JP3108578U - 取出し具付きの容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋に備えた匙部により収容物の取り出しを容易に行えることは勿論、収容物を不必要に掻き乱してしまうことがなく、容器本体を容易に開閉することができる取出し具付きの容器を提供する。
【解決手段】蓋13が容器本体12に取り付けられているとき、容器本体12内の略真下に向けて垂下するよう容器本体12の収容物Aを取り出すための匙部16を、蓋13,の裏側における中心部から突設した取出し具付きの容器11。
【選択図】図1

Description

この考案は、容器本体に収容した収容物を取り出す専用の取出し具を蓋に備えた取出し具付きの容器に関する。
例えば、複数人が各自のスプーンを用いて共有の瓶詰め容器からジャムなどを取り出す場合は、互いに抵抗感を抱くものである。また、容器に収容された所定の収容物を取り出すためのスプーンを、上記所定の収容物とは異なる収容物が収容された別の容器にも兼用した場合、互いに異なる収容物が混入してしまうという問題も生じる。
かといって、食事の度にその容器専用のスプーンなどを用意することは、面倒であった。
このような背景から、容器本体の蓋に収容物を取り出すための取出し具を具備した取出し具付きの容器が提案されている。
例えば、下記特許文献1において、蓋の裏側に匙を具備した取出具付きの容器が開示されている。
上記取出具付きの容器は、上記匙の先端に、スプーン形状をしたすくい部を設けた構成をしている。さらに、上記蓋の表面側には、上記すくい部の向きを示す標示を設けて形成している。
主に上記標示は、蓋の表面において中心からずらした位置に設けられていることから、上記標示の位置によって、上記匙における、すくい部の向きを判別することができる。
これは、蓋の表面において標示が中心からずらした方向にすくい部が向くように、標示、及び、すくい部を形成しているためである。
具体的に、匙は、蓋の裏側における標示に対応する部位から突き出して、下部に進むにつれて容器内部対角線上に傾斜しながら延出した形状で形成している。そして、匙の先端のすくい部におけるすくい面が標示の有する側へ対向するよう形成している。
上記構成を採る取出具付きの容器は、容器の内部が外側から見えない場合であっても、蓋をその表面における中心部に対してずらした位置に設けた標示の存在する方向へ動かせば、すくい部により確実に収容物をすくい上げることができるというものである。
しかし、上記構成を採る取出し具付き容器は、以下の問題点を有する。
容器本体に螺合された蓋を回転することにより、容器本体の開閉を行うが、匙は、蓋に対して上述したような取り付け形態であるため、蓋を回転するに伴って、収容物全体を撹拌してしまうことになる。
これにより、収容物内に空気が混入してしまうことや、収容物の状態が乱雑な状態となることから収容物の品質や見栄えを低下させてしまうという問題を有する。
さらに、蓋に対して匙が上述したような取り付け形態であれば、収容物に浸っている匙の長さが長くなってしまう。このため、蓋を回転したとき、匙は容器本体内の広範囲で収容物に当接することになるため、その分、匙には負荷がかかる。
よって、例えば、ジャムなどの収容物の粘度が高い場合は、容器本体の開閉操作の度に余分な労力を要するという問題も有する。
特開平9−173225号公報
そこで本考案では、蓋に備えた匙部により収容物の取り出しを容易に行えることは勿論、収容物を不必要に掻き乱してしまうことがなく、容器本体を容易に開閉することができる取出し具付きの容器の提供を目的とする。
容器本体を開閉する際、蓋を容器本体に対して回転本願考案に係る取出し具付きの容器は、内部に収容した収容物を取り出し可能とする開口部を上部に有した容器本体と、上記開口部を閉塞する蓋とを備えた取出し具付きの容器であって、上記蓋が上記容器本体に取り付けられているとき、上記容器本体内の略真下に向けて垂下するよう上記収容物を取り出すための匙部を、上記蓋の裏側における中心部から突設したことを特徴とする。
上記匙部の先端側は、スプーン形状、ブラシ形状などのいずれか1つの形状に限定しなが、好ましくは、ヘラ形状で形成するとよい。
