JP3106184B2 - 湿式切削における工具切刃のモニタリング装置 - Google Patents
湿式切削における工具切刃のモニタリング装置Info
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- JP3106184B2 JP3106184B2 JP09278537A JP27853797A JP3106184B2 JP 3106184 B2 JP3106184 B2 JP 3106184B2 JP 09278537 A JP09278537 A JP 09278537A JP 27853797 A JP27853797 A JP 27853797A JP 3106184 B2 JP3106184 B2 JP 3106184B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- tool
- cutting edge
- wet
- monitoring device
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- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフライス切削やマシ
ニングセンタ等による湿式切削において、切削液を光路
の一部とすることで工具切刃の状態をモニターする湿式
切削における工具切刃のモニタリング装置に関するもの
である。
ニングセンタ等による湿式切削において、切削液を光路
の一部とすることで工具切刃の状態をモニターする湿式
切削における工具切刃のモニタリング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラを使用したモニタリ
ングおよび計測手法はフライス切削やマシニングセンタ
などの断続切削およびNC旋削において工具切刃の状態
をオンラインで計測する方法として使用されている。
ングおよび計測手法はフライス切削やマシニングセンタ
などの断続切削およびNC旋削において工具切刃の状態
をオンラインで計測する方法として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法も乾式切削でおこなうことを前提にしており、湿
式切削の環境では利用することが不可能であるという問
題を有していた。
の方法も乾式切削でおこなうことを前提にしており、湿
式切削の環境では利用することが不可能であるという問
題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の欠点に鑑
み提案されたもので、ビデオカメラと望遠顕微鏡光学系
と防水フィルタとからなる、湿式切削において工具切刃
を監視する撮像光学系と、上記撮像光学系の匡体一端部
の切削液挿入口から匡体他端部の切削液放出口までの切
削液導通路と、上記工具切刃の動きに同期して断続的に
発光するストロボスコープ光源と、を備え、上記ストロ
ボスコープ光源からの光を工具切刃に照射しその反射光
をビデオカメラに入射させるまでの光路の一部に、切削
液放出口から噴出する切削液を用いる、ことを特徴とす
る湿式切削における工具切刃のモニタリング装置を提供
するものである。
み提案されたもので、ビデオカメラと望遠顕微鏡光学系
と防水フィルタとからなる、湿式切削において工具切刃
を監視する撮像光学系と、上記撮像光学系の匡体一端部
の切削液挿入口から匡体他端部の切削液放出口までの切
削液導通路と、上記工具切刃の動きに同期して断続的に
発光するストロボスコープ光源と、を備え、上記ストロ
ボスコープ光源からの光を工具切刃に照射しその反射光
をビデオカメラに入射させるまでの光路の一部に、切削
液放出口から噴出する切削液を用いる、ことを特徴とす
る湿式切削における工具切刃のモニタリング装置を提供
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態にお
ける湿式切削における工具切刃のモニタリング装置の構
成を示す概念図であって、1はビデオカメラ、2は望遠
顕微鏡光学系の一部を成す接写レンズ、3は防水フィル
タ、4は工具切刃6の動きに同期して発光するストロボ
スコープ光を導く光路であり、4′はストロボスコープ
であり、3aはプリズム(ビームスプリッタ)である。
また、5はモニタリング装置の匡体であって、上部(匡
体一端部)に切削液挿入口5aが、下部(匡体他端部)
に切削液放出口であるノズル5bが上記匡体5から突出
して形成されている。
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態にお
ける湿式切削における工具切刃のモニタリング装置の構
成を示す概念図であって、1はビデオカメラ、2は望遠
顕微鏡光学系の一部を成す接写レンズ、3は防水フィル
タ、4は工具切刃6の動きに同期して発光するストロボ
スコープ光を導く光路であり、4′はストロボスコープ
であり、3aはプリズム(ビームスプリッタ)である。
また、5はモニタリング装置の匡体であって、上部(匡
体一端部)に切削液挿入口5aが、下部(匡体他端部)
に切削液放出口であるノズル5bが上記匡体5から突出
して形成されている。
【0006】本実施形態の湿式切削における工具切刃の
モニタリング装置では、ノズル5bから噴出する切削液
を光路の一部として、光路4の先端のプリズム3aから
放射した光が切削液の中を伝搬して工具切刃6で反射
