JP3105471B2 - 非静止負荷のための固定装置 - Google Patents

非静止負荷のための固定装置

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ウパト ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニー
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    • F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/14—Non-metallic plugs or sleeves; Use of liquid, loose solid or kneadable material therefor
    • F16B13/141—Fixing plugs in holes by the use of settable material
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16B31/00—Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
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    • F16B31/043—Prestressed connections tensioned by means of liquid, grease, rubber, explosive charge, or the like

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非静止負荷のため
の固定装置であって、機械、搬送装置若しくはほかの構
成部分を固定するために、固定部分を形成する硬化可能
なモルタル材料を用いて穿孔内に固定されたボルトを備
えており、該ボルトに弾性部材が配置されている形式の
ものに関する。
【０００２】
【従来の技術】固定装置は、非静止負荷に対して例えば
機械、搬送装置若しくはほかの構成部分を固定するため
に必要であり、しばしば衝撃的な負荷を受容するように
なっている。このために使用される公知の固定装置はた
いていは固定基礎内への装着の後に軸線方向に予め引っ
張り応力を掛けられ、固定部に作用する高い非静止負荷
を固定基礎内に導くようになっている。実際に、予め生
ぜしめられた引っ張り応力は、発生する非静止負荷によ
り短い時間で著しく減少される。予め生ぜしめられた引
っ張り応力のこのような減少を避けるために、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第３３３１０９７号明細書により
提案されただぼ(Duebel)は、ボルトの対向支承部(Gegen
lager)と固定すべき対象物との間に配置されたばねエレ
メントの形の弾性部材を備えている。ばねエレメントは
許容される使用荷重に関連した応力を有していて、穿孔
の外側に配置されている。欠点として、交番荷重が高い
頻度で作用すると個別のばね間に大きな面圧が生じて、
このような面圧はばね面の擦過腐食による損傷を生ぜし
める。その結果として、予め生ぜしめられた引っ張り応
力が急激に減少し、このような減少はだぼの滑りをもた
らし、かつ固定部の機能低下を生ぜしめる。さらに弾性
部材の弾力も低下し、その結果、非静止負荷の吸収能力
が失われる。
【０００３】さらに、固定すべき対象物の外面への前記
ばねエレメントの配置はスペース上の理由から多くの場
合に不可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記公知技術から出発
して本発明の課題は、非静止負荷のための固定装置を提
供して、該固定装置が予め掛けられた引っ張り応力を一
定に保って、かつ所要スペースのわずかな取付を可能に
することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、弾性部材がボルトの、穿孔内に位
置する前方の端部及び固定部分に支持されるように配置
されており、ボルトが外周面に固定部分の長さに亙って
固定部分とボルトとの結合を阻止する結合阻止手段を備
えている。
【０００６】ボルトの、穿孔内に位置する前方の端部に
配置された弾性部材は、固定部分を形成する硬化された
結合材料に支えられ、その結果、ボルトを介して導入さ
れる非静止負荷が弾性部材によって受け止められる。固
定部分内でのボルトの軸線方向の運動性が、ボルトに備
えられた結合阻止手段によって達成される。ボルトの前
方の端部に配置された、若しくはナットによって形成さ
れたストッパを介して、ボルトの振動エネルギが弾性部
材内に伝達される。エネルギ伝達によって、エラストマ
若しくは発泡された金属から成りかつ２つの鋼プレート
間に取り囲まれた弾性部材が穿孔壁に圧着して、固定装
置の応力が確実に一定に保たれる。弾性部材をボルト
の、穿孔内に位置する前方の端部に設けることによっ
て、固定対象物の取付のためにボルトの、固定対象物の
締め付け厚さに合わせられた突出長さだけしか必要でな
い。従って、本発明に基づく固定装置を用いては、わず
かな所要スペースで非静止負荷を吸収する固定が可能で
ある。
【０００７】発泡された材料、特に発泡されたアルミニ
ウムの使用は特に、衝撃エネルギを完全に消滅させるた
めに適している。発泡された金属の弾性係数は広い範囲
で変化可能であるので、弾性部材のエネルギ吸収に影響
を及ぼして、見込まれる衝撃負荷に固定装置の弾性を調
節することが可能である。
【０００８】固定するために、固定装置が穿孔内に差し
込まれる。ボルトと穿孔壁との間のリング間隙が硬化可
能なモルタル材料で満たされる。モルタル材料の硬化の
後に穿孔内に固定された硬いモルタルコアが生じ、該モ
ルタルコアはボルトを取り囲み、弾性部材のための支え
として作用する。
【０００９】結合阻止手段として、例えば塗料(Lack)の
形の被覆が用いられる。被覆としての塗料の使用に際し
て、ラジカル(radikalisch)で硬化する反応樹脂系、例
えばｔ-ブチルカテコール(t-Butylcatechol)若しくはフ
ェノール樹脂塗料(Phehnolharzlack)が添加されていて
よい。金属から成る被覆、例えば電気メッキ被覆を施す
ことも可能である。ボルトが、ある程度の滑り特性を有
しかつポリシロキサン、ポリオレフィン、ポリテトラフ
ルオルエチレン(Polytetrafluoraethylen)、ポリプロピ
レン、及び類似のものをベースに成るプラスチックシー
トのような分離手段を備えていてよい。グラファイト、
硫化亜鉛、硫化モリブデン、金属石鹸及びワックスのよ
うな滑剤も可能である。弾性部材はボルトと接着され、
若しくは座金及びナットによって堅く保持されていてよ
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に示す固定装置はボルト１及
び弾性部材３から成っており、弾性部材はボルト１の、
穿孔７内に位置する前方の端部に配置されていてかつ、
硬化されて固定部分を形成する結合材料に支えられる。
ボルト１の外周面は、ボルトと固定部分との結合を阻止
する結合阻止手段２を備えている。ボルト１と穿孔壁と
の間のリング間隙は、硬化可能なモルタル材料(Moertel
masse)で満たされている。弾性部材３は２つの鋼プレー
ト４間に配置されたエラストマから成っている。さらに
ボルト１の前方の端部にナット５を取り付けてあり、ナ
ットはストッパとして役立っていて、弾性部材３内への
ボルト１の振動エネルギの伝達を可能にする。リング間
隙の充填は図２に示す充填管片１１を介して行われる。
モルタル材料の硬化の後に、図３に示してあるように、
ボルト１を取り囲むリング状の硬いモルタルコア(Moert
elkern)１３が生じる。
【００１１】図３に示す固定基礎８は有利には、コンク
リートのような均質な硬い建築材料から成っている。
【００１２】固定基礎８に固定すべき構成部分１２はナ
ット５ａ及び座金１７を用いて固定装置の上縁部１８に
圧着される。
【００１３】図４は、図１に類似して、穿孔内に差し込
んだ後の本発明に基づく固定装置を示しており、この場
合弾性部材３ａが発泡された金属から成っている。弾性
部材３ａは２つの鋼プレート４間に配置されている。固
定装置に予め掛けられる引っ張り応力に基づき、弾性部
材３ａの圧縮が行われる。この場合、弾性部材３ａは図
５に示すように穿孔壁に圧着される。
【００１４】図６に示してある別の形の弾性部材３はば
ね１９から成っており、ばねは２つの鋼プレート４間に
配置されている。固定装置に予め掛けられた引っ張り応
力に基づき、ばねが図７に示すように軸線方向で変形す
る。
【００１５】図１及び図３に示す本発明に基づく固定装
置に作用する非静止負荷(nichtruhende Belastung)の実
際の例が、図８に示してある。
【００１６】図４及び図５に示す固定装置に作用する非
静止負荷の実際の例が、図９に示してある。
【図面の簡単な説明】
【図１】穿孔内に挿入した状態の本発明に基づく固定装
置の縦断面図
【図２】リング間隙内への充填段階の図１の固定装置の
縦断面図
【図３】予め引っ張り応力の掛けられた状態の図１の固
定装置の縦断面図
【図４】別の弾性部材を備えた本発明に基づく固定装置
の縦断面図
【図５】予め引っ張り応力の掛けられた状態の図４の固
定装置の縦断面図
【図６】別の弾性部材を備えた本発明に基づく固定装置
の縦断面図
【図７】予め引っ張り応力の掛けられた状態の図６の固
定装置の縦断面図
【図８】図１及び図３の固定装置に作用する非静止負荷
の特性線図
【図９】図４及び図５の固定装置に作用する非静止負荷
の特性線図
【符号の説明】
１ ボトル、 ２ 結合阻止手段、 ３ 弾性部
材、 ４ 鋼プレート、 ５ ナット、 ７ 穿
孔、 ８ 固定基礎、 １１ 充填管片、１２ 構
成部分、 １３ モルタルコア、 １７ 座金、
１９ ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−54407（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−40604（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−143810（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−69412（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E04B 1/41 503

