JP3107603U - 生地 - Google Patents

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恵三 辻川
寿三 辻川
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辻川染工株式会社
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Abstract

【課題】クッション性、通気性及び吸汗性に優れ、精緻な立体模様プリント等が実現され、更に経済性にも優れた生地を提供すること。
【解決手段】マイヤー編機により、2枚の基布11と12がパイル糸13で連結されて編成された編地にプリントが施されている。
【選択図】図1

Description

本考案は生地に関する。
ドイツ製のカールマイヤー編機(以下、マイヤー編機と称する)を用いて作られたマイヤー毛布又はニューマイヤー毛布は広く知られている。
従来のマイヤー毛布は、原糸とパイル糸を使ってマイヤー編機により、2枚の基布を編みながらこれらをパイル糸で連結する形態で編成された編地に対して、前記基布を連結しているパイル糸の中間をカット(センターカット)して前記編地を2枚に分離し、さらに分離された2枚の編地のカット面にそれぞれプリント、立毛仕上げ、シャーリング処理などを施した後、前記2枚の編地をカット面を外側にして貼り合わせることにより作られている。
一方、ニューマイヤー毛布は、原糸とパイル糸を使ってマイヤー編機により、2枚の基布を編みながらこれらをパイル糸で連結する形態で編成された編地に対して、前記基布を連結しているパイル糸の中間をカット(センターカット)して前記編地を2枚に分離し、分離された編地のパイル面にプリント、立毛仕上げ、シャーリング処理、他面には起毛処理、シャーリング処理などを施すことにより作られている。
上記した従来のマイヤー毛布は、その両面にあるパイル糸に対して立毛処理が施されているから、毛足が長く、保温性と触感に優れており、冬用毛布として広く使われている。また、ニューマイヤー毛布は、カットされた1枚の編地しか使われていないので、触感に優れ、軽く柔らかいため、広く使われている。
しかしながら、前記マイヤー毛布又は前記ニューマイヤー毛布の場合、通気性、吸汗性及びクッション性に少し劣るという課題があった。また、毛足の長いパイル面にプリントが施されるため、立体模様等高品質な精緻なプリントが実現されにくいという課題があった。更に、センターカットと貼り合わせのための加工が必要なため、製造コストが高くなるという課題もあった。
課題を解決するための手段及びその効果
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、クッション性、通気性及び吸汗性に優れ、精緻な立体模様プリント等が実現され、更に経済性にも優れた生地を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案に係る生地(1)は、マイヤー編機により、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地にプリントが施されていることを特徴としている。
上記生地(1)によれば、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地にプリントが施されているため、前記編地の両表面が立毛していない滑らかな表面となり、中間層はパイル糸の立ち並ぶ層となり、べとつかない爽やかな触感を出すことができながら、しかもクッション性、通気性及び吸汗性に優れた生地を提供することができる。また、立毛状態にない滑らかな面にプリントが施されるため、従来の毛足の長いパイル面に施されたプリントよりもずっと高品質なプリントを実現することができ、更に、従来のマイヤー毛布を作成する場合に必要であったセンターカット加工が不要となるため、コストダウンを図ることができる。
また、本考案に係る生地(2)は、マイヤー編機により、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地が2層以上積層されたものにプリントが施されていることを特徴としている。
上記生地(2)によれば、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地が2層以上積層されたものにプリントが施されているため、上記生地(1)よりもさらにクッション性に優れた生地を提供することができる。
また、本考案に係る生地(3)は、上記した生地(1)又は(2)において、前記編地の両面又は片面に立体模様プリントが施されていることを特徴としている。
上記生地(3)によれば、立毛状態にない滑らかな前記編地の両面又は片面に立体模様プリントが施されるため、精緻な立体模様プリントとすることができ、美観により一層優れた生地を提供することができる。
