JP3104932U - ダブルフレーム眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の異なる方向に力を受けても、前掛け眼鏡の眼鏡に対するズレや外れを極力防止できる。
【解決手段】磁気力により眼鏡のフロント側に着脱自在に前掛け眼鏡が取り付けられるダブルフレーム眼鏡であって、前掛け眼鏡のブリッジ部には、眼鏡のブリッジB1,B2を挟み込んで保持するための突出リブが設けられている。突出リブは、ブリッジの上端側と下端とに設けられた上側突出リブGaと下側突出リブ側Gbとにより形成されている。
【選択図】図4

Description

本考案は、前掛け眼鏡を眼鏡に安定して取り付けることができるダブルフレーム眼鏡に関する。 特に、磁気力を作用させて前掛け眼鏡と眼鏡とをブリッジを介して連結するダブルフレーム眼鏡に関する。
従来、ダブルフレーム眼鏡として、眼鏡のブリッジに遮光機能や偏光機能等を有する前掛け眼鏡が着脱自在に取り付けられた構造のものが知られている(例えば、実用新案文献1)。
実用新案文献1に記載の眼鏡と前掛け眼鏡との連結構造は、眼鏡のブリッジと前掛け眼鏡のブリッジとにそれぞれ磁石を配設し、両磁石間に働く磁気力により両磁石同士が接合されてなるものである。
そして、磁気力のみでは使用時の振動により前掛け眼鏡が眼鏡に対してずれてしまうことがあるため、それを抑えるために、該文献には図14に示すようなL字状のガイド部Gを設けたものが開示されている。
このようにガイド部Gを設けると、前掛け眼鏡A1の眼鏡A2からの下方への脱落を防止することが可能となり、より安定的に前掛け眼鏡A1を眼鏡A2に固定させるものである。
前掛け眼鏡A1のブリッジB1と眼鏡A2のブリッジB2とを磁気力により連結するため、ブリッジB1の磁石MG1とブリッジB2の異極の磁石MG2とで相互に引き合わせている。
同様に、図15に示すような前掛け眼鏡A1の眼鏡A2への取り付方法も開示されている。
この眼鏡A2では、ブリッジB2の後面に前掛け眼鏡A1のL字形のガイド部Gの先端内面を重ねるようにして、ブリッジB2の後面部の一対の磁石MG2とL字形のガイド部Gの先端内面部の一対の磁石MG1とを磁気力により接合すれば、簡単に眼鏡A2のフロント側に前掛け眼鏡A1を取り付けることができる。
このような眼鏡A2にあっては、ブリッジB2の後面に磁石MG2が配設されているので、磁石MG2が目立って外観を悪くしてしまうこともない。
また、L字形のガイド部Gの先端内面がブリッジB2の後面に当接するので、例えば、眼鏡A2を掛外する際に耳掛けテンプルTが広がって眼鏡A2のフロント部が水平面上で撓んだとしても、前掛け眼鏡A1が簡単に脱落するようなこともない。
実用新案登録第3059988号公報
しかしながら、図14に示したようなダブルフレーム眼鏡では、眼鏡着用者から見て前後方向と下方向への前掛け眼鏡A1の移動が拘束されるのみであり、また図15に示したようなダブルフレーム眼鏡では、前後方向と上方向への前掛け眼鏡A1の移動が拘束されるのみであった。
このように必ずしも拘束が完全でないため、例えば、激しい運動により種々の方向に力を受けるような場合、その前掛け眼鏡A1が眼鏡A2からズレたり又は外れたりし易い。
本考案は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の背景技術の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本考案は、種々の異なる方向に力を受けても、前掛け眼鏡の眼鏡に対するズレや外れを極力防止できるダブルフレーム眼鏡を提供することを目的とする。
かくして、本考案者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、前掛け眼鏡のブリッジの上下2箇所に保持用の突出リブを設け、この2つの突出リブにより眼鏡のブリッジを挟み込むようにすることで、上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成させたものである。
すなわち、本考案は、(1)、磁気力により眼鏡のフロント側に着脱自在に前掛け眼鏡が取り付けられるダブルフレーム眼鏡であって、前掛け眼鏡のブリッジには、眼鏡のブリッジを挟み込むんで保持するための突出リブが設けられているダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(2)、対の突出リブは、ブリッジの上端側と下端側とに設けられた上側突 出リブと下側突出リブとにより形成されている上記(1)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また 、本考案は、(3)、該上側突出リブ及び下側突出リブの長手方向は、眼鏡の左右方向に沿って配置される上記(2)に記載のダブルフレーム鏡眼に存する。
