JP3108630B2 - 防犯機器付看板 - Google Patents

防犯機器付看板

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JP3108630B2
JP3108630B2 JP19303196A JP19303196A JP3108630B2 JP 3108630 B2 JP3108630 B2 JP 3108630B2 JP 19303196 A JP19303196 A JP 19303196A JP 19303196 A JP19303196 A JP 19303196A JP 3108630 B2 JP3108630 B2 JP 3108630B2
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emergency
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亮 宮原
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セノー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は防犯機器付看板に
関するもので、店頭に設置し普段は広告器として機能す
る一方、店舗内において変事が生じた場合に店舗内のス
イッチを押すことによって、店舗外にその変事を知らせ
ることができるものである。
【0002】
【従来の技術】所定の短文からなるメッセージを電光表
示板に走行させて表すことにより、情報を通行人等の公
衆に伝達するLED表示情報装置は周知であり、看板等
として営業においても利用されている。
【0003】ところで近時、深夜営業のスーパー店等に
おける犯罪が急増しており、店舗内の事件は外部から察
知することができないことが多く、これを何等かの方法
で即座に外部に報知することができる方法があれば好都
合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は普
段は看板又は広告器として店舗外で使用し、店舗内に緊
急事態が生じた時は店舗内でスイッチを操作すると、そ
の看板又は広告器が警報器に早変わりして店舗外にその
変事を警報できる防犯機器付看板を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる防犯機
器付看板は、請求項1によれば、ケースの底部に透孔を
穿設し、この透孔に面して垂下するガイドシリンダを前
記ケースに固定し、このガイドシリンダ内に回転警告灯
を昇降可能に収納し、該ガイドシリンダの天部には回転
警告灯を脱着する電磁装置を設けるとともに、該ガイド
シリンダの下部には回転警告灯が脱落しないようにスト
ッパを設け、前記電磁装置は前記ガイドシリンダの天部
に固定する一方、前記回転警告灯の基部に磁着板を取り
付けてなり、緊急時においてスイッチ操作により回転警
告灯がケースの底部から突出して発光するとともに、
「緊急事態発生! 110番通報して下さい。 店舗内
に入店しないで下さい。」の緊急メッセージと、スピー
カーから発せられる特殊音との両方又は一方である警報
を発し、緊急時以外には営業メッセージを表示しうるL
ED表示情報装置を有することを特徴とする。
【0006】そして、請求項2によれば、ケースの天部
に透孔を穿設し、その透孔から垂下するガイドシリンダ
を固定し、そのガイドシリンダ内に回転警告灯をスプリ
ングの力を圧縮して上昇可能に収納し、かつ、スプリン
グの圧縮状態で前記回転警告灯をロックするトリガーを
設けてなり、緊急時においてスイッチ操作により回転警
告灯がケースの天部から突出して発光するとともに、
「緊急事態発生! 110番通報して下さい。 店舗内
に入店しないで下さい。」の緊急メッセージと、スピー
カーから発せられる特殊音との両方又は一方である警報
を発し、緊急時以外には営業メッセージを表示しうるL
ED表示情報装置を有することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】したがって、緊急時において店舗内でスイ
ッチを操作すると、店舗外に警報が発せられる一方、緊
急時以外にあっては営業メッセージを流して公衆に情報
を告知することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づき説明する。図1に示すように、防犯機器付看板1
(以下単に看板1と略)は所定の箱状体の正面にLED
からなる電光表示板2が設けられ、この電光表示板2は
図2に示すようなLED表示情報装置3で所定の短文を
走査表示することができるようになっている。この看板
1は店舗外の軒に吊支し又は所定の高さの壁から通りに
面して又は直交する状態で通行人が視認し易いように設
置される。なお、必要によっては、看板1に脚又は台を
設けて店舗外の地面に設置することとしてもよい。
【0011】図2において、4は電源部、5は警報スイ
ッチ部、6は受信部、7はCPU部、8はドライバー
部、9はLED表示部(電光表示板2)、10はモデム
部、11はデーター編集機モデム部、12は警報信号
部、13は増幅部、14はスピーカー、15は回転警告
灯を示す。LED表示部9は複数枚の電光表示板2から
なり、その枚数は多ければよいが、本発明の場合4〜5
枚を用いた。警報スイッチ部5は機械式、有線又は無線
若しくは音波のいずれかによって受信部6を動作させる
ものとする。しかも、誤作動を避けるべく、警報スイッ
チ部5を1秒間に2回押して初めて動作するものとす
る。
【0012】電光表示板2に表示される文字には正常時
と非常時の2パターンがあってこれらがメモリーされて
いる。正常時(緊急時以外の普段)はCMや案内などの
当該店の特色を公衆に知らせるべき一般の表示が流れ、
また、非常時(変事の生じた緊急時)は「緊急事態発生
! 110番通報して下さい。 店舗に入店しないで下
さい。」等の緊急メッセージが流れる。この緊急メッセ
ージについては一例であり、限定しない。警報スイッチ
部5は店舗内の適当な箇所に固定し、有線又は無線若し
くは音波で店舗外に設置した看板1を操作できるように
し、その設置個数は1つに限定しないで、店舗内の各所
に設置しておけばよい。
【0013】そして、警報スイッチ部5が押されると警
報、すなわち、緊急メッセージが電光表示板2(LED
表示部9)に流れるとともに、警報信号部12と増幅器
13を介してスピーカー14から特殊の警報音が発せら
