JP3107941U - 記憶媒体格納可能な書籍 - Google Patents
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Abstract
【課題】CD−ROMを格納するスペースを、印刷による情報伝達媒体として有効に利用する。
【解決手段】一方の裏表紙にCD−ROMなどの記憶媒体を格納する格納スペース30A,30Bが設けられた書籍10において、格納スペース30A,30Bは、記憶媒体を格納したときはこの記憶媒体によって隠され、記憶媒体を格納していないときは看取可能となる底面40A,40Bを有し、この底面は、印刷により情報が表示された表示領域を有する。看者(読者)に情報を伝えるスペースとして利用されず無駄なスペースとなっていた、記憶媒体格納部の底面を有効利用することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】一方の裏表紙にCD−ROMなどの記憶媒体を格納する格納スペース30A,30Bが設けられた書籍10において、格納スペース30A,30Bは、記憶媒体を格納したときはこの記憶媒体によって隠され、記憶媒体を格納していないときは看取可能となる底面40A,40Bを有し、この底面は、印刷により情報が表示された表示領域を有する。看者(読者)に情報を伝えるスペースとして利用されず無駄なスペースとなっていた、記憶媒体格納部の底面を有効利用することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本件考案は、記憶媒体格納可能な書籍に関し、より詳しくはその底面に印刷により情報などが表示され、記憶媒体を取り外すと、看者に感得される情報を担持している書籍に関する。
フロッピーディスク、CD−ROM、DVD (Digital Video Disc) などの記憶媒体の読み取り装置の普及と、これら記憶媒体の価格の低下に伴い、雑誌やハードカバーなどの書籍にこれら記憶媒体を添付して、読者に書籍による印刷による情報提供と共に、記憶媒体に格納した文字、画像、音声等の情報提供を行い、読者により豊富な情報を提供することが行われるようになってきた。
書籍などに記憶媒体を添付する方法としては、書籍などの裏表紙にプラスチックなどの材料を成形するなどの手法により、従来のCDケースやDVDケースのように、記憶媒体を格納し、係止させる構造物を作り、これを書籍などの裏表紙に接着剤などにより固定する方法が用いられている。
さて、書籍の裏表紙も情報掲載の為のスペース(情報掲載スペース)として利用することが可能であり、従来から裏表紙に印刷により様々な情報を表示させ、情報伝達媒体として有効利用することが行われていた。しかしながら、従来のCDケースやDVDケースのように、記憶媒体を格納し、且つこれを係止させる構造物を書籍に設けた場合は、裏表紙表面に凹凸や段差が形成されているため、印刷により情報を裏表紙に付与することが困難若しくは高コストとなるという問題点があり、その結果裏表紙を情報伝達媒体として利用することをあきらめなければならないという問題があった。
本考案の目的は、記憶媒体を格納する記憶媒体格納部を設けた書籍において、記憶媒体格納部を印刷による情報伝達媒体として有効に利用することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本件考案は以下のような特徴を有する。
本考案の第1の態様は、少なくとも一方の裏表紙に記憶媒体格納部が設けられた書籍として提案される。
本考案の第1の態様は、少なくとも一方の裏表紙に記憶媒体格納部が設けられた書籍として提案される。
この書籍において、記憶媒体格納部は、記憶媒体を格納したときはこの記憶媒体によって隠され、記憶媒体を格納していないときは看取可能となる底面を有し、この底面は、印刷により情報が表示された表示領域を有することを特徴としている。
この書籍によれば、従来、看者(読者)に情報を伝えるスペースとして利用できず、無駄なスペースとなっていた、記憶媒体格納部の底面を有効利用することが可能となる。
また、この底面は記憶媒体を記憶媒体格納部から取り外したときに、看者(読者)の目に触れるという特性を有しているため、記憶媒体の再生時に看者(読者)に伝える必要となるメッセージ、或いは伝えると有効と考えられるメッセージなどをこの底面に表示しておくことによって、より効果的なメッセージ等の伝達が期待できる。
本発明の第2の態様は、少なくとも一方の裏表紙に記憶媒体格納部が設けられた書籍として提案される。
この書籍において、前記記憶媒体格納部は、前記裏表紙に取り付けられて記憶媒体格納部の底面となる部材であって、且つ、印刷により情報が表示された第1の表示領域を有する第1部材(底面シート)と、前記表示領域を看取可能に露出する開口であって、記憶媒体を格納するための格納空間となる開口を有し、且つ前記第1部材に固定された第2部材(外周側壁部)と、記憶媒体が前記格納空間に納められたときこの記憶媒体を係止する記憶媒体係止部材(フック部)とを有することを特徴としている。
