JP2001063752A - アンカーボルトのねじ部保護用キャップ - Google Patents

アンカーボルトのねじ部保護用キャップ

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JP2001063752A
JP2001063752A JP24407599A JP24407599A JP2001063752A JP 2001063752 A JP2001063752 A JP 2001063752A JP 24407599 A JP24407599 A JP 24407599A JP 24407599 A JP24407599 A JP 24407599A JP 2001063752 A JP2001063752 A JP 2001063752A
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尚武 井出
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 コンクリート基礎に植設されるアンカー
ボルトの雄ねじ部をコンクリート打ち込みの際にコンク
リートが付着しナットの螺装の妨げになるのを未然に防
止すること。 【解決手段】 アンカーボルト(30)の雄ねじ部(3
1)を包囲するキャップ主体(2)と、このキャップ主
体に連設され前記雄ねじ部(31)の所定位置に螺装さ
れるナットを包囲するナット包囲部(3)とを一体に形
成してなるものであって、コンクリート基礎(33)内
部に配筋される鉄筋に対して固着し立ち上げるアンカー
ボルトの前記雄ネジ部(31)にコンクリートの打ち込
みに先立って嵌め付け、これを被覆して成形型枠内に打
ち込まれるコンクリートがこの雄ねじ部(31)に付着
するのを避けるようにした保護用キャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等のコンクリ
ート基礎に植設されるアンカーボルトの雄ねじ部を保護
するための保護用キャップに関するもので、更に詳しく
は基礎構築に当たって打ち込まれるコンクリートの降り
掛かりから雄ねじ部を保護するためこの雄ねじ部に被せ
るアンカーボルトのねじ部保護用のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート基礎等にアンカーボルトを
植設する場合、一般には基礎内に配筋される鉄筋にアン
カーボルトを結束固定して所定の位置、所定の高さに揃
えて配置し、その後基礎を造るコンクリート型枠内にコ
ンクリートを注ぎ込んで鉄筋と共に雄ねじ部を残してボ
ルトの大部分を埋設し、基礎から立ち上がった状態に植
設するのが普通である。
【0003】この場合、鉄筋については元々基礎の内部
に埋設するものであるから特段問題とならないが、アン
カーボルトは完成される基礎部分から雄ねじ部を突出し
た状態で植設されなければならず、しかも使用時にはナ
ットの締付けを行うことからこの雄ねじ部にコンクリー
トが付着し、固化するのを避けなければならないことに
なる。
【0004】従来、この様な場合に雄ねじ部にコンクリ
ートが付着するのを避ける方法として、例えば予め雄ネ
ジ部に粘着テーブを巻き付けて包み込みコンクリートの
付着を防止すること等が行われていたが、1本1本のボ
ルトにテープ巻き付ける作業は大変厄介であり、また不
揃いになり完全に雄ねじ部を被覆包囲できないこと等が
あった。また粘着テープによる場合巻付け作業以上に取
り外しの作業が厄介であり、雄ねじ部に付着するテープ
の切れ端などをきれいに取り除く作業に手間取る等の問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な実情
に鑑み開発されたもので、その目的とするところは、手
際よくアンカーボルトの雄ねじ部を被覆することが可能
であり、しかもこの雄ねじ部を確実に被覆包囲してコン
クリートの付着から保護できるようにしたアンカーボル
トのねじ部保護用キャップを提供しようとするものであ
る。
【0006】また本発明は、雄ねじ部の被覆を容易に行
うことができ、且つ完全な被覆を可能にすると同時に、
使用後これを簡単且つ確実に取り外すことができるよう
にしてナットの締付け作業の妨げとならないようにした
取扱いが極めて容易なアンカーボルトのねじ部保護用キ
ャップを提供しようとするものである。
【0007】また本発明は前記アンカーボルトの雄ねじ
部の保護に加えて、この雄ねじ部に螺装されるナットを
含んで一体的に被覆包囲し、アンカーボルトの植設時に
雄ねじ部からナットを外すことなく被覆保護できるよう
にしたアンカーボルトのねじ部保護用キャップを提供し
ようとするものである。
