JP3106589U - リバーシブルチェーンリング - Google Patents

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栄治 江幡
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株式会社桑山
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Abstract

【課題】目の粗い扁平形状チェーンを用いて環状体としたリングを形成し、リバーシブルとして使用できる、装着性、装飾性、趣味性を向上させたチェーンリングを提供することを目的とした。
【解決手段】本考案のリバーシブルチェーンリングに用いるチェーンは、線材で形成した環体を線材太さに対して内径幅寸法比率1.2〜4.0倍、内径長さ寸法比率2.4〜6.6倍とした目の粗い環体を1ヶ乃至複数ヶ、連続して連結することを繰り返して目の粗いチェーンを構成、該目の粗いチェーンに捻りを入れて目の粗い扁平形状チェーンを形成、該チェーンの表裏面のいずれか、または、両面に装飾を施した後、該チェーンの両端を接続して環状体としたリングを表面側の上方位置と裏面側の下方位置を反転し得ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、チェーンを用いて環状体として表裏両面が使用できるチェーンリングに関するものである。
従来の装身用指輪(リング)を形成させる手段として、一般的に、ロストワックス製法及び、板材等からなる剛体を環状体とするものが多く用いられているのが実情で、剛体からなる環状体の短所を補うものとして、鎖で円環部を構成している指輪が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、チェーン材を輪状にしてなる貴金属指輪に関するものとして、チェーン材の一端にこのチェーン材とほぼ同巾のコ字形またはロ字形の掛け金具を設け、一方、チェーン材の他端には、裏面の上下縁にフランジを該縁の長さ方向に設けて先端部が開口する凹所を形成したバックル状の係止板体を取り付けてなるチェーン材による貴金属指輪が提案されている。(例えば特許文献2参照。)。
しかし、上記のいずれの提案も表裏に装飾性を持たせてリバーシブルとしての着用に難が残るチェーンリングである。
登録実用新案第3085234号公報 実公平05−45213号公報
解決しようとする問題点は、目の粗い扁平形状チェーンを用いて環状体としたリングにて表面側の上方位置と裏面側の下方位置を反転し得ることにてリバーシブルとして使用できる、より装飾性、趣味性を向上させたチェーンリングの提供を目的とした。
本考案のリバーシブルチェーンリングに用いるチェーンは、線材で形成した環体を線材太さに対して内径幅寸法比率1.2〜4.0倍、内径長さ寸法比率2.4〜6.6倍とした目の粗い環体を1ヶ乃至複数ヶ、連続して連結することを繰り返して目の粗いシングル編みチェーン、又は、目の粗いダブル編みチェーン、又は、目の粗いトリプル編みチェーン等を構成、当該いずれかのチェーンに捻りを入れて目の粗い扁平形状のチェーンを形成、該チェーンの表裏面のいずれか、または、両面に装飾を施した後、該チェーンの両端を接続して環状体にて表面側の上方位置と裏面側の下方位置を反転し得ることを要旨とするものである。
以上述べたように本考案は、目の粗い扁平形状チェーンの両端を接続させて環状体のリングとして、外出場所、服装等にあわせて、簡単に表裏両面が使用できるリバーシブルチェーンリングとすることでデザイン上の斬新性を確保でき、しかも、チェーンにて屈曲自在としたので、装着時の蒸れ及び締め付けを少なくして、装着感の良い、指にフィットするチェーンリングとなった。また、ネックレスチェーンと兼用できる為に製造コストを低く抑え、且つ、装飾性、趣味性を向上させたリバーシブルチェーンリングの提供が可能となった。
以下、図面を用いて本考案のリバーシブルチェーンリングの一実施形態を詳細に説明する。
図1は、本考案のリバーシブルチェーンリングの一実施形態を示す拡大斜視図であって、 図2は、図1のリバーシブルチェーンリングの表面2側の上方位置と裏面3側の下方位置を反転させてリバーシブルとして使用できる状態を示す拡大斜視図である。
図3、図4は、リバーシブルチェーンリングを形成させるのに用いたダブル編みの目の粗い扁平形状チェーンを示す正面図と背面図である。
図3に示す目の粗いダブル編み扁平形状チェーン10は、線材で形成した環体1を線材太さに対して内径幅寸法比率3.8倍、内径長さ寸法比率6.3倍として環体1に環体1a、環体1bを連結し、更に前記環体1aに環体1b、環体1cを連続して連結することを繰り返して連続形成した目の粗いダブル編みチェーンを構成、該目の粗いダブル編みチェーンに捻りを入れて目の粗いダブル編み扁平形状チェーン10を形成した。そして、前記目の粗いダブル編み扁平形状チェーン10の表面2にダイヤバイトにてカット模様4を入れて装飾的効果をだした。
図4に示す裏面3は、なにも施さない一実施形態であるが、本考案によれば、宝石を石留めしても良く、また、図6に一実施形態として示したが、ダイヤバイトにて平面カット後、該カット面に宝石を石留め乃至テクスチャーを入れても良く、着用者の好みに合った表面2と裏面3の仕様を施すことができることから、本考案のリバーシブルチェーンリングの表面2,裏3の仕様は特に限定するものではない。
前記目の粗いダブル編み扁平形状チェーン10を着用しようとする指のサイズとなる長さに切断して、該目の粗いダブル編み扁平形状チェーン10の両端を接続して図1に示す環状体のリングを形成した。
図2は、図1に示すリバーシブルチェーンリングの表面2側の上方位置と裏面3側の下方位置を反転させることによりリバーシブルとして使用できることを示す。
本考案の実施形態を図面に基づき説明したが、前記に記述した着用者の好みに合った表面2と裏面3の仕様を施すことができることから、製造コストの低い、装飾性、趣味性を向上させた商品を提供することができた。
本考案のリバーシブルチェーンリングの一実形態を示す拡大斜視図である。 図1のリバーシブルチェーンリングを表面側の上方位置と裏面側の下方位置を反転させた状態を示す拡大斜視図である。 図1のリバーシブルチェーンリングに用いた目の粗いダブル編み扁平形状チェーンの表面を示す正面図である。 目の粗いダブル編み扁平形状チェーンの裏面状態を示す背面図である。 目の粗いダブル編み扁平形状チェーンの側面図である。 目の粗いダブル編み扁平形状チェーンの表面に平面カット施して、その部分に宝石を石留めしたことを示す一部切り欠いた拡大正面図である。
符号の説明
1 環体
1a 環体
1b 環体
1c 環体
2 表面
3 裏面
4 カット模様
5 表面
6 裏面
7 宝石
8 平面カット
10 目の粗いダブル編み扁平形状チェーン
20 チェーンリング
30 チェーンリング

Claims (1)

  1. 貴金属チェーンを用いて表裏両面が使用できるチェーンリングであって、チェーンは、線材で形成した環体を線材太さに対して内径幅寸法比率1.2〜4.0倍、内径長さ寸法比率2.4〜6.6倍とした目の粗い環体を1ヶ乃至複数ヶ、連続して連結することを繰り返して目の粗いチェーンを構成し、該目の粗いチェーンに捻りを入れて目の粗い扁平形状チェーンを形成、該チェーンの表裏面のいずれか、または、両面に装飾を施した後、該チェーンの両端を接続して環状体にて表面側の上方位置と裏面側の下方位置を反転し得ることを特徴としたリバーシブルチェーンリング。
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