JP3108488B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3108488B2
JP3108488B2 JP03336440A JP33644091A JP3108488B2 JP 3108488 B2 JP3108488 B2 JP 3108488B2 JP 03336440 A JP03336440 A JP 03336440A JP 33644091 A JP33644091 A JP 33644091A JP 3108488 B2 JP3108488 B2 JP 3108488B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置等とい
った半導体集積回路、特に大容量半導体記憶装置におけ
る不良メモリセルを冗長メモリセルに置換えるための回
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路の1つである大容
量の半導体記憶装置においては、歩留りを上げる目的
で、不良メモリセルを救済するための冗長メモリセルを
用意し、もし通常のメモリセルに不良が生じた場合、該
不良メモリセルを使用せずに冗長メモリセルを使用して
不良品を救済する方式が用いられている。不良メモリセ
ルを冗長メモリセルに置き換える方式は、例えばレーザ
ヒューズを使い、不良メモリセルのアドレスをプログラ
ムし、その不良アドレスに一致したときには冗長メモリ
セルをアクセスする方式がとられている。この構成例を
図2及び図3に示す。
【0003】図2は、半導体集積回路の一つである従来
の半導体記憶装置の一構成例を示すブロック図である。
【0004】この半導体記憶装置は、装置全体を制御す
るコントロール回路1を有し、その出力側に入/出力回
路(以下、I/O回路という)2、列アドレスバッファ
・プリデコーダ11、行アドレスバッファ・プリデコー
ダ12、列デコーダ21、及び行デコーダ22が接続さ
れている。
【0005】コントロール回路1は、逆相のチップセレ
クト信号CS、逆相のライトイネーブル信号WE、及び
逆相のアウトプットイネーブル信号OE等を入力し、逆
相のプリチャージ信号XDP等といった種々の制御信号
を出力し、読出し(リード)または書込み(ライト)の
制御、データ出力の可否、及び各ブロックの動作タイミ
ング(例えば、外部アドレスA0〜Am,Am+1〜A
nの取り込み、プリデコーダ出力、デコーダ出力、リセ
ット等)の制御を行う回路である。I/O回路2は、コ
ントロール回路1から出力される制御信号に基づき、デ
ータの入力または出力を行う回路である。
【0006】列アドレスバッファ・プリデコーダ11
は、外部アドレスA0〜Amをプリデコードして列アド
レスACを出力する回路であり、複数の2入力NAND
ゲート及びインバータ等で構成されている。行アドレス
バッファ・プリデコーダ12は、外部アドレスAm+1
〜Anをプリデコードして行アドレスARを出力する回
路であり、複数の2入力NANDゲート及びインバータ
等で構成されている。
【0007】列デコーダ21は列アドレスACをデコー
ドして列方向のメモリセルを選択する回路であり、さら
に行デコーダ22は行アドレスARをデコードして行方
向のメモリセルを選択する回路である。列デコーダ21
は、I/Oスイッチ23を介してメモリセルマトリクス
30のビット線に接続され、該メモリセルマトリクス3
0のワード線が行デコーダ22により選択されるように
なっている。メモリセルマトリクス30は、複数のビッ
ト線及びワード線を有し、それらの各交差箇所にメモリ
セルがそれぞれ接続されてマトリクス状に配列されてい
る。
【0008】列アドレスバッファ・プリデコーダ11及
び行アドレスバッファ・プリデコーダ12の出力側に
は、不良アドレスプログラム回路41,42がそれぞれ
接続されている。一方の不良アドレスプログラム回路4
1の出力側は、列冗長デコーダ51を介して、複数の冗
長メモリセルからなる列冗長メモリセルアレイ61に接
続されている。他方の不良アドレスプログラム回路42
の出力側は、行冗長デコーダ52を介して、複数の冗長
メモリセルからなる行冗長メモリセルアレイ62に接続
されている。
【0009】列側の不良アドレスプログラム回路41
は、プログラムヒューズ(例えば、レーザヒューズ)を
用いてメモリセルマトリクス30内の不良メモリセルの