し、再び切削液の中を伝搬して防水フィルタ3を介して
接写レンズ2で画像が拡大され、ビデオカメラ1に入射
する。これによって、ビデオカメラ1の出力を図示して
いないTVモニタを用いて目視で観察したり、A/Dコ
ンバータを介してコンピュータに入力して画像処理をお
こなう。
モニタリング装置では、ノズル5bから噴出する切削液
を光路の一部として、光路4の先端のプリズム3aから
放射した光が切削液の中を伝搬して工具切刃6で反射
し、再び切削液の中を伝搬して防水フィルタ3を介して
接写レンズ2で画像が拡大され、ビデオカメラ1に入射
する。これによって、ビデオカメラ1の出力を図示して
いないTVモニタを用いて目視で観察したり、A/Dコ
ンバータを介してコンピュータに入力して画像処理をお
こなう。
【0007】なお、工具切刃6の動作に同期させて、ス
トロボスコープ光を光路4の先端のプリズム3aから放
射しているので、ビデオカメラ1には工具切刃6の画像
が静止して写り、これによって、本実施形態の湿式切削
における工具切刃のモニタリング装置の用途は広がり、
あらゆる湿式切削工具に応用できる。さらに、望遠顕微
鏡光学系において対物距離を外部から調整することが可
能になれば、モニター可能な範囲が広がって応用範囲も
拡大する。
トロボスコープ光を光路4の先端のプリズム3aから放
射しているので、ビデオカメラ1には工具切刃6の画像
が静止して写り、これによって、本実施形態の湿式切削
における工具切刃のモニタリング装置の用途は広がり、
あらゆる湿式切削工具に応用できる。さらに、望遠顕微
鏡光学系において対物距離を外部から調整することが可
能になれば、モニター可能な範囲が広がって応用範囲も
拡大する。
【0008】図3は本発明の第2の実施形態における湿
式切削における工具切刃のモニタリング装置の構成を示
す概念図である。なお、図1に示した実施形態と同一の
構成は同一符号で表している。
式切削における工具切刃のモニタリング装置の構成を示
す概念図である。なお、図1に示した実施形態と同一の
構成は同一符号で表している。
【0009】図において3′は例えばアクリル樹脂や光
学ガラスなどといった透光性の材料で構成した導光部材
であって、望遠顕微鏡光学系である接写レンズ2と光軸
が一致しており、その反射面は上記光軸と45゜の角度
をなすプリズム3aが形成されている。
学ガラスなどといった透光性の材料で構成した導光部材
であって、望遠顕微鏡光学系である接写レンズ2と光軸
が一致しており、その反射面は上記光軸と45゜の角度
をなすプリズム3aが形成されている。
【0010】また、プリズム3aと対面してストロボス
コープ4′が配置され、ストロボスコープ4′と匡体5
の間には適宜な導光手段が配設されている。このような
構成により、ストロボスコープ4′を第1の実施形態と
同様に工具切刃6の動作に同期させて発光させると、ス
トロボスコープ4′からの断続光はプリズム3aの反射
面で反射して工具切刃6を照射し、これによって工具切
刃6で反射してビデオカメラ1には工具切刃6の画像が
静止して写る。
コープ4′が配置され、ストロボスコープ4′と匡体5
の間には適宜な導光手段が配設されている。このような
構成により、ストロボスコープ4′を第1の実施形態と
同様に工具切刃6の動作に同期させて発光させると、ス
トロボスコープ4′からの断続光はプリズム3aの反射
面で反射して工具切刃6を照射し、これによって工具切
刃6で反射してビデオカメラ1には工具切刃6の画像が
静止して写る。
【0011】これによって、本実施形態の湿式切削にお
ける工具切刃のモニタリング装置の用途は広がり、あら
ゆる湿式切削工具に応用できる。さらに、望遠顕微鏡光
学系の一部を成す接写レンズ2において対物距離を外部
から調整することが可能になれば、モニター可能な範囲
が広がって応用範囲も拡大する。
ける工具切刃のモニタリング装置の用途は広がり、あら
ゆる湿式切削工具に応用できる。さらに、望遠顕微鏡光
学系の一部を成す接写レンズ2において対物距離を外部
から調整することが可能になれば、モニター可能な範囲
が広がって応用範囲も拡大する。
【0012】以上、本発明を図面に記載された実施形態
に基づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけ
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない
限りどのようにでも実施することができる。例えば、ス
トロボスコープの代わりに照明ランプ等を使用しても静
止している工具切刃のモニタリングには効果がある。
に基づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけ
ではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない
限りどのようにでも実施することができる。例えば、ス
トロボスコープの代わりに照明ランプ等を使用しても静
止している工具切刃のモニタリングには効果がある。
【0013】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、切削液
をビデオカメラの光路の一部としているので、湿式切削
中において常に工具切刃をモニターすることができ、切
削部の摩耗やチッピング及び欠損等の確認ができる。
をビデオカメラの光路の一部としているので、湿式切削
中において常に工具切刃をモニターすることができ、切
