JP3105612B2 - 試料中の抗原または抗体の測定方法 - Google Patents

試料中の抗原または抗体の測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫学的凝集反応によ
る試料中の抗原または抗体の測定方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】免疫学的な測定方法は高い特異性と感度
を有するため、近年医療分野において臨床上極めて有用
となっている。特に免疫学的凝集反応を利用する方法
は、簡便に検査を実施することができるために、便潜血
やリウマチ因子の検出、妊娠診断等、種々の診断用途に
使用されている。
【0003】従来、これらの検査を実施するためには、
被検物質である抗原または抗体に対応する抗体または抗
原を感作したラテックス粒子の懸濁液(試薬)と、被検
液とを検査用プレートの液溜(検査用プレート内に設け
たくぼみまたは検査用プレート内で疎水性のリングなど
で囲まれた部分)内で混合し、数分間、手または揺動装
置により反応液を揺動させ、肉眼で凝集の有無を観察す
る方法がとられている。通常、凝集の観察されるものを
陽性、観察されないものを陰性とされている。これらの
方法は、肉眼によって凝集の有無を観察して最終的な判
定を下すものであるので、判定者の個人差を生じやす
い。特に微妙な陽陰性の判別が必要となる濃度付近(い
わゆる、判定保留領域)においては、微弱な凝集が起き
ているか否かを判定せねばならないために、観察時の光
量(明るさ)や、反応時間、揺動の程度などによって、
判定を見誤る可能性がある。
【0004】これらの肉眼判定でのバラツキを解消する
方法として、光学的手段等を含む装置を使って測定を行
う方法が種々提案されている(特公昭53−47040
号、特公昭63−49178号)が、いずれも装置が高
価であったり、専用の検査プレートを使用しなければな
らない等の問題があり、従来の簡便性を損なう恐れがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
法における肉眼判定でのバラツキを解消し、判定保留領
域における誤判定を生じる心配のない方法であって、し
かも簡便に試料中の抗原または抗体を測定しうる方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗原または抗
体を含有する試料と、該抗原または抗体に対応する抗体
または抗原を感作した担体粒子との凝集反応による試料
中の抗原または抗体を測定する方法であって、該凝集反
応を検査用プレートの液溜内で行わせるとともに、液溜
内の反応液を水平に旋回させて液溜中央部付近に生じる
反応液の透明ないし半透明部分の有無を観察することを
特徴とする試料中の抗原または抗体の測定方法に係るも
のである。
【0007】本発明方法によれば、前記透明ないし半透
明部分を観察するだけで凝集の有無(透明ないし半透明
部分が認められれば凝集あり、認められないものを凝集
なしとする)を簡単に判定し、ひいては抗原または抗体
を測定することができるので、検査者による判定結果の
バラツキが生じることがなく、判定保留領域における誤
判定の問題も解消される。そして、前記の透明ないし半
透明部分の大きさを観察することによって試料中の抗原
または抗体の量を半定量的に測定することが可能とな
る。
【0008】ここでいう透明ないし半透明部分とは、ラ
テックス粒子等の担体粒子が均一に分散している状態で
あるときに観察される不透明部分と比較し、これと境界
を画して認めうる領域をいう。
【0009】本発明方法を適用しうる抗体または抗原に
は特に限定はなく、本発明は例えば便潜血反応や腫瘍マ
ーカーなどの血清蛋白の測定、妊娠診断等のホルモンの
測定、ウイルスや自己抗体の測定等に用いられる。
【0010】本発明において用いられる担体粒子として
は、特に限定はなく、生物学的に不活性で、水に不溶で
あり、且つ抗原または抗体の担体として機能するもので
あればいずれも用いることができるが、凝集反応時の判
定が容易である等の理由から、平均粒径が0.05〜1
0μm、好ましくは0.1〜1.0μmのラテックス粒
子が好適に用いられる。ラテックスの種類には特に限定
はないが、スチレン系、オレフィン系、ビニル系、アク
リル酸エステル系、メタクリル酸エステル系、ジエン系
等のラテックスおよびこれらにアクリル酸やアクリロニ
トリル等の改質用モノマーを反応させてなるラテックス
等が例示され、中でもポリスチレンラテックス等が好ま
しく用いられる。
【0011】本発明に用いられる検査用プレートとして
は、例えば周縁部に疎水性のリングを有する液溜を設け
た市販の黒色試験板や、浅いU字型の液溜を設けたガラ
ス製またはプラスチック製のプレート等が挙げられる
が、中でも浅いU字型の液溜を設けたプラスチック製の
透明な検査用プレートは、液溜中央部付近に生じる反応
液の透明ないし半透明部分の観察が容易であるという理