不良アドレスを予めプログラムしておき、該不良アドレ
スに対する列アドレスACの一致/不一致を検出して一
致のときには活性化状態、不一致のときには非活性化状
態の逆相の冗長イネーブル信号RDEcを列冗長デコー
ダ51へ出力する回路である。列冗長デコーダ51は、
冗長イネーブル信号RDEcが活性化状態のとき、前記
不良アドレスをデコードして列冗長メモリセルアレイ6
1内の冗長メモリセルを選択する回路である。
【0010】同様に、行側の不良アドレスプログラム回
路42は、プログラムヒューズ(例えば、レーザヒュー
ズ)を用いてメモリセルマトリクス30内の不良メモリ
セルの不良アドレスを予めプログラムしておき、コント
ロール回路1から供給される逆相のプリチャージ信号
DPによりプリチャージされ行アドレスバッファ・プリ
デコーダ12から行アドレスARが供給されると、該不
良アドレスに対する行アドレスARの一致/不一致を検
出して一致のときには活性化状態、不一致のときには非
活性化状態の逆相の冗長イネーブル信号RDErを行冗
長デコーダ52へ出力する回路である。行冗長デコーダ
52は、冗長イネーブル信号RDErが活性化状態のと
き、前記不良アドレスをデコードして行冗長メモリセル
アレイ62内の冗長メモリセルを選択する回路である。
【0011】この種の半導体記憶装置では、例えばメモ
リセルマトリクス30内の不良メモリセルに対するアク
セス(書込みまたは読出し)を行う場合、その不良メモ
リセルに対する不良アドレスを不良アドレスプログラム
回路41,42で予めプログラムしておく。そして、コ
ントロール回路1の制御信号によって装置全体の動作を
開始すると、列アドレスバッファ・プリデコーダ11、
及び行アドレスバッファ・プリデコーダ12がそれぞれ
外部アドレスA0〜Am,Am+1〜Anを取り込んで
プリデコードする。
【0012】列アドレスバッファ・プリデコーダ11
は、外部アドレスA0〜Amをプリデコードして列アド
レスACを生成し、その列アドレスACを列デコードダ
21及び不良アドレスプログラム回路41へ供給する。
同様に、行アドレスバッファ・プリデコーダ12は、外
部アドレスAm+1〜Anをプリデコードして行アドレ
スARを生成し、その行アドレスARを行デコーダ22
及び不良アドレスプログラム回路42へ供給する。
【0013】列側の不良アドレスプログラム回路41
は、予めプログラムされた不良アドレスと列アドレスバ
ッファ・プリデコーダ11からの列アドレスACとの一
致/不一致の検出を行う。ここでは、不良メモリセルが
アクセスの対象となっているので、不良アドレスプログ
ラム回路41は、一致と検出し、冗長イネーブル信号
DEcを活性化させる。すると、列冗長デコーダ51が
動作し、不良アドレスをデコードして不良メモリセルに
対応する冗長メモリセルアレイ61内の列方向を選択す
る。
【0014】同様に、行側の不良アドレスプログラム回
路42は、行アドレスバッファ・プリデコーダ12から
の行アドレスARと、予めプログラムされた不良アドレ
スとの一致/不一致を検出する。ここでは、不良メモリ
セルがアクセスされているので、一致の検出を行うた
め、該不良アドレスプログラム回路42が冗長イネーブ
ル信号RDErを活性化し、行冗長デコーダ52が動作
する。行冗長デコーダ52では、不良アドレスをデコー
ドし、不良メモリセルに対応する冗長メモリセルアレイ
62内の行方向を選択する。
【0015】これにより、メモリセルマトリクス30内
の不良メモリセルに対応する冗長メモリセルが選択され
る。その後、選択された冗長メモリセルに対し、I/O
スイッチ23及びI/O回路2を介してデータの読出し
または書込みが行われる。図3は、図2の半導体記憶装
置における各不良アドレスプログラム回路41,42の
一構成例を示す回路図である。
【0016】この不良アドレスプログラム回路は、複数
のレーザヒューズ101〜112,…からなるプログラ
ムヒューズ回路100を有し、そのレーザヒューズ10
1〜112,…の一方がノード100Nに共通接続され
ている。ノード100Nは、並列接続されたPチャネル
型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)12
1,122を介して電源電位VCCに接続されると共
に、信号反転用のインバータ123を介して該PMOS
122のゲートに接続されている。このインバータ12