なぜなら、収容物が匙部に付着し難いため、常時、匙部を清潔に保つことができるからである。
勿論、上記匙部の先端側をヘラ状に形成する場合の中でも、コテやバターナイフなど用途に応じたヘラ形状で形成するとよい。
また、本願考案に係る取出し具付きの容器は、上記匙部、又は/及び、蓋本体部を、合成樹脂、木材、又は、スレンレスなどの金属などいずれの材質で形成してもよく、弾性体により形成することもできる。
上記匙部を弾性対により形成した場合は、匙部の全長を、上記蓋が上記容器本体に取り付けられているときにおける上記容器本体の底面と上記蓋との間隔よりも長く形成することができる。
また、上記匙部を、上記蓋における上記匙部を除いた蓋本体部に対して着脱可能に形成することもできる。
上記匙部は、例えば、嵌合により、螺合により、或いは挿通することにより蓋本体部に対して着脱可能な構成で形成することができ、1つの構成に限定しない。
中でも上記匙部における上記蓋本体部との結合部を、吸盤により着脱可能に形成すれば、もともと匙部を具備していない既存の蓋に取り付けて用いることができるため、有効である。
また、取出し具付きの容器は、内部に収容した収容物を取り出し可能とする開口部を上部に有した容器本体と、上記開口部を閉塞する蓋とを備えた取出し具付きの容器であって、上記蓋の裏側に取り付けられるパッキンを具備し、上記パッキンを裏側に取り付けた蓋が、上記容器本体に取り付けられているとき、上記容器本体内の略真下に向けて垂下するよう上記収容物を取り出すための匙部を、上記パッキンおける中心部から突設することもできる。
請求項1に係る考案によれば、容器本体を開閉する際に蓋を容器本体に対して回転させても、匙部によって収容物全体を不必要に撹拌してしまうことがない。
よって、収容物に空気が混入してしまうことや、匙部によって収容物を掻き乱してしまうことがないため、収容物の品質、見栄えとも良好に保つことができる。
しかも、蓋を容器本体に対して回転させたとき、匙部は収容物に当接しながら回転することになるが、その際、匙部に作用する負荷を最小限に留めることができる。
よって、容器の開閉操作を容易に行うことができるとともに、匙部が破損してしまうこともない。
請求項2に係る考案によれば、匙部の先端側をヘラ状に形成することで、匙部の先端側がスプーン形状のように収容物を取り出すためのすくい面上に収容物が付着してしまうことがない。しかも、すくい面が一方の面のみ有するスプーンと異なり、裏表両面側に存在するいずれのすくい面を用いても収容物をすくい出せる。
請求項3に係る考案によれば、上記匙部、又は/及び、上記蓋本体部を、弾性体により形成することにより、自在に撓み変形させることができる。このため、上記匙部や上記蓋本体部を、より応用して用いることができる。例えば、上記蓋本体部を、小さく折り畳むことにより、該蓋本体部が容器本体の開口部における口縁部に当接することを防ぐことができ、匙部の先端を容器本体の隅部に残留している収容物にまで届かせることができるなどの効果を奏することができる。
請求項4に係る考案によれば、匙部が弾性体であれば、該匙部を撓ませることにより、様々な深さ、大きさをした容器本体に対しても蓋を取り付けることができるため、適用させることができる。
しかも、このような匙部を用いて収容物を取り出す際には、たわみ変形していない形状に復元した匙部における先端を、容器本体の内部における隅部にまで届かせることができる。
よって、容器本体の内部が空になるまで、収容物を確実、且つ、容易に取り出すことができる。
請求項5に係る考案によれば、匙部と蓋本体部とを分離することができるため、先端側がスプーン形状、或いはヘラ形状などをした別の匙部と取り換えて用いることができる。
請求項6に係る考案によれば、匙部における吸盤を既存の蓋の裏面に取り付けることができる。これにより、既存の容器本体も取出し具付きの容器として用いることができる。
請求項7に係る考案によれば、上記パッキンは、別の容器における蓋の裏面に対しても着脱が可能であるため、既存の容器における蓋の裏面に取り付けて用いたり、容器本体内が空になったとき、パッキンだけを新たな容器における蓋の裏面に付け替えて用いたりすることもできる。
