JP3105871B2 - 無線装置とその無線受信方法 - Google Patents

無線装置とその無線受信方法

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    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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    • HELECTRICITY
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/70735Code identification

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアンテナを
用いた無線装置の主としてアダプティブ・アレイ・アン
テナ・システムとCDMAを組み合わせた無線装置及び
無線受信方法に適用される。本アダプティブ・アレイ・
アンテナ・システムでは、受信側で得られた情報を元
に、送信側のアンテナを受信側に対して指向性を持たせ
ることで、効率のよいアンテナシステムとしている。
【0002】
【従来の技術】アダプティブアレイアンテナシステムで
は、アンテナを複数有し、受信した電波の到達位相で電
波の到来方向を知り、送受信ビームを到来方向にのみ作
り出すため、同一地点から放射された電波を、各受信ア
ンテナ毎に位相差を正確に検出する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
各アンテナに到達する位相差を検出するためには、各ア
ンテナより入力された無線周波数をデジタル処理を行い
易い周波数まで周波数変換する必要がある。この周波数
変換をおこなう周波数変換部はアンテナ数と同等の数を
用いる必要があり、装置が大規模になってしまってい
た。
【0004】また、周波数変換時に各周波数変換部が有
する局発信号に位相変動がある場合、各アンテナ入力で
の位相関係を崩してしまうため、極力共通の局発信号を
使うことが必要とされている。この場合、別の局部発振
信号専用パネルを設けることが考えられるが、各アンテ
ナに局部発振信号を分配し供給するため、その分配損を
補うために、高レベルの局部発振信号が必要となり、電
気的特性である不要輻射が発生し易くなり、且つ、物理
的な配線数も増大し、設備が大型化してしまうという不
具合があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解消するもので、
電波到来の方向を簡易な構成で検出し、受信側アンテナ
のアンテナ指向性を正確に確保するため、アンテナの方
位を正確に検出することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のアンテ
ナを有して拡散回路及び逆拡散回路を有する無線装置に
おいて、前記各アンテナから入力した複数のチャネルで
多重化されたキャリアを拡散コードで拡散し、前記各ア
ンテナからのキャリアを合成した後、求める前記拡散コ
ードで逆拡散することにより、所定のチャネルの到来方
向を安定して検出することを特徴とする。
【0007】また、上記無線装置において、前記各アン
テナから入力した複数のチャネル信号をそれぞれ所定の
前記拡散コードにより拡散する拡散部と、該拡散部で拡
散された拡散信号を合成する合成部と、合成された拡散
信号を周波数変換する周波数変換部と、該周波数変換部
のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部
と、A/D変換部のデジタル信号を各々の前記拡散コー
ドにより逆拡散する逆拡散部と、該逆拡散部のそれぞれ
の出力を信号処理する信号処理部と、により、所定のチ
ャネルの到来方向を安定して検出することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は、複数のアンテナを有して
拡散回路及び逆拡散回路を有する無線装置において、前
記各アンテナが固有の拡散コードを有する変調器を有
し、前記拡散コードでキャリアを変調することにより、
前記キャリアにマーキングをおこなうことができること
を特徴とする。
【0009】また、本発明は、複数のアンテナを有して
拡散回路及び逆拡散回路を有する無線装置において、多
重合成されたキャリアに、受信した前記アンテナを特定
できる逆拡散コードを有する復調器を有し、前記逆拡散
コードで復調することにより、前記受信アンテナを特定
することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、複数のアンテナを有して
拡散回路及び逆拡散回路を有する無線受信方法におい
て、前記各アンテナから入力したキャリアを前記拡散回
路を介して多重合成し、該多重合成されたキャリアを分
