JP3104685B2 - システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体 - Google Patents

システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体

Info

Publication number
JP3104685B2
JP3104685B2 JP10216628A JP21662898A JP3104685B2 JP 3104685 B2 JP3104685 B2 JP 3104685B2 JP 10216628 A JP10216628 A JP 10216628A JP 21662898 A JP21662898 A JP 21662898A JP 3104685 B2 JP3104685 B2 JP 3104685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
journal
application
abnormal end
writing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10216628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000047909A (ja
Inventor
栄子 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10216628A priority Critical patent/JP3104685B2/ja
Publication of JP2000047909A publication Critical patent/JP2000047909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104685B2 publication Critical patent/JP3104685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロセスで
同一のメモリを参照できる共有メモリを使用して、負荷
を低減できるシステムログ記録装置、システムログ記録
方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】UNIXシステム等のオペレーティング
システム上において実行されるアプリケーションプログ
ラム(以下、「APプログラム」という。)に障害が発
生した場合、障害発生原因の特定及び障害発生までの経
緯を取得し、障害を復旧させる必要がある。
【0003】従来、障害発生原因の特定及び障害発生ま
での経緯を取得するために、APプログラムにおいて用
意されたトレース関数を使用する方法や、オペレーティ
ングシステムにて取得したジャーナル(ログ)を使用す
る方法がとられている。例えば、UNIXシステム上に
おいて実行されるAPプログラムに障害が発生した場
合、UNIXシステムにて取得したシステムログ(sysl
og)を利用するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オペレーティングシス
テムにおけるジャーナルは、一般に、APプログラムか
ら指定された内容を更新時等のタイミングにて二次記憶
装置等に書き込まれて生成される。例えば、UNIXシ
ステムの場合、システムログ(syslog)は、APプログ
ラムからsyslogdに送信されたメッセージを予め
利用者により指定された磁気ディスク上のファイルに書
き込み記憶するため、以下に示す2つの問題があった。
【0005】第1の問題は、APプログラムがシステム
ログ(syslog)をファイルへ書き出すため、ディスクI
/O(ディスクのアクセス)が発生し、マシン全体の負
荷が高くなり、APプログラムの処理性能を低下させて
しまう点である。第2の問題は、マシン負荷が高い状態
において、メッセージのロスト(メッセージをシステム
ログとしてがファイルに書き出せない状態)が発生する
点である。
【0006】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、マシンの負荷を低減し、信頼性のあるジャーナルを
記憶することのできるシステムログ記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るシステムログ記録装置
は、複数のアプリケーションからアクセス可能な記憶領
域を有する記憶手段と、アプリケーションの処理記録で
あるジャーナルを前記記憶手段に書き込み、順次記憶さ
せるジャーナル書き込み手段と、個々のアプリケーショ
ンの実行状態を所定のタイミング毎に監視して、アプリ
ケーションの異常終了の有無を検出する異常終了検出手
段と、前記異常終了検出手段がアプリケーションの異常
終了を検出すると、前記記憶手段に記憶されている該当
するアプリケーションのジャーナルを読み出すジャーナ
ル読み出し手段と、前記ジャーナル読み出し手段にて読
み出されたジャーナルを表示する表示手段と、を備える
ことを特徴とする
【0008】この発明によれば、ジャーナル書き込み手
段は、システムにおけるアプリケーションの処理記録で
