JP3108220B2 - パルス雑音検出回路 - Google Patents
パルス雑音検出回路Info
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Description
おいて使用されるパルス雑音検出回路に関する。
ンジンのイグニッションノイズの影響をできるだけ受け
ないことが求められる。そのためには、イグニッション
ノイズのようなパルス雑音を遮断すればよい。本願出願
人は、かかる目的で使用されるパルス雑音検出回路を先
に提案している(特公昭62−21452号)。
いる。この図の回路において、FM検波回路10はFM
受信信号を検波し、遅延回路12はFM検波回路10の
検波出力を遅延させる。ゲート回路16が導通している
状態で遅延回路12を介して得られる検波出力はステレ
オマルチプレックス回路18によりL,Rに分離され
る。ゲート回路16は、パルス雑音検出回路14からの
制御信号に応じて所定時間遮断される。パルス雑音検出
回路14は、FM検波回路10の検波出力からイグニッ
ションノイズ等のパルス雑音を検出し、検出に応じてゲ
ート回路16に制御信号を供給する。
ス雑音検出回路14の一例構成であり、先提案に係る回
路とほぼ同じ構成を有している。この図に示される回路
の初段には、FM検波回路10の検波出力を高域通過瀘
波し、連続雑音(ホワイトノイズ)、パルス雑音等の高
域雑音成分を取り出すHPF20が設けられている。A
GCアンプ(自動利得制御増幅器)22はHPF20の
出力を増幅し、整流回路24は増幅出力を全波整流す
る。整流回路24は、同一の回路構成を有する全波整流
回路を2個組み合わせた構成を有しており、従ってその
2個の整流出力は入力に対してほぼ等しい値となる。
4の負荷抵抗である。負荷抵抗R1はダイオードD1を
介して整流回路24の整流出力に接続されており、また
この整流出力は連続雑音検出用の検波トランジスタTr
1のベースに接続されている。負荷抵抗R1には、トラ
ンジスタTr1のベース電位をクリップするダイオード
D2〜D4が並列接続されている。また、トランジスタ
Tr3は、負荷抵抗R2の両端電圧がVBEに至るとオ
ンしダイオードD2とD3の接続点を接地する。なお、
VBEはこの図の回路の各トランジスタのベースエミッ
タ間しきい値電圧であり、各ダイオードのしきい値電圧
でもある。
続され、抵抗R4に接続されたコンデンサC1は、トラ
ンジスタTr1の検波出力を平滑しAGC電圧としてA
GCアンプ22に帰還させる。AGCアンプ22は、H
PF20の出力を増幅する差動アンプ26、差動アンプ
26に前置されるダイオード減衰網28、ダイオード減
衰網28に電流を供給するカレントミラー回路30、A
GC電圧により制御されるトランジスタTr4及びTr
5を有している。一方、トランジスタTr2に接続され
たゲート制御回路32は、トランジスタTr2がオンす
るとこれに応じて制御信号を発生させ、ゲート回路16
を所定時間遮断状態とする。
まれず、連続雑音のみの場合を考える。連続雑音のレベ
ルが上がると整流回路28の整流出力レベルが上がり、
コンデンサC1の両端電圧(AGC電圧)が上がる。こ
れによりトランジスタTr4及びTr5に流れる電流が
増大するとダイオード減衰網28に流れる電流が増大
し、AGCアンプ26の増幅率が低下する。このような
利得制御の結果、連続雑音のレベルの如何にかかわら
ず、トランジスタTr1側の整流出力レベルが一定に保
たれる。また、R1>R2であればトランジスタTr2
はオンせず、従ってゲート制御回路32が制御信号を発
生させることはない。
いる場合には、パルス雑音の到来に伴い整流出力が増大
し、負荷抵抗R2の両端電圧が増大する。トランジスタ
Tr2のベース電位がVBEに上がり当該トランジスタ
Tr2がオンすると、ゲート制御回路32は制御信号を
発生させ、これに応じてゲート回路16が所定時間遮断
状態となる。この結果、パルス雑音は遮断され、ステレ
オマルチプレックス回路18には供給されなくなる。
AGC電圧の発生に寄与している。パルス雑音によりA
GC電圧が上昇すると、整流出力が低下し、トランジス
タTr2によるパルス雑音検出感度が低下してしまう。
トランジスタTr3はこれを防止するために設けられて
いる。
トランジスタTr3がそのたびにオンしてトランジスタ
Tr1のベース電位を2VBEにクリップする。この状
態では、コンデンサC1の充電電流はわずかとなる。従
って、パルス雑音によるAGC電圧の上昇が抑制され、
パルス雑音検出感度が確保される。
うな構成を有するパルス雑音検出回路においては、パル
ス雑音の繰り返し周波数が高いときに、AGC電圧の上
昇を抑制しきれないという問題点があった。図7の例で
説明すると、トランジスタTr3の位相遅れによってト
ランジスタTr1の出力にパルス雑音の切り残しが現
れ、これによってコンデンサC1が充電される結果、A
GC電圧の上昇、ひいてはパルス雑音検出感度の低下が
生じてしまう。
とを課題としてなされたものであり、繰り返し周波数の
高いパルス雑音によりAGC電圧が上昇することを防
ぎ、パルス雑音検出感度を確保することを目的とする。
るために、本発明の請求項1は、パルス雑音検出後所定
