JP3106289U - 組立て箱 - Google Patents

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美智子 石迫
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Abstract

【課題】扁平に折り畳め、また使用時には容易に組立てられる箱であって、さらに従来の蓋の貫通孔に当る箇所にもリボンを簡単に通すことが出来る組立て箱を提供する。
【解決手段】直方体又は立方体から成り、折り畳み及び組立て自在で内側に商品を入れて陳列又は販売する組立て箱Aにおいて、当該組立て箱Aは、天板である蓋2と当該蓋2の無い下箱1から成り、別途設けた蓋2は各四辺の端縁を略直角に一定長折り曲げて夫々折曲片として設け、当該折曲片の相対向する少なくとも一組の折曲片23、23の夫々の下端縁の略中央に切り欠きを設けてリボン係止部26とし、上記下箱1の内側に商品を入れ、蓋2を被せた後、当該組立て箱AにリボンBを掛けて当該蓋2上の略中央で結んで下箱1と蓋2を一体に設ける際、当該リボンBを上記各リボン係止部26に挿通して係止した。
【選択図】図1

Description

この考案は不要時には偏平に折り畳み、使用時には容易に組立てられる紙から成る組立て箱であって、天板である蓋を別途設け、箱本体と蓋とをリボン掛けして一体化する組立て箱に関するものである。
従来から、ケーキなどの販売に際して紙箱が多く使用されている。これらの紙箱は、不要時は扁平に折り畳め、使用する際に容易に組立てられ、また保管や輸送の際には場所をとらず、非常に便利であり、盛んに使用されている。そして以前よりこの様な全面を遮った中が見えない紙箱の他、購買意欲を高める陳列用やギフトケース用として、組立て箱を、天板である蓋とこの蓋の無い下箱から形成し、この蓋を透明な部材で設け中に収められた菓子が外側から見えるようにし、さらにこれらの組立て箱の上からリボンを掛けた装飾性を高めたものがある。
そして、下箱とこの下箱に蓋を被せた際の一体性を確保するために、図7に示す様に、蓋32の相対向する夫々の端縁を略直角に折り曲げ(ただし、図7では一側のみ図示)、これらの各折曲片33の略中央に貫通孔34を穿ち、この蓋32を下箱31に被せた後、これらの各貫通孔34の中にリボンBを通して蓋の上でリボンを結び、蓋32が外れないようにまたリボンBがずれない様にしているものもある。
しかしながら、この様な組立て箱の蓋32の折曲片33に設けられた貫通孔34は扁平なリボンBを挿通するための長細に設けられたものが多く、急いでいる時はリボンBの一端を通し難く、またリボンBはレースを編んで出来ているものが多いが、このレースの端がほつれている場合や、況してリボン自信に過剰な装飾物が設けられている場合などは通し難く、円滑な顧客への対応を妨げ、店のスタッフにはストレスを生じさせ、顧客には必要以上の待ち時間を強いていた。
この考案は、これらの点に鑑みて為されたもので、扁平に折り畳め、また使用時には容易に組立てられる箱であって、さらに従来の蓋の貫通孔に当る箇所にもリボンを簡単に通すことが出来る組立て箱を提供して上記課題を解決するものである。
請求項1の考案は、直方体又は立方体から成り、折り畳み及び組立て自在で内側に商品を入れて陳列又は販売する組立て箱において、当該組立て箱は、天板である蓋と当該蓋の無い下箱から成り、別途設けた蓋は各四辺の端縁を略直角に一定長折り曲げて夫々折曲片として設け、当該折曲片の相対向する少なくとも一組の折曲片の夫々の下端縁の略中央に切り欠きを設けてリボン係止部とし、上記下箱の内側に商品を入れ、蓋を被せた後、当該組立て箱にリボンを掛けて当該蓋上の略中央で結んで下箱と蓋を一体に設ける際、当該リボンを上記各リボン係止部に挿通して係止した組立て箱とした。
請求項2の考案は、上記蓋におけるリボン係止部は折曲片の下端縁に、挿通するリボンの幅と略同幅の切り欠きを設け、当該切り欠きの開口両側端縁を夫々内側に突出させて係止片を設け、当該両側の相対向する係止片の先端間の幅は上記リボンの幅より小さくし、当該リボン係止部の切り欠き内にリボンを通す上記請求項1に記載の組立て箱とした。
請求項3の考案は、上記四辺に折曲片を有する蓋を上記下箱に被せる際、当該蓋のリボン係止部を設けた相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の外側に出して当該端縁に係止し、リボン係止部を設けていない相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の内側に入れて当該端縁に係止した上記請求項1又は2の何れかに記載の組立て箱とした。また請求項4の考案は、上記蓋は、透明な合成樹脂部材から成り、当該蓋を上記下箱に被せた際、当該透明な蓋を通して中に有る商品が見える上記請求項1乃至3の何れかに記載の組立て箱とした。