由から好ましく用いられる。
【0012】検査用プレートの液溜の形状としては、そ
の水平断面形状が円または楕円であることが好ましい。
また、液溜の側壁部はなめらかな曲面であることが好ま
しい。これは、本発明方法において液溜内の反応液を旋
回させる際、その旋回がスムーズにいくようにするため
のものである。また、旋回中の反応液は、液溜の側壁に
沿って旋回するので、この旋回によって、液溜の中央部
付近に生じる透明ないし半透明部分の形状は、液溜の水
平断面形状と相似の形を示すのであるが、この透明ない
し半透明部分の大きさを観察して半定量的な測定を行う
場合には、この形が正円または正円に近い形状であるこ
とが望ましい。従って、本発明においては液溜の水平断
面形状が正円またはこれに近い円である検査用プレート
が最も好ましく用いられる。
【0013】本発明においては、抗原または抗体を含有
する試料と、該抗原または抗体に対応する抗体または抗
原を感作した担体粒子とを検査用プレートの液溜内で混
合して凝集反応を行わせるとともに、液溜内の反応液を
水平面で旋回させるのであるが、このためには検査用プ
レートを一定の周期で水平方向に旋回させることによ
り、液溜内の反応液に回転運動を与える揺動装置が必要
である。傾斜運動あるいは並進運動が付加されると、液
溜中央部付近に生じる反応液の透明ないし半透明部分の
形成が妨げられる。このような揺動装置として、例えば
水平方向に回転する駆動部にシャフトを水平方向に固定
し、シャフト上の任意の位置(中心より離れた箇所)に
垂直に軸を設け、軸受けを設けた検査用プレート設置用
回転テーブルを水平にのせた装置を使用することができ
る。
【0014】図1はそのような揺動装置の回転テーブル
(図示せず)上に載架され、水平に旋回されている検査
用プレートの動きを示す平面図である。図中、1は、1
0個の液溜2を有する検査用プレートである。液溜2内
には反応液(図示せず)が入っている。例えば、図中、
Iで示した位置をスタートの位置として、検査用プレー
トをI→II→III →IV→Iというように水平に回転させ
ることによって、反応液が液溜2内で水平に旋回させら
れる。
【0015】図2は、上記の如く回転中の検査用プレー
ト1のIにおけるA−A’断面の一部を示すものであ
る。液溜2内で水平に旋回させられている反応液3は、
Iの位置では図2で示されるような状態となっている。
反応液がこのように旋回を続けることにより、凝集反応
によって生成した凝集粒子が遠心力を受けて液溜2の周
辺部へ移動する結果、液溜2の中央部付近にはその凝集
の程度に応じた透明ないし半透明部分が生じると考えら
れる。
【0016】かくして、本発明方法によれば、検査用プ
レート1の液溜2の中央部付近に透明ないし半透明部分
が生じるか否かを観察するだけで凝集の有無を簡単にし
かも確実に判定することができる。ひいては試料中の抗
原または抗体の半定量ができる。
【0017】反応液の旋回の周期は、回転の振幅、液溜
の形状、反応液の量、ラテックス粒子の比重等により、
最適な回転数が変わるため、適宜設定することとなる
が、通常、20〜180rpm、好ましくは80〜14
0rpmの範囲から選択すればよい。
【0018】判定時においては、旋回運動を継続してい
る状態で観察することが望ましい。旋回を停止した状態
でも、数乃至数十秒間は観察が可能であるが、経時的に
透明ないし半透明部分の形状がくずれる恐れがある。
【0019】半定量的な判定を行うには、揺動の程度や
時間、反応温度によって透明ないし半透明部分の大きさ
が変わるため、あらかじめ標準物質による同一条件での
透明ないし半透明部分の測定が必要である。さらに定量
性を高めるには、画像処理等の光学的手段を併用すると
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、液溜中央部分を観察す
るのみで凝集状態の判定が可能であるため、判定の個人
差がない。また、揺動装置からの検査用プレートの取り
外し、および微弱な凝集が起きているか否かの判定に迷
うこともなく、凝視する必要もないことから、検査者に
与える負担を軽減することができる。さらに、液溜中央
部分に形成した透明ないし半透明部分の大きさを測定す
ることにより、試料中の抗原または抗体の量を半定量的
に判定することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的
に説明する。 実施例1 hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の測定 5%カルボキシル化ポリスチレンラテックス10mlに、
1mg/mlの1−エチル−3−(3−ジアミノプロピル)
カルボジイミド10mlを加え、20分間反応させた後、
0.01mol/リットルホウ酸緩衝液(pH8.0)で2
回遠心分離洗浄した。このラテックスに抗hCG抗体
(ウサギIgG・5mg/ml)7mlを加え、5時間反応さ
せ、さらに0.1%ウシ血清アルブミンを溶解した0.
