JP3107684U - 物干し機 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータが停止しても干し部は惰性で回り、しかも、干し部に被乾燥物を吊り下げる場合おいては干し部を手で回しながら行うことができる物干し機を提供する。
【解決手段】切替え機構2は、動力伝達軸8に接続され、切替え凹欠部13を有する接続金具2-1、モータ4の作動時に切替え凹欠部13に対する係合状態が保たれ、同モータ4が停止した時には切替え凹欠部13から離脱するように同凹欠部13に係脱自在に係合される連結ピン14を有する切替え軸2-2、切替え軸の下半部側を内部軸芯に嵌挿させて回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される接続部15を有し且つ干し部3を吊持させる吊持部2-30を有する回転軸2-3、前記接続部15内に弾装されて切替え軸2-2を接続金具2-1方向へ付勢する弾発部材2-4を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】切替え機構2は、動力伝達軸8に接続され、切替え凹欠部13を有する接続金具2-1、モータ4の作動時に切替え凹欠部13に対する係合状態が保たれ、同モータ4が停止した時には切替え凹欠部13から離脱するように同凹欠部13に係脱自在に係合される連結ピン14を有する切替え軸2-2、切替え軸の下半部側を内部軸芯に嵌挿させて回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される接続部15を有し且つ干し部3を吊持させる吊持部2-30を有する回転軸2-3、前記接続部15内に弾装されて切替え軸2-2を接続金具2-1方向へ付勢する弾発部材2-4を備えている。
【選択図】図2
Description
本考案は、魚介類やその他の洗濯物等の被乾燥物を、回転力(遠心力)を利用して天日干しで自然乾燥させるために使用される吊下げタイプの物干し機に関する。
従来から、電動モータの動力により回転させながらその回転力(遠心力)を利用して魚介類等の被乾燥物を自然乾燥させるように構成されている物干し機は種々のものが提案されている(特許文献1)。
即ち、従来の物干し機は、台車から回転可能に立設させた支軸にリングからなる干し部を取り付け、該干し部に魚介類等の被乾燥物を吊り下げるフックを周方向に等間隔で備え、前記台車には支軸を回転させる減速機付きモータと回転数を調節するためのコントロールボックスを設置してなる置きタイプ、そして、竿に掛けるフックを有する減速機付きモータの下部フックに掛けるフックを有する支軸に前記干し部を取り付けてなる吊下げタイプである。
即ち、従来の物干し機は、台車から回転可能に立設させた支軸にリングからなる干し部を取り付け、該干し部に魚介類等の被乾燥物を吊り下げるフックを周方向に等間隔で備え、前記台車には支軸を回転させる減速機付きモータと回転数を調節するためのコントロールボックスを設置してなる置きタイプ、そして、竿に掛けるフックを有する減速機付きモータの下部フックに掛けるフックを有する支軸に前記干し部を取り付けてなる吊下げタイプである。
ところで、この様に回転力を利用して干し部に等間隔をおいて吊り下げた魚介類を自然乾燥させることは、魚介類を必要な乾燥状態まで短時間で乾燥させることができ、しかも、猫や鳥等の害を防止することができる等の利点があることから、魚介類を自然乾燥させる上で有効である。
しかし乍ら、従来の物干し機はモータと支軸とがベルト等を介して直結された連繋構造であることから、モータが停止すると、当然のことながら支柱も停止し、該支柱に取り付けられている干し部をも停止することとなる。
即ち、モータの停止と同時に魚介類が吊り下げられている干し部の回転をも急に止まることなり、この時、魚介類が干し部から外れて地面に落下してしまうことがある。
即ち、モータの停止と同時に魚介類が吊り下げられている干し部の回転をも急に止まることなり、この時、魚介類が干し部から外れて地面に落下してしまうことがある。
また、魚介類を干し部に等間隔にて吊り下げる場合、モータを回転させる必要があるが、干し部を回転させながらの魚介類の吊り下げは非能率的である。
つまり、干し部が回転していると、フックや洗濯バサミに魚介類の引掛けたり、挟み込ませることが干し部の回転に合わせてスムーズに行うことができず、そのために、使用者自身が干し部の回転に合わせてその周りを移動しながら行なわなければならないと言った取扱い上において問題が残されていた。