請求項5の考案は、上記下箱は、第一側板の上端に折り目を介して第一内側板を設け、当該第一側板の左端に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の下端に折り目を介して略台形状の第一底板を設け、当該第一底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の右端に折り目を介して第二側板を設け、第二側板の上端に折り目を介して第二内側板を設け、当該第二側板の下端に折り目を介して略台形状の第二底板を設け、当該第二側板の右端に折り目を介して第三側板を設け、第三側板の上端に折り目を介して第三内側板を設け、当該第三側板の下端に折り目を介して略台形状の第三底板を設け、当該第三底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第三側板の右端に折り目を介して第四側板を設けた。
第四側板の上端に折り目を介して第四内側板を設け、当該第四側板の下端に折り目を介して略台形状の第四底板を設け、上記各側板に折り目を介して設けた各底板を当該折り目によって折り上げ、当該各側板を左右の各折り目によって折り込み、第一側板の貼着片を第四側板の端縁内側に貼着して角筒状に設け、上記第一底板の貼着片を上記第二底板の下面に貼着し、上記第三底板の貼着片を上記第四底板の下面に貼着し、当該第一底板、第二底板、第三底板、及び第四底板を夫々組み合わせて底板を形成し、当該状態で上記第一底板の斜行した辺の折り目及び上記第三底板の斜行した辺の折り目を上方に折ることによって下箱を扁平に折り畳み、使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱を立体的に開き、上記第一内側板、第二内側板、第三内側板及び第四内側板を夫々第一側板、第二側板、第三側板及び第四側板の内側に重合するように夫々折り曲げて上記下箱を形成する上記請求項1乃至4の何れかに記載の組立て箱とした。
請求項6の考案は、上記下箱は、第一側板の上端に折り目を介して第一内側板を設け、当該第一内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第一側板の左端に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の下端に折り目を介して略台形状の第一底板を設け、当該第一底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の右端に折り目を介して第二側板を設け、第二側板の上端に折り目を介して第二内側板を設け、当該第二内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第二内底板を設け、当該第二側板の下端に折り目を介して略台形状の第二底板を設け、当該第二側板の右端に折り目を介して第三側板を設け、第三側板の上端に折り目を介して第三内側板を設け、当該第三内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第三側板の下端に折り目を介して略台形状の第三底板を設け、当該第三底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第三側板の右端に折り目を介して第四側板を設けた。
第四側板の上端に折り目を介して第四内側板を設け、当該第四内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第四内底板を設け、当該第四側板の下端に折り目を介して略台形状の第四底板を設け、上記各側板に折り目を介して設けた各底板を当該折り目によって折り上げ、当該各側板を左右の各折り目によって折り込み、第一側板の貼着片を第四側板の端縁内側に貼着して角筒状に設け、上記第一底板の貼着片を上記第二底板の下面に貼着し、上記第三底板の貼着片を上記第四底板の下面に貼着し、当該第一底板、第二底板、第三底板、及び第四底板を夫々組み合わせて底板を形成し、当該状態で上記第一底板の斜行した辺の折り目及び上記第三底板の斜行した辺の折り目を上方へ折ることによって当該下箱を扁平に折り畳んだ。
使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱を立体的に開き、上記第一内側板及び第三内側板を夫々第一側板及び第三側板に重合するように折り込み、さらに第一内側板の折り込み片及び第三内側板の折り込み片を上記底板上に夫々折り込み、この上から第二内側板及び第四内側板を夫々第二側板及び第四側板に重合するように夫々折り込み、さらに第二内底板及び第四内底板を夫々折り込んで、第二内底板と第四内底板の先端を突き合せた状態で第二内底板及び第四内底板が上記底板上に嵌合して下箱を形成する上記請求項1乃至4の何れかに記載の組立て箱とした。
