JP3104523B2 - ダブルスーパーチューナ - Google Patents
ダブルスーパーチューナInfo
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- JP3104523B2 JP3104523B2 JP06062672A JP6267294A JP3104523B2 JP 3104523 B2 JP3104523 B2 JP 3104523B2 JP 06062672 A JP06062672 A JP 06062672A JP 6267294 A JP6267294 A JP 6267294A JP 3104523 B2 JP3104523 B2 JP 3104523B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ＣＡＴＶ受像機、衛星放送等の受像機に使用されるダブ
ルスーパーチューナに関するものである。
ＣＡＴＶ受像機、衛星放送等の受像機に使用されるダブ
ルスーパーチューナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下に従来のダブルスーパーチューナに
ついて説明する。
ついて説明する。
【０００３】図４は従来のダブルスーパーチューナの各
回路の配置を示す斜視図である。図４において入力端子
１と、この入力端子１に接続された入力部ローパスフィ
ルタ２とこの入力部ローパスフィルタ２に接続された入
力部バンドパスフィルタ３と、この入力部バンドパスフ
ィルタ３の出力が一方の入力に接続されると共に、他方
の入力には第１の局部発振器４の出力が接続された第１
の混合回路５と、この第１の混合回路５の出力が接続さ
れた第１中間周波フィルタ６と、この第１中間周波フィ
ルタ６の出力が、一方の入力に接続されると共に、他方
の入力には第２の局部発振器７の出力が接続された第２
の混合回路８と、この第２の混合回路８の出力が接続さ
れた出力回路９と、この出力回路９の出力が接続された
出力端子１０とを同一の金属性筐体１１内の各区画室に
設けられ、前記筐体１１の一方の縦側面に入力端子１を
装着し、他方の縦側面に隣接して前記出力回路９を配置
し、この出力回路９に隣接して前記第２の局部発振器７
と前記第２の混合回路８とを含む区画室が配置され、か
つこの区画室は前記第１の中間周波フィルタ６の区画室
にも隣接している。
回路の配置を示す斜視図である。図４において入力端子
１と、この入力端子１に接続された入力部ローパスフィ
ルタ２とこの入力部ローパスフィルタ２に接続された入
力部バンドパスフィルタ３と、この入力部バンドパスフ
ィルタ３の出力が一方の入力に接続されると共に、他方
の入力には第１の局部発振器４の出力が接続された第１
の混合回路５と、この第１の混合回路５の出力が接続さ
れた第１中間周波フィルタ６と、この第１中間周波フィ
ルタ６の出力が、一方の入力に接続されると共に、他方
の入力には第２の局部発振器７の出力が接続された第２
の混合回路８と、この第２の混合回路８の出力が接続さ
れた出力回路９と、この出力回路９の出力が接続された
出力端子１０とを同一の金属性筐体１１内の各区画室に
設けられ、前記筐体１１の一方の縦側面に入力端子１を
装着し、他方の縦側面に隣接して前記出力回路９を配置
し、この出力回路９に隣接して前記第２の局部発振器７
と前記第２の混合回路８とを含む区画室が配置され、か
つこの区画室は前記第１の中間周波フィルタ６の区画室
にも隣接している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、前記第２の局部発振器８を含む区画室は必ず前
記第１中間周波フィルタ６と隣接し、かつ第２の局部発
振器８と前記中間周波フィルタ６はその区画室の裏面側
の一部にて印刷配線板上でつながっているため、この部
分は第２局部発振器８の発振周波数信号を遮るものはな
く、かつ第２局部発振器８と前記第１中間周波フィルタ
６との距離が近接することとなり、第２の局部発振器８
の発振周波数信号の中間周波フィルタ６への漏洩が発生
しやすくなり、その結果として入力端子１への局部発振
信号の漏洩が発生し、他のテレビジョン受像機やＣＡＴ
Ｖ受像機の受信に対する妨害を起こすという課題があっ
た。
成では、前記第２の局部発振器８を含む区画室は必ず前
記第１中間周波フィルタ６と隣接し、かつ第２の局部発
振器８と前記中間周波フィルタ６はその区画室の裏面側
の一部にて印刷配線板上でつながっているため、この部
分は第２局部発振器８の発振周波数信号を遮るものはな
く、かつ第２局部発振器８と前記第１中間周波フィルタ
