JP3106727U

JP3106727U - 中空立体トルソー

Info

Publication number: JP3106727U
Application number: JP2004004308U
Authority: JP
Inventors: 英典水本
Original assignee: 株式会社ナガイパッケージ
Priority date: 2004-07-22
Filing date: 2004-07-22
Publication date: 2005-01-20
Anticipated expiration: 2010-07-22

Abstract

【課題】支持杆で支持できる商品の理解を容易にすることができるトルソーを提供する。
【解決手段】立体トルソーを縦に半割りした形状を、別々に成型してなる表面型と、裏面型に、夫々鳩目を固着し、表面型と裏面型を合わせて立体型とし、その合わせ目を固定した中空立体トルソーである。
【選択図】図１

Description

この考案は衣服などを着用状態で展示することを目的とした中空立体トルソーに関する。

従来各種形状の中空マネキン（トルソー）等が知られている。従来マネキンは、ブロー成型であって、中空の金型に空気と共に合成樹脂を流入させて前記合成樹脂を金型の内面に沿って成型させている。

また従来知られているトルソーは、スタンド方式又は吊り下げ方式であった。
特開平９−７５１８７

前記従来のトルソーは、スタンド方式又は吊り下げ方式が一般的であって、支持杆に支持させる場合はなかった。何故ならば、ブロー成型のトルソーに支持杆を支持させるには、その挿通孔に鳩目を固定しなければ、安定支持ができなかったからである。

然るに、中空立体トルソーへ鳩目を設けるには、多大の費用と労力が掛る問題点があった。

この考案は、立体中空トルソーを縦に半割りした状態で表面型と裏面型に成型し、該表面型と裏面型の適所へ鳩目を設けた後、表面型と裏面型を合わせて固着することにより、鳩目付きの立体トルソーを廉価容易に得ることに成功したものである。

即ちこの発明は、立体トルソーを縦に半割りした形状を、別々に成型してなる表面型と、裏面型に、夫々鳩目を固着し、前記表面型と裏面型を合わせて立体型とし、その合わせ目を固定したことを特徴とする中空立体トルソーであり、頂板と、底板を平行に形成した立体トルソーを縦に半割りした形状を、別々に成型してなる表面型と裏面型に、支持杆挿通用の鳩目を固着し、前記表面型と、裏面型を合わせて、立体型とし、その合わせ目を内外に重ね合わせ、重なり部を接着固定したことを特徴とする中空立体トルソーである。

また、他の考案は、トルソーはトランクス展示型であって、鳩目を、表面型と裏面型の脚部であって、支持杆を挿通できるように同一直線上へ設けたものであり、トルソーはトランクス展示型であって、鳩目を、表面型と裏面型の脚部と胴部であって、支持杆を挿通できるように同一直線上へ設けたものである。

前記考案によれば、鳩目付きの立体トルソーを容易に成型できるので、支持杆で堅固に支持することができる。

従来トランクスは包装して吊り下げしたり、折り畳んで重ね合わせて陳列しているが、この考案によれば、着用状態で陳列（展示）できるので、購買者の理解を得易くなるものと考えられる。

この考案によれば、立体トルソーに鳩目を設けたので、衣服などを着用させた状態で支持杆での支持が容易となり、商品の理解（特に着用時）を容易にすることができる。

また、立体トルソーを縦割り半型に成型したので、比較的難しい凹凸表裏面であっても、成型が容易であり、かつ鳩目を任意の位置に固着し易い効果がある。

また鳩目をつけたことにより、立体型を支持杆で確実に支持できると共に、任意に並列展示できる効果がある。

この考案は、衣服等を着用できる立体トルソーを縦に二分割した表面型と、裏面型で構成し、前記表面型と裏面型の適所に鳩目を固着すると共に、各型を合わせ、合わせ目を固着して立体トルソーを成型した。

前記における鳩目の固着位置については限定はないが、立体トルソーを支持する為の支持杆を挿通し、安定性よく支持できる位置とする。

この考案の実施例を図１、２に基づいて説明すると、所定寸法の合成樹脂板１、１ａを加圧成型し、表面型２と、裏面型３を成型し、ついで表面型２の脚部２ａと、裏面型３の脚部３ａと、胴部３ｂへ夫々鳩目４、４を固着する。ついで表面型２の合わせ目段部２ｂと、裏面型３の合わせ目３ｅを内外に重ねて、重ね部を固着（例えば接着剤により固着）すれば、この考案のトルソー５ができる（図１）。図中２ｃ、３ｃは頂板、２ｄ、３ｄは底板、９は表示紙貼着用凹入部である。

次に、前記トルソー５にトランクス６を装着し、陳列枠７の支持杆８を前記鳩目４、４に挿通すれば、トルソー５を安定して展示（陳列）させることができる（図２）。

（ａ）この考案の製造における流れ図、（ｂ）同じく表面型と裏面型の重なり構造を示す拡大断面図。同じく使用状態の斜視図。

符号の説明

１、１ａ合成樹脂板
２表面型
３裏面型
４鳩目
５トルソー
６トランクス
７陳列枠
８支持杆

Claims

立体トルソーを縦に半割りした形状を、別々に成型してなる表面型と、裏面型に、夫々鳩目を固着し、前記表面型と裏面型を合わせて立体型とし、その合わせ目を固定したことを特徴とする中空立体トルソー。
頂板と、底板を平行に形成した立体トルソーを縦に半割りした形状を、別々に成型してなる表面型と裏面型に、支持杆挿通用の鳩目を固着し、前記表面型と、裏面型を合わせて、立体型とし、その合わせ目を内外に重ね合わせ、重なり部を接着固定したことを特徴とする中空立体トルソー。
トルソーはトランクス展示型であって、鳩目を、表面型と裏面型の脚部であって、支持杆を挿通できるように同一直線上へ設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の中空立体トルソー。
トルソーはトランクス展示型であって、鳩目を、表面型と裏面型の脚部と胴部であって、支持杆を挿通できるように同一直線上へ設けたことを特徴とする請求項１又は２記載の中空立体トルソー。