さらに、パッキンは、蓋の裏面から取り外して容易に洗浄することもできる。
この考案の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1,図2(a),(b)に示したように、本実施形態に係る取出し具付きの容器11は、内部にジャムAが充填されている容器本体12と、該容器本体12の内部にジャムAを封入するための蓋13とにより構成する。
上記容器本体12は、有底円筒状に形成した瓶容器であり、その上部には、開口部14を備えている。上記開口部14の外周縁部には、上記蓋13を取り付けるための螺子部14aを形成している。
一方、上記蓋13は、上記容器本体12における開口部14を閉塞する蓋本体部15と、容器本体12の内部に充填したジャムAを取り出すための匙部16とを合成樹脂により一体に形成している。
具体的に、上記蓋本体部15は、開口部14を閉塞可能な大きさをした円盤状に形成し、その外周部には、上記容器本体12へ取り付ける取り付け部17を下方に突設している。さらには、上記取り付け部17の内周側は、上記開口部14における螺子部14aと螺合する他方の螺子部17aを形成している。
さらに、上記匙部16は、上記蓋本体部15の裏面であって、円板状をした蓋本体部15における中心部から突設されている(図2(a)参照)。蓋13を容器本体12に取り付けたとき、匙部16の先端側が容器本体12の底面に略達する長さになるよう上記匙部16を形成している(図2(b)参照)。さらに、上記匙部16における先端側を、ヘラ16bで形成している。該ヘラ16bの上部側は、丸棒状に形成してヘラ16bを支持する支持部16aを形成している。
本実施形態に係る取出し具付きの容器11は、上述のように形成している。
上記構成を採る取出し具付きの容器11を用いれば、蓋本体部15を把持しながら、容器本体12に差し込んだ匙部16におけるヘラ16bを操ることによって、容器本体12内のジャムAを容易にすくい取ることができる(図示せず)。
しかも、本実施形態に係る取出し具付きの容器11は、上述したように匙部16を蓋本体部15の中心から突設させた構成を採る。このため、図3(a),(b)に示したように容器本体12の開口部14を開口するために、蓋13を回転させても、匙部16は蓋13の回転軸上を回転することになる。
よって、蓋13の回転中に匙部16がジャムAと当接しても、例えば、容器本体12の内部を対角線状に傾斜させた形態の匙部と比較して、本実施形態に係る匙部16には、過大な曲げ応力が作用することがない。
なお、開口部14を閉口する方向へ蓋13を容器本体12に対して回転する場合も上述した開口部14を開口する場合と同じ原理であるため、その説明は省略するが、勿論、本実施形態に係る取出し具付きの容器11の構成を採れば、開口部14を開口する場合と同様の効果を得ることができる。
以上により、収容物の粘度が、たとえジャムAのように高い場合であっても、使用者は、スムーズに蓋13を回転させて開口部14の開閉操作を行うことができる。
しかも、このとき容器本体12内に充填しているジャムAを激しく掻き回してしまうこともないため、空気が混入されることもなくジャムAの品質を保つことができる。
さらに、実施例2に係る取出し具付きの容器21は、上記匙部16を上記蓋本体部15に対して着脱可能とした構成で形成することができる。上記蓋22と上記匙部材23との着脱は、例えば、図4(a)に示したような構成により実現している。
すなわち、上記実施形態における蓋22は、実施例1における蓋本体部15に対応し、上記実施形態における匙部材23は、実施例1における匙部23に対応するが、蓋22と匙部16材とは別部材により形成している。
具体的には、蓋22の裏面における中心部には、上記匙部材23を嵌め込み可能とする嵌め込み用凹部24を形成している。一方、上記匙部材23の長さ方向におけるヘラを形成した側と反対側には、上記嵌め込み用凹部24に嵌合可能とする嵌め込み用凸部25を形成している。
さらに、匙部材23における上記嵌め込み用凸部25の先端部を、面状に形成することで、蓋22の裏面における嵌め込み用凹部24に嵌合させたとき、嵌め込み用凹部24の先端部を蓋22の裏面と面接触した状態とすることができる。これにより、蓋22と匙部材23とが嵌合したとき、蓋22に対して不安定にならないよう匙部材23を規制することができる。