また、本考案は、(4)、前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの後面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されている上記(3)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(5)、前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの後面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されており、上側引掛け部と眼鏡のブリッジとは斜面で接している上記(3)に記載のダブルフレーム眼に存する。
また、本考案は、(6)、前記前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの上面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されている上記(3)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(7)、前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を、且つ下側突出リブは上方に向けて下側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジには該上側引掛け部と該下側引掛け部とが係止する切欠き部が該ブリッジの後面側に形成されている上記(3)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(8)、前記上側引掛け部及び下側引掛け部と眼鏡のブリッジとは、それぞれ切欠き部の底面と斜面で接している上記(7)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(9)、前記前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの上面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されており、上側引掛け部は間隔を開けた複数の突起よりなり、該切欠き部は、該突起が係止される複数の穴よりなる上記(3)に記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(10)、前記前掛け眼鏡のブリッジに磁石が配設されている上記(3)〜(7)の何れか1項記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
また、本考案は、(11)、前記前掛け眼鏡のブリッジの上側突出リブに磁石が配設されている上記(4)又は(8)記載のダブルフレーム眼鏡に存する。
なお、本考案の目的に添ったものであれば、上記(1)〜(11)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本考案によれば、前掛け眼鏡のブリッジ部には、眼鏡のブリッジを挟み込んで保持するための突出リブが設けられており、そのうち上側突出リブの上側引掛け部が眼鏡のブリッジの切欠き部に係合することで、上下方向の移動であるヒービング、前後方向への移動であるサージング、左右方向への移動であるスウェイング、垂直平面上における左右方向の揺動であるローリング、垂直平面上における前後方向の揺動であるピッチング、また水平面上における前後方向の揺動であるヨーイング等の種々の方向へのズレや外れを防止される。
その上、磁気力による前掛け眼鏡と眼鏡との結合が加わって、より結合力が確実なものとなる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第1実施形態を示している。
この第1実施形態のダブルフレーム眼鏡は、磁気力により眼鏡のフロント側に着脱自在に前掛け眼鏡が取り付けられる構造をしている。
図1(A)は眼鏡の正面図であり、図1(B)は前掛け眼鏡の正面図である。
また図2(A)は眼鏡の上面図であり、図2(B)は前掛け眼鏡の上面図である。
図1(A)及び図2(A)に示す眼鏡A2は、左右に一枚ずつ視力矯正用のレンズL2が配設され、このレンズL2はブリッジB2を有するリムR2により保持されている。
眼鏡A2のブリッジB2の材料には、前掛け眼鏡A1の磁石と的確に磁着するように強磁性体であるFe,Co,Ni等又はこれらの合金が用いられる。
前掛け眼鏡A1は、レンズL1がリムにより固定されておらず、いわゆるリムレスタイプの眼鏡とすることが好ましい。
リムレスタイプの眼鏡の場合は、レンズL1とブリッジブリッジB1とは、螺子等を使って直接連結される。
ここで前掛け眼鏡A1のレンズL1としては、例えばサングラスとして用いる場合には、遮光機能や偏光機能を有するレンズが多く用いられる。
また前掛け眼鏡A1のブリッジB1の材料としては、比較的弾性を有する合成樹脂が好ましく用いられる。
ブリッジB1は裏側をガイド部Gとして分離し、磁石をこのガイド部Gで押さえ込んでブリッジB1に取り付けることが好ましい。