配して前記逆拡散回路を介することにより、周波数変換
時に生じる前記各アンテナ間の位相差を低減することを
特徴とする。
【0011】また、本発明は、複数のアンテナを有して
拡散回路及び逆拡散回路を有する無線装置において、前
記各アンテナから入力したキャリアを前記拡散回路を経
た後多重合成することにより、周波数変換する周波数変
換部の構成規模を低減することを特徴とする。
【0012】また、更に具体的に、図面を参照しつつ説
明すれば、本発明は、複数のアンテナを用いた無線装置
において、受信機のハード規模を低減することにより、
装置の簡素化を実現し、且つ、周波数変換に必要な局発
信号を共有することにより、各アンテナで受信した受信
信号間の位相誤差を発生させず、受信信号の到達位相を
安定して検出できる装置を供給する。図1において、本
発明を実現するためのブロック図を示している。ある無
線機より発射された電波を、物理位置の異なる複数のア
ンテナにおいて受信する場合、図2のように電波はアン
テナ入力端において、入射角に応じた位相差をもって受
信される。その各アンテナ100、101、…、nに入
力された搬送波信号はそれぞれ拡散部200、201、
…、nに入力され、コード生成部1で生成された各アン
テナ毎に異なる拡散コード300、301、…、nによ
り変調される。
【0013】次に、それぞれの拡散部を経由した搬送波
信号は、合成部2ですべて合成される。次に、合成部2
を経由した搬送波信号は、周波数変換部3で周波数変換
され、デジタル処理可能な周波数まで周波数変換され
る。次に周波数変換部3を経由した搬送波信号は、A/
D変換部4によりデジタル信号に変換される。
【0014】次に、A/D変換部4を経由したデジタル
信号は、分配部5によりアンテナ数と同等の数に分配さ
れる。次に分配部5を経由したデジタル信号は、それぞ
れチャネル処理部00、01、…nに入力され、チ
ャネル処理部内のそれぞれ逆拡散部00、01、
…、nに入力し、コード生成部1で生成されたそれぞれ
拡散部200、201、…、nと同パターン、同位相の
逆拡散コード00、01、…、nで逆拡散すること
により、各アンテナに入力された搬送波信号のデジタル
処理されたデジタル信号だけを再生する。
【0015】すなわち、各アンテナに固有の拡散コード
を割り当てることにより、周波数変換部3及びA/D変
換部4を共有してもキャリアの入射したアンテナ、すな
わち入射方向を特定することができる。このようにアン
テナからの受信信号をスペクトラム拡散信号の送受信区
間の関係とみなすことにより、従来アンテナ毎に設けて
いた周波数変換部3からA/D変換部4までの間を共有
できるため、装置を簡素化することができる。また、周
波数変換に必要な発振源等も共有できるため、さらなる
装置の簡素化及びアンテナ入力端からデジタル信号に至
るまでの復調位相を一定に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明を実現するためのブロック
図を示している。図において、アンテナを複数有し、受
信した電波の位相で電波の到来方向を知り、送受信ビー
ムを到来方向にのみ作りだすアダプティブ・アレイ・ア
ンテナ・システムとCDMAを組み合わせたシステムを
例として説明する。
【0018】図1に示す無線装置は、一点から送信され
た電波を受信する複数のアンテナ100〜nと、該アン
テナ100〜n毎に接続されそれぞれ異なる拡散コード
300〜nで拡散される拡散部200〜nと、該拡散部
200〜nの出力を合成する合成部2と、該合成部2の
出力を周波数変換する周波数変換部3と、周波数変換部
3の出力をアナログ/デジタル変換するA/D変換部4
と、A/D変換部4の出力を前記拡散部200〜nと同
数に分配する分配部5と、分配部5で分配されたデジタ
ル信号を上記拡散符号と同一の拡散コード500〜nで
逆拡散する逆拡散部400〜n等でそれぞれ信号処理す
るチャネル処理部600〜nと、上記拡散符号を生成す
るコード生成部1と、から構成されている。
【0019】ここで、ある無線端末装置から出力された
搬送波信号sinωtを、物理位置の異なる複数のアン
テナをもつ無線基地局装置において受信する場合、図2
のように電波はアンテナ100〜nの入力端において、
入射角に応じた位相差をもって受信される。例えば、無
線基地局装置のアンテナ100で受信された時は、無線
端末装置から出力された搬送波信号sinωtと比較
し、位相がθ0だけ移相したsin(ωt+θ0)が入力
される。また同様に、アンテナ101には無線端末装置
から出力された搬送波信号sinωtと比較し、位相が
θ1移相したsin(ωt+θ1)が入力される。同様に
各アンテナには無線端末装置から出力された搬送波信号
sinωtと比較し、それぞれ伝搬遅延のある搬送波信
号sin(ωt+θn)が入力されている。
【0020】これより、図1を参照して説明する。アン
