JP3106259U - 名札 - Google Patents

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眞生 高桑
俊哉 村田
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トーホーポリマー株式会社
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Abstract

【課題】 札をシリコーンゴムから作ることで、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ衣類等に着用した場合に邪魔になることがなく、しかも印刷面の耐摩耗性に優れる名札の提供。
【解決手段】 少なくとも氏名または物品名を表示する表示面2aを有する基部2と、表示面2aの裏面2bに設けられ基部2を着脱自在にするための鰐口または安全ピンを含むクリップ3とを備えた名札1において、基部2をシリコーンゴムを素材として用い、所定形状に成型するとともに、クリップ3を裏面への表面処理後に接着剤を用いて接着するかまたは機械的に固定する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、名札に関する。
名札は、例えば文房具店で簡単に入手でき、学校での生徒の氏名、病院での先生の氏名、看護師の氏名、会社での社員氏名を印刷または油性ペン等を用いて手書きにより表示し、着衣の目立つ箇所にクリップで留めるようにして使用される。
また、商品の販売時において、商品名とともに価格を表示するようにして、商品ケースなどにクリップで留めるようにして使用される。
従来から市販されている名札は、紙片を収容する透明アクリルケース体の裏面にクリップを接着固定したタイプと、白色のスチロール樹脂系の裏面にクリップを接着固定したタイプがある。
紙片に氏名または物品名を印刷し透明アクリルケース体に収納して使用するタイプは印刷面に手などが直に触れないので消えることはないが、大型の名札の場合に胸ポケットに装着し激しく動くと胸にぶつかり邪魔になるし、思わぬ怪我を負うこともある。また、水に濡れると紙片のインクが滲むので見苦しい状態となる欠点がある。
一方、白色のスチロール樹脂系の表示面に印刷または油性ペンで記入するタイプのものは、印刷面の耐摩耗性に劣り、手などが直に触れることで次第に消失する。
ところでシリコーンゴムは、シリコーンが架橋されて三次元網目化してできたゴム様の弾性変形可能な物質であり、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れるので電気部品などの多くの分野で用いられていることが知られている(非特許文献1)。
「工業材料大辞典」、工業調査会1997年11月20日発行、第568頁。
上記のような名札をシリコーンゴムから作ることができれば、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ形状大きさ如何に拘わらず邪魔になることがなく、しかも印刷面の耐摩耗性に優れる名札を作ることができる。
しかしながら、名札を胸ポケットあるいは衣類などに留めるためのクリップは金属製または一般の熱可塑性樹脂製であることからシリコーンゴムに対して接着剤を用いて固定することはできない。
したがって、本考案は上記のような問題点に鑑みて成されたものであり、名札をシリコーンゴムから作ることで、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ衣類等に着用した場合に邪魔になることがなく、しかも印刷面の耐摩耗性に優れる名札の提供を目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本考案によれば、少なくとも氏名または物品名を表示する表示面を有する基部と、前記表示面の裏面に設けられ前記基部を着脱自在にするための鰐口または安全ピンを含む取付手段とを備えた名札において、前記基部をシリコーンゴムを素材として用い、所定形状に成型するとともに、前記取付手段を、前記裏面への表面処理後に接着剤を用いて接着するかまたは前記裏面上に形成される形状部に対して機械的に固定することを特徴としている。
また、前記表示面上に、前記氏名または物品名を、シリコーン系インクを用いて印刷したことを特徴としている。
また、前記シリコーンゴムの硬度は、JISタイプA・30〜70度の範囲であり、また前記シリコーン系インクは、液状シリコーン(LSR)を母剤として所定色の顔料を配合し、所望の色、メタリック系の色に着色可能にしたことを特徴としている。
また、前記印刷は、レーザーマーキングにより行うことを特徴としている。
そして、前記印刷は、前記成型時に前記印刷を行ない加硫を行うことで前記表示面上の印刷耐摩耗性を、前記シリコーンゴムと同等にする埋め込み印刷または、前記成型後に加硫を行い、その後に前記印刷を行う表面印刷、あるいは、前記埋め込み印刷後に前記表面印刷を行う複合印刷であることを特徴としている。
本考案によれば、名札をシリコーンゴムから作ることで、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ衣類等に着用した場合に邪魔になることがなく、しかも印刷面の耐摩耗性に優れる名札が提供されるという利点がある。
以下に、本考案の好適な実施例の名札について添付図を参照して説明する。
図1(a)は、本考案の一実施例のシリコーンゴム製の名札1の正面図、(b)は名札1の右側面図、(c)は名札1の背面図である。
先ず、図1(a)において、名札1は図示のような矩形形状でありサイズとしては名刺サイズを有している。その厚さは約1〜5mmであり、通常は約2mmに設定されており、所定の成型用型にシリコーンゴム材料がセットされ加硫後に表示面2aを有する基部2が取り出される。ここで、基部2の形状およびサイズとしては図示のものに限定されず種々設定することができ、例えば正方形、円形、楕円形、各種幾何形状、星型、動物のシルエットなど種々がある。また、基部2のゴム硬度は、JISタイプA・30〜70度の範囲に設定されることで、使用上において適度に変形して、激しく身体に衝突した場合でもいたくないように配慮されている。
この表示面2aには、氏名、物品名、各種模様、背景画等が後述するように印刷されるが、この表示面2aは、シリコーンゴム素材であるので耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ耐摩耗性に優れることになる。ただし、油性ペンでの筆記はできない。
次に、図1(b)と図1(c)において、名札1の基部2の裏面2bの略中央には鰐口または安全ピンを合体した取付手段であるクリップ3が固定されている。
このクリップ3の鰐口は、熱可塑性樹脂製の例えば塩化ビニル成型品であり、図示のような複数の山型の歯部を形成した一方の部材4と、この部材4から延設される軸支部に設けられた軸体6を回動中心にして回動自在に設けられるとともに図示のような複数の山型の歯部を形成した他方の部材5と、この部材5を常時閉じる方向に移動付勢することで上記の各歯部がかみ合うようにしたトーションバネ部材7とから構成されている。
以上のように構成される鰐口を用いて、部材5の回動端と基部2の表示面2aとの間を指先でつまむことで、各歯部を開いてから胸ポケットなどにセットし、把持を解除して取り付ける。
また、安全ピン8は、鰐口を使えない場合において主に使用され、バネ部9の一部が他方の部材5に穿設された孔部を挿通するように鰐口と一体的に設けられており、カバー部8にバネ部9の針部がセットされることで図示の状態にされるとともに、衣類等への着用時においてバネ部9をカバー部8から取り出し、衣類への挿通後に図示のようにする。
ここで、クリップ3は鰐口のみまたは安全ピンのみの場合もあり、さらには首から吊るすようにストラップを設けるようにしてもよい。
部材4は裏面2b上に接着固定される。周知のようにシリコーンゴムはあらゆる接着剤による接着ができない。このために、裏面2bを特殊表面処理し、その後に接着剤を用いて接着する。
図2(a)は、基部2の成型時に印刷を行ない加硫を行うことで表示面2a上に埋め込み印刷した様子を示す断面図、図2(b)は、基部2の成型後に加硫を行い、その後に前記印刷を行った表面印刷の様子を示す断面図、図2(c)は埋め込み印刷後に表面印刷を行う複合印刷を行った様子を示す断面図である。
先ず、図2(a)において、シリコーンゴムの材料の混合および練り合わせが行われ、図示しない成型型内に流入される。そして、印刷パターンK1が同時にシリコーン系インクであって、液状シリコーン(LSR)を母剤として所定色の顔料を配合し、所望の色に着色されたインクで印刷する埋め込み印刷が行われる。その後加硫されて硬化後に離型され基部2が取り出され、バリ取りなどの仕上が行われ、クリップ3が取り付けられ、検査工程を経て完成される。このようにして印刷された印刷面(表示面2a)は耐摩耗性がシリコーンゴムと同等になる。