上記構成により取出し具付きの容器21は、適宜、上記匙部材23と蓋22とを、互いに分離することができる。よって、ともにシンプルな部材とすることができるため、洗浄も容易に行うことができる。しかも、全体の製造コストを低減することができる。
さらに、匙部材23の先端側は、上述したヘラ16bの形状に限定せず、例えば、先端側をスプーン形状、ブラシ形状など様々な形状のものを用意してもよい。さらには、匙部材23の全長が異なるものなどを予め用意してもよい。
上述したように様々な形状の匙部材23を複数、備えることにより、該匙部材23を、蓋22に対して自在に付け替えることができるため、容器本体12に収容する収容物の内容、容器本体12のサイズに応じて適宜、最適な匙部材へ取り換えて用いることができる。
さらに、実施例3に係る取出し具付きの容器31として、図4(b)に示したように匙部材34における蓋33との結合部を吸盤32により形成することで、匙部材34を蓋33に対して着脱可能に形成してもよい。具体的には、吸盤32は、ゴムで形成するとともに、匙部材34の吸着面32aを蓋33の裏面に取り付けたとき、該匙部材34の先端側が振動しない程度に強固に吸着できる弾性力、大きさを備えて形成している。
なお、匙部材34は、上記吸盤32の吸着面32aの反対側と、合成樹脂製で形成した支持部34aと熱溶着により一体に形成している。
一方、蓋33の裏面は、通常、用いられる既存の蓋と同様に平板状に形成している。
上記構成を採る取出し具付きの容器31は、実施例2に係る取出し具付きの容器21の構成により奏することができる効果に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
すなわち、蓋33の裏面が平面状であっても匙部材34の吸盤32を用いれば、匙部材34を蓋33に取り付けることができる。これにより、匙部を有していない既存の容器であっても匙部材34を取り付けるだけで取出し具付き容器として用いることができる。
上述した、実施例1から実施例3に係る取出し具付きの容器11,21,31については、匙部16、或いは匙部材34の先端側を特にヘラ16bで形成したが、上述したヘラ形状に限定せず、実施例4に係る取出し具付きの容器41における匙部41a,41b、或いは匙部材41a,41bのように、上記図5(a)に示した末広がり形状をしたヘラ42で形成することや、上記図5(b)に示したバターナイフ43のように形成することができる。
勿論、上記匙部16、或いは匙部材23,34の先端側は、ヘラ形状に限定せず、スプーン形状や、ブラシ形状でもよい。
さらに、実施例5に係る取出し具付きの容器51は、図6に示したように形成することができる。
具体的に、匙部52の全長を前述した匙部16の全長、すなわち、蓋本体部53の裏面から容器本体12の底面までの間隔よりも長くなるよう形成している。
なお、蓋54は、蓋本体部53と匙部52を強固に溶着して、これらを一体に形成している。
また、匙部52におけるヘラ52bは、合成樹脂などの剛体により形成し、支持部52aはゴムなどの弾性体により形成している。
なお、上記匙部52における支持部52aの弾性は、弾性体により形成しているが、該匙部52のヘラ52bによってジャムAをすくい出す際に、不用意に支持部52aがたわむことなくジャムA取り出せる弾性を有している。
図7に示したように、ジャムAが残り僅かになった場合においては、匙部52を容器本体12に差し込んだとき、該匙部52におけるヘラ52bを、容器本体12の隅部にまで届かせることができるため、該容器本体12の隅部に残量するジャムAを確実に取り出すことができる。
また、上記蓋53を容器本体12に取り付けたとき、匙部52は、蓋本体部53の裏面と容器本体12の底面とによって、その長さ方向の両端側から圧縮される。これにより匙部52はたわみ変形する(図6参照)。
すなわち、匙部52における支持部52aがたわみ変形するため、匙部54の長さが容器本体12の深さより長くても蓋54を容器本体12に容易に取り付けることができる。
しかも、容器本体12の開閉時に蓋53を回転させたとき、匙部52における長さ方向の略中間部位が蓋54の回転中心に対して外側に膨出した状態にたわみ変形する。これに対して、匙部52の長さ方向における両端側は、圧縮され、蓋33の回転中心のまま維持される。
このように、匙部52の長さ方向における殆どの部位が蓋54の回転中心を維持するため、蓋54の回転に伴って、匙部52がジャムAと当接しながら回転しても、匙部52に過大な負荷が作用することがない。
よって、匙部52は、破損することもなく、容器本体12を容易に開閉することができる。
また、実施例6に係る取出し具付き容器61について説明する。本実施形態における匙部62の全長は、蓋63の裏面から容器本体12の底面までの長さに、実施例1における匙部62と同様に形成している。そして、匙部62は、支持部62a、及び、ヘラ62bともにステンレスなどにより剛体で形成している。
一方、蓋本体部64については、シリコーンなどの弾性体により屈曲可能に形成している。
なお、蓋63は、蓋本体部64と匙部62を強固に溶着して、これらを一体に形成している。
容器本体12内にジャムAが残り僅かになった場合に本実施例に係る取出し具付き容器61を用いて、容器本体12の隅部に残ったジャムAを取り出す手順について説明する。
まず、弾性体で形成した平面視円形をした蓋本体部64を匙部62の側に折り込み、半円形とする(図示せず)。さらに、蓋本体部64の両側が重合するよう匙部62に対して折り込む。これにより、蓋本体部64を図8に示したようにコンパクトな形態とすることができる。
本実施例に係る取出し具付き容器61の使用者は、折り畳んだ蓋本体部64を把持し、匙部62を容器本体12内に差し込む。このとき、従来は蓋本体部を折り畳まなければ、容器本体12の開口部14の周縁部に蓋本体部64の外周縁部が当接するため、匙部62を容器本体12の隅部にまで届かせることができなかった。しかし、本実施例に係る取出し具付き容器61は、該容器本体12の開口部14の周縁部に蓋本体部64の外周縁部が当接してしまうこともない。このため、匙部62におけるヘラ62bを容器本体12の隅部に達するまで差し込むことができる。
よって、容器本体12の隅部に残量するジャムAを確実に取り出すことができる。しかも、折り畳んだ蓋本体部64を把持することにより、匙部62を直接、把持することもないため、該匙部62を衛生的に保つことができる。
また、容器本体12の隅部に残留したジャムAを取り出した後は、折り畳んだ蓋本体部64は、弾性体であるため、元の形状に復元する。このため、蓋本体部64は、容器本体12を開閉するための蓋として通常どおり、使用することができる。
勿論、上記構成を採る取出し具付き容器61も、上述した実施例に係る取出し具付き容器と同様に蓋本体部64の回転中心の軸線上に匙部62が存在するため、容器本体12の開閉の際に蓋63を回転させても、匙部62によって容器本体12内に充填しているジャムAを不必要に掻き混ぜてしまうこともない。
最後に、実施例7に係る取出し具付き容器71について説明する。
図9に示したように、本実施形態に係る取出し具付き容器71は、蓋75の裏面に、シリコーンなどの弾性体で形成したパッキン72を具備している。
上記パッキン72は、蓋75の裏面に取り付け可能な大きさを有した平面視略円板状をしたパッキン部73と、上記収容物を取り出すための匙部74とを一体に形成している。
さらに、上記匙部74は、上記蓋75が上記容器本体12に取り付けられているとき、上記容器本体12内の略真下に向けて垂下するよう上記蓋75の裏側に取り付けられた上記パッキン部73おける中心部から突設している。
なお、上記匙部74においては、支持部74aとヘラ部74bとを一体に結合してなる。
上記構成により、パッキン72は、別の容器における蓋75の裏面にも着脱が可能であるため、既存の容器における蓋の裏面に取り付けて用いたり、容器本体12内が空になったとき、パッキン72だけを新たな容器における蓋75の裏面に付け替えて用いたりすることもできる。
さらに、パッキン72は、蓋75の裏面から取り外して容易に洗浄することもできる。