3から、逆相の冗長イネーブル信号RDERDEc
RDEr)が出力される。PMOS121のゲートは、
逆相のプリチャージ信号XDPに接続されている。
【0017】各レーザヒューズ101〜112,…の他
端は、各NMOS131〜142,…を介してノード1
40Nに共通接続され、そのノード140Nが、逆相の
プリチャージ信号XDPでゲート制御されるNMOS1
51を介して、グランドに接続されている。各NMOS
131〜142,…は、図2の列アドレスバッファ・プ
リデコーダ11から出力される列アドレスAC、あるい
は行アドレスバッファ・プリデコーダ12から出力され
る行アドレスARのアドレスA23,A2,A3,
23〜A67,A6,A7,A67,…(但し、
”等は逆相を意味する)により、それぞれオン,オ
フ制御されるようになっている。
【0018】図4は、図3の動作波形図である。図2の
メモリセルマトリクス30内に不良メモリセルがあり、
その不良メモリセルのアドレスを図3の不良アドレスプ
ログラム回路で予めプログラムする。例えば、列アドレ
スACあるいは行アドレスARにおいて、不良アドレス
をA23,A45,A67とすると、そのアドレスに対
応した図3中の×印で示すレーザヒューズ101,10
5,109を予め切断しておく。
【0019】まず、リセット状態では図2のコントロー
ル回路1から出力されるプリチャージ信号XDP
“L”レベル、及び列アドレスバッファ・プリデコーダ
11あるいは行アドレスバッファ・プリデコーダ12か
ら出力されるアドレスA23,A2,A3,A23
〜A67,A6,A7,A67,…が“L”レベル
なので、図3のPMOS121がオンし、電源電位VC
Cがノード100Nに供給される。ノード100Nの
“H”レベルは、インバータ123で反転され、長イネ
ーブル信号RDEが“L”レベルである。
【0020】次に、読出しまたは書込みのアクティブサ
イクルに入ると、外部アドレスA0〜Am,Am+1〜
Anが列アドレスバッファ・プリデコーダ11及び行ア
ドレスバッファ・プリデコーダ12に取り込まれ、該列
アドレスバッファ・プリデコーダ11から列アドレスA
Cが出力されると共に、該行アドレスバッファ・プリデ
コーダ12から行アドレスARが出力されるので、図3
のアドレスA23,A2,A3,A23〜A67,
A6,A7,A67,…が、NMOS131〜14
2,…のゲートにそれぞれ印加される。
【0021】ここで、アドレスA23,A2,A
3,A23〜A67,A6,A7,A67,…の
内、A23,A45,A67が“H”レベル、他が
“L”レベルの場合、このアドレスA23,A45,A
67と、プログラムヒューズ回路100でプログラムさ
れたアドレスとが一致するので、図2のコントロール回
路1から出力されるプリチャージ信号XDPが“H”レ
ベルに遷移しても、ノード100Nが“H”レベルを保
持するので、それがインバータ123で反転されて冗長
イネーブル信号RDEが“L”レベルとなる。すると、
図2の列デコーダ21及び行デコーダ22がディスエー
ブル(禁止状態)、列冗長デコーダ51及び行冗長デコ
ーダ52がイネーブル(動作可能状態)となり、列冗長
メモリセルアレイ61及び行冗長メモリセルアレイ62
内の冗長メモリセルが選択され、それに対するアクセス
が行われる。
【0022】また、アクティブサイクルにおいて、アド
レスA23,A45,A67以外のアドレスが“H”レ
ベルになると、該アドレスA23,A2,A3,A
23〜A67,A6,A7,A67,…と、プログ
ラムヒューズ回路100によりプログラムされたアドレ
スとが不一致となるので、ノード100NがNMOS1
51を介して“L”レベルとなり、それがインバータ1
23で反転されて冗長イネーブル信号RDEが“H”レ
ベルとなる。すると、図2の列冗長デコーダ51及び行
冗長デコーダ52がディスエーブル、列デコーダ21及
び行デコーダ22がイネーブルとなり、メモリセルマト
リクス30内のメモリセルに対するアクセスが行われ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、次のような課題があった。半導体記憶装
置の大容量化と共に不良アドレスプログラム回路41,
42の回路規模も増大しつつある。この不良アドレスプ
ログラム回路41,42内に、もし回路ミスやパターン
ミス等が発生し、通常動作を妨げる原因になっていたな
らば、第1回目の試作ウエハが製作でき、それを評価す
る際、何も確認できないことがある。仮に、1つの不良
アドレスプログラム回路41,42をレーザあるいはF
IB(Focused Ion Beaam、集束イオ
ンビーム)等の装置でリペア(チップ上で配線の切断、
接続、変更等の加工や修理)が可能だとしても、近年の
大容量半導体記憶装置には不良アドレスプログラム回路
41,42が多数搭載されており(例えば、16Mクラ
スで32行、32列)、全てをリペアするのは大変な作
業である。
【0024】さらに、不良アドレスプログラム回路4
1,42、列冗長デコーダ51、行冗長デコーダ52、
列冗長メモリセルアレイ61、及び行冗長メモリセルア
レイ62からなる冗長回路の使用時の特性と、非使用時
の特性とを比較する際にも、一旦、冗長メモリセルに置
き換えたアドレスを容易に元に戻せた方が作業性が良い
が、従来の装置では一旦、レーザヒューズ101〜11
2,…をレーザによって切断し、プログラムしてしまう
と、元には戻せない。
【0025】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、大容量半導体記憶装置の不良アドレスプログラ
ム回路に回路またはパターンに不具合が生じて通常動作
を妨げ、初期評価時における通常動作の確認がしにくい
という点、及び冗長メモリセル使用時と非使用時の特性
比較をする場合に一旦冗長メモリセルと置き換えたアド
レスを元に戻せないために作業性が低いという点につい
て解決した、導体記憶装置等といった半導体集積回路を
提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、マトリクス状に配置された複数のメモリ
セル及びこの不良メモリセル救済用の複数の冗長メモリ
セルと、プログラムヒューズを用いて前記不良メモリセ
ルの不良アドレスをあらかじめプログラムしておき、該
不良アドレスに対する入力アドレスの一致/不一致を検
出して一致のときには活性化状態、不一致のときには非
活性化状態の冗長イネーブル信号を出力する複数の不良
アドレスプログラム回路と、前記冗長イネーブル信号が
非活性化状態のときに前記入力アドレスをデコードして
前記メモリセルを選択するデコーダと、前記冗長イネー
ブル信号が活性化状態のとき前記不良アドレスをデコー
ドして前記冗長メモリセルを選択する冗長デコーダと
を、備えた半導体集積回路において、前記複数の不良ア
ドレスプログラム回路のすべてに接続され、マスターヒ
ューズを有し、このマスターヒューズが切断された場
合、前記複数の不良アドレスプログラム回路のすべてか
ら出力される冗長イネーブル信号を強制的に非活性化状
態にするマスターヒューズ回路を有している。
【0027】
【作用】本発明によれば、以上のように半導体記憶装置
等といった半導体集積回路を構成したので、マスタヒュ
ーズ回路は、マスターヒューズが切断された場合、複数
不良アドレスプログラム回路によってプログラムした
アドレスとアクセスしたアドレスとの一致/不一致に関
わらず、該複数の不良アドレスプログラム回路から出力
される全ての冗長イネーブル信号を強制的に非活性化状
態にする。これにより、冗長メモリセルのアクセスが禁
止されてノーマルアドレスのアクセスが行える。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0028】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すもので、半導
体記憶装置内の不良アドレスプログラム回路の回路図で
あり、従来の図2及び図3中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この不良アドレスプログラム
回路は、例えば図2の半導体記憶装置内に設けられる回
路であり、従来の図3と同様に、レーザヒューズ101
〜112,…からなるプログラムヒューズ100を備
え、その各ヒューズ101〜112,…の一端がノード
100Nに共通接続され、他端がNMOS131〜14
2,…を介してノード140Nに共通接続されている。
ノード100Nは、並列接続されたPMOS121,1
22を介して電源電位VCCに接続されると共に、逆相
の冗長イネーブル信号RDEを出力するインバータ12
3を介して該PMOS122のゲートに接続されてい