請求項1乃至6の各考案によれば、別途設けられた蓋と下箱から成り、折り畳み及び組立て自在な箱であっても、蓋に設けたリボン係止部に極めて簡単にリボンを掛けることが出来るので、リボンを掛けた、装飾性の高い陳列用又はギフトケース用の箱を容易に形成することが出来る。それ故、顧客に必要以上の待ち時間を強いることもなく、顧客に対する円滑な対応ができるものである。また請求項2の考案によれば、上記蓋におけるリボン係止部にリボンの幅と略同じ幅の切り欠きの両側端縁を夫々内側に突出させてリボンを切り欠き部に通し易く、かつ挿通されたリボンをリボン係止部から外れ難くしたので、下箱から蓋が外れ難く、組立て箱に掛けられたリボンの信頼性が高い。それ故、顧客に対する円滑な対応が確実にできるものである。
請求項3の考案によれば、上記四辺を折り込んだ蓋を上記下箱に被せる際、この蓋のリボン係止部を設けた相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の外側に出してこの端縁に係止し、リボン係止部を設けていない相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の内側に入れてこの端縁に係止したので、蓋が下箱から外れ難く、安心して箱の中に商品を入れることが出来る。さらに請求項4の考案によれば、蓋を透明な合成樹脂部材から形成し、この蓋を上記下箱に被せた際、透明な蓋を通して中に有る商品が見えるようにしたので、この箱の中に商品を入れて陳列や持ち運びに使用した際、顧客や客先の購買意欲をそそり、店舗の売上げ増加にも供するものである。
また請求項5及び6の各考案によれば、組立て箱の折り畳み及び組立てが確実にかつ容易に出来、上記効果に加えて、店頭での円滑な顧客への対応が出来るものであり、ひいては、店舗の売上げ増加にも供するものである。
組立て箱は、天板である蓋と当該蓋の無い下箱から成り、別途設けた蓋は各四辺の端縁を略直角に一定長折り曲げて夫々折曲片として設け、当該折曲片の相対向する少なくとも一組の折曲片の夫々の下端縁の略中央に切り欠きを設けてリボン係止部とし、このリボン係止部は折曲片の下端縁に、挿通するリボンの幅と略同幅の切り欠きを設け、この切り欠きの開口両側端縁を夫々内側に突出させて係止片を設け、この両側の相対向する係止片の先端間の幅は上記リボンの幅より小さくし、このリボン係止部の切り欠き内にリボンを通する。また上記四辺に折曲片を有する蓋を上記下箱に被せる際、この蓋のリボン係止部を設けた相対向する二辺の折曲片を下箱の端縁の外側に出して当該端縁に係止し、リボン係止部を設けていない相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の内側に入れて当該端縁に係止した。さらにこの蓋は、透明な合成樹脂部材から成り、この蓋を上記下箱に被せた際、この透明な蓋を通して中に有る商品が見えるようにした。
上記下箱は、第一側板の上端に折り目を介して第一内側板を設け、当該第一内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第一側板の左端に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の下端に折り目を介して略台形状の第一底板を設け、当該第一底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の右端に折り目を介して第二側板を設け、第二側板の上端に折り目を介して第二内側板を設け、当該第二内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第二内底板を設け、当該第二側板の下端に折り目を介して略台形状の第二底板を設け、当該第二側板の右端に折り目を介して第三側板を設け、第三側板の上端に折り目を介して第三内側板を設け、当該第三内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第三側板の下端に折り目を介して略台形状の第三底板を設け、当該第三底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第三側板の右端に折り目を介して第四側板を設けた。
第四側板の上端に折り目を介して第四内側板を設け、当該第四内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第四内底板を設け、当該第四側板の下端に折り目を介して略台形状の第四底板を設け、上記各側板に折り目を介して設けた各底板を当該折り目によって折り上げ、当該各側板を左右の各折り目によって折り込み、第一側板の貼着片を第四側板の端縁内側に貼着して角筒状に設け、上記第一底板の貼着片を上記第二底板の下面に貼着し、上記第三底板の貼着片を上記第四底板の下面に貼着し、当該第一底板、第二底板、第三底板、及び第四底板を夫々組み合わせて底板を形成し、当該状態で上記第一底板の斜行した辺の折り目及び上記第三底板の斜行した辺の折り目を上方へ折ることによって当該下箱を扁平に折り畳んだ。
