一構成には同一符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態においては、連結部材として引っ張りコイルバネ(ばね部材)62を用い、この引っ張りコイルバネ62で打席テーブル5とベース2との間を常時引っ張り合うように連結したことを特徴とする。
すなわち、図10に示すように、打席テーブル5の下面に引っ張りコイルバネ用取付板5cが取り付けられ、この引っ張りコイルバネ用取付板5cの外周面に引っ張りコイルバネ(ばね部材)62の上端が取付ネジ63およびナット64によって着脱可能に取り付けられている。同じく、ベース2の上面に引っ張りコイルバネ用取付板2bが取り付けられ、この引っ張りコイルバネ用取付板2bの外周面に引っ張りコイルバネ(ばね部材)62の下端が取付ネジ63およびナット64によって着脱可能に取り付けられている。
この引っ張りコイルバネ62は、図11に示すように、ベース2(および打席テーブル5)の周上6箇所(ベース2の外周部を6等分した位置)にそれぞれ取り付けられている。それぞれの引っ張りコイルバネ62は、打席テーブル5の水平姿勢および最大傾斜姿勢(傾斜角度20度)のいずれにおいても、打席テーブル5が揺れない程度に所要の引っ張り力が均等に付与されている。したがって、水平姿勢および任意方向への傾斜姿勢のいずれにおいても打席テーブルの姿勢がより安定し、スイング時の打席テーブルが揺らぐことを確実に抑制することができる。
上記実施の形態では、引っ張りコイルバネ62を周上6箇所配置することにしたが、これに限らず、例えば、周上等分に3箇所、4箇所、8箇所配置するようにしてもよい。
本考案のゴルフ練習機は、ゴルフ練習場や、一般家庭における自宅の敷地内に設置して使用することができる。
本考案に係るゴルフ練習機の第1の実施形態を示す全体正面図、 同ゴルフ練習機の一部を断面視した要部正面図、 同ゴルフ練習機の一部を断面視した要部側面図、 同ゴルフ練習機の一部を断面視した要部平面図、 同ゴルフ練習機の揺動機構を示す図、 同ゴルフ練習機の回転機構を示す図、 同ゴルフ練習機のリミットスイッチ機構を示す図、 同ゴルフ練習機の制御部を示す斜視図、 同ゴルフ練習機のリモコン式送信器を示す図である。 本考案に係るゴルフ練習機の第2の実施形態を示す全体正面図、 同ゴルフ練習機の一部を断面視した要部平面図、
符号の説明
1 ゴルフ練習機
2 ベース
2a,5a ゴム板用取付板
2b,5c 引っ張りコイルバネ用取付板
3 回転板
4 揺動板
5 打席テーブル
5b 側板部
6 制御部
7 回転機構
8 揺動機構
9 固定ハブ
10,11,20,21,28,33 軸受
12 駆動軸
13,46 大プーリ
14 回転用駆動モータ
14a,15a 出力軸
15 減速機
15b 入力軸
16,42 小プーリ
17,45,47 タイミングベルト
18 カップリング
19 揺動軸本体
22 揺動軸本体用ハブ
23 水平支持ピン
24 支持板
25 補強板
26 下面プレート
27 固定軸
29 固定軸支え部(揺動軸支え部)
30 連結ピン
31 ネジ棒
31a ネジ部
32 ナット部
34,35 取付部
36 揺動軸ガイド板
37 ギヤードモータ(揺動用駆動モータ)
38 駆動側歯車
39 中間歯車
40 従動側歯車
41 リミットスイッチ機構
43 取付板
44 中間プーリ
48a,48b 作動カム
49a,49b リミットスイッチ
50 ゴム板(連結部材)
50a 弛み部
51 ピン
52 制御盤
53 受信器
54 リモコン式送信器
55,56 配線
57 押釦スイッチ
58 コイン投入口
59 スリップリング
60A,60B 傾斜用押釦スイッチ
61A,61B 回転用押釦スイッチ
62 引っ張りコイルバネ(ばね部材)
63 取付ネジ
64 ナット

Claims (7)

  1. ベースと、このベースの略中央部に軸支され駆動モータによって回転駆動させられる上向きの駆動軸と、この駆動軸の上端に固定された回転板と、この回転板の略中央部に軸支されて水平支持軸回りに傾斜可能とされた上向きの揺動軸と、この揺動軸の上端に固定されて前記揺動軸とともに前記水平支持軸回りに傾斜可能とされるとともに前記回転板に対し自由回転可能とされた揺動板と、前記揺動軸の下端部を移動させて前記揺動板の傾斜角度を調整する傾斜角度調整用のネジ棒と、前記回転板上に配置されて前記傾斜角度調整用のネジ棒を正逆回転させる駆動モータと、それら両駆動モータを制御するための制御部と、前記揺動板の上面に固定された打席テーブルと、前記揺動板の傾斜を許容して前記打席テーブルと前記ベースとを互いに連結する連結部材と、を備えたことを特徴とするゴルフ練習機。
  2. 前記傾斜角度調整用のネジ棒と螺合しこのネジ棒の正逆回転によって前進・後退するナット部と、前記揺動軸の下端部に環装される揺動軸支え部と、この揺動軸支え部と前記ナット部とを互いに連結する連結部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習機。
  3. 前記ナット部が設置される揺動軸ガイド板と、回転板の略中央位置に設けられ前記揺動軸支え部をネジ軸の軸線と平行に案内するガイド溝とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のゴルフ練習機。
  4. 前記揺動軸の両脇に位置して前記回転板上に取り付けられ前記水平軸部を両側から支持する一対の支持板と、各支持板を補強する補強板とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のゴルフ練習機。
  5. 前記連結部材として、ゴム板が用いられ、このゴム板が、前記打席テーブルと前記ベースとの間で撓み部を有するように連結されてなることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習機。
  6. 前記連結部材として、ばね部材が用いられ、このばね部材が前記打席テーブルと前記ベースとの間を常時引っ張り合うように連結されてなることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習機。
  7. 前記制御部が、制御盤側の受信器と、使用者側のリモコン式送信器を備えたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0794897A (ja) * 1993-09-22 1995-04-07 Nec Corp エンボスキャリアテープ
JP2013102820A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Toyohiko Yamaguchi 傾斜プレー面の形成装置

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