01mol/リットルホウ酸緩衝液(pH8.0)で3回遠
心分離洗浄し、ラテックス濃度1%の抗hCG抗体感作
ラテックス試薬を得た。
【0022】検査用プレートとしては、直径20mmの正
円型開口部を有する液溜を設置した透明なプラスチック
製プレートを使用した。揺動には、水平方向に回転半径
10mm、120rpmの運動が維持できる装置を使用し
た。表1に示した各濃度の標準hCG溶液〔0.1%ウ
シ血清アルブミンを含有する0.01mol/リットルホウ
酸緩衝液(pH8.0)に溶解したもの〕80μlと、
ラテックス試薬20μlを検査用プレートの液溜内で混
合し、5分間揺動した。本発明による測定は、揺動装置
に検査用プレートを設置したまま、肉眼で液溜中央部に
透明ないし半透明部分が生じるか否かによって行った。
わずかにでも透明ないし半透明部分が形成されたものを
+1、1mm程度より大きな部分を形成したものを+2、
形成されないものを−とした。
【0023】対照として、揺動装置より検査用プレート
を取り外し、蛍光灯直下に検査用プレートを置き、手で
前後左右に揺り動かしながら、凝集が観察されるか否か
を判定し、凝集が観察されないものを(−)、明らかな
凝集が観察されたものを(+)、凝集を起こしているか
否か、判定困難なもの(判定保留)を(±)とした。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、本発明方法によ
れば判定にまようことなく、凝集の有無を判定すること
が可能であった。特に、対照法における判定保留域のh
CG濃度でも、明瞭に判定することができた。
【0026】実施例2 ヒトヘモグロビンの測定 実施例1の抗hCG抗体を抗ヒトヘモグロビン抗体
(0.5mg/ml・0.1mol/リットルホウ酸緩衝液)と
した以外は実施例1と同様にして抗ヒトヘモグロビン抗
体感作ラテックス試薬を得た。このラテックス試薬20
μlと表2に示した濃度を有する標準ヒトヘモグロビン
溶液〔0.1%ウシ血清アルブミンを含有する0.1mo
l/リットルリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解したも
の〕80μlとをそれぞれ用い、実施例1と同様にして
検査用プレートの液溜中央部付近に透明ないし半透明部
分が形成されるか否かを観察し、わずかにでもそれが観
察されたものを+1、その部分の直径が2mm程度の場合
を+2、直径が3mm程度の場合を+3、直径4mm以上の
場合を+4、観察されないものを−とし、その判定結果
を表2に示した。
【0027】
【表2】
【0028】次に、上記と同じ抗ヒトヘモグロビン抗体
感作ラテックス試薬を用いて糞便中のヒトヘモグロビン
の測定を行った。検体として、便潜血検査陽性便10例
および陰性便10例を用い、それぞれの便を、0.1%
ウシ血清アルブミンを含有する0.1mol/リットルリン
酸緩衝液に、便濃度4mg/mlになるように懸濁して、被
験液とした。この被験液80μlと上記ラテックス試薬
20μlを用い、実施例1と同様にして液溜中央部付近
に透明ないし半透明部分が形成されるか否かを観察し、
標準ヒトヘモグロビン溶液の測定におけると同様の基準
により判定し、その結果を表3に示した。100ng/ml
以上になれば半透明ないし透明部分が生じ、200ng/
ml、400ng/mlとその濃度が高くなるにつれて、中央
部の半透明ないし透明の径が大きくなることが明らかで
ある。
【0029】本発明方法による半定量的測定の確認のた
めに、上記各検体について酵素免疫測定法(EIA法)
によるヒトヘモグロビンの定量測定を行った。抗ヒトヘ
モグロビン抗体(0.1mg/ml・0.1mol/リットルリ
ン酸緩衝液)を、96穴平底マイクロプレートに200
μlずつ分注し、二晩4℃に静置した後、アスピレーシ
ョンにより抗体を除去し、1%ウシ血清アルブミンを含
有する0.1mol/リットルリン酸緩衝液を各ウェルに分
注し、さらに4℃で一週間静置した。別に、ペルオキシ
ダーゼ(シグマ社製、TypeIV)40mgを蒸留水10
mlに溶解し、これにメタ過ヨウ素酸ナトリウム水溶液
(40mg/リットル)0.5mlを加え、室温で10分間
攪拌した。この溶液をセファデックスG−25(ファル
マシア社製)に展開し、ペルオキシダーゼ溶液を分画
し、水酸化ナトリウム水溶液でpH9.5に調整した。