つまり、干し部が回転していると、フックや洗濯バサミに魚介類の引掛けたり、挟み込ませることが干し部の回転に合わせてスムーズに行うことができず、そのために、使用者自身が干し部の回転に合わせてその周りを移動しながら行なわなければならないと言った取扱い上において問題が残されていた。
本考案が解決しようとする課題は、モータからの動力に回転することは勿論、モータが停止しても干し部は急停止することなく惰性で回転し、しかも、干し部に被乾燥物を吊り下げる場合おいてはモータを作動させること無く、干し部を手で回しながら行うことができるように改良された物干し機を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、電動モータを内蔵すると共に上部に吊下げ部を備える本体ケースと、この本体ケースから下向きに突出する動力伝達軸に接続されて本体ケースの下面に、ケーシング内に内蔵されて装着される動力伝達・遮断切替え機構と、この動力伝達・遮断切替え機構に着脱自在に吊持されて多数の被乾燥物が吊り下げられるリング状の干し部とで構成され、
上記動力伝達・遮断切替え機構は、上記動力伝達軸の下端に同軸状に接続されると共に、下端開口縁の周方向相対する部位に切替え凹欠部を有する円筒状の接続金具と、
上記モータが作動した時に前記切替え凹欠部に対する係合状態を保つ一方で、同モータが停止した時には前記切替え凹欠部から離脱するように同凹部に対して係脱自在に係合される連結ピンを周方向相対する部位に有する切替え軸と、
この切替え軸の下半部側を内部軸芯に嵌挿させて該切替え軸に対して回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される上部開口の接続部を上半部側に有すると共に、下半部に上記干し部を着脱自在に吊持させる吊持部を有する回転軸と、
この回転軸の接続部内に弾装されて前記切替え軸を前記接続金具方向へ常時付勢する弾発部材とを備えてなり、
上記切替え凹欠部は、モータが作動して時に上記切替え軸の連結ピンを上記弾発部材の弾発力とによって離脱不能に係止する動力伝達壁部と、モータが停止し且つ接続金具の回転が停止した時に離脱するように前記動力伝達壁部から接続金具の回転方向に傾斜せしめる動力遮断壁部とで形成されていることを特徴とする。
そして、上記切替え凹欠部からの上記切替え軸の連結ピンの離脱は、モータが停止し且つ接続金具の回転が停止した時に加えて、使用者自身が吊り部を回した時にも行われるものである。これにより、吊り部に被乾燥物を吊下げる際に電動モータを作動させることなく、使用者自身が吊り部を回しながら被乾燥物を吊り下げることができる。
上記動力伝達・遮断切替え機構は、上記動力伝達軸の下端に同軸状に接続されると共に、下端開口縁の周方向相対する部位に切替え凹欠部を有する円筒状の接続金具と、
上記モータが作動した時に前記切替え凹欠部に対する係合状態を保つ一方で、同モータが停止した時には前記切替え凹欠部から離脱するように同凹部に対して係脱自在に係合される連結ピンを周方向相対する部位に有する切替え軸と、
この切替え軸の下半部側を内部軸芯に嵌挿させて該切替え軸に対して回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される上部開口の接続部を上半部側に有すると共に、下半部に上記干し部を着脱自在に吊持させる吊持部を有する回転軸と、
この回転軸の接続部内に弾装されて前記切替え軸を前記接続金具方向へ常時付勢する弾発部材とを備えてなり、
上記切替え凹欠部は、モータが作動して時に上記切替え軸の連結ピンを上記弾発部材の弾発力とによって離脱不能に係止する動力伝達壁部と、モータが停止し且つ接続金具の回転が停止した時に離脱するように前記動力伝達壁部から接続金具の回転方向に傾斜せしめる動力遮断壁部とで形成されていることを特徴とする。
そして、上記切替え凹欠部からの上記切替え軸の連結ピンの離脱は、モータが停止し且つ接続金具の回転が停止した時に加えて、使用者自身が吊り部を回した時にも行われるものである。これにより、吊り部に被乾燥物を吊下げる際に電動モータを作動させることなく、使用者自身が吊り部を回しながら被乾燥物を吊り下げることができる。
本考案の吊下げタイプの物干し機によれば、電動モータと、このモータの作動によって駆動回転する干し部との動力伝達からの動力を伝達するケース本体の下面から突出させた動力伝達軸との間に動力伝達・遮断切替え機構を介して吊り部を吊持させてなることで、干し部は電動モータからの動力によって回転する一方で、モータを人為的に停止させた時、或いは電源切れ等の何等かのトラブルによってモータが急停止した場合、干し部は急ブレーキを掛けられたように止まることなく惰性によって回り続ける。
即ち、電動モータの停止により動力伝達・遮断切替え機構の接続金具の回転が止まっても、該接続金具との接続状態を維持する切替え凹欠部と切替え軸との連結が、切替え凹欠部からの連結ピンの離脱によって遮断(解除)されることとなり、これによって、切替え軸は干し部の惰性のもとで急に止まることなく、干し部と共に回り続けることとなる。
即ち、電動モータの停止により動力伝達・遮断切替え機構の接続金具の回転が止まっても、該接続金具との接続状態を維持する切替え凹欠部と切替え軸との連結が、切替え凹欠部からの連結ピンの離脱によって遮断(解除)されることとなり、これによって、切替え軸は干し部の惰性のもとで急に止まることなく、干し部と共に回り続けることとなる。
従って、本考案によれば、電動モータの停止により干し部の回転が急に止まって、同干し部に吊り下げられている魚介類等の被乾燥物が外れて地面に落下される等を防ぐことができ、しかも、使用者自身が干し部を手で回しながら被乾燥物を吊り下げることができることで、取扱い性が非常に便利となり、実用的効果が大きな物干し機を提供することができる。
本考案の最良の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本考案物干し機の実施形態の一例を示し、1は本体ケース、2は動力伝達・遮断切替え機構、3は干し部である。
本体ケース1は、腐食し難い金属板や合成樹脂板によって適宜大きさの密閉されたボックス状に組み立て形成されるもので、内部には電動モータ4を設置し、上面には物干し竿6等に掛けるフック状の掛け部5が取り付けられている。
尚、図示例では掛け部5を本体ケース1の上面両側2ヶ所に備えることによって、干し部3を数段状に吊り下げ可能とし、魚介類等の被乾燥物7を一度に数多く吊り下げて天日干しできるようにしている。
尚、図示例では掛け部5を本体ケース1の上面両側2ヶ所に備えることによって、干し部3を数段状に吊り下げ可能とし、魚介類等の被乾燥物7を一度に数多く吊り下げて天日干しできるようにしている。
電動モータ4は、減速機付きモータであり、本体ケース1内に設置され、本体ケース1の下面から突出させた動力伝達軸8に、動力伝達・遮断切替え機構2の後述の接続金具2-1が同軸上に接続されるようにしている。
そして、電動モータ4の電力供給源としては特に限定されるものではないが、電源延長コードによって家庭等のDC12V端子へ接続、又は図示のように、太陽電池9に接続し、該太陽電池から電力を受けて作動する等、任意である。
そして、電動モータ4の電力供給源としては特に限定されるものではないが、電源延長コードによって家庭等のDC12V端子へ接続、又は図示のように、太陽電池9に接続し、該太陽電池から電力を受けて作動する等、任意である。
また、本体ケース1には速度調節摘み(ボリューム)10が取り付けられており、この速度調節摘み10は、電動モータ4の回転速度を調節、つまり、干し部3の回転速度を任意に調節設定するように本体ケース1に取り付けられているコントロールボックス10-1を介して電動モータ4にリード線等を介して接続される。
因みに、速度調節摘み10による速度調節範囲は、0〜50回/分である。つまり、速度調節摘み10は電動モータ4の回転速度とそのON/OFFスイッチを兼ねているものである。
因みに、速度調節摘み10による速度調節範囲は、0〜50回/分である。つまり、速度調節摘み10は電動モータ4の回転速度とそのON/OFFスイッチを兼ねているものである。
動力伝達・遮断切替え機構2は、電動モータ4が作動している時にはその回転動力を吊持する干し部3に伝えて該干し部3を回転させる一方で、電動モータ4が停止した時や同モータ4が電源切れ等の何なかのトラブルによって急停止した時、そして、干し部3に被乾燥物7を吊り下げる時には動力伝達軸8との接続状態が遮断(解除)されて、電動モータ4による回転方向と同じ方向に干し部3を単独で回せるように構成されている。
即ち、電動モータ4が作動中に急停止した場合でも干し部3の回転は急停止することなく、干し部3は惰性によって単独で回り続けるように電動モータ1との接続状態を自動的に遮断(解除)せしめる働きを成すものである。
即ち、電動モータ4が作動中に急停止した場合でも干し部3の回転は急停止することなく、干し部3は惰性によって単独で回り続けるように電動モータ1との接続状態を自動的に遮断(解除)せしめる働きを成すものである。
この動力伝達・遮断切替え機構2は、図3に示したように、上記動力伝達軸8の突出下端に同軸状に接続される接続金具2-1と、この接続金具2-1に係脱自在に接続されて、該接続金具2-1との接続状態を維持したり、その接続状態を遮断(解除)する動きを成す切替え軸2-2と、この切替え軸2-2の下半部側に対して回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される回転軸2-3と、この回転軸2-3を前記接続金具2-1方向へ常時付勢する弾発部材2-3とを有し、ベアリングケース2-5内に同軸上に組み合わせ内蔵されて本体ケース1の下面に取り付けられるようにしている。
接続金具2-1は、円筒状と成し、上半部側軸芯に動力伝達軸8に螺合接続するネジ部11を形成すると共に、下半部側軸芯には切替え軸2-2の上半部側を回動自在に嵌挿連繋させる下面開口の嵌挿連繋部12を形成し、該連繋部12の開口縁における周方向相対する2ヵ所部位には切替え凹欠部13を有している。
切替え凹欠部13は、嵌挿連繋部12の開口縁の相対する2ヶ所に、適宜深さにて下向き開口に凹欠形成されるもので、電動モータ4が作動して時に上記切替え軸2-2の後述する連結ピン14を上記弾発部材2-3の弾発力とによって離脱不能に係止するように接続金具2-1の軸方向に向けた動力伝達壁部13-1と、少なくともモータ4が停止し且つ接続金具2-1の回転が停止した時に離脱するように前記動力伝達壁部13-1から接続金具2-1の回転方向(モータ4による回転方向)に傾斜させた動力遮断壁部13-2とで形成されている。
切替え軸2-2は、上記嵌挿連繋部12に回動自在に嵌挿される太さで適宜の長さを有する忠実円筒状に形成され、嵌挿連繋部12に嵌挿される上半部側における周方向の相対する2ヶ所に円周側方に向けた連結ピン14が設けられている。
また、前記両連結ピン14の下方における下半部側2箇所には回転軸2-3の後述する上向き開口の接続部15に、回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続させる下部連結ピン16が設けられている。
また、前記両連結ピン14の下方における下半部側2箇所には回転軸2-3の後述する上向き開口の接続部15に、回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続させる下部連結ピン16が設けられている。
回転軸2-3は、上半部側を上記接続金具2-1の外径と同じ太さに形成すると共に、下半部側を一回りほど細く形成した適宜長さの段付き棒状に形成され、上記切替え軸2-2の下半部側を内部軸芯に嵌挿させて該切替え軸2-2に対して回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続される上向き開口の接続部15が上半部側に設けられている。
そして、下半部側にはベアリングケース2-5内に同軸上に取り付けられるベアリング17に貫通支持させると共に、吊持部2-30を連結するためのネジ部18を設けて、吊持部2-30に上記吊り部3を着脱自在に吊持し得るように形成している。
そして、下半部側にはベアリングケース2-5内に同軸上に取り付けられるベアリング17に貫通支持させると共に、吊持部2-30を連結するためのネジ部18を設けて、吊持部2-30に上記吊り部3を着脱自在に吊持し得るように形成している。
また、回転軸2-3の接続部15の周方向における相対する2ヶ所にはその開口縁から適宜の深さで開口幅が上記下部連結ピン16の太さ(径)に相当する開口形状の連結凹欠部19が形成されており、この連結凹欠部19に対する下部連結ピン16の係合によって、切替え軸2-2と回転軸2-3とは常時同じ方向に回転するように係合連結せしめる一方で、弾発部材2-4に抗して切替え軸2-2が回転軸2-3の接続部15内への嵌挿量(没入量)を変位するように軸方向にスライド自在としている(図5(a)から(d)参照)。
尚、切替え軸2-2を連結軸2-3の接続部15に、回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続させる係合手段として、前述したように、下部連結ピン16と連結凹欠部19との係合によるものに限らず、例えば、切替え軸2-2の外周に軸方向に平行なキー溝を形成せしめてスプライン軸とする一方で、接続部15の内周にはキー溝が噛合連繋する平行な溝を設けて、回転方向において係合連結せしめる一方で、軸方向にはスライド自在とする等、任意である。
弾発部材2-4は、切替え軸2-2の連結ピン14が連結金具2-1の切替え凹欠部13に係合連繋するように、切替え軸2-2を連結金具2-1方向に適宜の弾発力によって常時付勢する役目を成すものであり、ゴム材やバネ材等からなる。図示例ではコイルスプリングから形成して、回転軸2-3の接続部15内に弾装内在させるようにしている。
而して、動力伝達・遮断切替え機構2は、図1及び図2に示したように、吊下げ部5を介して物干し竿6等に吊下げられる本体ケース1の下面から突出する動力伝達軸8に、接続金具2-1を螺合接続する。そして、接続金具2-1の下向き開口の切替え凹部12に、回転軸2-3の接続部15に弾発部材2-4と共に嵌装セットせしめた切替え軸2-2を嵌挿連繋するように、回転軸2-3、切替え軸2-2をベアリングケース2-5に同軸上に内蔵せしめた状態で、該ベアリングケース2-5を本体ケース1の下面に取り付ける。
この場合、連結軸2-3の下半部側をベアリングケース2-5内のベアリング17に貫通支持させ、該下半部側のネジ部18に吊持部2-30を螺合取り付けた状態で行うことが好適なものとなる。
この場合、連結軸2-3の下半部側をベアリングケース2-5内のベアリング17に貫通支持させ、該下半部側のネジ部18に吊持部2-30を螺合取り付けた状態で行うことが好適なものとなる。
以上の如く構成された動力伝達・遮断切替え機構2の吊持部2-30から吊り下げられて電動モータ4の動力によって駆動回転する吊り部3は、図4に示したように、上部に動力伝達・遮断切替え機構2の吊持部2-30に係脱自在に掛けるフック状の掛け部20を有する細長い棒材や鎖等からなる回転軸体3-2と、この回転軸体の下端側に取り付けられるリング体3-1とで構成され、該リング体3-1の周方向に等間隔をおいて洗濯バサミや引掛けフックその他の挟持・引掛け具等からなる吊り部21を設けることによって、魚介類等の被乾燥物7を多数吊り下げられるようにしている。
リング体3-1は、腐食等の恐れがない金属材や合成樹脂材等の所望な材料、例えばステンレス等からなる帯板材を用いて所要の大きさ(径)に形成すると共に、その周方向数ヶ所から中心部に向けて数本の腕杆3-10を放射状に設け、該各腕杆3-10の集結端部に回転中心部材3-11を設けることによって、回転軸体3-2に取り付けられるようにしている。
また、回転中心部材3-11から下方に短尺な回転軸体3-20を同軸上に取り付けると共に、該回転軸体3-20の下端に下部掛け部22を設けることによって、図示のように、干し部3を多段状に追加吊持させることができるようにしてある。
尚、吊り部3の構成としては前述構成に限定されるものではなく、リング体3-1に変えて例えば自転車等の軽量車輪フレームを代用する等、任意である。また、図4に二点鎖線で示したように、吊り下げる被乾燥物7の重み等によってリング体3-1が一方に傾かないように支える支え補助鎖等を設けるも任意である。
次に、以上の如く構成された本例物干し機の使用法について簡単に説明する。
電動モータ4が、家庭等のDC12V端子から、或いは図示のように太陽電池からの電力により作動すると、該モータ4からの動力は不図示の減速ギア群を介して動力伝達軸8に伝えられる。そして、該動力伝達軸8から同軸上に接続されている動力伝達・遮断切替え機構2を構成する接続金具2-1、切替え軸2-2、回転軸2-3、吊持部2-30これらを介して干し部3に伝えられ、該干し部3は速度調節摘みによって設定された回転力のもとで駆動回転される。
電動モータ4が、家庭等のDC12V端子から、或いは図示のように太陽電池からの電力により作動すると、該モータ4からの動力は不図示の減速ギア群を介して動力伝達軸8に伝えられる。そして、該動力伝達軸8から同軸上に接続されている動力伝達・遮断切替え機構2を構成する接続金具2-1、切替え軸2-2、回転軸2-3、吊持部2-30これらを介して干し部3に伝えられ、該干し部3は速度調節摘みによって設定された回転力のもとで駆動回転される。
そして、電動モータ4が作動中に電源切れ等の何等かのトラブルによって急停止すると、図5の(a)から(d)に示すように、動力伝達・遮断切替え機構2を構成する接続金具2-1の切替え凹欠部13の動力遮断壁部13-2に沿って切替え軸2-2の連結ピン14が干し部3の惰性のもとで摺動せしめて切替え凹欠部13から離脱する((a)の状態から(b)、そして(c)の状態)。これにより、切替え軸、回転軸2-3、吊持部2-30は干し部3の惰性のもとで該干し部3共に回り続けることとなる((a)の状態から(d)の状態を繰り返す)。
即ち、干し部3は電動モータ4が急停止しても急停止することなく、惰性によって回り続けるものである。
従って、干し部3のリング体3-1に吊り下げられている魚介類等の被乾燥物7が、吊り部31から外れて地面等に落下する等の問題が確実に解決されるものである。
しかも、リング体3-1は、電動モータ4を作動させずに使用者が回すことができるので、リング体3-1に被乾燥物7を吊り下げる作業が使用者の意思で行うことができる。
即ち、干し部3は電動モータ4が急停止しても急停止することなく、惰性によって回り続けるものである。
