JP3105044U - クリーナ - Google Patents

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JP3105044U
JP3105044U JP2004002487U JP2004002487U JP3105044U JP 3105044 U JP3105044 U JP 3105044U JP 2004002487 U JP2004002487 U JP 2004002487U JP 2004002487 U JP2004002487 U JP 2004002487U JP 3105044 U JP3105044 U JP 3105044U
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堯 石田
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ワコー株式会社
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Abstract

【課題】へらの付いた特別な道具を用いたり、ティッシュペーパなどを用いたりせずに、食器などの内壁や角部、カーブしている部分などに付着した残余食品をきれいに拭き取ることのできるクリーナを提供する。
【解決手段】クリーナ10の端部14に、カーブしたR部を有する、へらとして動作する部分を設けたものであり、このへらとして動作する部分をスポンジ部材を包み込む袋状又は筒状の繊維部材12の開口部をヒートシールにより溶着して設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、クリーナに関し、特に台所などで洗剤を用いて食器や鍋などを洗浄するのに適したクリーナであって、スポンジ部材を袋状又は筒状の繊維部材で覆ったものの改良に関する。
様々なクリーナが台所用などとして生産され、用いられている。これらの中で、スポンジ部材を芯として、袋状又は筒状の繊維部材で包み込んだものが知られている(下記の特許文献1参照)。また、筒状の繊維部材の開口部を、ヒートシールにより溶着・加工して閉じているものがある。
実用新案登録第3067923号公報
しかしながら、上記従来のスポンジ部材を袋状又は筒状の繊維部材で覆った構成のクリーナでは、クリーナ全体を用いて食器や鍋などを洗浄することはできるが、食器や鍋などの内壁や、角部、カーブしている部分などに付着した残余食品をきれいに拭き取ることが困難であった。したがって、かかる残余食品をきれいに拭き取るためには、へらの付いた特別な道具を用いたり、ティッシュペーパなどを用いたりしなければならず、食器や鍋などの洗浄作業に手間取るという問題があった。
本考案は上記従来の問題を解決するもので、へらの付いた特別な道具を用いたり、ティッシュペーパなどを用いたりせずに、食器や鍋などの内壁や角部、カーブしている部分などに付着した残余食品をきれいに拭き取ることのできるクリーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案では、クリーナの端部に、カーブしたR部を有するへらとして動作する部分を設けたものであり、このへらとして動作する比較的硬い部分を、スポンジ部材を包み込む袋状又は筒状の繊維部材の開口部をヒートシールにより溶着して設けるようにしている。
すなわち本考案によれば、芯となるスポンジ部材と、前記スポンジ部材を包み込む袋状又は筒状の繊維部材とを有し、前記繊維部材の開口部がヒートシールにより溶着されたクリーナにおいて、
前記開口部が溶着されてできた端部が前記スポンジ部材の厚さより十分薄い厚さであり、かつ前記スポンジ部材の長手方向又は短手方向に伸長する部分を有し、さらに前記端部に、R部を有し、へらとして作用する比較的硬い部分を設けたことを特徴とするクリーナが提供される。
また前記R部が前記スポンジ部材の1つの短辺と、前記短辺につながる1つの長辺にわたって設けられていることは本考案の好ましい態様である。
また前記R部の半径が数センチメートルであることは本考案の好ましい態様である。
また前記繊維部材が、合成樹脂フィルム又は金属被覆合成樹脂フィルムからなる繊維を用いた織布あるいは編み物であることは本考案の好ましい態様である。
また前記スポンジ部材が合成樹脂の発泡体からなることは本考案の好ましい態様である。
また前記合成樹脂がポリウレタンであることは本考案の好ましい態様である。
本考案のクリーナは、その端部にR部を有するへら部を設けたので、食器や鍋などの内壁や角部、カーブしている部分などの残余食品をきれいに拭き取ることが可能であり、よって、へら付き道具を用いたり、ティッシュペーパなどを用いることなく、クリーナのみで残余食品の拭き取りと洗浄を行うことができる。すなわち、へら部で食器や鍋などに付着した残余食品を拭き取った後に、クリーナの本体で洗浄を行うことができる。
以下、本考案の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。図1は本考案のクリーナの好ましい実施の形態を示す平面図であり、図2はその正面図である。さらに図3は、図1中のA−A線で切断した断面図であり、図4は、図1中のB−B線で切断した断面図である。図3、図4の断面図に示されるように、クリーナ10は、芯となるスポンジ部材としての合成樹脂の発泡体18とこれを覆う筒状体12とを有している。発泡体18の合成樹脂としては、ポリウレタンやメラミンを用いることができる。また、筒状体12は、繊維部材であり、幅が1mm程度か、それ以下の繊維を用いて筒状の織布あるいは編み物として構成したものである。なお、繊維部材12は、袋状であってもよい。この繊維部材12を構成する繊維としては、アルミなどを蒸着したポリエステルなどのフィルムを細く裁断したものを、巻き付けて構成することができる。なお、かかる材料で構成された繊維部材12は、一般にアルミネットなどと呼ばれて、家庭用のスポンジクリーナの外装や、それ自体でクリーナを構成するものとして広く知られている。さらに、アルミなどの金属により被覆されていないポリエステルなどの合成樹脂フィルムを細く裁断したものを、巻き付けて繊維部材12を構成することもできる。
このクリーナを製造するためには、筒状体12の内部に合成樹脂の発泡体18(スポンジ部材)を挿入し、その後、筒状体12の両端部の開口部をヒートシールにより溶着して閉じる。両端部の溶着により、スポンジ部材の厚さより十分薄い厚さの端部14、16であって、比較的硬い部分が両端にできる。この溶着部分の端部14、16はスポンジ部材18の長手方向に伸長している。また、端部14は、その角部にカーブしたR部14Aを有している。この比較的硬い部分としての端部14、16は残余食品を拭き取るためのへら部として作用するものである。特にR部14Aは、食器や鍋などの内壁や角部、カーブ部での残余食品の拭き取りに効果的である。なお、「比較的硬い」とは、ヒートシールを施していない他の部分より十分硬いことを意味している。
上記実施の形態では、繊維部材12が筒状体であり、よって、その両端の開口部をそれぞれヒートシールにより閉じることにより、両端部にへらとして作用する比較的硬い部分を構成しているが、繊維部材12として1つの開口部を有する袋状体を用いることもできる。この場合は、1つの開口部をヒートシールにより閉じることにより、一方の端部にのみ、へらとして作用する部分を構成することができる。
以上のように本考案では、繊維部材の開口部をヒートシールにより溶着して、残余食品を拭き取るためのへら部として作用する端部を設けたので、クリーナにより食器や鍋などを洗浄する際に、特別な拭き取り用の道具などを用いることなく食器や鍋の内壁や角部、カーブしている部分などの残余食品を効果的に拭き取ることができ、よって、本考案は、家庭その他の台所その他の場所での洗浄用クリーナに広く有用である。なお、上記実施の形態は、残余食品を拭き取る場合を例に挙げて説明しているが、これに限らず、家庭や事務所、工場などあらゆる所(床、絨毯、トイレ、風呂場など)や自動車(室内及び外装並びにタイヤなど)の洗浄に本考案のクリーナを利用することができる。
本考案のクリーナの好ましい実施の形態の平面図である。 図1のクリーナの正面図である。 図1中のA−A線で切断した断面図である。 図1中のB−B線で切断した断面図である。
符号の説明
10 クリーナ
12 筒状体(繊維部材)
14、16 端部
14A R部
18 合成樹脂の発泡体(スポンジ部材)

Claims (6)

  1. 芯となるスポンジ部材と、前記スポンジ部材を包み込む袋状又は筒状の繊維部材とを有し、前記繊維部材の開口部がヒートシールにより溶着されたクリーナにおいて、
    前記開口部が溶着されてできた端部が前記スポンジ部材の厚さより十分薄い厚さであり、かつ前記スポンジ部材の長手方向又は短手方向に伸長する部分を有し、さらに前記端部に、R部を有し、へらとして作用する比較的硬い部分を設けたことを特徴とするクリーナ。
  2. 前記R部が前記スポンジ部材の1つの短辺と、前記短辺につながる1つの長辺にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリーナ。
  3. 前記R部の半径が数センチメートルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーナ。
  4. 前記繊維部材が、合成樹脂フィルム又は金属被覆合成樹脂フィルムからなる繊維を用いた織布あるいは編み物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のクリーナ。
  5. 前記スポンジ部材が合成樹脂の発泡体からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のクリーナ。
  6. 前記合成樹脂がポリウレタンであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のクリーナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110404843A (zh) * 2019-08-22 2019-11-05 际华三五四二纺织有限公司 一种用于纺纱短皮辊的清洗专用工具

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