JP3109043U - トランスポーターの為のアキレス鍵プロテクター - Google Patents

Abstract

【課題】キャスター付き大型キャリイボックスに対応する、トランスポーターの手押し、引張り作業時の、足首上部や、アキレス腱への衝撃による損傷を最小にし、労災事故を減少させる。
【解決手段】パイプ１ａ、１ｂ、１ｃをパイプ短管２ａ、２ｂを介して、長さ調整用の止め具４の付いたゴムヒモ３でたばねたものに、さらに被膜付銅線５でパイプ１ａ、１ｂを固定して、足首に巻きつけることにより、キャリイボックス底部（パレット端面）及びキャスターカバー金具と、作業者の足首上部やアキレス腱との衝突の衝撃を緩和することにより、作業事故を減少させ、安全性向上に役立つ。
【選択図】図１

Description

本考案はパイプを縦にならべてゴムヒモと銅線にて固定して、足首上部にまきつけた、アキレス腱プロテクターに関するものである。

流通、運輸業界では、（とりわけ大手宅配便上場会社御用達の）キヤスター付きキャリイボックス（容量約１．６立方メートル、最大荷重約６００ｋｇ）が普及し使用されているが、これの最大の欠点は構内移動作業中に、ボックスの底面（パレットの水平端面）や、キャスターカバー金具などと、作業者の足首が衝突して、アキレス腱を裂傷するなどの事故が多発することである。安全靴はあまり役に立たず、作業者はほとんど無防備の状態におかれているので大変である。

考案が解決しようとす課題

足首の損傷は労災事故につながり業務に支障をきたす。したがって労災事故の予防は経済的にも、人的にも重要事項である。従って、アキレス腱プロテクターを足首へ巻き付けることは安全性の向上に役立ち、作業事故を減少せしめ、前述の欠点を解決しようとするものである。

問題を解決するための手段

本考案は穴をあけたパイプ（水道用塩ビ管、金属管、竹等）をたてにならべて、短管を介してゴムヒモでまとめて、ずれないようにし、且つゴムヒモの張力を止め具で調整可能にし、アキレス腱後部には銅線を介して三本のパイプを固定することで、ずれない、落ちないようにして問題を解決している。

考案の効果

上述のように本考案のトランスポーターの為のアキレス腱プロテクターは足首上部より、アキレス腱部までパイプでカバーするし、しかも垂直方向に設けてあるので、キャリイボックスの底部（パレット部）は水平の角で出ており、パイプの一部がキャリイボックスに当たれば、そこで、接触は止まり、しかもパイプが衝撃を和らげ、被害を最少にし、安全性を良くし、作業性を向上することに役立つ。

考案の実施するための最良の形態

キャリイボックスの底部（パレット）の水平な端面とキャスターカバーの金具の出っ張りが足首を主として傷つけるので、垂直方向に並べたパイプ（水道用塩ビ管、金属管、竹等）を足首の前と後部にずれないように配置し、しかも、作業能率が落ちない程度の自由度が要求されるので、軽量でずり落ちないようにし、ゴムヒモの長さを調整式の止め具をつけ、アキレス腱の当たる部位のパイプ三本は被膜付銅線にて固定した上で足首に取り付ける。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１ａ、１ｂ、１ｃ、２ａ、２ｂはパイプ（水道用塩ビ管、金属管、又は竹等適宣素材）、垂直に、足首に並べられた１ａ、１ｂ、１ｃはずり落ちないようにゴム穴があけてある。３はゴムヒモ，５は被膜付銅線で１ａ、１ｂの下部を貫通して固定するが，上部はゴムヒモ固定なので，ずれにくいし，落ちにくい。４はゴムヒモ止め具で張力を調整しながらまきつけることが出来る。よって、キャリイボックスの底面の水平な角や，キャスターカバー金具との衝突の際の足首への衝撃はやわらげられ，被害は最小となり安全性が向上する。

本考案のトランスポーターの為のアキレス腱プロテクターの足首への組付け図である。 本プロテクターの展開図である。

符号の説明

１ａ アキレス腱側面用パイプ
１ｂ アキレス腱後部用パイプ
１ｃ 足首前用パイプ
２ａ 後部短管
２ｂ 足首側面用短管
３ ゴムヒモ
４ ゴムヒモ止め具
５ 被膜付銅線

Claims (1)

1. 横穴をあけたパイプ（水道用塩ビ管、金属管、竹等）を垂直に、足首にならべ、横にたてつけ用の短管を設けて、長さ調整可能な止め具をつけたゴムヒモと被膜付銅線にてまとめて一体にしたところを特徴とする、主として、流通、運輸業界（とりわけ大手宅配便上場会社御用達）に普及しつつあるキャスター付き大型キャリイボツクス（容量約１．６立方メートル、最大重量約６００ｋｇ）に対応するところの、トランスポーターの為の、アキレス腱プロテクター

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