JP3108803U - 多色印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】多色印刷機の印刷ピッチの変動に伴なう機器の取り替えを少なくして資材費を節減するとともにこれに伴う作業量を少なくし、併せて被印刷物への印刷位置の修正を容易にして能率的な稼働に資する。
【解決手段】複数個の版胴1にそれぞれ圧胴2を配し、印刷ピッチの変動に対しては圧胴の位置を移動させることによって、版胴のみ取り替えて版胴ギヤ6の取り替えを必要としないこととする。また、版胴ギヤを駆動するため1個の主版胴駆動ギヤ4とこれに咬合する副版胴駆動ギヤ5を版胴ギヤごとに設け、副版胴駆動ギヤには版胴の回転速度を制御して被印刷物への印刷位置の修正を容易にする機能を持たせる。
【選択図】図1
【解決手段】複数個の版胴1にそれぞれ圧胴2を配し、印刷ピッチの変動に対しては圧胴の位置を移動させることによって、版胴のみ取り替えて版胴ギヤ6の取り替えを必要としないこととする。また、版胴ギヤを駆動するため1個の主版胴駆動ギヤ4とこれに咬合する副版胴駆動ギヤ5を版胴ギヤごとに設け、副版胴駆動ギヤには版胴の回転速度を制御して被印刷物への印刷位置の修正を容易にする機能を持たせる。
【選択図】図1
Description
本考案は、印刷ピッチの変動に対応する機器の取り替えを少なくすることにより、資材費を節減するとともに機器の取り替えに要する作業量を軽減し、併せて被印刷物への印刷位置の修正を容易にすることを目的とする多色印刷機に関する。
多色印刷用凸版輪転機については、次のような構造で圧胴及びこれに当接する版胴を連続的に回転させて、版胴に全面的に装着した版により圧胴に巻き掛けて送られて来る被印刷物に効率的に印刷するのが従来からの方式である。
1、大口径の圧胴の周方向に複数の版胴を配し、圧胴を駆動する圧胴ギヤに咬合する版胴ギヤによって各版胴が圧胴と同一周速で回転する。
2、大口径の圧胴駆動ギヤの周方向に、これに咬合する複数の圧胴ギヤ及びこれに連動して回転する圧胴を配し、各圧胴ギヤに咬合する版胴ギヤによってこれに連動して回転する複数の版胴がこれに対応する圧胴と同一周速で回転する。
このような印刷機においては、通常圧胴と圧胴ギヤは同径であり、版胴と版胴ギヤも同径である。
印刷ピッチの異なるごとにそれに対応した径の版胴に取り替える必要があるが、圧胴及び圧胴ギヤの大きさは固定されているから、版胴の取り替えに伴って版胴ギヤも取り替える必要が生じる。
公開特許公報平2−121840によれば、版胴に装着する版を版胴の外周の一定部分に限定し、版胴は連続して回転するが、圧胴及び被印刷物は被印刷物が版に接触している間のみ回転あるいは移動し、それ以外は停止する構造として印刷ピッチの変更に対しては版の取り替えのみで対応し、版胴及び版胴ギヤの取り替えは必要ないとしている。
1、大口径の圧胴の周方向に複数の版胴を配し、圧胴を駆動する圧胴ギヤに咬合する版胴ギヤによって各版胴が圧胴と同一周速で回転する。
2、大口径の圧胴駆動ギヤの周方向に、これに咬合する複数の圧胴ギヤ及びこれに連動して回転する圧胴を配し、各圧胴ギヤに咬合する版胴ギヤによってこれに連動して回転する複数の版胴がこれに対応する圧胴と同一周速で回転する。
このような印刷機においては、通常圧胴と圧胴ギヤは同径であり、版胴と版胴ギヤも同径である。
印刷ピッチの異なるごとにそれに対応した径の版胴に取り替える必要があるが、圧胴及び圧胴ギヤの大きさは固定されているから、版胴の取り替えに伴って版胴ギヤも取り替える必要が生じる。
公開特許公報平2−121840によれば、版胴に装着する版を版胴の外周の一定部分に限定し、版胴は連続して回転するが、圧胴及び被印刷物は被印刷物が版に接触している間のみ回転あるいは移動し、それ以外は停止する構造として印刷ピッチの変更に対しては版の取り替えのみで対応し、版胴及び版胴ギヤの取り替えは必要ないとしている。
従来からの方式による多色印刷機については、版胴の取り替えに伴ってそれを駆動する版胴ギヤの取り替えを必要とするから、各種サイズの版胴に見合った版胴ギヤを手持ちしておかなければならず、それだけ経費が嵩みその保管場所も必要となる。また、版胴及び版胴ギヤの取り替え作業及びこれに伴う機器の調整作業が必要である。
公開特許公報平2−121840については、その機能を発揮するためには版の回転方向の長さを版胴円周より短くする(実験によれば円周の70パーセント程度が限界との説もある)必要があり、したがって印刷ピッチが同じであっても従来方式の印刷機の場合よりも径の大きい版胴を必要とする。また、圧胴及び被印刷物は断続的に回転または移動するので、その制御のために複雑な装置を必要としている。
印刷ピッチの変動に対応する機器の取り替えを少なくすることによって、従来よりも資材費を節減するとともに取り替えに要する作業量を少なくし、併せて被印刷物への印刷位置の修正を容易にして効率よく稼働できる機器を提供することが課題である。
公開特許公報平2−121840については、その機能を発揮するためには版の回転方向の長さを版胴円周より短くする(実験によれば円周の70パーセント程度が限界との説もある)必要があり、したがって印刷ピッチが同じであっても従来方式の印刷機の場合よりも径の大きい版胴を必要とする。また、圧胴及び被印刷物は断続的に回転または移動するので、その制御のために複雑な装置を必要としている。
印刷ピッチの変動に対応する機器の取り替えを少なくすることによって、従来よりも資材費を節減するとともに取り替えに要する作業量を少なくし、併せて被印刷物への印刷位置の修正を容易にして効率よく稼働できる機器を提供することが課題である。
印刷ピッチの変動に対して、版胴は従来どおり取り替えるが、版胴を回転させる版胴ギヤは取り替えないことにより各種サイズの版胴ギヤを保有する必要を無くするものとし、そのため圧胴の位置が固定しているこれまでの構造に変えて、回転軸位置が移動しない複数の版胴に当接してそれぞれ回転軸位置の移動が可能な圧胴を配し、圧胴の回転軸位置の移動により版胴の径の変動に応じて版胴と圧胴の当接場所を変更するものとする。
また、版胴ギヤを駆動するため、1個の主版胴駆動ギヤと、これに咬合する副版胴駆動ギヤを版胴ギヤごとに設け、副版胴駆動ギヤには版胴の回転速度を制御して被印刷物への印刷位置を修正する機能を持たせるものとする。
また、版胴ギヤを駆動するため、1個の主版胴駆動ギヤと、これに咬合する副版胴駆動ギヤを版胴ギヤごとに設け、副版胴駆動ギヤには版胴の回転速度を制御して被印刷物への印刷位置を修正する機能を持たせるものとする。
本考案による多色印刷機は、印刷ピッチの変動による機器の調整を版胴の取り替えのみによって行うので、各種サイズの版胴ギヤを保有する必要がなくそれだけ資材費が節減され、機器の取り替えに伴う作業量も少なくなる。また、副版胴駆動ギヤの設置によって、版胴の回転速度を制御し静止時のみならず稼働中においても被印刷物への印刷位置の修正が容易になされる。また、副次的効果としてインキローラーの駆動源を独立させたことにより、インキ洗い作業が容易になる。
主版胴駆動ギヤの外周に咬合する副版胴駆動ギヤ及びこれに咬合する版胴ギヤによって回転する複数個の版胴には、輪転機の中心側にそれぞれ圧胴を当接するように配する。
被印刷物は、別の駆動源による引き出しローラー及び巻き取り軸の回転によって各版胴と圧胴の当接面を通過し、版胴に装着された版によって印刷されたうえで巻き取り軸に巻き取られる。
版胴ギヤは同一位置に固定され、それに伴って版胴の回転軸の位置も固定される。
印刷ピッチの変動には版胴の取り替えによって対応し、それぞれの圧胴は、対応する版胴の径の変化に応じてその回転軸の位置を当初設定した版胴と圧胴のそれぞれの回転軸を結ぶ線あるいはその延長線上に移動させて、版胴との適切な当接面を保持する。
副版胴駆動ギヤは並列する2個のギヤからなり、版胴ギヤ側のギヤの回転速度を制御する位相調整装置を内蔵している。主版胴駆動ギヤからの動力はこの2個のギヤを経て版胴ギヤに伝えられる。
被印刷物は、別の駆動源による引き出しローラー及び巻き取り軸の回転によって各版胴と圧胴の当接面を通過し、版胴に装着された版によって印刷されたうえで巻き取り軸に巻き取られる。
版胴ギヤは同一位置に固定され、それに伴って版胴の回転軸の位置も固定される。
印刷ピッチの変動には版胴の取り替えによって対応し、それぞれの圧胴は、対応する版胴の径の変化に応じてその回転軸の位置を当初設定した版胴と圧胴のそれぞれの回転軸を結ぶ線あるいはその延長線上に移動させて、版胴との適切な当接面を保持する。
副版胴駆動ギヤは並列する2個のギヤからなり、版胴ギヤ側のギヤの回転速度を制御する位相調整装置を内蔵している。主版胴駆動ギヤからの動力はこの2個のギヤを経て版胴ギヤに伝えられる。
本考案を4色印刷機の例によって説明する。
4基の版胴1は、駆動源(図示せず)から源駆動ギヤ3、主版胴駆動ギヤ4、副版胴駆動ギヤ5及び版胴ギヤ6を経て得た動力によって回転する。
被印刷物7は、別の駆動源(図示せず)から得た動力による引き出しローラー8及び巻き取り軸9の回転により各版胴1と圧胴2との当接面を通過し、その際版胴1に取り付けられた版(図示せず)によって印刷されて最後に巻き取り軸9に巻き取られる。
圧胴2は、版胴1の回転と被印刷物7の移動に伴って受動的に回転するが、被印刷物7の移動をスムースに行うため必要であれば、それぞれに駆動源を配して能動的に回転するようにしてもよい。
被印刷物7の移動を円滑にするためガイドローラー10、押さえローラー11が所要箇所に配置されている。
インキローラー12は、従来は版胴ギヤ6から動力を得ていたが、本考案により版胴1の径が変更されても版胴ギヤ6が変更しないことから動力を得ることが困難となるので、インキローラー12ごとに駆動源(図示せず)を設けるものとする。
印刷ピッチを変更する場合は、版胴1をそれに連結している版胴ギヤ6から取り外して取り替え、これに伴ない圧胴2の回転軸位置を当初設定した版胴1と圧胴2の回転軸を結ぶ線あるいはその延長線上に移動して版胴1と圧胴2の適切な当接面を保持する。
副版胴駆動ギヤ5は、2個のギヤ5a及び5bを並列させたもので、主版胴駆動ギヤ4からの動力は5a、5bを経て版胴ギヤ6に伝えられるが、ギヤ5bの回転速度を制御する位相調整装置14を内蔵し、これによって版胴の回転速度を制御して静止時のみならず稼働時にも被印刷物への印刷位置の修正を容易にする。
4基の版胴1は、駆動源(図示せず)から源駆動ギヤ3、主版胴駆動ギヤ4、副版胴駆動ギヤ5及び版胴ギヤ6を経て得た動力によって回転する。
被印刷物7は、別の駆動源(図示せず)から得た動力による引き出しローラー8及び巻き取り軸9の回転により各版胴1と圧胴2との当接面を通過し、その際版胴1に取り付けられた版(図示せず)によって印刷されて最後に巻き取り軸9に巻き取られる。
圧胴2は、版胴1の回転と被印刷物7の移動に伴って受動的に回転するが、被印刷物7の移動をスムースに行うため必要であれば、それぞれに駆動源を配して能動的に回転するようにしてもよい。
被印刷物7の移動を円滑にするためガイドローラー10、押さえローラー11が所要箇所に配置されている。
インキローラー12は、従来は版胴ギヤ6から動力を得ていたが、本考案により版胴1の径が変更されても版胴ギヤ6が変更しないことから動力を得ることが困難となるので、インキローラー12ごとに駆動源(図示せず)を設けるものとする。
印刷ピッチを変更する場合は、版胴1をそれに連結している版胴ギヤ6から取り外して取り替え、これに伴ない圧胴2の回転軸位置を当初設定した版胴1と圧胴2の回転軸を結ぶ線あるいはその延長線上に移動して版胴1と圧胴2の適切な当接面を保持する。
副版胴駆動ギヤ5は、2個のギヤ5a及び5bを並列させたもので、主版胴駆動ギヤ4からの動力は5a、5bを経て版胴ギヤ6に伝えられるが、ギヤ5bの回転速度を制御する位相調整装置14を内蔵し、これによって版胴の回転速度を制御して静止時のみならず稼働時にも被印刷物への印刷位置の修正を容易にする。
1 版胴
2 圧胴
3 源駆動ギヤ
4 主版胴駆動ギヤ
5 副版胴駆動ギヤ(5a、5b)
6 版胴ギヤ
7 被印刷物
8 引き出しローラー
9 巻き取り軸
10 ガイドローラー
11 押さえローラー
12 インキローラー
13 差し出し軸
14 位相調整装置
15 圧胴ギヤ
16 圧胴駆動ギヤ
2 圧胴
3 源駆動ギヤ
4 主版胴駆動ギヤ
5 副版胴駆動ギヤ(5a、5b)
6 版胴ギヤ
7 被印刷物
8 引き出しローラー
9 巻き取り軸
10 ガイドローラー
11 押さえローラー
12 インキローラー
13 差し出し軸
14 位相調整装置
15 圧胴ギヤ
16 圧胴駆動ギヤ
Claims (2)
- 凸版輪転機に配された回転軸位置が移動しない複数の版胴に当接して、それぞれ回転軸位置の移動が可能な圧胴が配されており、前記版胴の径の変動に伴い必要な前記圧胴との当接場所の変更が、前記圧胴の回転軸位置の移動によってなされることにより、前記版胴を駆動する版胴ギヤの取り替えを必要としない構造であることを特徴とする多色印刷機。
- 前記版胴ギヤを駆動する版胴駆動ギヤは、1個の主版胴駆動ギヤとこれに咬合する前記版胴ギヤごとに配される副版胴駆動ギヤからなり、前記副版胴駆動ギヤは、前記版胴の回転速度を制御して被印刷物への印刷位置を修正する機能を有する位相調整装置を内蔵することを特徴とする請求項1に記載の多色印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006298U JP3108803U (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 多色印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006298U JP3108803U (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 多色印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108803U true JP3108803U (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=43271468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006298U Expired - Fee Related JP3108803U (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 多色印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108803U (ja) |
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004006298U patent/JP3108803U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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