あるジャーナルを記憶手段に書き込み、順次記憶させ
る。異常終了検出手段は、個々のアプリケーションの実
行を所定のタイミング毎に監視して、アプリケーション
の異常終了を検出する。ジャーナル読み出し手段は、異
常終了検出手段にてアプリケーションの異常終了を検出
すると、記憶手段に記憶されている該当するアプリケー
ションのジャーナルを読み出す。表示手段は、ジャーナ
ル読み出し手段にて読み出されたジャーナルを表示す
る。この結果、ファイルにトレース情報を書き込む必要
がないため、ディスクI/O(ディスクアクセス)をそ
の分減らすことができ、マシン全体の負荷を低減し、A
Pプログラムの処理性能を向上させることができる。ま
た、マシン負荷を低減でき、メッセージのロストをなく
すことができる。
【0009】前記記憶手段は、システムにおけるアプリ
ケーションの実行制御単位であるプロセス毎に、複数の
ジャーナルを記憶できる領域を有する共有メモリを備
え、前記ジャーナル書き込み手段は、プロセス毎にジャ
ーナルを前記共有メモリに所定の順番に記憶し、前記ジ
ャーナル読み出し手段は、前記ジャーナル書き込み手段
にて記憶された順番に、前記共有メモリに記憶されたジ
ャーナルを読み出してもよい。この結果、ファイルにト
レース情報を書き込む必要がないため、ディスクI/O
(ディスクアクセス)をその分減らすことができ、マシ
ン全体の負荷を低減し、APプログラムの処理性能を向
上させることができる。また、マシン負荷を低減でき、
メッセージのロストをなくすことができる。
【0010】前記ジャーナル書き込み手段は、アプリケ
ーションの正常終了を検出すると、前記記憶手段に記憶
されている該当するアプリケーションのジャーナルを初
期化し、領域を解放してもよい。
【0011】前記記憶手段は、複数のジャーナルを記憶
できるリングバッファ構造の領域を有する共有メモリで
あってもよい。
【0012】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点に係るシステムログ記録装置は、複数のアプリケ
ーションからアクセス可能なリングバッファ構造の領域
を有する共有メモリと、アプリケーションのプロセスに
おける処理記録であるジャーナルを前記共有メモリに書
き込み、順次記憶させるジャーナル書き込み手段と、個
々のアプリケーションのプロセス毎の実行状態を所定の
タイミング毎に監視して、アプリケーションの異常終了
の有無を検出する異常終了検出手段と、前記異常終了検
出手段がアプリケーションの異常終了を検出すると、前
記共有メモリに記憶されている該当するアプリケーショ
ンのプロセスにおけるジャーナルを読み出すジャーナル
読み出し手段と、前記ジャーナル読み出し手段にて読み
出されたジャーナルを表示する表示手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0013】この発明によれば、ジャーナル書き込み手
段は、アプリケーションのプロセスにおける処理記録で
あるジャーナルを共有メモリに書き込み、順次記憶させ
る。異常終了検出手段は、個々のアプリケーションのプ
ロセス毎の実行状態を所定のタイミング毎に監視して、
アプリケーションの異常終了の有無を検出する。ジャー
ナル読み出し手段は、異常終了検出手段がアプリケーシ
ョンの異常終了を検出すると、共有メモリに記憶されて
いる該当するアプリケーションのプロセスにおけるジャ
ーナルを読み出す。表示手段は、ジャーナル読み出し手
段にて読み出されたジャーナルを表示する。この結果、
ファイルにトレース情報を書き込む必要がないため、デ
ィスクI/O(ディスクアクセス)をその分減らすこと
ができ、マシン全体の負荷を低減し、APプログラムの
処理性能を向上させることができる。また、マシン負荷
を低減でき、メッセージのロストをなくすことができ
る。
【0014】上記目的を達成するため、この発明の第3
の観点に係るシステムログ記録方法は、システムにおけ
るアプリケーションの処理記録であるジャーナルを、複
数のアプリケーションからアクセス可能な記録領域に書
き込み、順次記憶させるジャーナル書き込みステップ
と、個々のアプリケーションの実行状態を所定のタイミ
ング毎に監視して、アプリケーションの異常終了の有無
を検出する異常終了検出ステップと、前記異常終了検出
ステップがアプリケーションの異常終了を検出すると、
前記ジャーナル書き込みステップにて記憶領域に書き込
まれた該当するアプリケーションのジャーナルを読み出
すジャーナル読み出しステップと、前記ジャーナル読み
出しステップにて読み出されたジャーナルを表示する表
示ステップと、を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、ジャーナル書き込みス
テップは、システムにおけるアプリケーションの処理記
録であるジャーナルを、複数のアプリケーションからア
クセス可能な記録領域に書き込み、順次記憶させる。異
常終了検出ステップは、個々のアプリケーションの実行
状態を所定のタイミング毎に監視して、アプリケーショ
ンの異常終了を検出する。ジャーナル読み出しステップ
は、異常終了検出ステップがアプリケーションの異常終
了を検出すると、ジャーナル書き込みステップにて記憶
領域に書き込まれた該当するアプリケーションのジャー