６との距離が近接することとなり、第２の局部発振器８
の発振周波数信号の中間周波フィルタ６への漏洩が発生
しやすくなり、その結果として入力端子１への局部発振
信号の漏洩が発生し、他のテレビジョン受像機やＣＡＴ
Ｖ受像機の受信に対する妨害を起こすという課題があっ
た。
【０００５】本発明は、このような課題を解決するもの
で、第２の局部発振器の出力が第１中間周波フィルタへ
の漏洩を防止することを目的としたものである。
で、第２の局部発振器の出力が第１中間周波フィルタへ
の漏洩を防止することを目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のダブルスーパーチューナは、金属製筐体の
一方の縦側面に入力端子を装着し、他方の縦側面近傍に
第２の局部発振器を配置すると共に、この第２の局部発
振器と前記第１の中間周波フィルタとの間に前記出力回
路及び第２の混合回路とを配設し、前記第２の混合回路
が設けられた区画室には、小型の印刷配線板と、この印
刷配線板の片面に形成された混合器と、この混合器の裏
面は接地されるように設けられた導体とを有し、前記印
刷配線板は前記第２の混合回路の区画室の一側面と平行
に立設された構成としたものである。
め、本発明のダブルスーパーチューナは、金属製筐体の
一方の縦側面に入力端子を装着し、他方の縦側面近傍に
第２の局部発振器を配置すると共に、この第２の局部発
振器と前記第１の中間周波フィルタとの間に前記出力回
路及び第２の混合回路とを配設し、前記第２の混合回路
が設けられた区画室には、小型の印刷配線板と、この印
刷配線板の片面に形成された混合器と、この混合器の裏
面は接地されるように設けられた導体とを有し、前記印
刷配線板は前記第２の混合回路の区画室の一側面と平行
に立設された構成としたものである。
【０００７】
【作用】この構成により、第２の局部発振器の区画室は
第１の中間周波フィルタの区画室とは直接には隣接せ
ず、出力回路及び第２の混合回路の区画室を挟んでい
る。そのため第２の局部発振器より第１の中間周波フィ
ルタの間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有する
ことになる。すなわち第２の局部発振器と第１の中間周
波フィルタとは出力回路及び第２の混合回路の区画室の
分だけ遠ざかって配設されることとなり、第２の発振器
の発振周波数信号の前記第１の中間周波フィルタへの漏
洩が発生しにくくなる。また、第２の混合回路には裏面
側が接地された導体を有する印刷配線板が立設されてい
るので、第２の混合回路の区画室の中にもう一枚隔壁を
有していることとなり、さらに第２発振周波数信号の第
１の中間周波フィルタへの漏洩を少なくすることができ
る。
第１の中間周波フィルタの区画室とは直接には隣接せ
ず、出力回路及び第２の混合回路の区画室を挟んでい
る。そのため第２の局部発振器より第１の中間周波フィ
ルタの間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有する
ことになる。すなわち第２の局部発振器と第１の中間周
波フィルタとは出力回路及び第２の混合回路の区画室の
分だけ遠ざかって配設されることとなり、第２の発振器
の発振周波数信号の前記第１の中間周波フィルタへの漏
洩が発生しにくくなる。また、第２の混合回路には裏面
側が接地された導体を有する印刷配線板が立設されてい
るので、第２の混合回路の区画室の中にもう一枚隔壁を
有していることとなり、さらに第２発振周波数信号の第
１の中間周波フィルタへの漏洩を少なくすることができ
る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施例におけるダブルス
ーパーチューナの各回路の配置を示す分解斜視図であ
り、図２はそのブロック図を示す。
ーパーチューナの各回路の配置を示す分解斜視図であ
り、図２はそのブロック図を示す。
【００１０】図１及び図２において、入力端子１２と、
この入力端子１２に接続された入力部ローパスフィルタ
１３と、この入力部ローパスフィルタ１３の出力に接続
され、かつ３バンドの分割されたバンドスイッチ式フィ
ルタ１４と、このバンドスイッチ式フィルタ１４の出力
が一方の入力に接続されると共に、他方の入力には第１
の局部発振器１５の出力が接続された第１の混合回路１
６と、この第１の混合回路１６の出力が接続された第１
中間周波フィルタ１７と、この第１中間周波フィルタ１
７の出力が、一方の入力に接続されると共に、他方の入
力には第２の局部発振器１８の出力が接続された第２の