この場合、例えば接着剤等を使ってブリッジ本体に取り付けられる。
このように磁石を備えた前掛け眼鏡のブリッジB1は、眼鏡のブリッジB2に対し磁気力によって確実に連結される。
図3は、前掛け眼鏡A1を眼鏡A2に取り付けた状態を示している。
ブリッジB1をブリッジB2に係合させ前掛け眼鏡A1を眼鏡A2に取り付けると、レンズL1とレンズL2とは僅かな間隙を残して対向した状態となる。
図4(A)は、ブリッジB1,B2を拡大して示した斜面図である(尚、図1の各ブリッジを概略的に示した)。
この図では、板状のブリッジB1の裏面側にはガイド部G(尚、このガイド部GもブリッジB1の一部である)が設けられている。
このガイド部Gには、眼鏡A2のブリッジB2を挟み込んで保持するように一対の突出リブが形成されている。
すなわち、一対の突出リブは、ブリッジB1の上面側と下面側とにそれぞれ設けられた上側突出リブGaと下側突出リブGbとよりなる。
この上側突出リブGaと下側突出リブGbとは、眼鏡A2の板状のブリッジB1(詳しくはガイド部G)の上に立設されており、上側突出リブGa及び下側突出リブGbの長手方向は、眼鏡A2の左右方向に沿うように配置されている。
一方、上側突出リブGaは下方に向けて引掛け部Ga1を有している。
すなわち、上側突出リブGaの中央部の横断面はL字状をしており、丁度、L字の先端が下方を向くような形である。
この上側突出リブGaに係合させるべく、眼鏡のブリッジB2の後面側には、前記上側引掛け部Ga1を係止するための切欠き部B2aが形成されている。
なお、この切欠き部B2aは直角に切り欠かれている。
図4(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
前述したように、ブリッジB1とガイド部Gとの間には磁石MGが埋め込まれた状態となっている。
さて、前掛け眼鏡A1を眼鏡A2に押し付けることで、上側突出リブGaの上側引掛け部Ga1をブリッジB2の後面側の切欠き部B2aに係合させることができる。
その場合、前掛け眼鏡A1を上斜め方向から眼鏡A2に近づけ、上側引掛け部Ga1を切欠き部B2aの底面に引っ掛けるようにして係合することが効果的である。
その結果、ブリッジB1の(詳しくはガイド部Gの)上側突出リブGa、ブリッジB1の(詳しくはガイド部Gの)下側突出リブGb、及びブリッジB1の(詳しくはガイド部Gの)基部Gcとに囲われる空間内にブリッジB2が嵌め込まれることとなる。
上述したように、ガイド部Gの上面側と下面側とに上側突出リブGaと下側突出リブGbとが形成されており、この両突出リブが眼鏡A2のブリッジB2を接触面を大きくして挟み付けるために、前掛け眼鏡A1は上下方向の移動であるヒービングと共に、ローリングやピッチングも抑止される(図5参照)。
更に、図4(B)に示すように、眼鏡A2のブリッジB2の後面側には、上側突出リブGaの上側引掛け部Ga1が係止する切欠き部B2aが形成されているので、上側引掛け部Ga1を該切欠き部B2aに係合させることで、前掛け眼鏡A1は眼鏡A2に対する前後方向の移動であるサージングや水平面上における前後方向の揺動であるヨーイングが確実に抑止される。
更に、上側引掛け部Ga1が切欠き部B2aに係合するために、前掛け眼鏡A1の眼鏡A2に対する左右方向の移動であるスウェイングも抑止される。
なお、図5に示すように、それぞれ、上下方向への移動をヒービング、前後方向への移動をサージング、左右方向への移動をスウェイングといい、垂直平面上における左右方向の揺動をローリング、垂直平面上における前後方向の揺動をピッチング、また水平面上における前後方向の揺動をヨーイングという。
以上のように、この第1実施形態の場合、ヒービング、ローリング、ピッチング、サージング、ヨーイング、及びスウェイングの全ての現象が防止される。
その上、磁気力により前掛け眼鏡A1と眼鏡A2は結合されているため、激しい運動により種々の方向に力を受けても、眼鏡A2に結合された前掛け眼鏡A1が容易にズレたり又は外れたりすることがない。
(第2実施形態)
図6は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第2実施形態を示している。
図6(A)はブリッジB1,B2を拡大した斜視図であり、図6(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
なお、この第2実施形態は、突出リブGaと切欠き部B2aの構造のみ第1実施形態と異なっている。
すなわち、上側突出リブGaの横断面は、L字の先端側が先細り形状になって、上側引掛け部Ga1を形成しており、眼鏡A2のブリッジB2の後面側には、この上側引掛け部Ga1が係止するための切欠き部B2aが形成されている。
ここで切欠き部B2aは、上側引掛け部Ga1と対応するように傾斜して切り欠かれているために、上側引掛け部Ga1とブリッジB2とは係合時には斜面で接している状態となる。
ブリッジB1とガイド部Gとの間には磁石MGが嵌め込まれている。