使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱を立体的に開き、上記第一内側板及び第三内側板を夫々第一側板及び第三側板に重合するように折り込み、さらに第一内側板の折り込み片及び第三内側板の折り込み片を上記底板上に夫々折り込み、この上から第二内側板及び第四内側板を夫々第二側板及び第四側板に重合するように夫々折り込み、さらに第二内底板及び第四内底板を夫々折り込んで、第二内底板と第四内底板の先端を突き合せた状態で第二内底板及び第四内底板が上記底板上に嵌合して下箱を形成した。
この様な下箱の内側に商品を入れ、蓋を被せた後、この組立て箱にリボンを掛けてこの蓋上の略中央で結んで下箱と蓋を一体に設ける際、このリボンを上記各リボン係止部に挿通して係止した。
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。
この実施例の組立て箱Aは、紙製で、図1に示す様に、天板である蓋2、当該蓋の無い下箱1から成る。この組立て箱Aは、平面正方形状の直方体から成り、折り畳み及び組立て自在で内側に菓子を入れて陳列又は販売するものである。
上記蓋の無い下箱1は、図2乃至図4に示すように、長方形状の第一側板3の上端に折り目aを介して同形同大の第一内側板4を設け、この第一内側板4の上端に折り目bを介して細幅の折曲片5を設け、この第一側板3の左端に折り目cを介して細幅の貼着片6を設け、この第一側板3の下端に折り目dを介して略台形状の第一底板7を設け、この第一底板7の斜行した辺に折り目eを介して貼着片8を設け、この第一側板3の右端に折り目fを介して第一側板3と同形同大の第二側板9を設けている。
また第二側板9の上端に折り目gを介して第二側板9と同形同大の第二内側板10を設け、この第二内側板10の上端に折り目hを介してこの第二側板9と略同形で一回り小さい第二内底板11を設け、この第二側板9の下端に折り目iを介して略台形状の第二底板12を設け、この第二側板9の右端に折り目jを介して第二側板9と同形同大の第三側番13を設けている。また第三側板13の上端に折り目kを介して第三側板13と同形同大の第三内側板14を設け、この第三内側板14の上端に折り目を介して細幅の折曲片15を設け、この第三側板13の下端に折り目mを介して略台形状の第三底板16を設け、この第三底板16の斜行した辺に折り目nを介して貼着片17を設け、この第三側板13の右端に折り目oを介して第三側板13と同形同大の第四側板18を設けている。
さらに第四側板18の上端に折り目pを介して第四側板18と同形同大の第四内側板19を設け、この第四内側板19の上端に折り目qを介して第四側板18と略同形で一回り小さい第四内底板20を設け、この第四側板18の下端に折り目rを介して略台形状の第四底板21を設けている。
上記各側板3、9、13、18に折り目d、i、m、rを介して設けた各底板7、12、16、21をこれらの折り目d、i、m、rによって折り上げ、この各側板3、9、13、18を左右の各折り目c、f、j、oによって折り込み、第一側板3の貼着片6を第四側板18の端縁内側に貼着して下箱1を角筒状に設け、上記第一底板7の貼着片8を上記第二底板12の下面に貼着し(図2において斜線で示す)、上記第三底板16の貼着片17を上記第四底板21の下面に貼着し(図2において斜線で示す)、これらの第一底板7、第二底板12、第三底板16、及び第四底板21を夫々組み合わせて下箱1の底板を形成する。
この状態で、図3に示す様に、上記第一底板7の斜行した辺の折り目e及び上記第三底板16の斜行した辺の折り目nを上方に折りこむことによってこの下箱1を扁平に折り畳む。下箱1の保管時はこの状態で保管する。
使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱1を上記第一底板7の斜行した辺の折り目e及び上記第三底板16の斜行した辺の折り目nによって立体的に開き、各側板等を折り込んで、図4に示す様に、下箱1を作成する。これを具体的に述べると、上記第一内側板4及び第三内側板14を第一側板3及び第三側板13の内側面に重ね、第一内側板4の折り込み片5及び第三内側板14の折り込み片15を夫々上記下箱1の底板上に重ねる。続いて第二内側板10及び第四内側板19を夫々第二側板9及び第四側板18の内側面に重ね、さらに第二内底板11及び第四内底板20を上記下箱1の底板上に重ねる。これにより第二内底板11と第四内底板20との先端縁が突き合わされ、これらにより底板が形成される。即ち第二内底板11と第四内底板20とを合わせると上記下箱1の底板にぴったりと嵌め合わされる大きさ、形状となっている。以上により下箱1を形成する。