る。PMOS121のゲートは、図2のコントロール回
路1から出力される逆相のプリチャージ信号XDPに接
続されている。
【0029】各NMOS131〜142,…のゲートに
は、図2の列アドレスバッファ・プリデコーダ11から
出力される列アドレスAC、あるいは行アドレスバッフ
ァ・プリデコーダ12から出力される行アドレスARの
アドレスA23,A2,A3,A23〜A67,A
,A7,A67,…が、それぞれ供給される。こ
のNMOS131〜142,…に共通接続されたノード
140Nは、逆相のプリチャージ信号XDPによりゲー
ト制御されるNMOS151を介して、グランドに接続
されている。
【0030】本実施例の不良アドレスプログラム回路が
従来の図3の回路と異なる点は、該不良アドレスプログ
ラム回路に強制的にリセットをかけるリセット機能を付
加したことである。
【0031】即ち、電源電位VCCが印加されるマスタ
ヒューズ200を設け、該マスタヒューズ200に、3
段縦続接続されたインバータ201,202,203が
接続されている。また、マスタヒューズ200は、NM
OS204を介してグランドに接続されている。このN
MOS204は、インバータ201の出力によってゲー
ト制御される。インバータ203は、リセット信号IN
Hを出力する機能を有している。
【0032】さらに、リセット信号INHに基づき、イ
ンバータ123から出力される逆相の冗長イネーブル信
RDEを強制的に非活性状態(例えば、“H”レベ
ル)にするためのリセット回路210が設けられてい
る。リセット回路210は、プリチャージ信号XDP
よりゲート制御されるNMOS211と、リセット信号
INHによりゲート制御されるNMOS212とを有
し、それらがノード100Nとグランドとの間に直列接
続されている。
【0033】図5(a),(b)は図1の動作波形図あ
り、同図(a)はマスタヒューズ200を切断する前の
リセット信号INH=“L”のときの波形図、及び同図
(b)はリセット信号INH=“H”のときの波形図で
あり、これらの図を参照しつつ図1の動作を説明する。
【0034】図2のメモリセルマトリクス30内に不良
メモリセルがあり、その不良メモリセルのアドレスに対
応して、例えばプログラムヒューズ回路100内の×印
で示すレーザヒューズ101,105,109を切断し
ておく。
【0035】図5(a)に示すマスタヒューズ200切
断前の場合、該マスタヒューズ200に印加される電源
電位VCCにより、インバータ201,202,203
を介してリセット信号INHが“L”レベルとなる。リ
セット信号INHが“L”レベルのとき、リセット回路
210内のNMOS212がオフ状態となってノード1
00Nがグランドから切り離されるため、従来の図3の
不良アドレスプログラム回路と同一の回路動作となる。
【0036】即ち、図2の半導体記憶装置がアクティブ
サイクルに入ると、コントロール回路1から出力される
プリチャージ信号XDPが“H”レベルになると共に、
列アドレスバッファ・プリデコーダ11から列アドレス
ACが列デコーダ21及び不良アドレスプログラム回路
41へ供給されると共に、行アドレスバッファ・プリデ
コーダ12から行アドレスARが行デコーダ22及び不
良アドレスプログラム回路42へ供給される。図1に示
す不良アドレスプログラム回路では、列アドレスACあ
るいは行アドレスARのアドレスA23,A2,A
3,A23〜A67,A6,A7,A67,…が各
NMOS131〜142,…のゲートに供給される。
【0037】ここで、アドレスA23,A2,A
3,A23〜A67,A6,A7,A67,…の
内、A23,A45,A67のみが“H”レベル、他は
“L”レベルの場合、そのアドレスA23,A2,A
3,A23〜A67,A6,A7,A67,…
と、プログラムヒューズ回路100でプログラムされた
アドレスとが一致するので、ノード100Nが“H”レ
ベルを保持し、それがインバータ123で反転されて冗
長イネーブル信号RDEが“L”レベルとなる。冗長イ
ネーブル信号RDEが“L”レベルになると、図2の列
デコーダ21及び行デコーダ22がディスエーブル、列
冗長デコーダ51及び行冗長デコーダ52がイネーブル
となる。列冗長デコーダ51及び行冗長デコーダ52が
イネーブルになると、そのデコーダ51,52により、
不良アドレスがデコードされて列冗長メモリセルアレイ
