JP3106601U - 記憶媒体保持構造を備えたカード - Google Patents

Abstract

【課題】ディジタルディスクなどの記憶媒体を挨拶状などのカードに添えて利用可能とする。
【解決手段】カード１０上に柱状突起３１などからなる記憶媒体保持構造３０を設けてディジタルディスクなどの記憶媒体の中心孔２１を挿通して保持、固定する。
カードは、挨拶状、一般的な招待状、結婚式招待状、公告ビラ、名刺などであり、記憶媒体はディジタル多用途ディスク、ビディオディスク及びオーディオディスクのようなディジタルディスクを用いることができる。また、柱状突起として、円柱状、多角柱状又は星型断面の柱状とすることができ、またその他に保持構造として、記憶媒体を収容するバッグ、凹溝、或いは記憶媒体縁部を差し込む切込みや記憶媒体を囲んで保持する複数の突起としても良い。
【選択図】図１

Description

本考案は、記憶媒体の保持構造を備えたカードに関し、より具体的には、記憶媒体のカード本体への保持の容易な保持構造を有するカードに関する。

従来の市販されている挨拶用カード、一般的な招待状、結婚式招待状及び公告ビラ、名刺及び郵便はがきは、全て絵や風景の描かれた平坦なカードである。
利用者は、単にカードに印刷し、或いは表わしたい言葉を書くことはできるものの、利用者が表現したいと願うような感覚や考えを他人に理解させることができるような、ビディオ／オーディオ記録などのマルチ‐メディアによって表現することはできない。

しかしながら、多用途ディスク、ビディオディスク、オーディオディスクなどの記憶媒体において、編集加工された音楽や映像の保存は、今日のビディオ／オーディオディジタル技術にとって困難ではない。
特開２００２−２５５２７２号公報

従って、カード上に記憶媒体を如何に保持するか、そして利用者が言葉に加えて、彼の考えや感覚を記憶媒体によって伝えることができるようにすることが本考案の主たる課題である。

そして、本考案の主たる課題は、記憶媒体の保持構造を備えたカードを提供すること、それら記憶媒体を配置するためのカード上の保持構造を用いることによって記憶媒体がカードの一部になり、カードとディジタル多用途ディスク、ビディオディスク及びオーディオディスクのような、記憶媒体とを一対に組み合わせることによって、その考えや感覚を表わすことができるようにすることに有る。

上記の課題を達成するため、本考案は、その好適な実施例に示すように記憶媒体保持構造を備えたカードからなり、カード、及びカードと記憶媒体とを一体に結合して、カード表面上に記憶媒体を収容するための、カード表面上に提供される保持構造とからなる。

本考案は、記憶媒体を配置するためのカード上の保持構造を用いることによって記憶媒体がカードの一部になり、カードとディジタル多用途ディスク、ビディオディスク及びオーディオディスクのような、記憶媒体とを一対に組み合わせることによって、その考えや感覚を表わすことができる。

本考案の、上記の、及びその他の特徴及び効果は、添付した図面を参照した以下の説明を通して最も良く理解されよう。
以下、本考案の特徴及び効果について、図面を参照して説明する。
図、１，２及び３において、
保持構造３０は突出した円柱体とすることができる。
円柱状突起３１は、図3に示すように、多角形柱体、五角形柱体及び星型断面の柱体として形成することができる。
使用者がカード10上にディスク２０のような記憶媒体を保持ようとするとき、ディスク中心の丸孔２１を柱状突起３１に合わせ、押し下げて柱状突起３１が中心丸孔２１に挿通し、それによって図2に示すようにディスクの固定が達成される。
さらに、ディスク及びカードについて全体としての視覚効果を達成するために、カード１０の全体デザインにあわせてディスク表面にどんなパターンのデザインも形成することができる。
利用者は、カード１０を開けばカード10に書かれた言葉をそのまま見ることができる。
利用者がディスク20のコンテンツを知りたい場合には、単にディスク20をカード１０から取り外せばよいのであって、そのディスク２０の中心穴２１を柱状突起３１から抜いて分離すればよい。
そして、取り外したディスク２０を、ドライブにセットして見ることができる。
したがって、ディスク２０に保存されたコンテンツがカード１０上に書かれ、印刷されたとおりであるか、イメージや音楽によって他人と感覚や経験を共にするため、郵送する際に確認することができる。
かくして、利用者はその考えや感覚を書かれた言葉のみでなくディスク２０によって表わすことができる。

上記したディスク20は、ディジタル汎用ディスク、ビディオディスク及びオーディオディスクであって、直径又は最大寸法径が１２ｃｍ又は８ｃｍのものであってよい。
ディスク20は、また、名刺タイプ又は必要に応じてどのようなタイプのものに形成することもできる。
ディスク20の表面領域は、デザインされた文章や模様などを印刷することができる。