混合回路１９と、この第２の混合回路１９の出力が接続
された出力回路２０と、この出力回路２０の出力が接続
された出力端子２１と、前記第１の局部発振器１５の出
力が接続されたプリスケーラ回路２３とを同一の金属性
筐体２２内の各区画室に設けられている。
この入力端子１２に接続された入力部ローパスフィルタ
１３と、この入力部ローパスフィルタ１３の出力に接続
され、かつ３バンドの分割されたバンドスイッチ式フィ
ルタ１４と、このバンドスイッチ式フィルタ１４の出力
が一方の入力に接続されると共に、他方の入力には第１
の局部発振器１５の出力が接続された第１の混合回路１
６と、この第１の混合回路１６の出力が接続された第１
中間周波フィルタ１７と、この第１中間周波フィルタ１
７の出力が、一方の入力に接続されると共に、他方の入
力には第２の局部発振器１８の出力が接続された第２の
混合回路１９と、この第２の混合回路１９の出力が接続
された出力回路２０と、この出力回路２０の出力が接続
された出力端子２１と、前記第１の局部発振器１５の出
力が接続されたプリスケーラ回路２３とを同一の金属性
筐体２２内の各区画室に設けられている。
【００１１】またこれら回路は前記第２の局部発振器１
８と第２の混合回路１９を除き印刷配線板２４上に構成
されている。この第２の局部発振器１８はアルミナ基板
２５の片面に構成され、前記印刷配線板２４に立設され
る。また、第２の混合回路１９はアルミナ基板２６上に
て構成され、前記第２の局部発振器１８同様印刷配線板
２４に立設される。このアルミナ基板２６の片面側には
半波長のマイクロストリップラインによるシングルバラ
ンスドミキサが構成されており、このマイクロストリッ
プラインの反対側の面の導体は接地される構成を有して
いる。
８と第２の混合回路１９を除き印刷配線板２４上に構成
されている。この第２の局部発振器１８はアルミナ基板
２５の片面に構成され、前記印刷配線板２４に立設され
る。また、第２の混合回路１９はアルミナ基板２６上に
て構成され、前記第２の局部発振器１８同様印刷配線板
２４に立設される。このアルミナ基板２６の片面側には
半波長のマイクロストリップラインによるシングルバラ
ンスドミキサが構成されており、このマイクロストリッ
プラインの反対側の面の導体は接地される構成を有して
いる。
【００１２】さらに、前記入力部ローパスフィルタ１３
は入力される周波数よりも上の不要な周波数を減衰させ
るように設けられている。また、前記バンドスイッチ式
フィルタ１４はローパスフィルタ１４ａ、バンドパスフ
ィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４ｃの３つのフィル
タにより構成されている。このローパスフィルタ１４ａ
は前記プリスケーラ回路２３の分周周波数が通過域とな
り、バンドパスフィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４
ｃは前記プリスケーラ回路２３の分周周波数を減衰域と
なるように設けられている。これらのフィルタ１４ａ、
１４ｂ、１４ｃの通過帯域は図３のごとく分割されてお
り、ローパスフィルタ１４ａは１６８ＭＨｚ以下の周波
数が通過域であり、バンドパスフィルタ１４ｂは１６８
ＭＨｚから３７８ＭＨｚまでの周波数が通過域であり、
ハイパスフィルタ１４ｃは３７８ＭＨｚ以上の周波数が
通過域である。このとき第１局部発振器１５の発振周波
数が１．４ＧＨｚより２．２ＧＨｚであり、プリスケー
ラ回路２３の分周比が２５６分割であると、その分周周
波数は当然前記ローパスフィルタ１４ａの通過域に入っ
ている。
は入力される周波数よりも上の不要な周波数を減衰させ
るように設けられている。また、前記バンドスイッチ式
フィルタ１４はローパスフィルタ１４ａ、バンドパスフ
ィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４ｃの３つのフィル
タにより構成されている。このローパスフィルタ１４ａ
は前記プリスケーラ回路２３の分周周波数が通過域とな
り、バンドパスフィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４
ｃは前記プリスケーラ回路２３の分周周波数を減衰域と
なるように設けられている。これらのフィルタ１４ａ、
１４ｂ、１４ｃの通過帯域は図３のごとく分割されてお
り、ローパスフィルタ１４ａは１６８ＭＨｚ以下の周波
数が通過域であり、バンドパスフィルタ１４ｂは１６８
ＭＨｚから３７８ＭＨｚまでの周波数が通過域であり、
ハイパスフィルタ１４ｃは３７８ＭＨｚ以上の周波数が
