JP3106463B2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差コイル式回転
マグネット型等からなる磁界ベクトル追従型計器やデジ
タル制御が容易で計器ムーブメントやレンズ位置制御に
用いられるステッピングモータのごとき制御部品におけ
る回転マグネットのような磁性体負荷の駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の駆動装置は、計器ムーブ
メントの駆動軸端に固着した指針を入力信号に対応して
回動し、計測する測定量を表す数字や目盛を施した文字
板との対比判読にて測定指示する指示計器やカメラのレ
ンズ焦点自動制御部にて用いられ、特に、所謂PM型ス
テッピングモータが簡単な構成であり、磁性体からなる
動体負荷としてのロータマグネットやくし歯ヨークの改
良によって使い易くなっているため様々な用途に利用さ
れてきており、動体負荷であるロータマグネットをより
滑らかに駆動するための駆動方式が求められている。
【0003】このような磁界制御方式の駆動装置にあっ
ては、処理回路のデジタル化(マイクロコンピュータに
よる制御)に対してパルス信号制御が容易であり、こう
したステッピングモータは、たとえば指針による文字板
目盛との対比読み取りを行なう指示計器のムーブメント
としても注目され、特開昭61−129575号,特開
平1−223312号等にて開示されているように実用
化に向けての種々の提案がなされている。
【0004】また、交差コイル式計器のようなコイル
(駆動磁界発生部)への通電電流に基づいた磁界ベクト
ル方向にマグネットロータを追従させて指示する指示計
器にあっても、前記ステッピングモータ駆動と同様にS
IN,COS波形の駆動信号を計測量に対応して記憶し
たメモリデータにて生成し、たとえばPWM変換にて通
電するようにしたデジタル制御方式の駆動が行われるよ
うになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
計器装置では前記速度計や回転計のように複数の指示計
器が同時に使用されるのが一般的であり、こうした計器
毎に処理回路を用意する場合には製品コストとの関係で
できるだけ安価な回路素子を用いる必要があり、それだ
け演算処理速度の遅い指示制御を余儀なくされていた。
【0006】また、信号処理のデジタル化に伴って各指
示計器が独立に平行して処理されていた制御方式からマ
イクロコンピュータのごときデジタル処理回路によって
時分割処理がなされるようになってきており、各計器の
指示計測対象に対応した応答性によって演算処理周期が
割り振られ(速度計や回転計は早い周期、燃料計や温度
計は遅い周期)、駆動する指示計器の増加により演算処
理速度の高速な処理回路が必要とされてきている。
【0007】しかしながら、製品コストとの関係で、高
価な処理回路を使えない場合や、多くの指示計器を時分
割駆動する場合には、ひとつの指示計器に割り振られる
演算処理周期の短縮に限界を生じ、たとえば、エンジン
回転数のように変化の激しい測定量に対応して指針を円
滑に回動させるに必要な駆動更新周期が10msecだ
として処理回路の演算処理周期の割り振り限界が20m
secしかとれないとすれば、指針は測定量の変化に対
して間欠的な動きしかできなくなり、指示計器としての
円滑な指示特性が得られない。
【0008】たとえば、交差コイル式計器のような磁界
ベクトル追従型の指示計器にあっては、更新される指示
角データの更新周期が短く設定できないとすれば、測定
量の急な変化に対して更新される磁界ベクトルが大きな
角度変化し、これに追従するマグネットロータの回転も
間欠的に動作することになり、指針の指示動作も円滑な
回動を得ることができず、こうした間欠的動作をダンパ
ーオイルなどでの機械的制動によって吸収するようにし
ているが、逆に測定量の早い変化に対する追従性が大き
く損なわれるという問題がある。
【0009】また、ステッピングモータは、くし歯ヨー
クの歯のピッチに対応したステップ動作を基本として、
駆動信号波形の補正によって円滑性を得るようにしてい
るが、測定量の変化に対して測定データ更新周期が大き
い場合はステッピングモータそのものへの駆動信号の変
化も大きくなり、測定量の変化が早いときにはそうした
指針の間欠的動きも指針の早い動きによって比較的目立
たないが、ステッピングモータ自体の応答性が優れてい
ることから逆に測定量の変化が緩やかな場合にはそうし
たデータの大きな変化がただちに指針の間欠的動作とな
って確認され、指示計器としての円滑な指示特性が得ら
れないという問題を有している。
【0010】本発明は、測定データを演算処理し指示角
信号に変換出力する処理回路の変換処理能力すなわち変
換処理周期が、測定量の変化に対する指示計器のロータ
マグネットのごとき動体負荷の円滑な動作を得るに十分
短くとれない場合にも、充分な円滑駆動をできるように
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】本発明は、磁性体からなる動体負荷をSI
N波形およびCOS波形の磁界変化にて駆動する駆動装
置であって、前記動体負荷にSIN波形およびCOS波
形にて変化する磁界を与えて駆動する駆動磁界発生部
と、この駆動磁界発生部にて前記磁界を発生させるよう
駆動波形信号を供給する駆動回路部とからなり、前記駆
動回路部は、前記動体負荷を駆動する駆動磁界の変化を
生成するための前記駆動波形信号の更新周期をTとする
とともにSIN波形とCOS波形の各信号の更新タイミ
ングをT/2だけ異ならせたことを特徴とする。
【0013】また本発明は、磁性体からなる動体負荷を
駆動磁界発生部によりSIN波形およびCOS波形にて
変化する磁界を与えて駆動する駆動装置であって、前記
駆動磁界発生部にて前記磁界を発生させるよう駆動波形
信号を供給する駆動回路部を備え、前記駆動回路部は、
外部からの入力信号に応じて前記駆動磁界発生部にて前
記磁界を発生させるよう前記入力信号変化に対応してS
IN波形およびCOS波形にて変化する駆動データを所
定の更新周期で生成する制御部と、この制御部から出力
されるSINデータもしくはCOSデータのいずれか一
方に前記所定の更新周期TのT/2の時間だけ遅延を加
えて転送する遅延回路と、前記SINデータおよびCO
Sデータに基づいてSIN波形およびCOS波形の駆動
電圧変化を呈するPWM信号を出力するPWM回路とか
ら構成されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】駆動磁界発生部としてのステッピ
ングモータ式計器10のコイル11,12にて磁界を発
生させるようSIN,COS波形の駆動信号を供給する
駆動回路部9を備え、前記駆動回路部9は、外部からの
入力信号に応じて前記駆動磁界発生部にて前記磁界を発
生させるよう前記入力信号変化に対応してSIN波形お
よびCOS波形にて変化する駆動データを所定の更新周
期で生成する制御部7と、この制御部7から出力される
SINデータもしくはCOSデータのいずれか一方に前
記所定の更新周期以下の時間だけ遅延を加えて転送する
遅延回路6とからなり、この遅延回路6によってSI
N,COS駆動信号に更新周期Tに対してT/2だけ更
新タイミングをずらすことによって指針14の指示角更
新周期が短縮され円滑性が向上する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の基本的構成を示すもので、
計器ムーブメントとしてステッピングモータを使用した
車輌用の速度計を例にして説明すると、測定量である走
行速度に比例した周波数信号が入力端子1から入力され
ると、車両の所定の箇所(速度センサーに近い箇所や計
器装置内)に配置した計数回路2において入力信号の立
上がりや立下がりを検出してこれを所定のゲートタイム
にてカウント(ゲートタイム方式)するかもしくは別の
高周波クロック信号を入力信号にてカウント(周期測定
方式)し、刻々と変化する走行速度を2進数計数値とし
て算出する。
【0016】前記計数回路2にて求められた測定量は、
処理回路3にて所定の更新周期Tで2進パラレルデータ
あるいは2進シリアルデータ形式でのデジタル信号D
(データアドレス信号に相当)に変換され、SINデー
タとCOSデータを記憶したメモリ4に供給される。
【0017】メモリ4は、SINROM41とCOSR
OM42とを有し、デジタルデータDの変化に対応した