ナルを読み出す。表示ステップは、ジャーナル読み出し
ステップにて読み出されたジャーナルを表示する。この
結果、ファイルにトレース情報を書き込む必要がないた
め、ディスクI/O(ディスクアクセス)をその分減ら
すことができ、マシン全体の負荷を低減し、APプログ
ラムの処理性能を向上させることができる。また、マシ
ン負荷を低減でき、メッセージのロストをなくすことが
できる。
【0016】上記目的を達成するため、この発明の第4
の観点に係る記録媒体は、コンピュータをシステムログ
記録装置として機能させるプログラムを記録するコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、システムにお
けるアプリケーションの処理記録であるジャーナルを、
複数のアプリケーションからアクセス可能な記録領域に
書き込み、順次記憶させるジャーナル書き込みステップ
と、各アプリケーションの実行状態を所定のタイミング
毎に監視して、アプリケーションの異常終了の有無を検
出する異常終了検出ステップと、前記異常終了検出ステ
ップにてアプリケーションの異常終了を検出すると、前
記ジャーナル書き込みステップにて記憶領域に書き込ま
れた該当するアプリケーションのジャーナルを読み出す
ジャーナル読み出しステップと、前記ジャーナル読み出
しステップにて読み出されたジャーナルを表示する表示
ステップとして機能させるプログラムを記録することを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
るシステムログ記録装置について図面を参照して説明す
る。
【0018】図1は、この発明の実施の形態にかかるシ
ステムログ記録装置の構成を示す模式図である。図1に
示すシステムログ記録装置は、トレース情報書き込み部
1と、記憶装置2と、トレース情報読み出し部3と、出
力装置4と、異常終了検出部5と、AP(アプリケーシ
ョン)プログラム6とから構成される。
【0019】トレース情報書き込み部1は、APプログ
ラム6のトレースドライバ61に制御され、プロセスI
D及びプログラム名称等を含むトレース情報を記憶装置
2の共有メモリ21に書き込み記憶させる。
【0020】記憶装置2は、少なくとも共有メモリ21
を備えた半導体メモリ等から構成される。共有メモリ2
1には、図2に示すような、使用フラグ、プロセスI
D、プログラム名称、トレース格納領域、トレース格納
領域の開始番号及び、トレース格納領域の終了番号から
なるトレース情報が記憶される。トレース格納領域に
は、10個分のトレース情報が記憶される。なお、トレ
ース格納領域は、後述するリングバッファ構造である。
【0021】共有メモリ21には、各APプログラム毎
に、図2に示すようなトレース情報が記憶され、合計1
00のAPプログラム分まで記憶することができる。共
有メモリ21の各格納領域は、使用フラグ(使用中:O
N、未使用:OFF)の識別により、他のAPプログラ
ムから、異なるトレース情報が書き込めないようになっ
ている。 また、共有メモリ全体の排他制御も行われ、
トレース情報書き込み部1により、使用フラグを変更す
る際にロックがかけられるものとする。
【0022】図1に戻って、トレース情報読み出し部3
は、APプログラム6が異常終了したことを示す異常終
了検出情報を異常終了検出部5から取得した場合に、記
憶装置2の共有メモリ21に記憶されたトレース情報を
読み出して出力装置4に供給する。
【0023】出力装置4は、画面41を有するディスプ
レイ等からなり、トレース情報読み出し部3から供給さ
れたトレース情報を画面41に表示する。
【0024】異常終了検出部5は、APプログラム6の
実行状況を常時監視し、APプログラム6の異常終了を
検出すると、トレース情報読み出し部3に異常終了検出
情報を供給する。なお、異常終了検出部5を設けずに、
図示せぬオペレーティングシステムにてプロセス管理を
行う際に、APプログラム6の異常終了を検出し、オペ
レーティングシステムからトレース情報読み出し部3に
異常終了検出情報を供給してもよい。
【0025】APプログラム6は、図示せぬオペレーテ
ィングシステム上にて動作する任意の実行形式のプログ
ラムであり、トレースドライバ61を有する。トレース
ドライバ61は、APプログラムにより処理制御され、
トレース情報書き込み部1を制御する。なお、トレース
ドライバ61は、オペレーティングシステムに組み込ま
れていてもよい。
【0026】以下、この発明の実施の形態にかかるシス
テムログ記録装置におけるトレース情報記憶処理につい
て、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0027】まず、トレース情報書き込み部1は、トレ
ースドライバ61を介してAPプログラム6に制御さ
れ、APプログラム6の実行開始時に、トレース出力の
ために必要なトレース格納領域を確保する(ステップS
1)。すなわち、トレース情報書き込み部1は、図2に
示す共有メモリ21全体に排他制御を行うことができる
ようにロックをかけ、使用フラグが未使用(OFF)の
領域を検索すると、使用フラグを使用中(ON)に変更
し、APプログラム6のプロセスID及びプログラム名
称を記憶する。トレース情報書き込み部1は、共有メモ
リ全体のロックを外し、このようにして割り当てられた