れ、かつ、回転警告灯15から赤色ライトが点滅する。
なお、緊急メッセージ、音、光等の警報はそれぞれ単独
で採用してもよいが、これら三つの全てを併設するのが
効果的である。
【0014】回転警告灯15は、通称パトライトとして
周知のものが用いられ、電灯を中心として光反射板が電
動モータで回転可能に内蔵され、これらの外部を赤色の
ケースで被覆したもので、光反射板が回転することによ
って電灯の光りが強烈な赤色として点滅するかのように
発射されるものである。この回転警告灯15は、普段は
看板1のケース16内に収納されているが、警報スイッ
チ部5の操作とともに、ケース16外に突出できる。
【0015】例えば、看板1が軒先に吊支されている場
合のように、通行人が見上げて視認するものでは、図3
に示すように、ケース16の底部に透孔17を形成し、
この透孔17に面して垂下するガイドシリンダ18をケ
ース16に固定し、このガイドシリンダ18内に回転警
告灯15を昇降可能に収納する。ガイドシリンダ18の
天部には回転警告灯15を脱着する電磁装置20を設け
るとともに、下部には回転警告灯15が脱落しないよう
にストッパ19を設ける。電磁装置20はガイドシリン
ダ18の天部に固定される一方、回転警告灯15の基部
21に鉄、ニッケル等の磁着板22を取り付ける。
【0016】したがって、普段において回転警告灯15
は電磁装置20によりガイドシリンダ18の上部内に収
納されているが、警報スイッチ部5の操作による非常時
には電磁装置20がOFF動作されて磁着板22の磁着
状態が解除されるため、仮想線図示のように、回転警告
灯15は自重にてガイドシリンダ18内を下降してケー
ス16外に突出して動作するのである。警報解除の際に
は、回転警告灯15を手でガイドシリンダ18内に押し
込んで磁着板23を電磁装置20に磁着させることによ
って元の状態に復帰できる。
【0017】また、看板1を脚台で地面に立設した場合
のように、通行人が見下ろして視認するものでは、回転
警告灯15はケース16の天部に固定し、又は、上記同
様に出没可能に設ける。出没可能に設ける場合には、図
4に示すように、ケース16の天部に透孔23を穿設
し、その透孔23から垂下するガイドシリンダ24を固
定し、そのガイドシリンダ24内に回転警告灯15をス
プリング25の力を圧縮して上昇可能に収納しておき、
非常時においてソレノイド26の作動でそのスプリング
25の圧縮を解除するトリガー27を動作させる構造と
する。ガイドシリンダ24の上部にはストッパ27を設
けて回転警告灯の飛び出しを防止する。
【0018】かくして、普段は電光表示板2に広告宣伝
文等の営業メッセージが流れて通行人へ情報を伝達する
一方、緊急時には緊急メッセージが流れると共に、回転
警告灯15がケース16外に突出して赤色の発光を目ま
ぐるしく点滅させ、かつ、スピーカー14から特殊音が
間断なく発せられるから、通行人は当該店舗内の変事・
異常を察知することができ、警察等に通報できる一方、
その店舗内に立ち入ることを思い止どまることにより、
事件に遭遇するなどの危険から未然に回避させるのであ
る。そして、緊急事態が解消したときは、リセットスイ
ッチを押すことによって正常時の状態に復帰し、電光表
示板には営業メッセージが流れる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、普段は
看板として営業メッセージを流し、緊急時においては警
報器に早変わりして店舗内の異常を通行人等の公衆に告
知できるので、店舗内の従業員等が警察に連絡できなく
とも公衆が警察に連絡でき、また、公衆が当該店舗内に
立ち入り若しくは付近に居るのを止めることができるの
で二次的災害をも防止することができるため、頗る有益
な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す斜視図で(A)は
普段の状態を、(B)は緊急時の状態を示す。
【図2】LED表示情報装置のダイヤグラム
【図3】回転警告灯の例を示す断面図
【図4】回転警告灯の例を示す断面図
【符号の説明】
1…防犯機器付看板 2…電光表示板 4…電源部 5…警報スイッチ部 6…受信部 7…CPU部 8…ドライバー部 9…LED表示部 10…モデム部 11…データー編集機モデム部 12…警報信号部 13…増幅部 14…スピーカー 15…回転警告灯 16…ケース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/30 - 9/46 G09F 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの底部に透孔を穿設し、この透孔
    に面して垂下するガイドシリンダを前記ケースに固定
    し、このガイドシリンダ内に回転警告灯を昇降可能に収
    納し、該ガイドシリンダの天部には回転警告灯を脱着す
    る電磁装置を設けるとともに、該ガイドシリンダの下部
    には回転警告灯が脱落しないようにストッパを設け、前
    記電磁装置は前記ガイドシリンダの天部に固定する一
    方、前記回転警告灯の基部に磁着板を取り付けてなり、
    緊急時においてスイッチ操作により回転警告灯がケース
    の底部から突出して発光するとともに、「緊急事態発生
    ! 110番通報して下さい。 店舗内に入店しないで
    下さい。」の緊急メッセージと、スピーカーから発せら
    れる特殊音との両方又は一方である警報を発し、緊急時
    以外には営業メッセージを表示しうるLED表示情報装
    置を有することを特徴とする防犯機器付看板。
  2. 【請求項2】 ケースの天部に透孔を穿設し、その透孔
    から垂下するガイドシリンダを固定し、そのガイドシリ
    ンダ内に回転警告灯をスプリングの力を圧縮して上昇可
    能に収納し、かつ、スプリングの圧縮状態で前記回転警
    告灯をロックするトリガーを設けてなり、緊急時におい
    てスイッチ操作により回転警告灯がケースの天部から突
    出して発光するとともに、「緊急事態発生! 110番
    通報して下さい。 店舗内に入店しないで下さい。」の
    緊急メッセージと、スピーカーから発せられる特殊音と
    の両方又は一方である警報を発し、緊急時以外には営業
    メッセージを表示しうるLED表示情報装置を有する
    とを特徴とする防犯機器付看板。
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