テナ100に入力された搬送波信号sin(ωt+
θ0)は、拡散部200でコード生成部1で生成された
拡散コード300で拡散される。この拡散コードは各ア
ンテナ毎に異なるコードを割り当てる。また同様に、ア
ンテナ101に入力された搬送波信号sin(ωt+θ
1)は拡散部201で拡散コード301で拡散される。
同様に、各アンテナnに入力された搬送波信号sin
(ωt+θn)は拡散部nで拡散コードnで拡散され
る。
【0021】次に、それぞれの拡散部200〜nを経由
した搬送波信号は、合成部2ですべて合成される。次
に、合成部2を経由した搬送波信号は、周波数変換部3
で周波数変換され、デジタル処理可能な周波数まで周波
数変換される。
【0022】次に、周波数変換部3を経由したアナログ
信号は、A/D変換部4によりデジタル信号に変換され
る。次に、A/D変換部4を経由したデジタル信号は、
分配部5によりアンテナ数と同等の数に分配される。
【0023】次に、分配部5を経由したデジタル信号
は、ある一方はチャネル処理部00の逆拡散部00
に入力される。逆拡散部00では、コード生成部1で
生成され拡散部200に供給されるのと同パターン、
同位相の逆拡散コード00で逆拡散することにより、
アンテナ100より入力された搬送波信号sin(ωt
+θ0)のA/D変換されたデジタル信号だけを再生で
きる。また同様に、ある一方はチャネル処理部01の
逆拡散部01に入力され、コード生成部1で生成され
拡散部201に供給されるのと同パターン、同位相の
逆拡散コード01で逆拡散することにより、アンテナ
101より入力された搬送波信号sin(ωt+θ1
のA/D変換されたデジタル信号だけを再生できる。同
様に、チャネル処理部nの逆拡散部nに入力されたデジ
タル信号は、コード生成部1で生成され拡散部nに供
給されるのと同パターン、同位相の逆拡散コードnで逆
拡散することにより、アンテナnより入力された搬送波
信号sin(ωt+θn)のA/D変換されたデジタル
信号だけを再生できる。
【0024】[本実施形態の動作の説明]図1は、上述
したように、本実施形態を実現するための一実施形態の
ブロック図を示している。
【0025】アンテナ100〜nを複数有し、受信した
電波の位相で電波の到来方向を知り、送受信ビームを到
来方向にのみ作りだすアダプティブアレイアンテナシス
テムとCDMAを組み合わせたシステムの動作を例にし
て説明する。
【0026】ある無線端末装置から出力された搬送波信
号sinωtを、物理位置の異なる複数のアンテナをも
つ無線基地局装置において受信する場合、図2のように
電波はレイリーフェージング等のマルチパスが発生して
いないとして、アンテナ100〜nの入力端において、
入射角に応じた位相差をもって受信される。例えば無線
基地局装置のアンテナ100で受信された時は、無線端
末装置から出力された搬送波信号sinωtと比較し、
位相がθ0だけ移相したsin(ωt+θ0)が入力され
る。また同様に、アンテナ101には無線端末装置から
出力された搬送波信号sinωtと比較し、位相がθ1
移相したsin(ωt+θ1)が入力される。同様に各
アンテナには無線端末装置から出力された搬送波信号s
inωtと比較し、それぞれ伝搬遅延のある搬送波信号
sin(ωt+θn)が入力されている。
【0027】図3は拡散部00〜nの詳細を示した図
である。例えば、アンテナ100に入力された搬送波信
号sin(ωt+θ0)は拡散部200で、コード生成
部1で生成された拡散コード300で拡散されるが、拡
散部200は受信機の入力部に存在するため、HEMT
(High Electron Mobility Transistor)を用いたトラ
ンジスタミキサ6等の低NFのものを用いる。さらに低
NFが要求される場合は、前段に低NFのアンプ7を用
いてもよい。また、コード生成部1で生成される拡散コ
ード300〜nは、各アンテナ100〜n毎の固有のコ
ードである必要があり、且つ他のコードとの相関性が小
さいものが望ましく、M系列符号器等を用いる。また同
様に、アンテナ101に入力された信号sin(ωt+
θ1)は拡散部201で他のコードと相関性の小さい拡
散コード301で拡散される。同様に、各アンテナnに
入力された信号sin(ωt+θn)は拡散部nで拡散
コードnで拡散される。
【0028】図4は合成部2の詳細を示した図である。
それぞれの拡散部200〜nを経由した信号は、合成部
2のハイブリッド回路21,22,…2nに入力され、
ツリー状形態ですべて合成される。合成部2の構成は、
ウイルキンソンのハイブリッド等の合成器を多段接続す
ることで実現できる。
【0029】また、図5は周波数変換部3の詳細を示し
た図である。ここではダブルスーパーへテロダイン方式
の場合の一実施形態の説明をする。合成部2を経由した
搬送波信号は、周波数変換部3の低NFのアンプ8で増