上述の実施形態と、この考案の構成との対応において、この実施形態のジャムAは、この考案の収容物に対応し、以下同様に、匙部16,41a,41b,52,62、又は、匙部材23,34,41a,41bは、匙部に対応するも、この考案は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、上述したように多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、実施例7に係る取出し具付き容器71において、上述したパッキン部73と匙部74とを上記実施例2、及び、実施例3に係る取出し具付き容器21,31のように着脱可能に形成するなど、上述した各実施例における取出し具付き容器の構成を互いに組み合わせて形成してもよい。
さらに例えば、容器本体12の隅部に残留するジャムAをすくい取ることができるよう構成する手段として匙部をストローのように伸縮自在に形成したり、バネを用いて構成したりすることもできる。
実施例1に係る取出し具付きの容器の使用状態を示す外観図。 図2(b)におけるA−A断面図(a)、実施例1に係る取出し具付きの縦方向の断面図(b)。 実施例1に係る取出し具付きの容器の使用状態を示した断面図(a)、図3(a)におけるA−A断面図(b)。 実施例2に係る取出し具付きの容器の要部を拡大して示した断面図(a)、実施例3に係る取出し具付きの容器の要部を拡大して示した断面図(b)。 実施例4に係る取出し具付きの容器の要部を拡大して示した断面図(a)、実施例4に係る取出し具付きの容器の要部を拡大して示した断面図(b)。 実施例5に係る取出し具付きの容器の縦方向の断面図。 実施例5に係る取出し具付きの容器の使用状態を示した断面図。 実施例6に係る取出し具付きの容器の使用状態を示した外観図。 実施例7に係る取出し具付きの容器の使用状態を示した外観図。
符号の説明
11,21,31,41,51,61,71…取出し具付きの容器
12…容器本体
13,22,33,54,63,75…蓋
14…開口部
15,53,64…蓋本体部
16,41a,41b,52,62,74…匙部
23,34,41a,41b…匙部材
16b,42,43,52b,62b…ヘラ
24…嵌め込み用凹部
25…嵌め込み用凸部
32…吸盤
72…パッキン
73…パッキン部

Claims (7)

  1. 内部に収容した収容物を取り出し可能とする開口部を上部に有した容器本体と、上記開口部を閉塞する蓋とを備えた取出し具付きの容器であって、
    上記蓋が上記容器本体に取り付けられているとき、上記容器本体内の略真下に向けて垂下するよう上記収容物を取り出すための匙部を、上記蓋の裏側における中心部から突設した
    取出し具付きの容器。
  2. 前記匙部の先端側をヘラ状に形成した
    請求項1に記載の取出し具付きの容器。
  3. 前記匙部、又は/及び、前記蓋における前記匙部を除いた蓋本体部を、弾性体により形成した
    請求項1又は請求項2に記載の取出し具付きの容器。
  4. 前記弾性体により形成した匙部の全長を、上記蓋が上記容器本体に取り付けられているときにおける、上記容器本体の底面と上記蓋との間隔よりも長く形成した
    請求項3に記載の取出し具付きの容器。
  5. 前記匙部を、前記蓋における上記匙部を除いた蓋本体部に対して着脱可能に形成した
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の取出し具付きの容器。
  6. 前記匙部における前記蓋本体部との結合部を、吸盤により形成した
    請求項5に記載の取出し具付きの容器。
  7. 内部に収容した収容物を取り出し可能とする開口部を上部に有した容器本体と、上記開口部を閉塞する蓋とを備えた取出し具付きの容器であって、
    上記蓋の裏側に取り付けられるパッキンを具備し、
    上記パッキンを裏側に取り付けた蓋が、上記容器本体に取り付けられているとき、上記容器本体内の略真下に向けて垂下するよう上記収容物を取り出すための匙部を、上記パッキンおける中心部から突設した
    取出し具付きの容器。
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