また、本考案に係る生地(4)は、上記した生地(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記プリントが施される前に、中淡色で無地染色が施されていることを特徴としている。
上記生地(4)によれば、前記プリントが施される前に、中淡色で無地染色が施されているため、さらに美観に優れた生地を提供することができる。
また、本考案に係る生地(5)は、上記した生地(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記編地の両面又は片面に、さらに起毛処理が施されていることを特徴としている。
上記生地(5)によれば、前記編地の両面又は片面に、さらに起毛処理が施されているため、優れたクッション性を有しながら、表面は柔らかい肌触りの、滑りにくい生地を実現することができる。
また、本考案に係る生地(6)は、上記したマイヤー毛布(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記基布を連結しているパイル糸の長さが、0.01mm〜50mmの範囲で設定されていることを特徴としている。
上記生地(6)によれば、使用目的に応じて前記基布を連結しているパイル糸の長さを設定することにより、クッション性の異なる生地を提供することができる。
また、本考案に係る生地(7)は、上記した生地(1)〜(6)のいずれかにおいて、パイル糸として、綿、羊毛、麻、シルク、カシミヤ、アンゴラ、アクリル、ポリエステル、ナイロンのうちの1種あるいはこれらが組み合された繊維が用いられていることを特徴としている。
上記生地(7)によれば、パイル糸として、綿、羊毛、麻、シルク、カシミヤ、アンゴラ、アクリル、ポリエステル、ナイロンのうちの1種あるいはこれらが組み合された繊維が用いられているため、使用目的に応じて、望みの触感、通気性、吸汗性等を有する生地を提供することができる。
以下、本考案に係る生地の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の第1の実施の形態に係る生地を構成する編地の垂直断面を示す断面図であり、図中10は編地を示しており、11と12は基布を示しており、13はパイル糸を示している。図1に示したように、編地10は、密なパイル糸13により基布11と基布12が連結されて構成されている。
図2は編地10の表面と裏面を示す平面図である。図2に示したように、編地10の表面と裏面はそれぞれパイル糸が編み込まれた基布11と12をベースとした立毛していない平坦な布面となっており、立体模様プリント等精緻なプリントが容易な布面となっている。このような編地10は、カールマイヤー編機を用いて、原糸とパイル糸を使って編成される。
係る編地10に対して、まず中淡色で無地染色が施され(図示せず)、それからプリント処理が施されることにより、図3に示したような生地1が作成される。図3は生地1の表面に施されたプリント模様の一例を示しており、生地1の表面に立体感のあるプリント模様が施されている。また、図4は生地1の裏面に施されたプリント模様の一例を示しており、生地1の表面に立体模様ではない普通のチェック模様がプリントされている。
基布11と12とを連結するパイル糸13の長さは、使用目的に応じて設定される。例えば、薄く通気性の良い敷き布又は掛け布などを作る場合には、パイル糸13の長さを短め、例えば1〜5mmの範囲で設定する。また、保温性とクッション性に優れた敷きパッド、カーペット又は掛け布団を作る場合には、パイル糸13の長さを長め、例えば10〜50mmの範囲で設定する。
また、パイル糸13の素材としては、綿、羊毛、麻、シルク、カシミヤ、アンゴラ、アクリル、ポリエステル、ナイロンのうちの1種あるいはこれらが組み合された繊維が用いられ、使用目的に合わせて選択される。例えば、冬用の高級生地とする場合、素材中のカシミヤ、アンゴラの構成成分が高められ、優れた保温性と触感が実現される。また、素材中のシルクの構成成分を高めることにより、滑らかな触感、高い通気性及び綺麗な光沢を有する夏用の高級生地を実現することができる。また、綿、麻を主な構成成分とすれば、爽やかな触感、良好な吸汗性を有し、家庭で洗濯容易な、しかも安価な生地を実現することができる。また、アクリル、ポリエステル、ナイロンを主な構成成分とすることにより、光沢と強度に優れ、家庭で洗濯容易な、しかも安価な生地を実現することができる。
上記した生地1によれば、基布11と12の間に立ち並んでいるパイル糸13がクッションの役目を果たすため、優れたクッション性が確保され、また、パイル糸13が保温効果及び水分吸収効果を有するので、保温性と吸汗性に優れ、また、空気がパイル糸13間の隙間及び基布11と12を通り抜けしやすいので、通気性にも優れる。さらに、表面と裏面が立毛していない滑らかな布面となっているため、立体模様プリントのような高品質なプリントを容易に精緻に施すことができる。また、パイル糸13の長さと素材を選択することにより、様々な使用目的に適した生地1を提供することができる。さらに、従来のマイヤー毛布を作成する場合に必要であったセンターカット加工が不要となるため、製造コストを削減すこともできる。