次に、図2(b)において、シリコーンゴムの材料の混合および練り合わせが行われ、図示しない成型型内に流入される。そして、基部2が加硫されて硬化される。次に、レーザーマーカーにより文字の印字が行なわれ、スクリーン印刷で印刷パターンK2がシリコーン系インクを用いて表面印刷される。その後2次加硫されて硬化後に離型され基部2が取り出され、バリ取りなどの仕上が行われ、クリップ3が取り付けられ、検査工程を経て完成される。
そして、図2(c)において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、上記の埋め込み印刷後に表面印刷が行われる複合印刷が行われることで、例えば模様、または背景を埋め込み印刷し、個人の氏名を表面印刷または、レーザーマーカーにより印字することができる。
図3は、クリップ3を基部2の裏面2bに機械的に固定する様子を示した外観斜視図である。本図において、既に説明済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、部材4には図示のような左右側面4a、4bと後面4cとが形成されている。
一方、基部2の裏面2bには部材4の左右側面4a、4bを図示のように挿通する左右溝部2d、2dと突き当て面2fとを形成した形状部2cと、部材4の後面4cに突き当たる突起部2gとがシリコーンゴムから図示のように一体成型されている。
このように基部2の裏面2bにクリップを機械的に固定する固定部を一体成型することでより作業性が向上する。
以上説明したように、名札1をシリコーンゴムから作ることで、耐薬品性、耐熱性、耐寒性、耐候性に優れ、かつ衣類等に着用した場合でも適度に変形するので邪魔になることがなく、しかも印刷面の耐摩耗性に優れ、かつ雨に濡れてもなんら問題ないことから、特に学童の名札に最適である。
以上説明した名札は、流通業界、製造業、サービス業など各種工業用途にも適用することができる。
(a)は、本考案の一実施例のシリコーンゴム製の名札1の正面図、(b)、は名札1の右側面図、(c)は、名札1の背面図である。 (a)は、基部2の成型時に印刷を行ない加硫を行うことで表示面2a上に埋め込み印刷した様子を示す断面図、(b)は、基部2の成型後に加硫を行い、その後に前記印刷を行った表面印刷の様子を示す断面図、(c)は、埋め込み印刷後に表面印刷を行う複合印刷を行った様子を示す断面図である。 は、クリップ3を基部2の裏面2bに機械的に固定する様子を示した外観斜視図である。
符号の説明
1 名札
2 基部
2a 表示面
2b 裏面
2c 形状部
3 クリップ

Claims (5)

  1. 少なくとも氏名または物品名を表示する表示面を有する基部と、前記表示面の裏面に設けられ前記基部を着脱自在にするための鰐口または安全ピンを含む取付手段とを備えた名札において、
    前記基部をシリコーンゴムを素材として用い、所定形状に成型するとともに、前記取付手段を、前記裏面への表面処理後に接着剤を用いて接着するかまたは前記裏面上に形成される形状部に対して機械的に固定することを特徴とする名札。
  2. 前記表示面上に、前記氏名または物品名を、シリコーン系インクを用いて印刷したことを特徴とする請求項1に記載の名札。
  3. 前記シリコーンゴムの硬度は、JISタイプA・30〜70度の範囲であり、また前記シリコーン系インクは、液状シリコーン(LSR)を母剤として所定色の顔料を配合し、所望の色、メタリック系の色に着色可能にしたことを特徴とする請求項2に記載の名札。
  4. 前記印刷は、レーザーマーキングにより行うことを特徴とする請求項2または3に記載の名札。
  5. 前記印刷は、前記成型時に前記印刷を行ない加硫を行うことで前記表示面上の印刷耐摩耗性を、前記シリコーンゴムと同等にする埋め込み印刷または、
    前記成型後に加硫を行い、その後に前記印刷を行う表面印刷、
    あるいは、前記埋め込み印刷後に前記表面印刷を行う複合印刷であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の名札。
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