時間、連続雑音検出用の検波手段を強制的にオフさせる
ことを特徴とする。また、本発明の請求項2は、パルス
雑音検出後所定時間、連続雑音検出用の検波手段を整流
回路から切り離し、検波出力がほぼ同じ値に保持される
よう強制的に動作させることを特徴とする。
出されるとその後所定時間、連続雑音検出用の検波手段
が強制的にオフされる。また、本発明の請求項2におい
ては、パルス雑音が検出されるとその後所定時間、連続
雑音検出用の検波手段が整流回路から切り離され、検波
出力がほぼ同じ値に保持される。従って、パルス雑音が
平滑(AGC電圧の発生)の対象に含まれなくなる。ま
た、パルス雑音が繰り返し到来する際、繰り返し周波数
が高くても、パルス雑音発生後所定時間は連続雑音検出
用の検波手段が連続的にオフ又は強制動作しているた
め、連続雑音検出用の検波手段を強制的にオフさせある
いはその検波出力を保持させる手段の位相遅れによる切
り残しが発生しない。
基づき説明する。なお、図6乃至図7に示される従来例
と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
ス雑音検出回路の構成が示されている。この図に示され
る回路はトランジスタTr3に代えトランジスタTr6
を設けた点を特徴としている。トランジスタTr6は、
オンしたときにトランジスタTr1のベースを接地し当
該トランジスタTr1をオフさせる。トランジスタTr
6は、ベースにゲート制御回路32からの制御信号が印
加されたときにオンする。ゲート制御回路32は、前述
のようにトランジスタTr2によりパルス雑音が検出さ
れた後所定時間の間、制御信号を発生させるから、トラ
ンジスタTr6は、パルス雑音検出後所定時間はオフす
ることとなる。トランジスタTr6がオフすると、パル
ス雑音を含む整流回路24の整流出力がコンデンサC1
による平滑の対象にならなくなり、AGC電圧は制御信
号発生前とほぼ等しい値に保持される。
されている。図2(a)に示されるようにHPF20の
出力にパルス雑音100が現れた場合、図7に示される
従来例では、トランジスタTr3の位相遅れによるパル
ス雑音の切り残しが平滑の対象となり、パルス雑音の繰
り返し周波数が高くなると図2(b)に示されるように
AGC電圧が上昇していた。本実施例では、パルス雑音
100の検出後、所定時間はAGC電圧がほぼ一定に保
持される(図2(c)、AGC電圧保持期間)。従っ
て、パルス雑音の繰り返し周波数が高くても、切り残し
によるAGC電圧の上昇、ひいてはトランジスタTr2
によるパルス雑音検出感度の低下は生じない。
持用の制御信号としてゲート回路16遮断用の制御信号
を用いている。通常、ゲート回路16遮断用の制御信号
は、パルス雑音の持続幅を考慮して設定されているた
め、これをAGC電圧保持用の制御信号として用いるこ
とにより上記効果を好適に得ることができる。また、回
路構成もさほど複雑とならない。
6により接地電位に引き込む点を、トランジスタTr1
のベースとしていたが、これは、ダイオードD1とD
2、D2とD3、D3とD4の各接続点であってもかま
わない。
ス雑音検出回路の要部構成が示されている。この実施例
では、トランジスタTr6とトランジスタTr1のベー
スの間にダイオードD5及びD6が接続されている。こ
の場合、ダイオードD5及びD6はトランジスタTr6
オン時にトランジスタTr1のベース電位を所定電位に
保持する。ダイオードD5及びD6により保持する電圧
は、パルス雑音のピーク以下とする。
ス雑音検出回路の要部構成が示されている。この実施例
は、トランジスタTr1をオンさせたままにすることに
よりコンデンサC1の放電を防止すると共に、トランジ
スタTr1のベースに供給する制御信号をゲート回路1
6制御用の制御信号と別個に発生させた構成である。具
体的には、トランジスタTr6に代え、電圧保持回路3
4、スイッチSW1及びSW2、トランジスタTr7並
びに単安定マルチバイブレータ36を用いている。
と同時点でオンし、単安定マルチバイブレータ36はこ
れに応じて所定時間継続する制御信号を発生させる。単
安定マルチバイブレータ36から出力される制御信号は
スイッチSW1及びSW2に供給される。スイッチSW
1は、この制御信号が発生していない状態では整流回路
24の整流出力をトランジスタTr1のベースに接続
し、発生している状態では電圧保持回路34の出力を接
続する。また、AGC電圧を電圧保持回路34に入力す
るスイッチSW2は、この制御信号が発生していない状
態ではオンし、発生している状態ではオフする。
圧を転送保持する回路である。まず、単安定マルチバイ
ブレータ36からの制御信号が発生していない状態で
は、スイッチSW1がオンしており、電圧保持回路34
の出力は開放されている。AGC電圧がVBE以上とな
ると、電圧保持回路34に内蔵されるトランジスタTr
8がオンしてその後段のコンデンサC2が充電され、こ
のコンデンサC2によりAGC電圧に対応する電圧が保
持される。単安定マルチバイブレータ36からの制御信
号が発生すると、スイッチSW1がオフし電圧保持回路
34の出力がトランジスタTr1のベースに接続され
る。この状態では、トランジスタTr1の出力は、整流