上記した第1の実施の形態に係る生地1では、編地10が1層となっているが、別の実施の形態では、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地が2層以上積層されたものが生地となる。図5は本考案の第2の実施の形態に係る生地を構成する編地の垂直断面を示す断面図であり、図中20は編地を示しており、編地20は、2枚の基布21と22がパイル糸23で連結されて編成された編地20Aと編地20Bが貼り合わされて構成されている。
編地20に対して、まず中淡色で無地染色が施され、それからプリント処理が施されることにより、生地2が作成される。
編地20A及び編地20Bの構成は上記した第1の実施の形態における編地10と同様であり、編地20Aと編地20Bを構成するパイル糸の長さの設定及び素材の選択についても、上記した第1の実施の形態の場合と同様になっているため、ここではその説明を省略する。
このように構成された生地2によれば、編地20Aと編地20Bが貼り合わされた編地20が採用されているため、上記した生地1よりも更にクッション性を向上させることができ、特に敷きパッドに適したものとなる。
また、上記した生地1又は生地2において、その表面の1面又は2面に更に起毛加工が施されていてもよい。例えば、生地1の表面の1面に起毛加工が施された生地を掛け布の生地とする場合、前記起毛面を体への接触面とすれば、優れたクッション性と保温性などを有し、更に柔らかい肌触りの掛け布を実現することができる。また、生地2の表面の1面に起毛加工が施された生地を敷きパッドの生地とする場合、前記起毛面を床への接触面とすれば、優れたクッション性と保温性などを有すると伴に、滑りにくい敷きパッドを提供することができる。
本考案の第1の実施の形態に係る生地を構成する編地の垂直断面を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る生地の編地の表面と裏面を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る生地の表面に施されるプリントの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る生地の裏面に施されるプリントの一例を示す図である。 本考案の第2の実施の形態に係る生地を構成する編地の垂直断面を示す断面図である。
符号の説明
1 生地
10 編地
11、12 基布
13 パイル糸
2 生地
20 編地
20A 編地
20B 編地

Claims (7)

  1. マイヤー編機により、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地にプリントが施されていることを特徴とする生地。
  2. マイヤー編機により、2枚の基布がパイル糸で連結されて編成された編地が2層以上積層されたものにプリントが施されていることを特徴とする生地。
  3. 前記編地の両面又は片面に立体模様プリントが施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生地。
  4. 前記プリントが施される前に、中淡色で無地染色が施されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の生地。
  5. 前記編地の両面又は片面に、さらに起毛処理が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の生地。
  6. 前記基布を連結しているパイル糸の長さが、0.01mm〜50mmの範囲で設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の生地。
  7. パイル糸として、綿、羊毛、麻、シルク、カシミヤ、アンゴラ、アクリル、ポリエステル、ナイロンのうちの1種あるいはこれらが組み合された繊維が用いられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の生地。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100749A1 (ja) * 2005-03-22 2006-09-28 Tsujikawa Senko Co., Ltd. カールマイヤー生地
WO2006114815A1 (ja) * 2005-04-01 2006-11-02 Tsujikawa Senko Co., Ltd. 毛布生地

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