そして、このような構造にすることにより、第1実施形態と同様に、ヒービング、ローリング、ピッチング、サージング、ヨーイング、及びスウェイングの全ての現象が防止される。
第2実施形態では特に、上側突出リブGaは先細り形状にされ傾斜面が形成されているため、前掛け眼鏡A1を眼鏡A2に取り外しする際に、下側突出リブGbを基点として回動することで、その操作を無理なくスムーズに行うことができる。
前掛け眼鏡A1の取り外し操作をスムーズに行うことができるので、磨耗等が少なくなり耐久性が向上することとなる。
(第3実施形態)
図7は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第3実施形態を示している。
図7(A)はブリッジB1,B2を拡大して示す斜視図であり、図7(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
この第3実施形態は、ブリッジB2の切欠き部B2aの構造のみが第1実施形態と異なるものである。
すなわち、眼鏡A2のブリッジB2の後面側には、上側引掛け部Ga1が係止するための切欠き部B2aが形成されているが、この切欠き部B2aは、ブリッジB2をその上下方向全体に渡って切り欠かれたものである。
そのためために、ブリッジB2に切欠き部B2aを形成する際、加工がし易い利点がある。
そして、このような構造とすることにより第1実施形態と同様の効果である、種々の方向への移動現象、すなわち、ヒービング、ローリング、ピッチング、サージング、ヨーイング、及びスウェイングの全てが防止されるのである。
それに加え第3実施形態では、ブリッジB2の中央付近がその幅方向全体に渡り切り欠かれているので、全体に薄肉部が存在することになり、ブリッジB2を変形し易くでき、レンズL2の対顔角度を調整することが可能である。
(第4実施形態)
図8は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第4実施形態を示している。
図8(A)はブリッジB1,B2を拡大して示した斜視図であり、図8(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
この第4実施形態は、ブリッジB2の切欠き部の構造のみ第1実施形態と異なっている。
すなわち、上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部Ga1を有しており、眼鏡A2のブリッジB2の上面側に該上側引掛け部Ga1が係止する切欠き部B2aが形成されている。
この場合、切欠き部B2aがブリッジB2の後面側ではなく上面側の中程に形成されているために、上側突出リブGaは第1実施形態の場合より短くなっている。
この切欠き部B2bは、ブリッジB2を上下方向に貫通した矩形の穴となっており、上側引掛け部Ga1の周囲を密着した状態で受け入れる。
このように、切欠き部B2aに上側突出リブGaを係合させると、第1実施形態と同様に、ヒービング、ローリング、ピッチング、サージング、ヨーイング、及びスウェイングの全ての現象が防止される。
また、上側突出リブGaを切欠き部B2aの入り口に少し嵌め込んだ状態で、位置決めができるため、次に下側突出リブGbをブリッジB2の下面に接近させる操作が容易になる。
また、上側突出リブGaが切欠き部B2aに係合した(すなわち嵌入した)状態では確実に上側突出リブGaが拘束されるため、前掛け眼鏡A1と眼鏡A2とが極めて安定した取り付けが可能であり、ズレや外れは全くなくなる。
(第5実施形態)
図9は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第5実施形態を示している。
図9(A)はブリッジB1,B2を拡大して示した斜視図であり、図9(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
この第5実施形態は、下側突出リブGbと眼鏡のブリッジB2の切欠き部B2aの構造が第2実施形態と異なっているものである。
すなわち、下側突出リブGbもL字の先端側が先細り形状になって下側引掛け部Gb1を形成しており、ブリッジB2の切欠き部B2の底面は屋根型になって2つの傾斜面を備えている。
従って上側突出リブGa及び下側突出リブGbはブリッジ(詳しくは、上側引掛け部Ga1及び下側引掛け部Gb1は、共に切欠き部B2の底面に斜面で接する状態となる。
このように上側突出リブGaの上側引掛け部Ga1及び下側突出リブGbの下側引掛け部Gb1の両方が係止する切欠き部B2aを形成すると、上側引掛け部Ga1のみをブリッジB2に係合させる場合に比べて、サージング、ヨーイング、ピッチング、はより抑止される。
更に、前掛け眼鏡A1をピッチング方向のどちらの方向に回転させても眼鏡A2からスムーズに取り外すことができるメリットがある。
上側引掛け部GAa1と下側引掛け部Gb1とがあるために、前掛け眼鏡A1を上斜め方向から眼鏡A2に近づけ、上側引掛け部Ga1を切欠き部B2aの底面に引っ掛けるようにして係止することも、或いは、前掛け眼鏡A1を下斜め方向から眼鏡に近づけて、同様に下側引掛け部Gb1を切欠き部B2aの底面に引っ掛けるようにして係止することもでき、前掛け眼鏡A1を眼鏡に取り付ける操作に自由度がある。
(第6実施形態)
図10は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第6実施形態を示している。
図10(A)はブリッジB1,B2を拡大して示した斜視図であり、図10(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
この第6実施形態は、第1実施形態と比べて、上側突出リブGaの形状と磁石MGの位置が異なる。
すなわち、この第6実施形態の上側突出リブGaの上側引掛け部Ga1は小さく形成されているため、この上側引掛け部Ga1が係止されるブリッジ後面側の切欠き部B2aもそれに応じて小さい。
そして磁石MGはブリッジの基部ではなく上側突出リブGaに嵌め込まれている。
上側突出リブGaの磁石MGと強磁性体であるブリッジB2とは磁気力により結合されると同時に、上側引掛け部Ga1と切欠き部B2aとが係合する。
この第6実施形態では、第1実施形態と同様の効果を奏する。
ただ、磁石MGは上側突出リブGaに嵌め込まれているため、第1の実施の形態と同じように、 ガイド部Gで押さえ付けるように埋め込む必要がなく、ガイド部Gの成形時に一緒に一体に成形(例えば射出成形)でき簡単に取り付けられる利点がある。
(第7実施形態)
図11は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第7実施形態を示している。
図11(A)はブリッジB1,B2を拡大して示した斜視図であり、図11(B)はブリッジB1とブリッジB2とが係合した状態の断面を示している。
この第7実施形態は、第6実施形態と比べて、上側突出リブGaとブリッジB2の切欠き部B2aの構造が異なる。
すなわち、上側突出リブGaに形成された上側引掛け部Ga1は、間隔を開けた複数の突起(図では2個)よりなるもので、切欠き部B2aはこの複数の突起に対応するように、複数の小穴として形成されている。
ブリッジB1の磁石MGと強磁性体であるブリッジB2とは、磁気力により結合されると同時に、上側引掛け部Ga1である複数の突起と切欠き部B2aである複数の小穴が係合するが、両者は密着性がよく且つ突起が間隔を開けて形成されているため、ガタ付き等は全く生じない。
以上、本考案を説明してきたが、本考案は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、磁石MGをブリッジB1とガイド部Gとの間やガイド部Gの上側突出リブGaに設けた場合を示したが、必ずしも本考案はこれに限定されない。
例えば、磁石MGを眼鏡A2のブリッジB2側に設けて、ブリッジB1やガイド部Gを強磁性体としても良い。
或いは、前掛け眼鏡A1側と眼鏡A2側とにそれぞれ磁石MGを設け、それらの磁石MGを引き合わせることで前掛け眼鏡A1と眼鏡A2とを結合させるようにしても良い。
上記実用新案登録請求の範囲に記載の考案においても、当然、同様なことを含むものである。
また、上述した実施形態では、磁石MGをブリッジB1やガイド部Gに設けた例について説明したが、ブリッジB1は、強磁性体で形成されたブリッジB2と磁気力により結合させるために、磁石粉末を含有した材料を用いても良い。
一方、ブリッジB1は裏側をガイド部Gとして分離し、磁石をこのガイド部Gで押さえ込んでブリッジB1に取り付けることとしたが、ブリッジB1の本体とガイド部Gとを成形時(例えばブリッジの射出成形時)に一体化しておくことも可能である。
図1は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第1実施形態を示す正面図である。(A)は眼鏡を示しており、(B)は前掛け眼鏡を示している。 図2は、図1のダブルフレーム眼鏡の平面図であり、(A)は眼鏡、また(B)は前掛け眼鏡を示している。 図3は、眼鏡に前掛け眼鏡を取り付けた状態を示す説明図である。 図4は、前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとの結合構造を示す説明図である。(A)はブリッジ及びガイド部の拡大図であり、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図5は、前掛け眼鏡の眼鏡に対する移動方向や揺動方向を示す説明図である。 図6は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第2実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図7は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第3実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図8は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第4実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大して示した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図9は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第5実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大して示した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図10は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第6実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大して示した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図11は、本考案のダブルフレーム眼鏡の第7実施形態を示す説明図であり、(A)はブリッジを拡大して示した斜視図、(B)は前掛け眼鏡のブリッジと眼鏡のブリッジとが係合した状態の断面図である。 図12、従来のダブルフレーム眼鏡の一例を示す説明図である。 図13、従来のダブルフレーム眼鏡の一例を示す説明図である。
符号の説明
A1 前掛け眼鏡
A2 眼鏡
B1,B2 ブリッジ
B2b 切欠き部
F1,F2 フレーム
G ガイド部
Ga 上側突出リブ
Ga1 上側引掛け部
Gb 下側突出リブ
Gb1 上側引掛け部
Gc 基部
L1,L2 レンズ
MG,MG1,MG2 磁石
R リム
T テンプル

Claims (11)

  1. 磁気力により眼鏡のフロント側に着脱自在に前掛け眼鏡が取り付けられるダブルフレーム眼鏡であって、
    前掛け眼鏡のブリッジには、眼鏡のブリッジを挟み込むんで保持するための突出リブが設けられていることを特徴とするダブルフレーム眼鏡。
  2. 前記一対の突出リブは、ブリッジの上端側と下端側とに設けられた上側突出リブと下側突出リブとにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダブルフレーム眼鏡。
  3. 該上側突出リブ及び下側突出リブの長手方向は、眼鏡の左右方向に沿って配置されることを特徴とする請求項2に記載のダブルフレーム眼鏡。
  4. 前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの後面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のダブルフレーム眼鏡。
  5. 前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの後面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されており、上側引掛け部と眼鏡のブリッジとは斜面で接していることを特徴とする請求項3に記載のダブルフレーム眼鏡。
  6. 前記前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの上面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のダブルフレーム眼鏡。
  7. 前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を、且つ下側突出リブは上方に向けて下側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジには該上側引掛け部と該下側引掛け部とが係止する切欠き部が該ブリッジの後面側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のダブルフレーム眼鏡。
  8. 前記上側引掛け部及び下側引掛け部と眼鏡のブリッジとは、それぞれ切欠き部の底面と斜面で接していることを特徴とする請求項7に記載のダブルフレーム眼鏡。
  9. 前記前記上側突出リブは下方に向けて上側引掛け部を有しており、前記眼鏡のブリッジの上面側には該上側引掛け部が係止する切欠き部が形成されており、上側引掛け部は間隔を開けた複数の突起よりなり、該切欠き部は、該突起が係止される複数の穴よりなることを特徴とする請求項3に記載のダブルフレーム眼鏡。
  10. 前記前掛け眼鏡のブリッジに磁石が配設されていることを特徴とする請求項3〜7の何れか1項記載のダブルフレーム眼鏡。
  11. 前記前掛け眼鏡のブリッジの上側突出リブに磁石が配設されていることを特徴とする請求項4又は8記載のダブルフレーム眼鏡。
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