次に蓋2を説明する。この蓋2は、透明なプラスチック製の板体から成り、この板体の各四辺の端縁を夫々直角に折り曲げて折曲片として設けている。これらの折曲片のうち、一方の相対向するものを細幅の折曲片22として設け、他方の相対向する折曲片23の下端縁の中央に挿通するリボンの幅と略同じかやや大きい幅を有する切り欠き24を設け、この切り欠き24の開口部の両側端縁を内側に夫々突出させて後述するリボンの係止片25として設け、これらによりリボン係止部26を設けている。これらの両側の係止片25の相対向する先端間の幅はリボンの幅より小さく設けている。
そしてこの組立て箱Aを使用する手順を説明する。
上記下箱1の中に菓子を入れた後、図1に示すように、この下箱1の上面の開口部に上記蓋2を被せ、この蓋2のリボン係止部26を設けた相対向する二辺の折曲片23を下箱1の端縁の外側に出してこの端縁に係止し、リボン係止部26を設けていない相対向する折曲片22をこの下箱1の端縁の内側に入れてこの端縁に係止する。
この後、この組立て箱Aの全体にリボンBを渡して、図6に示すように、下箱1の開口部から外側に出ている蓋2のリボン係止部26に夫々リボンBを通して、蓋2上の中央の位置で結ぶ。その際、リボン係止部26の係止片25,25の間からリボンBをリボン係止部26に容易に通すことが出来る。この時、リボン係止部26に挿通されたリボンBは、係止片25,25により、リボン係止部26から外れ難く成っている。これらにより下箱1と蓋2は一体に締め付けられ、蓋2が容易に開くことはない。
上記実施例においては、蓋2に設けたリボン係止部26を一定幅を有する切り欠き24を設けてこの切り欠き24の開口部の両側端縁を内側に夫々突出させてリボンの係止片25を設けて形成しているが、リボン係止部26の形状は、これに限定するものではなく、またリボン係止部26,26を一組の相対向する折曲片23、23にのみ設けているが、もちろん二組の相対向する折曲片22、22、23、23の双方に設けても良い。さらに下箱1の構成を具体的に記載しているが、下箱1の構成はこれに限定するものではない。また蓋2を透明なプラスチック製の板体により設けているが、蓋2は透明なものに限定するものではなく、またプラスチック製の板体に限定するものではない。
この考案の実施例の組立て箱にリボンを掛けた状態の斜視図である。 この考案の実施例の組立て箱の下箱の展開図である。 この考案の実施例の組立て箱の下箱の接続した側板を折りこみ、各底板を折り込んだ後、扁平に折り畳んだ状態の斜視図である。 この考案の実施例の組立て箱の下箱を組立てた状態の斜視図である。 この考案の実施例の組立て箱の蓋の展開図である。 この考案の実施例の組立て箱の蓋のリボン係止部にリボンを挿通した状態を示す説明図である。 従来の蓋と下箱とで形成された組み立て箱の蓋の折曲片の長細の貫通孔にリボンを挿通している状態を示す斜視図である。
符号の説明
A 組立て箱 B リボン
1 下箱 2 蓋
22 折曲片 23 折曲片
24 折曲片に設けた切り欠き 25 係止片
26 リボン係止部

Claims (6)

  1. 直方体又は立方体から成り、折り畳み及び組立て自在で内側に商品を入れて陳列又は販売する組立て箱において、
    当該組立て箱は、天板である蓋と当該蓋の無い下箱から成り、別途設けた蓋は各四辺の端縁を略直角に一定長折り曲げて夫々折曲片として設け、当該折曲片の相対向する少なくとも一組の折曲片の夫々の下端縁の略中央に切り欠きを設けてリボン係止部とし、
    上記下箱の内側に商品を入れ、蓋を被せた後、当該組立て箱にリボンを掛けて当該蓋上の略中央で結んで下箱と蓋を一体に設ける際、当該リボンを上記各リボン係止部に挿通して係止したことを特徴とする、組立て箱。
  2. 上記蓋におけるリボン係止部は折曲片の下端縁に、挿通するリボンの幅と略同幅の切り欠きを設け、当該切り欠きの開口両側端縁を夫々内側に突出させて係止片を設け、当該両側の相対向する係止片の先端間の幅は上記リボンの幅より小さくし、当該リボン係止部の切り欠き内にリボンを通すことを特徴とする、上記請求項1に記載の組立て箱。
  3. 上記四辺に折曲片を有する蓋を上記下箱に被せる際、当該蓋のリボン係止部を設けた相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の外側に出して当該端縁に係止し、リボン係止部を設けていない相対向する二辺の折曲片を上記下箱の端縁の内側に入れて当該端縁に係止したことを特徴とする、上記請求項1又は2の何れかに記載の組立て箱。
  4. 上記蓋は、透明な合成樹脂部材から成り、当該蓋を上記下箱に被せた際、当該透明な蓋を通して中に有る商品が見えることを特徴とする、上記請求項1乃至3の何れかに記載の組立て箱。