図4に示すように、柱状突起３１は、柱状突起３１がカード１０表面の印刷パターンによりよくマッチするようにカード１０と一体に形成して、全体としてのデザイン効果を図ることができる。
図5に示すように、保持構造30は、必要により、粘着剤・接着剤（不図示）によりカード１０上に設けられた袋体３２とすることができる。
バッグ３２は、ディスク２０がバッグ３２中に収納されているとき、ディスク２０が損傷し、破損することから防止することができる。
もし、ディスク２０を別途保存する必要があれば、バッグ３２をカード１０の表面から取り外して容易にディスク20をカード１０から分離することができる。

図６及び７に示すように、保持構造３０は、複数の切込み３３とすることができ、これらの切込みはカード１０上でそれぞれ相対して形成される。
ディスク２０の外方の両縁部は、図６に示すように、切込み３３に保持されてディスク２０がカード１０の表面上に固定されるようにする。

図８から図１１に示すように、保持構造３０は、カード１０に形成した凹溝３４とすることができる。凹溝３４は、ディスク２０の形状に合わせてどのような形状でも良い。
ディスク２０の外周は、凹溝３４の縁部３５に丁度嵌るようにする。もし、ディスク２０を更に固定する必要があれば、紙シート３６を凹溝３４上を塞いで、ディスク２０の固定のを強化するために用いることができる。

更に図１２に示すように、保持構造は、カード１０に付加的に又はカード１０と一体に形成した複数の突起とすることができる。
ディスク２０が突起３７に囲まれた範囲に置かれると、該突起３７によって保持され、固定される。

本考案は、以上において最も実際的かつ参照された実施例を考慮すれば明らかなとおり、開示された実施例により限定されるべきでないことが理解されよう。
また、種々の変更及び同様の応用もまた、請求項に規定された思想及び観点の最も広い解釈の下で含まれるべきであって、それゆえ、これらの全ての変更態様や類似の構造はその範囲内にある。
したがって、上記の記述及び図示は、本考案の規定された請求項の限定による観点から理解されるべきでない。

本考案実施例１の取付構造を備えたカードの分解斜視図。 本考案実施例１の取付構造を備えたカードの展開斜視図。 本考案実施例１の柱状突起からなる取付構造を示すカードの斜視図。 本考案実施例１の柱状突起からなる取付構造断面を示すカード断面図。 本考案実施例２の取付構造を示す斜視図。 本考案実施例３の取付構造を示す斜視図。 本考案実施例３の取付構造におけるディスク収容状態を示す斜視図。 本考案実施例４の取付構造を示す斜視図。 本考案実施例４の取付構造におけるディスク収容状態を示す斜視図。 本考案実施例４の取付構造におけるディスク収容状態補強態様を示す斜視図。 本考案実施例４の取付構造におけるディスク収容状態を示す断面図。 本考案実施例５の取付構造におけるディスク収容状態を示す斜視図。

符号の説明

１０ カード
２０ ディスク
２１ ディスク中心孔
３０ 取付構造
３１ 柱状突起
３２ バッグ
３３ 切込み
３４ 凹溝
３５ 紙シート
３７ 突起

Claims (10)

1. カード、及び
   該カード上に該記憶媒体を受け入れるために、該カード表面に配置された保持構造からなる記憶媒体のための保持構造を備えたカード。
2. 上記カードが、挨拶状、招待状、結婚式招待状、公告チラシ、名刺又は郵便はがきであり、上記記憶媒体が径１２ｃｍ又は８ｃｍのディスク、又は名刺型ディスクであり、上記保持構造がこれらのカードの表側、裏側又は内側に配置されていることを特徴とする、請求項1記載のカード。
3. 上記保持構造が、該カード上に固定された柱状突起であり、該記憶媒体の中心孔が該柱状突起により保持され、固定されるものであることを特徴とする、請求項1記載のカード。
4. 上記柱状突起の材質がプラスチック又はゴムであり、該柱状突起が円柱状、五角柱状又は星形断面の柱状であることを特徴とする、請求項３記載のカード。
5. 該柱状突起が該カードと一体に形成されてなることを特徴とする、請求項３記載のカード。
6. 上記保持構造がその中に該記憶媒体を収納する透明なバッグであることを特徴とする、請求項１記載のカード。
7. 上記保持構造が該カードに形成された複数の切込みであり、該記憶媒体の両外側縁部が該切込み内に保持され、固定されることを特徴とする、請求項1記載のカード。
8. 上記保持構造が記憶媒体の外形に合致する形状とした凹溝であり、該記憶媒体が該凹溝内に固定されることを特徴とする、請求項1記載のカード。
9. 上記保持構造が該カードと一体に形成された、或いは該カードに付加的に設けられた複数の突起であり、該記憶媒体を該突起に囲まれた内側に置くことによって該記憶媒体が保持され、固定されることを特徴とする、請求項1記載のカード。
10. カード、
    マルチメディアコンテンツを保存するための記憶媒体、及び
    該記憶媒体を該カード上に収容するため該カード上に設けられた保持構造、
    とからなる、カード組立体。

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