アドレスにSIN波形およびCOS波形にて変化する駆
動データを記憶しており、動体負荷の駆動条件に応じて
そのデータ分解能を設定している。
【0018】たとえば、駆動スピードがゆっくりな動体
負荷の場合は移動量にして0.1mm単位,回転量にし
て0.1度のように密にデータ設定(全体のデータ量は
多くなる)し、駆動スピードが早い場合は粗にデータ設
定(全体のデータ量は少なくて済む)するが、SINデ
ータとCOSデータとは90度位相が異なるだけで波形
そのものは同じであり、さらに45度の象限で波形が展
開されるだけでもあるため、記憶データとしては45度
分の波形データを有して角度により反転やデータ展開す
ることでデータ量を少なくすることもできる。
【0019】前記更新周期T毎に出力されるデジタルデ
ータDによってアドレス指定され、メモリ4の該当する
アドレスデータが読み出されると、各SINデータとC
OSデータはラッチ回路51,52にて次の更新出力ま
でデータを保持する。
【0020】ラッチ回路52から出力されるCOSデー
タは、遅延回路6によって更新周期Tの1/2だけデー
タの転送を遅延され、結果としてデジタルデータD示さ
れた信号は、SINデータが更新周期Tと同期したラッ
チ回路51の更新タイミングにて転送されるのに対し
て、COSデータは同じ更新周期TであってもT/2だ
け遅延されてずれた更新タイミングにて転送されること
になる。
【0021】以上の回路にて制御部7が構成され、外部
からの入力信号を処理してデータ更新周期Tの1/2だ
け更新出力タイミングをずらしたSINデータとCOS
データとを得るものである。
【0022】こうして制御部7にて生成出力された更新
タイミングのずれたSINデータとCOSデータとは、
各々PWM回路81,82に転送され、続いてPWM回
路81,82がこの転送タイミングにてPWM信号に変
換出力する。このPWM信号は、転送されてきたSIN
データとCOSデータを同等のSINおよびCOS波形
にて変化する駆動電圧信号である。
【0023】前記制御部7とPWM回路81,82を含
んで駆動回路部9が構成され、この駆動回路部9から出
力されるT/2周期だけ更新タイミングのずれた更新制
御にてSIN駆動信号とCOS駆動信号がステッピング
モータ式計器10に供給される。
【0024】ステッピングモータ式計器10は、駆動磁
界発生部としての2相の励磁コイルであるSINコイル
11とCOSコイル12、動体負荷としてのロータマグ
ネット13、ロータマグネット13に連結されて図示し
ない文字板の目盛を指示する指針14とから構成されて
おり、コイル11,12およびロータマグネット13に
て構成されるステッピングモータ本体はPM型にて2相
のコイル体とヨークの積層構成となっている。
【0025】また、制御部7のメモリ4へのSINデー
タおよびCOSデータの記憶は、測定量に対応したデジ
タルデータDのMINからMAXまでの前指示領域に対
応して所望の分解能を得るためのデータ数を持たせ、た
とえば指示角0度(MIN)から360度(MAX)に
対して0.5度単位のデータを記憶させておき、デジタ
ルデータDに対応したアドレスに記憶したSINデータ
およびCOSデータを同様の更新周期Tで読み出すもの
である。
【0026】なお制御部7におけるSINデータおよび
COSデータの生成方法については、前記メモリ4内へ
の特性データの記憶構成の他にも単純に所定の演算式を
用いた演算出力構成やデコーダ構成とすることもでき
る。
【0027】駆動回路部9において生成されたPWM信
号はSIN波形とCOS波形の電圧信号としてステッピ
ングモータ式計器10におけるステッピングモータの2
相の励磁コイルであるSINコイル11とCOSコイル
12に加えられるが、この電圧信号出力はSIN,CO
Sを60度毎に出力するたとえば図2に示すような信号
波形にて変化する。
【0028】ステッピングモータを駆動する信号波形は
そのくし歯ヨークの歯数やピッチによって任意の2相信
号を設定でき、360度の全指示角度に対応した全駆動
波形のデータをメモリ4に記憶させておくこともできる
が、ここでは、ステッピングモータ式計器10のステッ
ピングモータ駆動信号として360度を1/6した60
度分のデータをメモリ4に用意し、このデータを各角度
領域に展開使用する方式でメモリ容量を軽減する構成を
とっている。
【0029】すなわち、ステッピングモータ式計器10
の指針14(連結したロータマグネット13)の回動角
360度に対して2相式励磁コイルであるSINコイル
11とCOSコイル12に加える駆動信号の電圧波形
は、図2に示すごとく、60度の角度内で略SIN,C
OS波形の変化を呈し、この電圧波形にて各60度の全
角度領域a〜fに展開する。この展開処理はデジタルデ
ータDの指示領域に対応した指示角データθによって判
定すればよく、メモリ4には60度を512分割した分
解能のデータ(0度に対するθ0から60度に対するθ
60まで60/512度の角度差でデータを記憶)を記憶
させておき、デジタルデータDに対応してこのデータを
読み出すとともに指示角領域b〜fのデジタルデータD
に対しては、各指示領域の判定とともに、その判定領域
内におけるデータをメモリ4から読み出し、その判定領
域との組み合わせで指示計器としての指示位置を求める
ことができる。
【0030】これについては、ステッピングモータはそ
のくし歯ヨークの歯が図2の各指示領域に少なくとも一
組づつ配置されていれば、ロータマグネット13の磁極
位置はその領域内での励磁位置に移動するだけであるた
め、駆動信号が各指示領域にて異なるということではな
く、デジタルデータDに基づく指示領域の判定により、
メモリ4から読み出すデータを読み出せばよいというこ
とであり、たとえばデジタルデータDが指示角150度
に相当するとすれば、指示領域はcと判定し、この領域
内での30度相当のデータをメモリ4から読み出すこと
によって、駆動信号としては図2に示したようになる。
【0031】ここで、図2に示した駆動波形は、ステッ
ピングモータのくし歯ヨークのくし歯ピッチで決定する
機械的ステップ動作を所謂マイクロステップ駆動によっ
て円滑な動作を得るための典型的な近似波形であり、実
際にはSIN,COS波形はデジタル的な微細階段波形
となっており、そのマイクロステップのピッチは指示計
器にて指示する測定量の変化速度すなわち指針の角速度
と処理回路の処理能力にて設定される。
【0032】ここで、本発明になる駆動信号供給制御
は、図2にて示した波形のSIN駆動信号とCOS駆動
信号との更新周期Tにおいて、各更新タイミングをT/
2だけずらすことに特徴を有するものである。
【0033】つまり、従来SIN,COS波形の45度
付近での駆動出力データがたとえば更新周期T=3.9
msecにて同時に更新されているとすれば、その出力デー
タに基づくPWM駆動電圧出力によって制御される指針
14(ロータマグネット13)の指示角も更新周期T=
3.9msecと同期して更新されることになり、SIN,
COSデータと指示角(出力角)の関係を示した図3に
示すように、SIN,COSデータの更新周期と全く同
一の更新周期T=3.9msecにて指針14の指示角も更
新されるものであるが、本発明によれば、SIN,CO
S駆動信号の出力更新タイミングに更新周期Tに対して
T/2だけずらすことによって、45度付近の特性を抽
出した図4に示すように、制御される指針14の指示角
(出力角)更新が半分の2msecになり、結果として指示
分解能が2倍に向上し、指示動作の円滑性を格段に向上
させることができる。
【0034】
【0035】また、ずらし処理についても遅延回路6に
よっての信号転送タイミングの遅延で行っているが、た
とえばPWM回路81,82のような最終出力回路にお
いてその出力タイミングを制御してもよいし、あるいは
メモリ4におけるSINデータとCOSデータの読み出
しタイミングを制御してもよい。
【0036】さらに、本発明の駆動装置の適用実施例と
してステッピングモータを使った指示計器の例につき説
明したが、指示計器としては同様にロータマグネットを
用いてSIN,COS波形にて制御する交差コイル式計
器であってもよく、また弁の開閉制御や焦点距離制御の
ようにステッピングモータを用いた回転もしくは直線移
動制御に用いてもよく、要は磁性体からなる動体負荷を
SIN,COS波形の駆動信号にて作動制御する場合
の、次回の磁気ベクトルを更新するタイミングをSI
N,COSにて基本更新周期より短い時間だけ相互にず
らして出力することで、ダンパーオイルのような機械的
制動を行うことなく、円滑な動体負荷の動きを得ること
が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明になる駆動装置に
よれば、指示計器にて適用した場合、測定量をデジタル
データDとして入力し動体負荷を更新駆動する更新周期
Tにては円滑な動きの得られなかったものが、SIN,
COS出力の基本更新周期Tに対してT/2だけ更新タ
イミングを相互にずらすことにより基本回路で設定され
る基本更新周期に何ら変更を与えることなくきわめて滑
らかな指示特性を得ることができ、視覚的に不自然さの
ない円滑な指針動作の指示計器を得ることができた。
【0038】従って、製品コストとの関係で、高価な処
理回路を使えない場合や、多くの指示計器を時分割駆動
する際のひとつの指示計器に割り振られる演算処理周期
の短縮に限界を生じる場合、たとえば、エンジン回転数
のように変化の激しい測定量に対応して指針を円滑に回
動させるに必要な駆動更新周期に対して処理回路の演算
処理周期の割り振りが追従できず、指針が測定量の変化
に対して間欠的な動きしかできない場合にも、指示計器
としての円滑な指示特性を得ることができる。
【0039】このように、ロータマグネットのような磁
性体からなる動体負荷をSIN,COS波形の駆動信号
にて回転もしくは直線移動制御する駆動に用いて、円滑
な動体負荷の動きを得ることが可能となり、種々の負荷
制御に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の指示計器の一つであるステッピングモ
ータ駆動信号波形の一例を示す駆動波形図である。
【図3】本発明の駆動波形の出力特性を説明するための
従来装置における特性説明図である。
【図4】本発明の駆動波形の出力特性を説明する特性説
明図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 計数回路 3 処理回路 4 メモリ 41 SINROM 42 COSROM 51、52 ラッチ回路 6 遅延回路 7 制御部 81、 82 PWM回路 9 駆動回路部 10 ステッピングモータ式計器 11 SINコイル 12 COSコイル 13 ロータマグネット 14 指針

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなる動体負荷をSIN波形お
    よびCOS波形の磁界変化にて駆動する駆動装置であっ
    て、前記動体負荷にSIN波形およびCOS波形にて変
    化する磁界を与えて駆動する駆動磁界発生部と、この駆
    動磁界発生部にて前記磁界を発生させるよう駆動波形信
    号を供給する駆動回路部とからなり、前記駆動回路部
    は、前記動体負荷を駆動する駆動磁界の変化を生成する
    ための前記駆動波形信号の更新周期をTとするとともに
    SIN波形とCOS波形の各信号の更新タイミングをT
    /2だけ異ならせたことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 磁性体からなる動体負荷を駆動磁界発生
    部によりSIN波形およびCOS波形にて変化する磁界
    を与えて駆動する駆動装置であって、前記駆動磁界発生
    部にて前記磁界を発生させるよう駆動波形信号を供給す
    る駆動回路部を備え、前記駆動回路部は、外部からの入
    力信号に応じて前記駆動磁界発生部にて前記磁界を発生
    させるよう前記入力信号変化に対応してSIN波形およ
    びCOS波形にて変化する駆動データを所定の更新周期
    で生成する制御部と、この制御部から出力されるSI
    NデータもしくはCOSデータのいずれか一方に前記所
    定の更新周期TのT/2の時間だけ遅延を加えて転送す
    る遅延回路と、前記SINデータおよびCOSデータに
    基づいてSIN波形およびCOS波形の駆動電圧変化を
    呈するPWM信号を出力するPWM回路とから構成され
    ることを特徴とする駆動装置。
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