  5. 上記下箱は、
    第一側板の上端に折り目を介して第一内側板を設け、当該第一側板の左端に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の下端に折り目を介して略台形状の第一底板を設け、当該第一底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の右端に折り目を介して第二側板を設け、
    第二側板の上端に折り目を介して第二内側板を設け、当該第二側板の下端に折り目を介して略台形状の第二底板を設け、当該第二側板の右端に折り目を介して第三側板を設け、
    第三側板の上端に折り目を介して第三内側板を設け、当該第三側板の下端に折り目を介して略台形状の第三底板を設け、当該第三底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第三側板の右端に折り目を介して第四側板を設け、
    第四側板の上端に折り目を介して第四内側板を設け、当該第四側板の下端に折り目を介して略台形状の第四底板を設け、
    上記各側板に折り目を介して設けた各底板を当該折り目によって折り上げ、当該各側板を左右の各折り目によって折り込み、第一側板の貼着片を第四側板の端縁内側に貼着して角筒状に設け、上記第一底板の貼着片を上記第二底板の下面に貼着し、上記第三底板の貼着片を上記第四底板の下面に貼着し、当該第一底板、第二底板、第三底板、及び第四底板を夫々組み合わせて底板を形成し、
    当該状態で上記第一底板の斜行した辺の折り目及び上記第三底板の斜行した辺の折り目を上方に折ることによって下箱を扁平に折り畳み、
    使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱を立体的に開き、上記第一内側板、第二内側板、第三内側板及び第四内側板を夫々第一側板、第二側板、第三側板及び第四側板の内側に重合するように夫々折り曲げて上記下箱を形成することを特徴とする、上記請求項1乃至4の何れかに記載の組立て箱。
  6. 上記下箱は、
    第一側板の上端に折り目を介して第一内側板を設け、当該第一内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第一側板の左端に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の下端に折り目を介して略台形状の第一底板を設け、当該第一底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第一側板の右端に折り目を介して第二側板を設け、
    第二側板の上端に折り目を介して第二内側板を設け、当該第二内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第二内底板を設け、当該第二側板の下端に折り目を介して略台形状の第二底板を設け、当該第二側板の右端に折り目を介して第三側板を設け、
    第三側板の上端に折り目を介して第三内側板を設け、当該第三内側板の上端に折り目を介して折り込み片を設け、当該第三側板の下端に折り目を介して略台形状の第三底板を設け、当該第三底板の斜行した辺に折り目を介して貼着片を設け、当該第三側板の右端に折り目を介して第四側板を設け、
    第四側板の上端に折り目を介して第四内側板を設け、当該第四内側板の上端に折り目を介して上記底板の半分の大きさの第四内底板を設け、当該第四側板の下端に折り目を介して略台形状の第四底板を設け、
    上記各側板に折り目を介して設けた各底板を当該折り目によって折り上げ、当該各側板を左右の各折り目によって折り込み、第一側板の貼着片を第四側板の端縁内側に貼着して角筒状に設け、上記第一底板の貼着片を上記第二底板の下面に貼着し、上記第三底板の貼着片を上記第四底板の下面に貼着し、当該第一底板、第二底板、第三底板、及び第四底板を夫々組み合わせて底板を形成し、
    当該状態で上記第一底板の斜行した辺の折り目及び上記第三底板の斜行した辺の折り目を上方へ折ることによって当該下箱を扁平に折り畳み、
    使用の際は、扁平に折り畳んだ下箱を立体的に開き、上記第一内側板及び第三内側板を夫々第一側板及び第三側板に重合するように折り込み、さらに第一内側板の折り込み片及び第三内側板の折り込み片を上記底板上に夫々折り込み、この上から第二内側板及び第四内側板を夫々第二側板及び第四側板に重合するように夫々折り込み、さらに第二内底板及び第四内底板を夫々折り込んで、第二内底板と第四内底板の先端を突き合せた状態で第二内底板及び第四内底板が上記底板上に嵌合して下箱を形成することを特徴とする、上記請求項1乃至4の何れかに記載の組立て箱。
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