領域を以降、トレース格納領域として使用する。
【0028】トレース情報書き込み部1は、所定のタイ
ミングにトレースドライバ61を介してAPプログラム
6から送られるトレース情報を図2に示すトレース格納
領域に書き込み記憶する(ステップS2)。
【0029】異常終了検出部5は、APプログラム6が
異常終了したか否かを判別する(ステップS3)。すな
わち、異常終了検出部5は、APプログラム6の実行状
況を監視し、異常終了したか否かを常に判別する。
【0030】異常終了検出部5にて、APプログラム6
が異常終了していないと判別された場合、トレース情報
書き込み部1は、APプログラム6の実行が正常に終了
したか否かを判別する(ステップS4)。APプログラ
ム6の実行が終了していないと判別した場合、トレース
情報書き込み部1は、ステップS2に戻って処理を繰り
返す。
【0031】以下、ステップS2からステップS4が繰
り返し処理されることにより、図2に示す共有メモリ2
1に記憶されるトレース情報について図4を参照して説
明する。トレース情報書き込み部1は、図4(a)に示
すように、トレース1(1番目のトレース情報)を、ト
レースドライバ61を介してAPプログラム6から取得
すると、トレース格納領域の1番目の領域に格納して記
憶する。この時、トレース情報書き込み部1は、格納開
始番号(トレース格納領域の開始番号)及び、格納終了
番号(トレース格納領域の終了番号)にそれぞれ1を設
定する。
【0032】次に、トレース情報書き込み部1は、図4
(b)に示すように、取得したトレース2(2番目のト
レース情報)をトレース格納領域の2番目の領域に格納
する。トレース情報書き込み部1は、格納開始番号を変
化させずに、格納終了番号に2を設定する。このように
トレース情報をトレース格納領域に格納する度に格納終
了番号をカウントアップしていく。
【0033】更に、トレース情報書き込み部1は、図4
(c)に示すように、取得したトレース11(11番目
のトレース情報)を、既にトレース1が格納されている
トレース格納領域の1番目の領域に上書きして格納す
る。この時、トレース情報書き込み部1は、格納開始番
号に2を設定し、格納終了番号に1を設定する。
【0034】このようにして、共有メモリ21のトレー
ス格納領域は、リングバッファ構造となり、通常、10
個分の最新のトレース情報がトレース情報書き込み部1
により記憶される。
【0035】図3に戻って、ステップS4にて、APプ
ログラム6の実行が正常に終了したと判別した場合、ト
レース情報書き込み部1は、トレース格納領域を解放す
る(ステップS5)。すなわち、トレース情報書き込み
部1は、共有メモリ21全体に排他制御を行うことがで
きるようにロックをかけ、APプログラム6が使用して
いる領域の使用フラグを未使用(OFF)に変更し、A
Pプログラム6のプロセスID及びプログラム名称を削
除して領域の初期化を行う。トレース情報書き込み部1
は、共有メモリ全体のロックを外し、APプログラム6
が使用していた領域を解放する。
【0036】一方、ステップS3にて、異常終了検出部
5がAPプログラム6の異常終了を検出すると、トレー
ス情報読み出し部3は、共有メモリ21に記憶されてい
るトレース情報を抽出する(ステップS6)。すなわ
ち、トレース情報読み出し部3は、異常終了検出部5か
ら異常終了検出情報を取得すると、共有メモリ21のト
レース格納領域に記憶されているトレース情報を開始番
号から終了番号まで順番に抽出する。
【0037】トレース情報読み出し部3は、抽出したト
レース情報を出力装置4に出力し、画面41に表示する
(ステップS7)。すなわち、トレース情報読み出し部
3は、共有メモリ21のトレース格納領域から抽出した
異常終了直前のトレース情報を表示する。なお、この
際、出力装置4に備えられたブザ等を鳴らすことにより
ユーザの注意を喚起してもよい。
【0038】この結果、ファイルにトレース情報を書き
込む必要がないため、ディスクI/O(ディスクアクセ
ス)をその分減らすことができ、マシン全体の負荷を低
減し、APプログラムの処理性能を向上させることがで
きる。また、共有メモリにトレースを書き込むため、マ
シン負荷を低減でき、メッセージのロスト(メッセージ
をシステムログとしてがファイルに書き出せない状態)
をなくすことができる。
【0039】上記の実施の形態では、共有メモリ21に
記憶できるトレース情報の容量を1つのプロセス毎に1
0トレース分(1トレース32バイト)とし、この10
つの領域をリング状に使用することにより最新のトレー
ス情報を記憶したが、これらの容量は、任意である。例
えば、共有メモリ21に記憶できるトレース情報の容量
をプロセス毎に20トレース分とし、2倍のトレース情
報を記憶できるようにしてもよい。
【0040】また、共有メモリ21に記憶できるトレー
ス情報の容量を、ユーザが任意に設定できるようにして
もよい。以下、共有メモリ21に記憶できるトレース情
報の容量をユーザが任意することができるこの発明の実
施の形態の変形例について図面を参照して説明する。図
5は、この発明の実施の形態の変形例にかかるシステム
ログ記録装置の構成を示す模式図である。図5に示すシ
ステムログ記録装置は、トレース情報書き込み部1と、
記憶装置2と、トレース情報読み出し部3と、出力装置
4と、異常終了検出部5と、APプログラム(アプリケ
ーションプログラム)6と、トレース設定管理部7と入
力装置8とから構成される。このシステムログ記録装置
は、図1に示すシステムログ記録装置に、トレース設定
管理部7及び入力装置8を付加した構成となっている。
なお、トレース設定管理部7及び入力装置8を除いた他
の構成は、図1に示すシステムログ記録装置と同様であ
る。
【0041】トレース設定管理部7は、入力装置8から
取得した設定情報に従って、1つのトレース情報の大き
さ及び共有メモリ21に格納するトレース情報の数を設
定し、記憶装置2の共有メモリ21に格納領域を確保す
る。
【0042】入力装置8は、設定ファイル81の値を設
定及び変更するための情報を入力することのできるキー
ボード等からなる。設定ファイル81は、ユーザから入
力装置8を介して入力された値に従って、1トレース分
の大きさ及びトレース情報の数からなる設定情報を記憶
する。
【0043】以下、図5に示すシステムログ記録装置の
動作概要を説明する。まず、ユーザは、入力装置8を介
して設定ファイル81に、1トレース分の大きさ及び共
有メモリ21に格納する1プロセス毎のトレース情報の
数を設定する。トレース設定管理部7は、例えば、電源
投入時等に、このようにして設定された設定ファイル8
1から設定情報を取得し、取得した設定情報に従って記
憶装置2の共有メモリ21にトレース情報の格納領域を
確保する。
【0044】トレース情報書き込み部1は、所定のタイ
ミングにトレースドライバ61を介してAPプログラム
6から送られるトレース情報を、確保されたトレース格
納領域に書き込み、順次記憶する。異常終了検出部5が
APプログラム6の異常終了を検出すると、トレース情
報読み出し部3は、共有メモリ21に記憶されているト
レース情報を抽出する。トレース情報読み出し部3は、
抽出したトレース情報を出力装置4に出力し、画面41
に表示する。
【0045】この結果、共有メモリに記憶できるトレー
ス情報の容量を、ユーザが任意に設定することができ
る。
【0046】上記の実施の形態に係るシステムログ記録
装置は、APプログラムが異常終了後、トレース情報を
表示するために、共有メモリに記憶し続けているが、障
害の復旧後等に、トレース読み出し部又はトレース管理
部により、トレース格納領域を解放させてもよい。
【0047】なお、この発明のシステムログ記録装置
は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシス
テムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに
上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した
媒体(フロッピーディスク、CD−ROM等)から該プ
ログラムをインストールすることにより、上述の処理を
実行するシステムログ記録装置を構成することができ
る。
【0048】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファイルにトレース情報を書き込む必要がないため、デ
ィスクI/O(ディスクアクセス)をその分減らすこと
ができ、マシン全体の負荷を低減し、APプログラムの
処理性能を向上させることができる。また、マシン負荷
を低減することにより、メッセージのロストをなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムログ記録装
置の構成を示す模式図である。
【図2】共有メモリに記憶されるトレース情報を説明す
るための模式図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるトレース情報記憶
処理を説明するフローチャートである。
【図4】抽出情報記憶部に記憶された複数の抽出電文の
一例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態の変形例に係るシステムロ
グ記録装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 トレース情報書き込み部 2 記憶装置 3 トレース情報読み出し部 4 出力装置 5 異常終了検出部 6 AP(アプリケーション)プログラム 7 トレース設定管理部 8 入力装置 21 共有メモリ 41 画面 61 トレースドライバ 81 設定ファイル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアプリケーションからアクセス可能
    な記憶領域を有する記憶手段と、 アプリケーションの処理記録であるジャーナルを前記記
    憶手段に書き込み、順次記憶させるジャーナル書き込み
    手段と、 個々のアプリケーションの実行状態を所定のタイミング
    毎に監視して、アプリケーションの異常終了の有無を検
    出する異常終了検出手段と、 前記異常終了検出手段がアプリケーションの異常終了を
    検出すると、前記記憶手段に記憶されている該当するア
    プリケーションのジャーナルを読み出すジャーナル読み
    出し手段と、 前記ジャーナル読み出し手段にて読み出されたジャーナ
    ルを表示する表示手段と、 を備えることを特徴とするシステムログ記録装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、システムにおけるアプリ
    ケーションの実行制御単位であるプロセス毎に、複数の
    ジャーナルを記憶できる領域を有する共有メモリを備
    え、 前記ジャーナル書き込み手段は、プロセス毎にジャーナ
    ルを前記共有メモリに所定の順番に記憶し、 前記ジャーナル読み出し手段は、前記ジャーナル書き込
    み手段にて記憶された順番に、前記共有メモリに記憶さ
    れたジャーナルを読み出す、 ことを特徴とする請求項1に記載のシステムログ記録装
    置。
  3. 【請求項3】前記ジャーナル書き込み手段は、アプリケ
    ーションの正常終了を検出すると、前記記憶手段に記憶
    されている該当するアプリケーションのジャーナルを初
    期化し、領域を解放する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステムログ
    記録装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、複数のジャーナルを記憶
    できるリングバッファ構造の領域を有する共有メモリで
    ある、ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のシ
    ステムログ記録装置。
  5. 【請求項5】複数のアプリケーションからアクセス可能
    なリングバッファ構造の領域を有する共有メモリと、 アプリケーションのプロセスにおける処理記録であるジ
    ャーナルを前記共有メモリに書き込み、順次記憶させる
    ジャーナル書き込み手段と、 個々のアプリケーションのプロセス毎の実行状態を所定
    のタイミング毎に監視して、アプリケーションの異常終
    了の有無を検出する異常終了検出手段と、 前記異常終了検出手段がアプリケーションの異常終了を
    検出すると、前記共有メモリに記憶されている該当する
    アプリケーションのプロセスにおけるジャーナルを読み
    出すジャーナル読み出し手段と、 前記ジャーナル読み出し手段にて読み出されたジャーナ
    ルを表示する表示手段と、 を備えることを特徴とするシステムログ記録装置。
  6. 【請求項6】システムにおけるアプリケーションの処理
    記録であるジャーナルを、複数のアプリケーションから
    アクセス可能な記録領域に書き込み、順次記憶させるジ
    ャーナル書き込みステップと、 個々のアプリケーションの実行状態を所定のタイミング
    毎に監視して、アプリケーションの異常終了の有無を検
    出する異常終了検出ステップと、 前記異常終了検出ステップがアプリケーションの異常終
    了を検出すると、前記ジャーナル書き込みステップにて
    記憶領域に書き込まれた該当するアプリケーションのジ
    ャーナルを読み出すジャーナル読み出しステップと、 前記ジャーナル読み出しステップにて読み出されたジャ
    ーナルを表示する表示ステップと、 を備えることを特徴とするシステムログ記録方法。
  7. 【請求項7】コンピュータをシステムログ記録装置とし
    て機能させるプログラムを記録するコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 システムにおけるアプリケーションの処理記録であるジ
    ャーナルを、複数のアプリケーションからアクセス可能
    な記録領域に書き込み、順次記憶させるジャーナル書き
    込みステップと、各アプリケーションの実行状態を所定
    のタイミング毎に監視して、アプリケーションの異常終
    了の有無を検出する異常終了検出ステップと、前記異常
    終了検出ステップにてアプリケーションの異常終了を検
    出すると、前記ジャーナル書き込みステップにて記憶領
    域に書き込まれた該当するアプリケーションのジャーナ
    ルを読み出すジャーナル読み出しステップと、前記ジャ
    ーナル読み出しステップにて読み出されたジャーナルを
    表示する表示ステップと、を実現するプログラムを記憶
    する、 ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP10216628A 1998-07-31 1998-07-31 システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体 Expired - Fee Related JP3104685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216628A JP3104685B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10216628A JP3104685B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000047909A JP2000047909A (ja) 2000-02-18
JP3104685B2 true JP3104685B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=16691420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10216628A Expired - Fee Related JP3104685B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3104685B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7681181B2 (en) * 2004-09-30 2010-03-16 Microsoft Corporation Method, system, and apparatus for providing custom product support for a software program based upon states of program execution instability
JP2007133603A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Fujitsu Ten Ltd コンピュータシステム、基本ソフトウェアおよび監視プログラム
JP4902427B2 (ja) * 2007-05-29 2012-03-21 株式会社日立製作所 履歴情報管理方法及び履歴情報管理システム
JP5287367B2 (ja) * 2009-03-05 2013-09-11 株式会社デンソーウェーブ ロボット制御システム
JP5935658B2 (ja) 2012-10-26 2016-06-15 富士通株式会社 設計支援プログラム,方法及び装置
JP5387794B2 (ja) * 2013-06-04 2014-01-15 株式会社デンソーウェーブ ロボット制御のログ取得システム
CN113806127B (zh) * 2021-09-12 2024-02-13 济南浪潮数据技术有限公司 一种服务器日志收集方法、设备及可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000047909A (ja) 2000-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH061447B2 (ja) デ−タベ−スのバックアップの方法
JP3481737B2 (ja) ダンプ採取装置およびダンプ採取方法
JP3104685B2 (ja) システムログ記録装置、システムログ記録方法および記録媒体
CN108874441B (zh) 一种板卡配置方法、装置、服务器和存储介质
US6052800A (en) Method and system for updating information on an intelligent display device monitoring a computer system
EP0883061A1 (en) Debugging method for a microcomputer system and recording medium on which debug program is recorded
US20030033440A1 (en) Method of logging message activity
US7376678B2 (en) Database management program and recording medium
JPS628831B2 (ja)
EP0439988A2 (en) Computer monitoring of installed options
JP2000322298A (ja) バックアップファイルの世代管理システムおよびバックアップファイルの世代管理用プログラムを記録した記録媒体
JP3494788B2 (ja) プログラム実行管理システム及びプログラム実行管理方法
JP2806843B2 (ja) マルチcpuシステム及びそのソフトウェア更新方法
JPH1040123A (ja) ジョブ管理方式と方法
JP2818541B2 (ja) ログファイル書き込み方式およびログファイル書き込み方法
JP2518390B2 (ja) システム性能監視方式
KR100281615B1 (ko) 서버 장애시 서버 재가동 방법 및 이를 위한 시스템
JP2633874B2 (ja) 増設処理方式
CN112667358A (zh) 虚拟机快照的管理方法、电子设备、计算机可读介质
JP2892490B2 (ja) ログポインタ設定方式
JPH0648453B2 (ja) 周辺装置初期化制御方式
JP2635777B2 (ja) プログラマブル・コントローラ
JPH07319818A (ja) オンライン業務システムの再処理方式
JPS59163663A (ja) 簡易フアイル破壊検知方式
JP2946465B2 (ja) 障害復旧処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000801

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees