JP3108952B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JP3108952B2
JP3108952B2 JP04055346A JP5534692A JP3108952B2 JP 3108952 B2 JP3108952 B2 JP 3108952B2 JP 04055346 A JP04055346 A JP 04055346A JP 5534692 A JP5534692 A JP 5534692A JP 3108952 B2 JP3108952 B2 JP 3108952B2
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悟 岡西
兼一 赤坂
浩二 光城
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水時に衣類のアンバ
ランスなどにより作動する安全スイッチを有した全自動
洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動洗濯機は、図2および図3
に示すように、洗濯兼脱水槽1は、中央底部にパルセー
タ2を回転自在に配している。水槽3は洗濯兼脱水槽1
を内包し、この水槽3の外底部には基板4が固着され、
駆動用モータ5,排水弁6,ブレーキを内装した洗濯兼
脱水切替機構7などを配設しており、基板4の外縁部は
防振装置8,吊り棒9を介して外枠10の上部角隅より垂
下支持している。外枠10の上部に上部カバー11を設け、
給水弁12,電源スイッチ13,制御装置14などを配設して
いる。制御装置14はマイクロコンピュータよりなる信号
制御手段15と、操作パネル16内におさめられたキースイ
ッチおよび表示装置などからなる操作表示手段17と、信
号制御手段15からの信号によりモータ5,排水弁6,給
水弁12などを制御するパワースイッチング手段18と、信
号制御手段15には、安全スイッチ19からの信号およ
び、モータ5の回転数を検知する回転検知手段20など
からの信号が入力されている。なお、21は交流電源、22
はモータ5の進相コンデンサーである。信号制御手段15
は脱水行程において、最初の排水状態で排水弁6をON
状態にして、洗濯兼脱水槽1内の水を排水し、この排水
が終わった後にモータ5をONにする。この後、モータ
5を数秒間隔でON−OFFさせて間欠運転し、衣類の
水を徐々に抜いていく。この場合、モータ5の回転数は
回転検知手段20でその都度検知して信号制御手段15に入
力されている。その後、モータ5のON状態を続行させ
て、連続脱水運転し、衣類を脱水した後、モータ5のみ
OFF状態にして、洗濯兼脱水槽1を慣性運転させ、ほ
ぼ回転が止まった時点に排水弁6をOFF状態にすると
ともに、ブレーキをかけて脱水行程を終了させる。一般
に、全自動洗濯機においては、洗濯し排水した後に脱水
行程へと移るが、この時、洗濯兼脱水槽1の内部に衣類
が均一に分布されることはまれで、不均一分布をなした
まま脱水作用が行なわれ、この衣類の不均一は回転物の
アンバランスとなって振動を発生させる原因となってい
た。いま吊り棒9および防振装置8等の防振系により支
持された構成を振動系と称し、この振動系および防振系
にて必然的に構成されるものに固有振動数というものが
ある。もし、脱水時において、布のアンバランスが大き
いときに、振動系に生じる振動数と、前記固有振動数と
が合致した場合、振動系の振幅は極めて大きくなり、例
えば、上下にはね上がったり、外枠10に衝突したり、あ
るいは、回転軸が危険速度時の破損を招くという通常共
振点と称する状態となる。このような現象を防止するた
めに、振動系の振幅が異常に大きいときには図4の行程
図のように安全スイッチ19により、モータ5および排水
弁6への通電を切って洗濯兼脱水槽1への駆動力を解除
するとともに、ブレーキをかけて直ちに洗濯兼脱水槽1
を停止させて危険のないようにしていた。しかし、上記
のように安全スイッチ19を作動させ、洗濯兼脱水槽1へ
の駆動力を解除するとともに、ブレーキをかけて直ちに
洗濯兼脱水槽1を停止させた場合には、安全性は確保さ
れるが、振動系が外枠10に衝突し、衝突音や,外枠10の
移動が生じるという問題があったため、図5の行程図の
ように、安全スイッチ19が作動したときにモータ5への
通電を止め、遅延時間tを経過した後排水弁6への通電
を止めることにより、洗濯兼脱水槽1への駆動力が解除
された後、惰性回転した後しばらくしてからブレーキを
かけるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に構成された全自動洗濯機では、例えば、図6のように
脱水途中の高速回転時a点で、何らかの理由で安全スイ
ッチが作動し、しかも、その直後に全自動洗濯機の蓋を
開けた場合には、内部の洗濯兼脱水槽への駆動力は解除
されているが、洗濯兼脱水槽は遠心力の働きにより、遅
延時間tのしばらくの間高速惰性回転した後、ブレーキ
動作域B1で減速し停止しており、停止するまでは非常
に危険な状態であり、誤って手などが巻きこまれる恐れ
があるなどの問題点があった。本発明は上記問題を鑑
み、衣類のアンバランスが生じて安全スイッチが作動し
たときに、振動系の本体への衝突や,本体自身の移動を
無くし、しかも、安全スイッチの作動後の安全性を確保
する全自動洗濯機を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、脱水時に衣類のアンバランスにより作動す
る安全スイッチと、洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、
前記洗濯兼脱水槽を停止させるブレーキを内装した洗濯
兼脱水切替機構とを備えるとともに、前記モータの回転
数を検知する回転検知手段と、マイクロコンピュータよ
りなる信号制御手段とを備え、前記信号制御手段は、前
記安全スイッチが作動したときに前記洗濯兼脱水槽を駆
動するモータを直ちにOFF状態にし、その後、遅延時
間を経過した後に前記ブレーキを作動させ、前記遅延時
間を設定する範囲を、前記モータをONにして前記洗濯
兼脱水槽の振動共振点と同等の回転数に達するまでの所
定時間内のみとしたものである。
【0005】
【作用】本発明は上記した課題解決手段により、安全ス
イッチが作動した後洗濯兼脱水槽をしばらく惰性運転さ
せ、運動エネルギーが小さくなった後でブレーキをかけ
ると、ブレーキにより消費されるエネルギーは小さくて
済み、従って、振動系に設けられている洗濯兼脱水切替
機構(ブレーキ機構を有する)からの振動系への反作用力
が減少し、その力による振動系の揺れが小さく、外枠へ
の衝突や移動がなくなる。また、遅延時間を設定する範
囲を、前記洗濯兼脱水槽などの振動共振点と同等の回転
数に達するまでの所定時間内にすることにより、洗濯兼
脱水槽の回転が、高速回転域までに達しておらず、安全
スイッチが作動した直後に全自動洗濯機の蓋を開けて
も、洗濯兼脱水槽には余り慣性力が働いていないため惰
性回転をせずすぐ停止し、誤って手などが巻きこまれる
恐れがなくなる。また、高速回転域に達してから安全ス
イッチが作動した場合には、遅延時間が設定されないた
め、安全スイッチが作動した直後にブレーキがかかるよ
うになり、洗濯兼脱水槽の惰性回転の時間を短縮させる
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例における全自動洗濯
機の構成は図2および図3の従来例と同じである。図1
は本発明の一実施例における脱水行程における時間と脱
水回転数の関係を示すものである。本実施例の動作を図
1および図2,図3により説明する。なお、従来例と同
じ部品は同じ番号で示し、説明は省略する。本実施例に
おいて、この脱水行程の途中で衣類のアンバランスなど
により、安全スイッチ19が作動したときには信号制御手
段15に信号が入力され、信号制御手段15からの信号でモ
ータ5を直ちにOFF状態にして、洗濯兼脱水槽1を慣
性運転させる。その後、遅延時間tを経過した後排水弁
6をOFFにしてブレーキをかける。この遅延時間t
は、洗濯兼脱水槽1の回転数が減速されブレーキをかけ
て急停止した場合に、その反作用で振動系が外枠10に衝
突しない程度の時間、例えば、2秒程度に設定してい
る。ただし、この遅延時間tはモータ5をONにして前
記洗濯兼脱水槽1などの振動共振点と同等の回転数V1
に達するまでの所定時間TA内に設定されている。従っ
て、洗濯兼脱水槽1などの振動共振点と同等の回転数V
1に達するまでだと、洗濯兼脱水槽1の回転数が高速回
転域までに達しておらず、全自動洗濯機の蓋を開けても
洗濯兼脱水槽1には余り慣性力が働いていないため、遅
延時間tを設けていても惰性回転はせずすぐ停止でき
る。また反対に、洗濯兼脱水槽1などの振動共振点を越
えた回転数、例えば、間欠脱水後の連続脱水運転時に
は、遅延時間tが設けられていないために、連続脱水の
a点で安全スイッチ19が作動した時には、信号制御手段
15からの信号でモータ5を直ちにOFF状態にすると共
に、排水弁6をOFFにしてブレーキ動作域B1でブレ
ーキをかけ、洗濯兼脱水槽1を停止させるようになって
いる。
【0007】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明
は、脱水時に衣類のアンバランスにより作動する安全ス
イッチと、洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記洗濯
兼脱水槽を停止させるブレーキとを備えるとともに、前
記モータの回転数を検知する回転検知手段と、マイクロ
コンピュータよりなる信号制御手段とを備え、前記信号
制御手段は、前記安全スイッチが作動したときに前記洗
濯兼脱水槽を駆動するモータを直ちにOFF状態にし、
その後、遅延時間を経過した後に前記ブレーキを作動さ
せるとともに、前記モータをONにして、前記洗濯兼脱
水槽などの振動共振点と同等の回転数に達するまでの所
定時間内に、前記遅延時間を設定することにより、安全
スイッチが作動した後洗濯兼脱水槽をしばらく惰性運転
させ、運動エネルギー小さくなった所でブレーキをか
けるため、ブレーキにより消費されるエネルギーは小さ
くて済み、従って、振動系に設けられている洗濯兼脱水
切替機構(ブレーキ機構を有する)からの振動系への反作
用力が減少し、その力による振動系の揺れが小さく、外
枠への衝突や移動がなくなる。また、遅延時間を設定す
る範囲を、前記洗濯兼脱水槽などの振動共振点と同等の
回転数に達するまでの所定時間内にすることにより、洗
濯兼脱水槽の回転が高速回転域までに達しておらず、安
全スイッチが作動した直後に、全自動洗濯機の蓋を開け
ても洗濯兼脱水槽には余り慣性力が働いていないため、
惰性回転をせずすぐ停止し誤って手などが巻きこまれ
る恐れがなくなり、安全でしかも衣類のアンバランスの
大きいときでも異常なく停止できるという大きな効果を
奏することができる。さらに、洗濯兼脱水槽の回転が高
速回転域に達しているときに安全スイッチが作動した場
合には遅延時間が設定されないため、モータをOFFに
して直ちにブレーキがかかり、惰性回転の時間が短縮さ
れる。その結果、安全性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における全自動洗濯機の脱水
行程における時間と脱水回転数の関係を表す図である。
【図2】従来の全自動洗濯機の断面図である。
【図3】従来の全自動洗濯機のブロック図である。
【図4】従来の脱水行程の運転行程を示す図である。
【図5】従来の脱水行程の運転行程を示す図である。
【図6】従来の脱水行程における時間と脱水回転数の関
係を表す図である。
【符号の説明】
1…洗濯兼脱水槽、 2…パルセータ、 3…水槽、
4…基板、 5…モータ、 6…排水弁、 7…洗濯兼
脱水切替機構、 8…防振装置、 9…吊り棒、10…外
枠、 11…上部カバー、 12…給水弁、 13…電源スイ
ッチ、 14…制御装置、 15…信号制御手段、 16…操
作パネル、 17…操作表示手段、 18…パワースイッチ
ング手段、 19…安全スイッチ、 20…回転検知手段、
21…交流電源、 22…進相コンデンサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−68398(JP,A) 特開 平3−45298(JP,A) 特開 昭62−181095(JP,A) 特開 平2−77297(JP,A) 特開 昭63−212399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02,33/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水時に衣類のアンバランスにより作動
    する安全スイッチと、洗濯兼脱水槽を駆動するモータ
    と、前記洗濯兼脱水槽を停止させるブレーキを内装した
    洗濯兼脱水切替機構とを備えるとともに、前記モータの
    回転数を検知する回転検知手段と、マイクロコンピュー
    タよりなる信号制御手段とを備え、前記信号制御手段
    は、前記安全スイッチが作動したときに前記洗濯兼脱水
    槽を駆動するモータを直ちにOFF状態にし、その後、
    遅延時間を経過した後に前記ブレーキを作動させ、前記
    遅延時間を設定する範囲を、前記モータをONにして前
    記洗濯兼脱水槽の振動共振点と同等の回転数に達するま
    での所定時間内のみとしたことを特徴とする全自動洗濯
    機。
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