この書籍においては、第1部材は、その表示領域に従来の印刷技術により所望の情報(文字、図形、模様、写真など印刷可能なものはすべて含む。ここにいう「情報」は、必ずしも看者が意味を認識できる内容である必要はない。)を印刷可能なため、樹脂を射出成形してなる記憶媒体格納部の底面に印刷を行う従来の手法に比べて、簡易且つ低コストで記憶媒体格納部の底面を情報伝達スペースとして有効利用することが可能となる。
上記記載の書籍において、第2部材は印刷により情報が表示された第2の表示領域をその表面に有しているという特徴をさらに加えても良い。
かかる書籍によれば、記憶媒体を記憶媒体格納部から取り外した時に、底面である第1の表示領域とその表示領域の周囲となる第2の表示領域が同時に看者に感得されるため、第1及び第2の表示領域のメッセージを合わせて初めて意味をなすメッセージを印刷するなど、特別の効果を有する情報伝達を行うことが可能となる。
本考案によれば、従来、看者(読者)に情報を伝えるスペースとして利用されず無駄なスペースとなっていた、記憶媒体格納部の底面を有効利用することが可能となる。
[1.書籍の例]
本実施の形態にかかる書籍を図面を参照しながら説明する。
本実施の形態にかかる書籍を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる書籍の斜視図であって、記憶媒体が格納されていない状態の斜視図である。
この実施の形態では、書籍10の裏表紙(裏2,裏3ともいう)20A、20Bの両方に記憶媒体格納部である格納スペース30A,30Bが設けられている。
格納スペース30A,30Bは、情報IMが印刷により表示されている底面40A、40Bと、底面40A、40Bの外周側壁となる第2部材である外周側壁部50A,50Bと、底面40A、40Bの中心に接着された、記憶媒体係止部であるフック部60A,Bとを有している。
底面40A、40Bは、第1部材である底面シート70A、70Bにより構成され、底面シート70A、70Bは、印刷可能な被印刷媒体であって、例えば紙、板状プラスチックである。情報IMは予め印刷により底面シート70A、70Bに印刷されており、印刷が完了した状態で底面シート70A,70Bはそれぞれ、書籍10の表紙の裏面に糊や接着剤などにより貼付固定される。
外周側壁部50A,50Bは、所望の厚さを有する板状の部材であって、例えば厚紙などである。外周側壁部50A,50Bの厚さは記憶媒体を記憶媒体格納部30A,30Bに収納したときに、記憶媒体が突出せず、書籍が正しく閉じられることを可能とする程度の厚さを有することが好ましい。
フック部60A,60Bは、記憶媒体と係合し、係合を保持できる程度の弾性若しくは復元力を有する素材、例えば樹脂やゴムなどで形成されていることが好ましい。この図に示す例では、フック部60A,60Bは円盤状に切り抜いた薄いプラスチック板を熱成形により図に示す形状に加工してなるものである。フック部60A,60Bの上部中心に配された4つの突起が記憶媒体の中心穴に押し込まれ、これら突起の弾性復元力により、記憶媒体が格納スペース30A,30Bに係止されるようになっている。
フック部60A,60Bは、底面40A,40Bの中心に糊又は接着剤などを用いて固定されている。
なお、記憶媒体係止部であるフック部60A,60Bの形状は図示のものに限られる必要はなく、記憶媒体を係止可能なものであればどのようなものでも良い。また、必ずしも底面40A,40Bに配置されている必要はなく、外周側壁部50A,50Bに固定されているもの、例えば、外周側壁部50A、50Bから格納スペース30A,30Bに向かって突出した突起のような部材であっても構わない。
図2に、記憶媒体であるCD−ROMが本実施の形態にかかる書籍に格納される様子を示す。記憶媒体であるCDーROM80は、フック部60Aをその中心穴90に納めるように格納スペース30Aに挿入される。なお、格納スペース30Bについても同様にCDーROM80の収容・係止が行われるが、本図ではその様子の図示は省略した。
図3に、CDーROM80の格納スペース30Aへの収容・係止が完了した様子を示す。フック部60Aは、CDーROM80の中心穴90に納まり、その弾性・復元力により、CD−ROM80が容易に脱落しないよう係止し、格納スペース30A内に保持する。
[2.格納スペースの作成方法]
次に、格納スペース30A、30Bの作成方法について図4から図7を参照しながら説明する。図4から図7はそれぞれ格納スペース30A作成の各工程における書籍の斜視図である。
なお、作成工程は格納スペース30A、30Bのいずれにおいても同様であるので、以下の説明では、格納スペース30Aの作成についてのみ述べ、格納スペース30Bについては同様であるので省略する。
次に、格納スペース30A、30Bの作成方法について図4から図7を参照しながら説明する。図4から図7はそれぞれ格納スペース30A作成の各工程における書籍の斜視図である。
なお、作成工程は格納スペース30A、30Bのいずれにおいても同様であるので、以下の説明では、格納スペース30Aの作成についてのみ述べ、格納スペース30Bについては同様であるので省略する。
[2.1.底面シートの貼付]