幅され、PLL回路9より供給される局部発振信号によ
りミキサ10で周波数変換する。さらにフィルタ11に
より、ミキサ10で発生した不要輻射信号を除去し、ア
ンプ12で増幅した後、PLL回路13より供給される
局部発振信号によりミキサ14でさらに周波数変換し、
デジタル処理可能な周波数まで周波数変換する。さらに
フィルタ15により、ミキサ14で発生した不要輻射信
号を除去し、アンプ16で増幅する。
【0030】次に、周波数変換部3を経由した搬送波信
号は、A/D変換部4にて、デジタル信号に変換する。
【0031】次にA/D変換部4を出力したデジタル信
号は、分配部5によりアンテナ数と同等の数に分配され
る。分配部5の構成はデジタル信号のため、バスライン
にて実現することができる。
【0032】次に、分配部5を経由したデジタル信号
は、ある一方はチャネル処理部00の逆拡散部00
に入力される。逆拡散部00では、コード生成部1で
生成され拡散部200に供給されるのと同一パター
ン、同一位相の逆拡散コード00で逆拡散することに
より、アンテナ100より入力された搬送波信号sin
(ωt+θ0)のデジタル処理されたデジタル信号だけ
を再生できる。また同様に、ある一方はチャネル処理部
01の逆拡散部01に入力され、コード生成部1で
生成され拡散部201に供給されるのと同パターン、
同位相の逆拡散コード01で逆拡散することにより、
アンテナ101より入力された搬送波信号sin(ωt
+θ1)のデジタル処理されたデジタル信号だけを再生
できる。同様に、逆拡散部nに入力さた信号は、コー
ド生成部1で生成され拡散部nに供給されるのと同パ
ターン、同位相のチャネル処理部nの逆拡散コードnで
逆拡散することにより、アンテナnより入力された搬送
波信号sin(ωt+θn)のデジタル処理されたデジ
タル信号だけを再生できる。但し、コード生成部1で拡
散コードnと逆拡散コードnを同タイミングで出力した
場合、周波数変換部3のフィルタ等で実際に逆拡散部n
に到達する拡散コードnには遅延が生じる。したがっ
て、逆拡散部での逆拡散コードnと、拡散コードnは同
期させる遅延回路を設ける等の処理が必要である。
【0033】通常、CDMA方式は、送信側で各チャネ
ル毎に固有の拡散コードで拡散し、各チャネルを多重し
て送信する。受信側ではアンテナより受信された多重信
号をまず周波数変換部3で周波数変換し、A/D変換部
4でデジタル信号に変換される。その後、複数個からな
るチャネル処理部に分配され、送信側の拡散コードと同
一パターン、同一位相の逆拡散コードで逆拡散すること
により、多重された複数チャネルの中から希望するチャ
ネルのみを再生する信号伝送方式である。その場合、逆
拡散する前の分配部5に相関回路を用いて、複数波のデ
ジタル信号を分配する。または、分配部5を用いず、各
逆拡散部400〜nと共に相関回路を設けて、希望のデ
ジタル信号を得ることとしてもよい。
【0034】本実施形態による受信電波をCDMA方式
の電波であるとすると、用いられる拡散部及び逆拡散部
は、CDMA方式の拡散部と逆拡散部間にあるため、本
実施形態の拡散コード及び逆拡散コードはCDMA方式
での拡散コード逆拡散コードに影響を与えないように配
慮する必要がある。すなわち、本実施形態の拡散コード
及び逆拡散コードとCDMA方式での拡散コード及び逆
拡散コードを同一の速度で行い、両者を非同期にする
と、CDMA方式の拡散コードは破壊されてしまう。し
たがって、本実施形態の拡散コード及び逆拡散コード
は、CDMA方式での拡散コード及び逆拡散コードと同
期をとり、且つ両者に相関性の少ないコードを用いる
か、本実施形態の拡散コード及び逆拡散コードをCDM
A方式での拡散コード及び逆拡散コードに対して十分高
い拡散利得をもつコードを用いることが必要となる。
【0035】本発明は、上述した実施形態におけるアダ
プティブ・アレイアンテナ・システムに限定されるもの
ではなく、複数のアンテナをもち、どのアンテナ入力の
信号かを識別する必要のある無線装置にも応用が可能で
ある。
【0036】また、本発明の各アンテナの入力位相差か
ら、受信波の方向にアンテナを向けることができ、最適
受信、即ちアダプティブ・アレイアンテナ・システムに
効果的に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1本のアンテナに対し、固有の拡散コードを割り当てる
ことにより、周波数変換部3及びA/D変換部4を共有
してもキャリアの入射したアンテナ、すなわち入射方向
を特定することができる。したがって、このようにアン
テナからの受信信号をスペクトラム拡散信号の送受信区
間の関係とみなすことにより、従来アンテナ毎に設けて
いた周波数変換部3からA/D変換部4までの間を共有
できるため、装置を簡素化することができる。
【0038】また、周波数変換に必要な発振源等も共有
できるため、さらなる装置の簡素化及びアンテナ入力端
からデジタル信号に至るまでの復調位相を一定に保つこ
とができる。したがって、各アンテナで受信した受信信
号間の位相誤差を発生させずに受信信号の到達位相を検
出でき、アダプティブアレイアンテナシステムを安定動
作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による無線装置の構成ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施形態による無線装置の受信アンテ
ナ状況を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施形態による無線装置の拡散部の構
成ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態による無線装置の合成部の構
成ブロック図である。
【図5】本発明の実施形態による無線装置の周波数変換
部の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 コード生成部 2 合成部 3 周波数変換部 4 A/D変換部 5 分配部 6 トランジスタミキサ 7,8,12,16 アンプ 9,13 PLL回路 10,14 ミキサ 11,15 フィルタ 100 アンテナ 200 拡散部 300 拡散コード 400 逆拡散部 500 逆拡散コード 600 チャネル処理部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/00 - 3/46 H01Q 21/00 - 25/04 H04B 1/06 H04B 1/16 H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04J 1/00 - 1/20 H04J 4/00 - 15/00 H04L 1/02 - 1/06 H04L 5/00 - 5/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナを有して拡散部及び逆拡
    散部を有する無線装置において、前記各アンテナから入
    力した複数のチャネル信号をそれぞれ所定の拡散コード
    により拡散するそれぞれの拡散部と、該拡散部で拡散さ
    れたそれぞれの拡散信号を合成する合成部と、合成され
    た拡散信号を周波数変換する周波数変換部と、該周波数
    変換部のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D
    変換部と、該A/D変換部のデジタル信号を各々の前記
    拡散コードにより逆拡散する各逆拡散部と、該各逆拡散
    部のそれぞれの出力を信号処理するチャネル処理部と、
    を備えたことにより、前記周波数変換部及び前記A/D
    変換部とを簡易化し前記アンテナ入力から前記デジタル
    信号に至るまでの復調位相を一定に保つことを特徴とす
    る無線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線装置において、前
    記複数のアンテナはアダプティブ・アレイ・アンテナで
    あり、物理的位置を異ならせ、電波の入射角に応じた位
    相差をもって受信されることを特徴とする無線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の無線装置におい
    て、前記合成部は2つの拡散信号を複数段のツリー状形
    態のハイブリッド回路からなることを特徴とする無線装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のアンテナを有してCDMA方式の
    信号を変復調する無線装置において、 前記複数のアンテナから入力したキャリアをそれぞれ所
    定の拡散コードにより拡散する複数の拡散部と、該拡散
    部を経た後、前記複数のアンテナから入力したキャリア
    を拡散した拡散信号を多重合成する合成部と、前記多重
    合成部の後に周波数変換するための周波数変換部と、該
    周波数変換部から出力されるアナログ信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換部と、該A/D変換部のデジタ
    ル信号を各々の前記拡散コードにより逆拡散する各逆拡
    散部と、該各逆拡散部のそれぞれの出力を信号処理する
    チャネル処理部とを具備し、前記周波数変換部及び前記
    A/D変換部とを簡易化し前記アンテナ入力から前記デ
    ジタル信号に至るまでの復調位相を一定に保つことを特
    徴とする無線装置。
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