従って、干し部3のリング体3-1に吊り下げられている魚介類等の被乾燥物7が、吊り部31から外れて地面等に落下する等の問題が確実に解決されるものである。
しかも、リング体3-1は、電動モータ4を作動させずに使用者が回すことができるので、リング体3-1に被乾燥物7を吊り下げる作業が使用者の意思で行うことができる。
尚、前述実施例では被乾燥物7として魚介類を一例として挙げたが、洗濯物やその他の天日干しにて短時間で効率的に乾燥することを目的とし、且つ、リング体3-1に吊り下げることができる大きさの被乾燥物7であれば、それらを干すための物干し機として利用することができるものである。
1:ケース本体 2:動力伝達・遮断機構
2-1:接続金具 2-2:切替え軸
2-3:回転軸 2-30:吊持部
2-4:弾発部材 2-5:ベアリングケース
3:干し部 4:電動モータ
5:吊下げ部 7:被乾燥物
8:動力伝達軸 9:太陽電池
12:嵌挿連繋部 13:切替え凹欠部
13-1:動力伝達壁部 13-2:動力遮断壁部
14:連結ピン 15:接続部
16:連結ピン
2-1:接続金具 2-2:切替え軸
2-3:回転軸 2-30:吊持部
2-4:弾発部材 2-5:ベアリングケース
3:干し部 4:電動モータ
5:吊下げ部 7:被乾燥物
8:動力伝達軸 9:太陽電池
12:嵌挿連繋部 13:切替え凹欠部
13-1:動力伝達壁部 13-2:動力遮断壁部
14:連結ピン 15:接続部
16:連結ピン
Claims (1)
- 電動モータを内蔵すると共に上部に掛け部を備える本体ケースと、この本体ケースから下向きに突出する動力伝達軸に接続されて本体ケースの下面に装着される動力伝達・遮断切替え機構と、この動力伝達・遮断切替え機構に係脱自在に吊持されて多数の被乾燥物が吊り下げられるリング状の干し部とで構成され、
上記動力伝達・遮断切替え機構は、上記動力伝達軸の下端に同軸状に接続されると共に、下端開口縁の周方向相対する部位に切替え凹欠部を有する円筒状の接続金具と、
上記モータが作動した時に前記切替え凹欠部に対する係合状態を保つ一方で、少なくとも同モータが停止した時には前記切替え凹欠部から離脱するように同凹部に対して係脱自在に係合される連結ピンを周方向相対する部位に有する切替え軸と、
この切替え軸の下半部側を内部軸芯に嵌挿させることによって、該切替え軸を回転方向に係合自在で軸方向にスライド自在に接続させる上向き開口の接続部を上半部側に有すると共に、下半部側には上記干し部を着脱自在に吊持させる吊持部を有する回転軸と、
この回転軸の接続部内に弾装されて前記切替え軸を前記接続金具方向へ常時付勢する弾発部材とをベアリングケース内に内蔵せしめてなり、
上記切替え凹欠部は、モータが作動して時に上記切替え軸の連結ピンを上記弾発部材の弾発力とによって離脱不能に係止する動力伝達壁部と、少なくともモータが停止し且つ接続金具の回転が停止した時に離脱するように前記動力伝達壁部から接続金具の回転方向に傾斜せしめる動力遮断壁部とで形成されていることを特徴とする物干し機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011033324A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Olympus Corp | 乾燥装置及び洗浄乾燥装置 |
CN115540559A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-12-30 | 安徽宏飞钓具有限公司 | 一种用于仿生鱼饵加工的蒸汽式烘干机 |
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2004
- 2004-09-10 JP JP2004005437U patent/JP3107684U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011033324A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Olympus Corp | 乾燥装置及び洗浄乾燥装置 |
CN115540559A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-12-30 | 安徽宏飞钓具有限公司 | 一种用于仿生鱼饵加工的蒸汽式烘干机 |
CN115540559B (zh) * | 2022-05-17 | 2023-11-07 | 安徽宏飞钓具有限公司 | 一种用于仿生鱼饵加工的蒸汽式烘干机 |
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