回路24の出力と無関係となり、第1実施例と同様にパ
ルス雑音の影響を受けなくなる。加えて、この実施例で
は、コンデンサC1の放電も抑制される。
ス雑音検出回路の要部構成が示されている。この実施例
では、整流回路24の出力からではなくHPF20の出
力からパルス雑音を検出してトランジスタTr1の制御
を行うようにしている。すなわち、第3実施例のトラン
ジスタTr7に代え、HPF20の出力を所定の基準電
圧と比較するコンパレータ38が用いられている。コン
パレータ38の基準電圧は、連続雑音レベルの2〜3
倍、パルス雑音レベルの1/2倍程度が好ましい。従っ
て、HPF20の出力にパルス雑音が含まれていると、
これにより単安定マルチバイブレータ36が動作して、
第3実施例と同様、トランジスタTr1が制御される。
この実施例によれば、AGCアンプ22や整流回路24
による遅れが回避され、より迅速な制御が可能になる。
前提としていたが、本発明はこれ以外の回路にも適用で
きる。
パルス雑音検出後所定時間、連続雑音検出用の検波手段
を強制的にオフさせ、あるいは整流回路から切り離して
検波出力をほぼ同じ値に保持するようにしたため、パル
ス雑音の繰り返し周波数が高くても、切り残し等による
AGC電圧の上昇、ひいてはパルス雑音検出感度の低下
を防止できる。
の構成を示す回路図である。
ある。
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
の構成を示す回路図である。
る。
す回路図である。
ランジスタ C1 AGC電圧発生用の平滑コンデンサ SW1,SW2 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 受信信号から高周波ノイズ成分を抽出す
る手段と、抽出された高周波ノイズ成分を増幅する増幅
器と、増幅器の出力を整流する整流回路と、整流回路の
整流出力を検波する第1検波手段と、第1検波手段の検
波出力を平滑し、平滑値に基づき増幅器の利得を制御す
る手段と、パルス雑音が発生しているときに整流出力か
らパルス雑音を検出する第2検波手段と、を備えるパル
ス雑音検出回路において、 パルス雑音検出後所定時間、第1検波手段を強制的にオ
フさせる手段を備えることを特徴とするパルス雑音検出
回路。 - 【請求項2】 受信信号から高周波ノイズ成分を抽出す
る手段と、抽出された高周波ノイズ成分を増幅する増幅
器と、増幅器の出力を整流する整流回路と、整流回路の
整流出力を検波する第1検波手段と、第1検波手段の検
波出力を平滑し、平滑値に基づき増幅器の利得を制御す
る手段と、パルス雑音が発生しているときに整流出力か
らパルス雑音を検出する第2検波手段と、を備えるパル
ス雑音検出回路において、 パルス雑音検出後所定時間、第1検波手段を整流回路か
ら切り離し、検波出力がほぼ同じ値に保持されるよう第
1検波手段を強制的に動作させる手段を備えることを特
徴とするパルス雑音検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04261027A JP3108220B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | パルス雑音検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04261027A JP3108220B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | パルス雑音検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112852A JPH06112852A (ja) | 1994-04-22 |
JP3108220B2 true JP3108220B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17356035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04261027A Expired - Fee Related JP3108220B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | パルス雑音検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3108220B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4682851B2 (ja) * | 2006-01-13 | 2011-05-11 | 株式会社ケンウッド | スケルチ回路及び無線機 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP04261027A patent/JP3108220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06112852A (ja) | 1994-04-22 |
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