JP3106465U - 後輪近傍の視認性を向上させた自動車用バックミラー - Google Patents

後輪近傍の視認性を向上させた自動車用バックミラー Download PDF

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Abstract

【課題】 幅寄せ、車庫入れなど自動車の後進操作時には後輪近傍など車両直近部の状況(側溝、車止め、障害物などの位置)確認が重要であるが、当該部はバックミラーの視野外となって容易には確認できないことが多く、これを解決したバックミラーが要望されている。
【解決手段】
バックミラーの主鏡面Aの下部に曲率半径が下方に向かって徐々に小さくなるよう変化する形状を持つ従鏡面Bを配置し、鏡面の視野を下方に伸長させて後輪近傍など直近部が視認出来るようにする。
なお、従鏡面Bの曲率半径は主鏡面Aとの境界部で主鏡面Aの曲率半径Raを共有し、それを基点として下方に向かって徐々に小さくなるよう変化し、その変化率(dR/dθ)はほぼ一定を保つことで鏡面A、Bを通じて映像の連続性を保ち、歪を和らげつつミラーの視野を下方に伸長せしめて主鏡面A(後部遠方)と従鏡面B(車両直近部)を通じて連続した視認のし易い映像を得る。
【選択図】 図1

Description

本考案は、自動車の後進状態での幅寄せや車庫入れ操作時に特に重要となる後輪近傍の視認性を向上させる自動車用バックミラーの形状を提供するものである。
従来の自動車用バックミラーの鏡面は、平面又は緩やかでほぼ一定の曲率半径を持つ凸面形状をなしており、このため後輪の近傍は視野外となり操縦者が容易には視認出来ないことが多い。
これを解決する手段として従来は、鏡面の曲率半径を小さくし視野角を広げる方法があったが、この方法では映像全体が著しく小さくなりミラーの視認性が却って悪くなる。
また後進時にミラーの取付け角度を下向けに変える方法もあったが、その都度ミラーの角度操作が必要となり煩わしく、またその装置の為にコストアップとなる等の問題があった。
自動車の幅寄せや車庫入れ操作は後進状態で行うことが多いが、一般にバックミラーは前進運転時を想定して後部の比較的遠方が視認し易い状態に設置されており、そのため幅寄せや車庫入れ操作時に最も重要な後輪の近傍はミラーの視野外となり、側溝、車止め、障害物、駐車区画線などの位置の確認が出来ず、操縦者は車窓から身を乗り出してそれらを目視で確認することを余儀なくされる。
バックミラーの通常鏡面(主鏡面A)は平面もしくは緩やかで一定の曲率半径を有する凸面形状をなしている。その主鏡面Aの下部に、より曲率半径の小さい従鏡面Bを配置する。それによってミラーの視野は下方へ伸長されて車両直下の後輪近傍までを視野に入れることが出来る。
なお、本考案は左右双方のバックミラーに共に適用される。
前記(0005項)の鏡面において、従鏡面Bの曲率半径は主鏡面Aとの境界で主鏡面Aの曲率半径Raを共有し、それを基点として下方へ向かって徐徐に小さくなるよう変化し、その変化率(dR/dθ)はほぼ一定を保たしめる。これによって鏡面A、Bを通じて映像の連続性が保たれ、歪を和らげつつミラーの視野が下方へ伸長されて、主鏡面A(後部遠方)と従鏡面B(後輪近傍)の双方を通じて違和感が少なく視認が容易な映像を得ることが出来る。
自動車の操縦において、最も神経を消耗する後進操作による幅寄せや車庫入れ時に、後輪近傍の状況(側溝、車止め、駐車区画、障害物などの位置)確認が容易に行え誤認による事故を防止すると共に操縦者の負担を軽減できる。
バックミラーの設計段階で、車体の形状・寸法とミラーの取付け位置(フェンダー部、ドア部など)に応じて従鏡面Bの配置や大きさならびにその曲率と変化率を適正に設定することが重要である。
ミラーの映像の連続性を強固に保つために、主鏡面Aと従鏡面Bは一体として成形されることが必要である。
実験により視認性の向上を確認済みなるも、実施例はなし。
市販車両のバックミラーとして直ちに応用できる。
バックミラーの全体形状を示した正面図である。 バックミラー鏡面の垂直断面図である。 本考案の原理を応用して多様な形状にアレンジしたミラーの例を示す。
符号の説明
1 バックミラーの本体
2 バックミラーの取付け台
3 ミラーの主鏡面A
4 ミラーの従鏡面B
5 鏡面の曲率半径の中心点
6 主鏡面Aと従鏡面Bの境界線
Ra 主鏡面Aの曲率半径
R 従鏡面Bの曲率半径
θ 鏡面上の弧の為す中心角

Claims (4)

  1. 自動車の後進状態での幅寄せや車庫入れ操作時に特に必要となる後輪近傍の視認性を向上させるため、平面又は緩やかでほぼ一定の曲率半径を持つ主鏡面Aの下方に、より小さい曲率半径を持つ従鏡面Bを配置し、それによって視野を下方に伸長させることで後輪近傍の視認性を向上させた自動車用バックミラー
  2. 請求項1のバックミラーにおいて、従鏡面Bの曲率半径を主鏡面Aとの境界においては主鏡面Aの曲率半径Raを共有し、それを基点として下方に向かって徐々に小さくなるよう変化させ、その変化率(dR/dθ)をほぼ一定とすることによって鏡面A、Bを通じて映像の連続性を保ち、歪を和らげながらミラーの視野を下方に伸長させる鏡面形状を持つ自動車用バックミラー
  3. 請求項2のバックミラーにおいて、従鏡面Bの垂直方向(Y−Y方向)と水平方向(X−X方向)の曲率半径およびその変化率を異なる値とした自動車用バックミラー。
    すなわち水平方向の視野の伸長は、通常垂直方向に比して必要が少なく、その分変化率を小さくして水平方向の映像の歪を少なくした自動車用バックミラー。その場合の従鏡面Bは水平方向(X−X方向)を長軸とする楕円状の球面となる。
  4. 請求項1、2、3の自動車用バックミラーは、いずれもミラーのデザイン性や視認する対象に応じて図3のようにミラー全体の形状および主鏡面Aと従鏡面Bの配置と配分を自由にアレンジすることが可能であり、多様な用途の製品に応用が出来る。
    すなわち自動車用に限らず農耕用などの作業用車両、高齢者用の小型電動車など多様な製品のバックミラーとして応用することが出来る。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012101607A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Honda Motor Co Ltd 前側方視認装置
CN110001527A (zh) * 2019-04-19 2019-07-12 李兴彦 一种新能源汽车后视镜装置

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