これを予め炭酸緩衝液(pH9.5、0.01mol/リッ
トル)にて透析した抗ヒトヘモグロビン抗体(ウサギI
gG分画、10mg/ml)10mlを加え、4℃にて24時
間静置したのち、水素化ホウ素ナトリウム(5mg/ml)
1mlを加え、4℃で2時間静置した。次いでトリス緩衝
液(pH8.2、0.01mol/リットル)にて透析し、
セファクリルS−200(ファルマシア社製)に展開
し、ペルオキシダーゼ標識抗ヒトヘモグロビン抗体を得
た。
【0030】一週間静置後のマイクロプレートの各ウェ
ルの液をアスピレーションにより除去し、それぞれのウ
ェルに標準ヒトヘモグロビン溶液〔0.1%ウシ血清ア
ルブミンを含有する0.1mol/リットルリン酸緩衝液
(pH7.0)に溶解したもの〕ならびに被験液を10
0μlずつ分注し、37℃で1時間静置した。前記緩衝
液にて3回各ウェルを洗浄し、ペルオキシダーゼ標識抗
ヒトヘモグロビン抗体を各ウェルに分注し、さらに37
℃で1時間静置した。前記緩衝液にて3回各ウェルを洗
浄後、酵素基質発色液(0.05%H2 2 、1mmol/
リットルo−フェニレンジアミンを溶解した0.1mol/
リットルリン酸−クエン酸緩衝液)100μlを各ウェ
ルに分注し、室温にて20分間静置した。さらに2N硫
酸100μlを各ウェルに加え、495nmの吸光度を
測定した。標準ヒトヘモグロビン溶液の吸光度より検量
線を作成し、検液中のヒトヘモグロビン濃度を算出し
た。その結果を表3に示した。
【0031】
【表3】
【0032】表3の結果から明らかなように、EIA値
が陰性である100ng/ml の検体は、本発明方法におい
ても陰性であり、またEIA値が大きくなるに一致し
て、本発明方法の凝集値も大きくなっている。このよう
に本発明方法による判定結果は、EIA値とより一致す
るので、本発明方法によって半定量測定が可能であるこ
とが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法における検査用プレートの動かし
方を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A’断面の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 検査用プレート 2 液溜 3 反応液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 金夫 大阪府箕面市今宮4丁目11−34 (56)参考文献 特開 平4−286958(JP,A) 特開 昭53−88315(JP,A) 特開 昭63−95558(JP,A) 実開 昭61−91161(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/543 587 G01N 33/543 581

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗原または抗体を含有する試料と、該抗
    原または抗体に対応する抗体または抗原を感作した担体
    粒子との凝集反応による試料中の抗原または抗体を測定
    する方法であって、該凝集反応を検査用プレートの液溜
    内で行わせるとともに、液溜内の反応液を水平に旋回さ
    せて液溜中央部付近に生じる反応液の透明ないし半透明
    部分の有無を観察することを特徴とする試料中の抗原ま
    たは抗体の測定方法。
  2. 【請求項2】 液溜中央部付近に生じる反応液の透明な
    いし半透明部分の大きさを観察することを特徴とする請
    求項1記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 担体粒子がラテックス粒子である請求項
    1または2記載の測定方法。
  4. 【請求項4】 液溜の水平断面形状が円または楕円であ
    る検査用プレートを用いる請求項1または2記載の測定
    方法。
  5. 【請求項5】 液溜内の反応液を水平に旋回させなが
    ら、液溜中央部付近に生じる反応液の透明ないし半透明
    部分を観察する請求項1または2記載の測定方法。
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