まず、底面シート70Aに情報IMを印刷しておき、情報IMが印刷された状態で底面シート70Aを書籍10の表紙100の裏面に糊や接着剤により貼付する(図4)。底面シート70Aは、印刷可能な形状・素材であるので容易に情報IMが印刷できる。情報IMは表示領域110として定められた領域内に収まるよう、予めレイアウトされている。
まず、底面シート70Aに情報IMを印刷しておき、情報IMが印刷された状態で底面シート70Aを書籍10の表紙100の裏面に糊や接着剤により貼付する(図4)。底面シート70Aは、印刷可能な形状・素材であるので容易に情報IMが印刷できる。情報IMは表示領域110として定められた領域内に収まるよう、予めレイアウトされている。
[2.2.フック部の貼付]
次に、書籍10の表紙100の裏面に貼付された底面シート70Aに、フック部60Aをやはり糊や接着剤など適宜の接着手段を用いて貼付する(図5)。
次に、書籍10の表紙100の裏面に貼付された底面シート70Aに、フック部60Aをやはり糊や接着剤など適宜の接着手段を用いて貼付する(図5)。
[2.3.外周側壁部の貼付]
次に、書籍10の表紙100の裏面に貼付され、フック部60Aが取り付けられた底面シート70Aに重ねて、外周側壁部50Aをやはり糊や接着剤により貼付する(図6)。同図に示すように、外周側壁部50Aには、前記表示領域100を看取可能に露出する開口120が予め形成されている。開口120は、外周側壁部50Aの一部を表示領域110の形状に合わせて打ち抜くことによって形成されればよい。開口120は、CD−ROMを格納するための格納空間ともなる。また、外周側壁部50Aの開口120以外の部分は第2の表示領域として利用可能であり、予めこの第2の表示領域に所望の情報を印刷しておき、その後開口120の形成を行うことによって、外周側壁部50Aの開口120以外の部分を第2の表示領域として利用することも可能となる。
次に、書籍10の表紙100の裏面に貼付され、フック部60Aが取り付けられた底面シート70Aに重ねて、外周側壁部50Aをやはり糊や接着剤により貼付する(図6)。同図に示すように、外周側壁部50Aには、前記表示領域100を看取可能に露出する開口120が予め形成されている。開口120は、外周側壁部50Aの一部を表示領域110の形状に合わせて打ち抜くことによって形成されればよい。開口120は、CD−ROMを格納するための格納空間ともなる。また、外周側壁部50Aの開口120以外の部分は第2の表示領域として利用可能であり、予めこの第2の表示領域に所望の情報を印刷しておき、その後開口120の形成を行うことによって、外周側壁部50Aの開口120以外の部分を第2の表示領域として利用することも可能となる。
図7は、図6の工程が完了して格納スペース30Aが完成した状態の斜視図である。この状態において、記憶媒体であるCD−ROMを格納したときはこの記憶媒体によって隠され、記憶媒体を格納していないときは看取可能となる底面30Aが格納スペース30Aに設けられ、且つ、この底面30Aは、印刷により情報IMが表示された第1の表示領域となる。
10…書籍; 20A,20B…裏表紙; 30A、30B…格納スペース; 40A,40B…底面; 50A,50B…外周側壁部; 60A,60B…フック部 70A、70B…底面シート; 80…CD−ROM; 90…中央穴; 100…表紙; 110…表示領域
Claims (3)
- 少なくとも一方の裏表紙に記憶媒体格納部が設けられた、記憶媒体格納可能な書籍において、
前記記憶媒体格納部は、記憶媒体を格納したときはこの記憶媒体によって隠され、記憶媒体を格納していないときは看取可能となる底面を有し、
この底面は、印刷により情報が表示された表示領域を有している
ことを特徴とする書籍。 - 少なくとも一方の裏表紙に記憶媒体格納部が設けられた、記憶媒体格納可能な書籍において、
前記記憶媒体格納部は:
前記裏表紙に取り付けられて記憶媒体格納部の底面となる部材であって、且つ、印刷により情報が表示された第1の表示領域を有する第1部材と、
前記表示領域を看取可能に露出する開口であって、記憶媒体を格納するための格納空間となる開口を有し、前記底面部材に固定された第2部材と、
記憶媒体が前記格納空間に納められたときこの記憶媒体を係止する記憶媒体係止部材と、
を有することを特徴とする書籍。 - 請求項2に記載の書籍において、
前記第2部材は、印刷により情報が表示された第2の表示領域をその表面に有している
ことを特徴とする書籍。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005715U JP3107941U (ja) | 2004-09-28 | 2004-09-28 | 記憶媒体格納可能な書籍 |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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2004
- 2004-09-28 JP JP2004005715U patent/JP3107941U/ja not_active Expired - Fee Related
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