61及び行冗長メモリセルアレイ62内の冗長メモリが
選択され、該選択された冗長メモリセルに対するデータ
の読出しあるいは書き込みが行われる。
【0038】また、アドレスA23,A2,A3,
23〜A67,A6,A7,A67,…の内、A
23,A45,A67以外のアドレスが“H”レベルに
なると、そのアドレスA23,A2,A3,A23
〜A67,A6,A7,A67,…と、プログラム
ヒューズ回路100でプログラムされたアドレスとが不
一致となるので、NMOS151を介してノード100
Nが“L”レベルになり、それがインバータ123で反
転されて冗長イネーブル信号RDEが“H”レベルとな
る。冗長イネーブル信号RDEが“H”レベルになる
と、図2の列冗長デコーダ51及び行冗長デコーダ52
がディスエーブル、列デコーダ21及び行デコーダ22
がイネーブルとなる。
【0039】すると、行デコーダ22は行アドレスバッ
ファ・プリデコーダ12から供給される行アドレスAR
をデコードし、メモリセルマトリクス30のワード線を
選択する。さらに、列デコーダ21は、列アドレスバッ
ファ・プリデコーダ11から供給される列アドレスAC
をデコードし、I/Oスイッチ23を介してメモリセル
マトリクス30のビット線を選択する。これにより、メ
モリセルマトリクス30内のメモリセルが選択され、そ
の選択されたメモリセルに対し、I/Oスイッチ23及
びI/O回路2を介してデータの読み出しあるいは書き
込みが行われる。
【0040】次に、図5(b)に示すように、マスタヒ
ューズ200を切断すると、インバータ201の出力が
“H”レベルになり、NMOS204がオン状態になる
と共に、インバータ202,203を介してリセット信
号INHが“H”レベルになる。このリセット信号IN
Hは、NMOS204がオン状態を保持するため、
“H”レベル固定となる。リセット信号INHが“H”
レベルになると、リセット回路210内のNMOS21
2がオン状態となる。
【0041】そして、アクティブサイクルになり、図2
のコントロール回路1から出力されるプリチャージ信号
XDPが“L”レベルから“H”レベルに立上がると、
リセット回路210内のNMOS211がオンし、その
NMOS211,212を介してノード100Nが
“L”レベルにリセットされ、それがインバータ123
で反転されて冗長イネーブル信号RDEが“H”レベル
となる。即ち、マスタヒューズ200を切断すると、冗
長イネーブル信号RDEはプログラムヒューズ回路10
0でプログラムしたアドレスの一致/不一致に関わらず
強制的に“H”レベルになる。そのため、図2の列冗長
デコーダ51及び行冗長デコーダ52がディスエーブル
となり、冗長回路が働かないので、冗長メモリセルには
置き換わらない。
【0042】以上のように、本実施例では次のような利
点を有している。 (i) 不良アドレスプログラム回路に回路ミスやパタ
ーンミス(例えば、入力信号ミス、内部ノードのショー
トやオープン等)等の不具合が生じて冗長イネーブル信
RDEが“L”レベル固定になったとすると、通常動
作が妨げられて図2の列デコーダ21及び行デコーダ2
2がノーマルアドレスを全くアクセスできず、基本動作
の確認ができなくなる。このような場合には、マスタヒ
ューズ200を切断することにより、列デコーダ21及
び行デコーダ22によって基本動作をさせることが可能
となり、それによって初期評価時における通常動作の確
認がしやすくなる。
【0043】(ii) 通常のメモリセルをアクセスした
ときの特性と、冗長メモリセルをアクセスしたときの特
性とを比較するような場合、従来回路では一旦、プログ
ラムヒューズ回路100内のレーザヒューズ101〜1
12,…を切断し、冗長メモリセルに置き換えると、元
に戻すことができなかった。これに対し、本実施例では
マスタヒューズ200を切断してリセット信号INHを
“H”レベルにすれば、リセット回路210によって冗
長イネーブル信号RDEが強制的に“H”レベルになる
ため、列デコーダ21及び行デコーダ22がイネーブル
となって通常のメモリセルをアクセスすることが可能と
なり、それによって作業性が向上する。なお、本発明は
上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。そ
の変形例としては、例えば次のようなものがある。
【0044】(a) 上記実施例では、不良アドレスプ
ログラム回路のリセット機能として、マスタヒューズ2
00を設け、それを切断することによって冗長イネーブ
ル信号RDEを強制的に“H”レベルにしているが、こ
れに限定されない。例えば、マスタヒューズ200に代
えて外部端子を設け、この外部端子に電圧を印加するこ
とにより、リセット信号INHをリセット回路210に
印加するような構成にしても良い。また、リセット回路
210を図示以外の他の回路構成に変形する等、種々の
回路構成でリセット機能を実現することが可能である。
【0045】(b) 図1の不良アドレスプログラム回
路におけるプログラムヒューズ回路100を他のヒュー
ズを用いて構成したり、それらに接続されるNMOS1
31〜142,…を他のトランジスタで構成しても良
い。
【0046】(c) 図1の不良アドレスプログラム回
路が設けられる図2の半導体記憶装置は、図示以外の回
路構成に変更しても良い。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、マスターヒューズ回路を設けたので、不良アドレ
スプログラム回路でプログラムしたアドレスとアクセス
したアドレスの一致/不一致に関わらず、該不良アドレ
スプログラム回路を強制的にリセットして冗長イネーブ
ル信号を非活性化できる。そのため、冗長メモリセルの
アクセスを禁止してノーマルアドレスのアクセスが行え
るので、初期評価時における通常動作の確認がしやすく
なる。さらに、冗長メモリセル使用時と非使用時の特性
比較を行う場合、不良アドレスプログラム回路によって
一旦、冗長メモリセルを置き換えたアドレスを容易に元
に戻すことができ、それによって作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す半導体集積回路の一つで
ある半導体記憶装置における不良アドレスプログラム回
路の回路図である。
【図2】半導体集積回路の一つである従来の半導体記憶
装置の構成ブロック図である。
【図3】図2中の不良アドレスプログラム回路の回路図
である。
【図4】図3の動作波形図である。
【図5】図1の動作波形図である。
【符号の説明】
1 コントロール回路 11 列アドレスバッファ・プリデ
コーダ 12 行アドレスバッファ・プリデ
コーダ 21 列デコーダ 22 行デコーダ 30 メモリセルマトリクス 41,42 不良アドレスプログラム回路 51 列冗長デコーダ 52 行冗長デコーダ 61 列冗長メモリセルアレイ 62 行冗長メモリセルアレイ 100 プログラムヒューズ回路 121,122 PMOS 131〜142,151 NMOS 200 マスタヒューズ 210 リセット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−217497(JP,A) 特開 平2−116098(JP,A) 特開 平3−104097(JP,A) 特開 平4−123399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数のメモリ
    セル及びこの不良メモリセル救済用の複数の冗長メモリ
    セルと、プログラムヒューズを用いて前記不良メモリセ
    ルの不良アドレスをあらかじめプログラムしておき、該
    不良アドレスに対する入力アドレスの一致/不一致を検
    出して一致のときには活性化状態、不一致のときには非
    活性化状態の冗長イネーブル信号を出力する複数の不良
    アドレスプログラム回路と、前記冗長イネーブル信号が
    非活性化状態のときに前記入力アドレスをデコードして
    前記メモリセルを選択するデコーダと、前記冗長イネー
    ブル信号が活性化状態のとき前記不良アドレスをデコー
    ドして前記冗長メモリセルを選択する冗長デコーダと
    を、備えた半導体集積回路において、前記複数の不良アドレスプログラム回路のすべてに接続
    され、マスターヒューズを有し、このマスターヒューズ
    が切断された場合、前記複数の不良アドレスプログラム
    回路のすべてから出力される冗長イネーブル信号を強制
    的に非活性化状態にするマスターヒューズ回路を有する
    こと を特徴とする半導体集積回路。
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