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 非静止負荷のための固定装置であって、
    機械、搬送装置若しくはほかの構成部分を固定するため
    に、固定部分を形成する硬化可能なモルタル材料を用い
    て穿孔内に固定されたボルトを備えており、該ボルトに
    弾性部材が配置されている形式のものにおいて、弾性部
    材（３）がボルト（１）の、穿孔内に位置する前方の端
    部及び固定部分（１３）に支持されるように配置されて
    おり、ボルト（１）が外周面に固定部分（１３）の長さ
    に亙って、固定部分とボルトとの結合を阻止する結合阻
    止手段（２）を備えていることを特徴とする、非静止負
    荷のための固定装置。
  2. 【請求項２】 弾性部材（３）がリング部材として形成
    されていて、２つの鋼プレート（４）間に配置されてい
    る請求項１記載の固定装置。
  3. 【請求項３】 弾性部材（３）がエラストマから製造さ
    れていて、２つの鋼プレート（４）間に配置されている
    請求項１記載の固定装置。
  4. 【請求項４】 弾性部材（３）が発泡された金属から製
    造されていて、２つの鋼プレート（４）間に配置されて
    いる請求項１記載の固定装置。
  5. 【請求項５】 エラストマから形成された弾性部材
    （３）内にばねが埋め込まれている請求項３記載の固定
    装置。
  6. 【請求項６】 弾性部材（３）が発泡されたアルミニウ
    ムから成っている請求項４記載の固定装置。
  7. 【請求項７】 結合阻止手段（２）がゴムホースである
    請求項１記載の固定装置。
  8. 【請求項８】 結合阻止手段（２）が被覆手段である請
    求項１記載の固定装置。
  9. 【請求項９】 被覆手段が滑り塗料、ワックス、若しく
    はエポキシアクリレート樹脂である請求項７記載の固定
    装置。
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