【0008】また、本発明は上述の様に雄ねじ部に対す
る装着と取り外しが容易である一方、取り外しに当たっ
て破壊されることがなく、従って再使用が可能である保
護用キャップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した従来の
課題を解決し、その目的を達成するためなされたもので
あって、その特徴とするところを詳述すれば、本発明は
アンカーボルトの雄ねじ部を包囲するキャップ主体と、
このキャップ主体に連設され前記雄ねじ部の所定位置に
螺装されるナットを包囲するナット包囲部とを一体に有
してなるアンカーボルトのねじ部保護用キャップを提供
することにある。
【0010】また本発明は前記保護用キャップにおい
て、前記キャップ主体は胴部をアンカーボルトの雄ねじ
部の外径よりやゝ大径な筒形に形成すると共に、該キャ
ップ主体に連設されるナット包囲部はナットの外形に適
合した6角形断面の筒形に形成することを特徴としたア
ンカーボルトのねじ部保護用キャップを提供することに
ある。
【0011】また本発明は前記保護用キャップにおい
て、前記キャップ主体とナット包囲部の双方若しくはい
ずれか一方の内壁面に中心方向に向けて突き出す係止用
片を設けてなることを特徴としたアンカーボルトのねじ
部保護用キャップを提供することにある。
【0012】また本発明は、前記係止用片は肉薄のリブ
状にして撓み性を付与してなることを特徴としたアンカ
ーボルトのねじ部保護用キャップを提供することにあ
る。
【0013】また本発明は、前記キャップ主体を円錐形
状若しくは円錐台形状に形成すると共に、その開口部を
アンカーボルトの雄ねじ部に装着されるナットを包囲で
きる口径に形成してナット包囲部を一体に設けることを
特徴としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップを提
供することにある。
【0014】また本発明は、前記ナット包囲部には内壁
面に中心方向に突き出す係止用片を突設してなることを
特徴としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップを提
供することにある。
【0015】また本発明は、前記係止用片は内壁面の周
方向に沿って間隔をおいて複数個設けられることを特徴
としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップを提供す
ることにある。次に、本発明を図示する実施例について
更に詳述し、その特徴とするところ及びその他の特徴を
明らかにする。
【0016】
【実施の形態】
【実施例1】添付する図面の図1〜図5は本発明の第1
の実施例である。この中の図1は本発明に係るアンカー
ボルトのねじ部保護用キャップの斜視図であり、図2は
中央縦断正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は
同じくB−B線断面図であり、図5は使用状態を示す中
央縦断正面図である。
【0017】保護用キャップ1は多少の弾性があり、形
状保持のための剛性を有する素材、例えば塩化ビニル等
の熱可塑性合成樹脂を材料に形成されるもので、キャッ
プ主体2とナット包囲部3から構成されている。
【0018】ここに示されるキャップ主体2は頂部を塞
いだ円筒形に形成してあり、その下端に連設されるよう
にナット包囲部3が形成してある。このキャップ主体2
はアンカーボルト30の一端部、つまり雄ねじ部31を
被覆するもので、その胴部を雄ねじ部31の長さに合
せ、且つその内径を雄ねじ部の外径より僅かに太く形成
してこのボルトの雄ねじ部全体を包み込む様に嵌め付ら
れるようにしてある。
【0019】ナット包囲部3はこの実施例では前記雄ね
じ部31に螺装されるナット32の形状に合せて正六角
形断面形をなすキャップ形に形成してあり、その上面部
3aを前記キャップ主体2の下端に連続させて一体のも
のとしてある。
【0020】図中、4、5はキャップ主体2とナット包
囲部3の内壁面に突設した係止用片である。キャップ主
体2に形成される係止用片4は、図2及び図3に示され
るように筒形をなすキャップ主体の胴部内壁面から中心
方向に突き出す如くリブ状の片として形成してあり、等
間隔をおいて4個設けてある。
【0021】4個の係止用片4はキャップ主体を成形す
る際に同時に一体成形するものとしてあり、頂部から高
さの略中間に亘って内方に僅かに突き出すように設けて
ある。そして、各片は肉薄にして撓み性が付与してあ
り、装着時に強い抵抗とならないようにしてある。
【0022】一方、ナット包囲部3に設けられる係止用
片5は三つの面の各中心部から中心方向に向けて突き出
すように設けてあり、各片はナット包囲部の長さの全長
に亘り形成してある。この係止用片5も前記係止用片4
と同様に肉薄のリブ状の片として形成して撓み性を付与
してあり、内に向けては小さな突き出しにしてある。
【0023】この2種類の係止用片4,5は後述するよ
うにアンカーボルトの雄ねじ部31に装着したとき、こ
の雄ねじ部に対する止め付けを安定的に確保すること、
そしてこの止め付け、或いは取り外しを容易にするため
のもので、装着時にはキャップ1と雄ねじ部31との間
にあって押し潰され復元力により摩擦力を発揮し装着状
態を維持するものとなる。
【0024】図5は立ち上げたアンカーボルト30の雄
ねじ部31に本発明に係る上記保護用キャップ1を装着
した使用状態を示す縦断面図である。次にこの図面に従
って使用の実際を説明する。
【0025】アンカーボルト30はコンクリート基礎の
施工において通常行われているように埋設される図示し
ない鉄筋に結束する等して固定し、他の複数のアンカー
ボルトと共に所定の高さに揃えることになる。保護用キ
ャップ1は上方に突き出す各雄ねじ部31の端部から嵌
め付け、これに螺装されるナット32と共にその全体を
被覆包囲するようにして装着される。
【0026】このときキャップ主体2の内壁面に設ける
係止用片4を雄ねじ部31のねじ面に、そしてナット包
囲部3の係止用片5をナット32の表面に押付けてキャ
ップの装着状態を維持確保することになる。
【0027】尚、係止用片4,5は先にも述べたが、撓
みによる反発力を利用して摩擦係止力を得て雄ねじ部或
いはナットに対する止め付けを確保するものであり、ア
ンカーボルト30の大きさとキャップ1の大きさとの
差、或いはボルトのバラ付きを勘案して吸収し、常に安
定した係止状態を確保するようにするとよい。そのため
例えば肉厚を勘案しながら突き出し高さを幾分大きめに
して許容範囲を高めておく等の操作をするとよい。
【0028】この係止用片4,5は雄ねじ部31に装着
した保護用キャップ1がコンクリートの打設作業時にコ
ンクリートの打ち込みの衝撃で抜け落ちたり、或いは浮
き上がってナットや雄ねじ部が露出することのないよう
止め付けるためのものであるから、この範囲での保持力
があればよく、従って、大きさや形状,数,位置などは
この目的に併せて選択すればよい。
【0029】また、この実施例ではキャップ主体2とナ
ット包囲部3の両方に係止用片4,5を備える例につい
て説明しているが、前述したところから理解されるよう
にいずれか一方であってもよい。
【0030】尚、本発明保護用キャップはアンカーボル
トを基礎の鉄筋に固定して立ち上げたのちボルトの雄ね
じ部31に装着するものとしたが、アンカーボルト30
を鉄筋に固定する前に予め装着しておくことを妨げるも
のではない。むしろ施工現場における部品の管理、作業
を円滑にする上から雄ねじ部31の所定位置にナット3
2を螺装してこれに本発明保護用キャップ1を装着しセ
ットにしておくと便利である。
【0031】さてこの様にして雄ねじ部31にキャップ
1を装着しナット32を含めた全体を被覆したのち、コ
ンクリート基礎を形成する型枠内にコンクリート33を
所定のレベルまで打ち込み打設工事を行うことになる。
この際、雄ねじ部31の全体がキャップ1により被覆さ
れることからねじ面にコンクリートが付着することがな
く、またナット32も被覆保護されることからコンクリ
ートの付着によって捻回を妨げられることがない。
【0032】尚、アンカーボルトにおける雄ねじ部31
は使用範囲を広くするため通常の使用部分より長く形成
してあるので、常にキャップでその全体を被覆する必要
はない。従って、使用状況を見計らってキャップを予め
使用が見込まれる範囲を被覆できる長さに形成してもよ
い。
【0033】
【実施例2】次に、図6及び図7はナット包囲部を変形
させた本発明に係る保護用キャップの第2の実施例を示
したものである。この実施例は前記第1の実施例におい
て、断面正六角形に形成したナット包囲部を断面真円形
状に形成した例である。
【0034】この実施例におけるナット包囲部6は六角
ナット32を包囲できる大きさの真円形筒形に形成して
あり、内壁面に等間隔をおいてリブ状の係止用片7を複
数個突設してある。ここにおける係止用片4及び7は、
共に下端を円弧状に形成してあり、雄ねじ部31に装着
するときにその端部或いはナット32の端部と強く衝突
するのを避け円滑な装着ができるようにしてある。
【0035】
【実施例3】図8乃至図10は本発明の第3の実施例を
示したものである。この例は雄ねじ部31を包囲するキ
ャップ主体8を円錐台形状に形成し、このキャップ主体
の下端に円筒形のナット包囲部9を連続的に形成した1
例である。
【0036】前記ナット包囲部9は当然のことながらそ
の胴部を雄ねじ部31に螺装されるナット32を嵌め付
けられる大きさの円筒形に形成し、その上方に続く主体
8は雄ねじ部を包み込める長さに形成してある。そし
て、一体となったキャップ主体8とナット包囲部9の内
壁面にはナット包囲部側から上方に向けてリブ状の係止
用片10を等間隔に複数個突設してある。
【0037】この保護用キャップ1は前記実施例のもの
と同様にナットを螺装した雄ねじ部31に被せ、その全
体を包囲し使用されるもので、装着時には係止用片10
をナット32の周面に押し付けて係止し、簡単に外れた
りしないようにする。
【0038】この第3の実施例ではキャップ主体8を円
錐台形状としたが、更に頂部を延長して円錐形にして
も、或いは全体を角錐形にしても、また角錐台形等に形
成してもよい。そして、台形状にすることに加えてキャ
ップ主体8の頂部を平滑にせず、例えば半球形に形成し
てもよい。この点は前記第1,第2の実施例におけるキ
ャップ主体2についても同様のことが言える。
【0039】この実施例において加えられた特徴は、キ
ャップ主体8とナット包囲部9との間に段部が形成され
ないことであり、これによってコンクリートを打込む
際、キャップの外周にコンクリートが付着するのを避
け、更には雄ねじ部31に装着する際その上端が段部に
衝突して嵌め付け作業の妨げとなるのを回避することが
できる。
【0040】以上本発明を実施例に基づき説明したが、
本発明保護用キャップはアンカーボルトの雄ねじ部31
に対してその端部から嵌め付け被せることで螺装される
ナット32を含む全体を包囲することができるものであ
り、また係止用片4,5及び7或いは10によって容易
に脱落したり、或いは浮き上がるなどの問題を起こすこ
となく安定した装着が可能になっている。
【0041】そして、本発明の保護用キャップは各使用
対象のアンカーボルトの大きさ、形状等に適合させて、
一体的に嵌め付け装着するものとしてもよいが、使用ア
ンカーボルトの大きさに対してやゝ大型に形成し、実際
の使用時における差、つまり雄ねじ部31とキャップ主
体との間隔或いはナット32とナット包囲部との間隔に
多少の差を生じるものとしてもそれぞれに設ける係止用
片がこの差を吸収するため安定した装着が得られるもの
となっている。またアンカーボルトの雄ねじ部に対して
やゝ大き目に形成されることによりその嵌め付け、或い
は引き抜きが容易となり作業効率を高めることもできる
ものとなっている。
【0042】ところで、本発明保護用キャップを成形す
るに当たっては取扱いの面から、また製造コストの面か
らその材料及び使用量の選択には充分な注意が払われる
ことになるが、キャップ自体としては特に強い剛性は求
められない。最小限の範囲として雄ねじ部に対する装着
状態の維持と、着脱作業の際の腰くだけを回避できる程
度の剛性が確保されゝば目的を達成することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明保護用キャップは上述した如く構
成され、使用されるもので、予め或いはコンクリートの
打込みに先立ってアンカーボルトの雄ねじ部に嵌め付け
ることで雄ねじ部及びこれに螺装されるナットを含む全
体が被覆されることからアンカーボルトの雄ねじ部にコ
ンクリートが付着することがなく、従ってコンクリート
の打込み後キャップを引き抜くことで直ちに土台等の固
定作業を行うことができ、この際ナットの締付けに不具
合を生ずるようなことがない。
【0044】しかも本発明キャップは雄ねじ部に対して
単に押し付けることで安定した装着状態が得られるた
め、コンクリートの打ち込み衝撃等によって外れたり、
或いは浮き上がったりすることがなく常に一定の位置に
おいて雄ねじ部,ナットをコンクリートから保護するこ
とができる。
【0045】そして本発明キャップは嵌め付け作業に併
せて、単に引き抜けば簡単に外すことができるため、従
来の粘着テープの巻付けによる被覆のような手間がかゝ
らず作業性に優れると共に、取り外したキャップは破損
されることがないので、再使用が可能であり、経済的に
も有利である。
【0046】また、本発明保護用キャップは雄ねじ部に
ナットを螺装したまゝその全体を被覆できることから、
アンカーボルトとナットを組合せたまゝ基礎の鉄筋に固
定し使用できると共に、このナットを螺装した雄ねじ部
に予め嵌め付け装着しておけることから部品管理の面で
有利であり、また現場での装着作業を避けられるため作
業性の上からも有利である。
【0047】尚、本発明保護用キャップは雄ねじ部にナ
ットを螺装しない状態でも使用が可能である。勿論、こ
の場合装着時の安定性に多少欠ける点があるが、キャッ
プ主体の内径を選択して雄ねじ部の外径に近付けたり、
或いは係止用片の剛性を高めたり、数を増す等して保持
力を高めることによってこの問題を解決することが可能
だあり、ナットの有無によって使用が妨げられることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンカーボルトのねじ部保護用キ
ャップの斜視図。
【図2】図1に示す保護用キャップの中央縦断正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】使用状態を説明する要部を縦断面とした正面
図。
【図6】第2の実施例における保護用キャップの斜視
図。
【図7】図6の中央縦断正面図。
【図8】第3の実施例における保護用キャップの斜視
図。
【図9】図8の中央縦断正面図。
【図10】使用状態を説明する要部を縦断面とした正面
図である。
【符号の説明】
1 保護用キャップ 2,8 キャップ主体 3,6,9 ナット包囲部 4,5,7,10 係止用片 30 アンカーボルト 31 雄ねじ部 32 ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカーボルトの雄ねじ部を包囲するキ
    ャップ主体と、このキャップ主体に連設され前記雄ねじ
    部の所定位置に螺装されるナットを包囲するナット包囲
    部とを一体に有してなるアンカーボルトのねじ部保護用
    キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンカーボルトのねじ
    部保護用キャップにおいて、キャップ主体は胴部をアン
    カーボルトの雄ねじ部の外径よりやゝ大径な筒形に形成
    すると共に、該キャップ主体に連設されるナット包囲部
    はナットの外形に適合した6角形断面の筒形に形成する
    ことを特徴としたアンカーボルトのねじ部保護用キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアンカーボルトのねじ
    部保護用キャップにおいて、キャップ主体とナット包囲
    部の双方若しくはいずれか一方の内壁面には中心方向に
    向けて突き出す係止用片を設けてなることを特徴とした
    アンカーボルトのねじ部保護用キャップ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアンカーボルトのねじ
    部保護用キャップにおいて、係止用片は肉薄のリブ状に
    して撓み性を付与してなることを特徴としたアンカーボ
    ルトのねじ部保護用キャップ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアンカーボルトのねじ
    部保護用キャップにおいて、キャップ主体を円錐形状若
    しくは円錐台形状に形成すると共に、その開口部をアン
    カーボルトの雄ねじ部に装着されるナットを包囲できる
    口径に形成してナット包囲部を一体に設けることを特徴
    としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のアンカーボルトのねじ
    部保護用キャップにおいて、ナット包囲部には内壁面に
    中心方向に突き出す係止用片を突設してなることを特徴
    としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップ。
  7. 【請求項7】 請求項3又は6に記載のアンカーボルト
    のねじ部保護用キャップにおいて、係止用片は内壁面の
    周方向に沿って間隔をおいて複数個設けられることを特
    徴としたアンカーボルトのねじ部保護用キャップ。
JP24407599A 1999-08-30 1999-08-30 アンカーボルトのねじ部保護用キャップ Pending JP2001063752A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212656A (ja) * 2011-03-23 2012-11-01 Denso Corp スパークプラグ用の保護筒
CN107235232A (zh) * 2017-07-26 2017-10-10 山东力源铁塔制造有限公司 一种地脚螺栓防护罩
JP2018066141A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 首都高速道路株式会社 プレキャスト壁高欄接合構造、及びプレキャスト壁高欄接合方法

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