削部の摩耗やチッピング及び欠損等の確認ができる。
【図1】本発明の第1の実施形態における湿式切削にお
ける工具切刃のモニタリング装置の構成を示す概念図で
ある。
ける工具切刃のモニタリング装置の構成を示す概念図で
ある。
【図2】図1の要部の構成を示す概念図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における湿式切削にお
ける工具切刃のモニタリング装置の要部の構成を示す概
念図である。
ける工具切刃のモニタリング装置の要部の構成を示す概
念図である。
1 ビデオカメラ 2 接写レンズ 3 防水フィルタ 3′ 導光部材 3a プリズム 4 光路 4′ ストロボスコープ 4 b 遮光板 5 匡体 5a 切削液挿入口 5b ノズル 6 工具切刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−297810(JP,A) 特開 平7−237122(JP,A) 実開 平5−31849(JP,U) 澤井信重 碓井雄一 宮沢伸一、湿式 切削における切削工具の観察手法、1997 年度精密工学会秋期大会学術講演会講演 論文集、平成9年10月1日、第175頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/24 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】 ビデオカメラと望遠顕微鏡光学系と防水
フィルタとからなる、湿式切削において工具切刃を監視
する撮像光学系と、 上記撮像光学系の匡体一端部の切削液挿入口から匡体他
端部の切削液放出口までの切削液導通路と、 上記工具切刃の動きに同期して断続的に発光するストロ
ボスコープ光源と、 を備え、上記ストロボスコープ光源からの光を工具切刃
に照射しその反射光をビデオカメラに入射させるまでの
光路の一部に、切削液放出口から噴出する切削液を用い
る、 ことを特徴とする湿式切削における工具切刃のモニタリ
ング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09278537A JP3106184B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 湿式切削における工具切刃のモニタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09278537A JP3106184B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 湿式切削における工具切刃のモニタリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114781A JPH11114781A (ja) | 1999-04-27 |
JP3106184B2 true JP3106184B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17598656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09278537A Expired - Lifetime JP3106184B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | 湿式切削における工具切刃のモニタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106184B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8355245B2 (en) | 2004-10-25 | 2013-01-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4750082B2 (ja) * | 2007-07-26 | 2011-08-17 | 耕 山岸 | 回転体の計測装置 |
US20120318113A1 (en) * | 2011-06-20 | 2012-12-20 | Dan Coble | Optical Aid for Power Tools |
JP6990669B2 (ja) * | 2019-03-05 | 2022-01-12 | Dmg森精機株式会社 | 撮像装置 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP09278537A patent/JP3106184B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
澤井信重 碓井雄一 宮沢伸一、湿式切削における切削工具の観察手法、1997年度精密工学会秋期大会学術講演会講演論文集、平成9年10月1日、第175頁 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8355245B2 (en) | 2004-10-25 | 2013-01-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11114781A (ja) | 1999-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |