JP3107201U - ハンガーラック - Google Patents

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明智 胡
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Abstract

【課題】ハンガーラックのベースフレームの改良構造を提供する。
【解決手段】前後端にそれぞれキャスターを有する左右一対のベースフレーム本体40と、前記ベースフレーム本体40の側面間は、底ポール50により互いに連接されると共に、その頂面端40aには、それぞれ、上下方向に伸縮可能な側柱60を連接し、前記伸縮可能な側柱60上端間には、ハンガーポール70が懸架された構成のハンガーラックであって、前記ベースフレーム本体40は、プラスチック製の二つのアーチ型形状を呈し、長手中央部位に縦(厚さ)方向を厚くした広幅取付部411を形成してなり、該取付部411の頂端面40aには側柱60の下端部が、また側面には底ポール50の端部が挿入連結される連結用の縦方向のスロット412および横方向のスロット413とを設けた構成とした。
【選択図】図4

Description

本考案は、ハンガーラックに関するものであって、特に、包装及び運送コストが節約でき、且つ、組み立てが容易で、外観が美しいハンガーラックに関するものである。
従来の組み立て式ハンガーラックは多様化しているが、多くは二つのフレームを有し、それらのフレーム間に底ポールを連接し、頂端はそれぞれ、上方向に垂直に、伸縮可能な側柱を連接している。更に、側柱間に、ハンガーポールを設置して、衣服を掛けるようになっている。
以下、図1により、従来のハンガーラックについて説明する。
図1を参照すると、従来公知のベースフレーム本体10はプラスチック材質で一体成形され、ベースフレーム本体10の頂端面10aは、円筒状の側柱20の基端部が挿入する挿入孔111が形成されている。従来のベースフレーム本体10の縦(厚さ)方向は、厚さが狭い寸法の設計を採用しているため、頂端面10aに挿入孔111が穿設された後、横方向の挿入孔を形成する場合に、縦横の挿入孔が前記縦方向の挿入孔と交差状態となるため、前記側柱111及び底ポール30を挿入する充分な深さの挿入孔が形成できない。
したがって、従来においては、ベースフレーム本体10の横方向に連結する底ポール30は、管状の連結ヘッド112をベースフレーム本体10の横面に設置して連結するようにしている。
また、図2で示されるように、従来公知のベースフレーム本体10’は、頂端面10a及び側面に形成した挿入孔に、外周面に突出した雄ねじを有する連結ベース管113の下端を夫々連結し、該連結ベース管113に前記側柱20と底ポール30の端部を挿入し、内面に雌ねじを形成したキャップ14,114により連結するようにしている。
前記各従来例におけるベースフレーム本体の10,10’前後末端部には、それぞれ、キャスター12が軸設され、ハンガーラックの移動を容易にしている。
しかしながら、従来のハンガーラックは、左右一対のベースフレーム本体及び側柱並びに底ポールを購入者が自分で組み立てるような分解設計になっており、生産終了後に製品を包装する時、ベースフレーム本体10,10’から外に向かって突設する連結ヘッド管112,113が大きな包装空間を占有し、大量の包装材を必要として、包装材コストを増加させるだけでなく、運送空間、運送コストを増加させ、また、従来公知のベースフレーム本体10,10’は、厚さ方向が同寸法の設計を採用しているため、外観形状が悪く、付加価値を向上させることが出来ないという欠点があった
本考案は、ハンガーラックのベースフレーム構造の改良を提供することを目的とする。
本考案は、前後端にそれぞれキャスターを有する左右一対のベースフレーム本体と、前記ベースフレーム本体の側面間は、底ポールにより互いに連接されると共に、その頂面端には、それぞれ、上下方向に伸縮可能な側柱を連接し、前記伸縮可能な側柱上端間には、ハンガーポールが懸架された構成のハンガーラックであって、前記ベースフレーム本体は、プラスチック製の二つのアーチ型形状を呈し、長手中央部位に縦(厚さ)方向を厚くした広幅取付部を形成してなり、該取付部の頂端面には側柱の下端部が、また側面には底ポールの端部が挿入連結される連結用の縦方向のスロットおよび横方向のスロットとを設けたことを特徴とする。
本考案は、縦方向のスロットと横方向のスロットが凹孔槽の設計を採用したので、従来公知のベースフレーム本体に突出させて形成した連結ヘッド管の構造と比較して、効果的に包装空間を縮小し、包装及び運送コストを削減し、組み立て・分解が迅速且つ容易で、更には、美的外観をも達成できるという利点がある。
以下、添付図面を参照して、この考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図3は、本考案のハンガーラックの実施例を示す全体斜視図で、図4はベースフレーム本体の要部斜視図で、図5はベースフレーム本体の要部断面図である。
本考案のハンガーラックは、従来公知のものとほぼ同様に形成されるもので、前後端にそれぞれ、キャスター42を有する一対のベースフレーム本体40と、二つのベースフレーム本体40の側面間は、底ポール50により互いに連接され、その頂端面40aには、それぞれ入れ子式に嵌合した上下方向に伸縮可能な側柱60の基端部が連接されている。
前記各伸縮可能な側柱60の上端部間には、ハンガーポール70が連結具を介して懸架され、衣服を掛けるようになっている。
前記ベースフレーム本体40は、二つのアーチ型形状を有し、長手方向の中央部には縦(厚さ)方向を厚くした広幅取付部411を形成し、該取付部411の頂端面40aには側柱60の基端部が、また側面には底ポールの端部が挿入連結される連結用の縦方向のスロット412および横方向のスロット413が設けられ、それぞれ金属製の側柱60と底ポール50を緊密に挿入連接している。
上述から分かるように、本考案のベースフレーム本体40の中央部は、縦(厚さ)方向の厚い広幅取付部411としているため、該部位は縦方向に十分な大きさの面積を有するため、縦方向のスロット412と横方向のスロット413と互いに干渉しない位置に形成することができ、底ポール50及び側柱60のそれぞれの端部がベースフレーム本体40のスロットに充分な深さに挿入連接することができる。
したがって、従来のように底ポール50及び側柱60を連結するためのベースフレーム本体40の側面及び頂端面40aに、外方に突出した連結部品を省くことができるため、べースフレームの占める空間を小さくでき、包装及び運送コストを減少させ、且つ組み立てを容易にする。
従来公知のハンガーラックの要部斜視図である。 従来公知の異なるハンガーラックの要部斜視図である。 本考案のハンガーラックの実施例を示す全体斜視図である。 本考案のハンガーラックフレーム部の要部分解図である。 本考案のハンガーラックフレーム部の縦断面図である。
符号の説明
10,10’,40…ベースフレーム本体
111…挿入孔
112,113…連結ヘッド管
12,42…キャスター
114…キャップ
20,60…側柱
30,50…底ポール
411…広幅取付部
412…縦方向のスロット
413…横方向のスロット
70…ハンガーポール

Claims (1)

  1. 前後端にそれぞれキャスターを有する左右一対のベースフレーム本体と、前記ベースフレーム本体の側面間は、底ポールにより互いに連接されると共に、その頂面端には、それぞれ、上下方向に伸縮可能な側柱を連接し、前記伸縮可能な側柱上端間には、ハンガーポールが懸架された構成のハンガーラックであって、
    前記ベースフレーム本体は、プラスチック製の二つのアーチ型形状を呈し、長手中央部位に縦(厚さ)方向を厚くした広幅取付部を形成してなり、該取付部の頂端面には側柱の下端部が、また側面には底ポールの端部が挿入連結される連結用の縦方向のスロットおよび横方向のスロットとを設けたことを特徴とする。
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