通過域である。このとき第１局部発振器１５の発振周波
数が１．４ＧＨｚより２．２ＧＨｚであり、プリスケー
ラ回路２３の分周比が２５６分割であると、その分周周
波数は当然前記ローパスフィルタ１４ａの通過域に入っ
ている。
【００１３】ここで図１に従い、以下各区画室の配置に
ついて詳細に説明する。まず入力端子１２は金属性筐体
２２の一方の縦側面に装着される。この入力端子１２の
縦側面に隣接して入力フィルタ１３の区画室が設けられ
ている。この入力フィルタ１３の区画室はバンドスイッ
チ式フィルタ１４及びプリスケーラ回路２３の区画室と
隣接し、このバンドスイッチ式フィルタ１４の区画室は
第１の混合回路１６と前記プリスケーラ回路２３の区画
室に隣接し、このプリスケーラ回路２３の区画室には第
１の局部発振器１５の区画室が隣接している。また、こ
の第１の局部発振器１５は前記第１の混合回路１６へも
隣接している。次に、この第１の混合回路１６と前記第
１中間周波フィルタ１７との間には、回路が何も構成さ
れない空間の区画室２７が設けられている。次に、前記
第１中間周波フィルタ１７の区画室は第２の混合回路１
９および出力回路２０の区画室に隣接している。そし
て、この出力回路２０及び第２の混合回路１９とに隣接
して第２の局部発振器１８が配置され、前記出力回路２
０に出力端子２１が装着される。つまりこの状態におい
ては、前記入力端子１２の装着された一方の縦側面とは
反対側の縦側面の一部をその１壁面として持つ区画室に
前記第２の局部発振器１８が平行して設けられる。
ついて詳細に説明する。まず入力端子１２は金属性筐体
２２の一方の縦側面に装着される。この入力端子１２の
縦側面に隣接して入力フィルタ１３の区画室が設けられ
ている。この入力フィルタ１３の区画室はバンドスイッ
チ式フィルタ１４及びプリスケーラ回路２３の区画室と
隣接し、このバンドスイッチ式フィルタ１４の区画室は
第１の混合回路１６と前記プリスケーラ回路２３の区画
室に隣接し、このプリスケーラ回路２３の区画室には第
１の局部発振器１５の区画室が隣接している。また、こ
の第１の局部発振器１５は前記第１の混合回路１６へも
隣接している。次に、この第１の混合回路１６と前記第
１中間周波フィルタ１７との間には、回路が何も構成さ
れない空間の区画室２７が設けられている。次に、前記
第１中間周波フィルタ１７の区画室は第２の混合回路１
９および出力回路２０の区画室に隣接している。そし
て、この出力回路２０及び第２の混合回路１９とに隣接
して第２の局部発振器１８が配置され、前記出力回路２
０に出力端子２１が装着される。つまりこの状態におい
ては、前記入力端子１２の装着された一方の縦側面とは
反対側の縦側面の一部をその１壁面として持つ区画室に
前記第２の局部発振器１８が平行して設けられる。
【００１４】次に、前記バンドスイッチ式フィルタ１４
の区画室において、前記プリスケーラ回路２３の区画室
に隣接して前記ハイパスフィルタ１４ｃの回路を配置
し、そのハイパスフィルタ１４ｃのプリスケーラ回路２
３の区画室と反対側に隣接するように前記バンドパスフ
ィルタ１４ｂを配設し、このバンドパスフィルタ１４ｂ
に隣接するように前記ローパスフィルタ１４ａが配置さ
れている。そして、それぞれのフィルタ間には接地され
た銅箔が設けられている。さらにこれらのフィルタを構
成するインダクタは前記印刷配線板２４上の銅箔によっ
て構成されている。
の区画室において、前記プリスケーラ回路２３の区画室
に隣接して前記ハイパスフィルタ１４ｃの回路を配置
し、そのハイパスフィルタ１４ｃのプリスケーラ回路２
３の区画室と反対側に隣接するように前記バンドパスフ
ィルタ１４ｂを配設し、このバンドパスフィルタ１４ｂ
に隣接するように前記ローパスフィルタ１４ａが配置さ
れている。そして、それぞれのフィルタ間には接地され
た銅箔が設けられている。さらにこれらのフィルタを構
成するインダクタは前記印刷配線板２４上の銅箔によっ
て構成されている。
【００１５】以上のように本実施例によれば、第２の局
部発振器１８の区画室は第１の中間周波フィルタ１７の
区画室とは直接には隣接せず、出力回路２０の区画室を
挟んでいるため、第２の局部発振器１８より第１中間周
波フィルタ１７の間には少なくとも２面以上の区画室壁
面を有すると共に、第２の局部発振器１８と第１中間周
波フィルタ１７とは出力回路２０の区画室の分だけ遠ざ
かった位置に配設されることとなる。したがって、第２
の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フィルタ１７
への漏洩が発生しにくくなる。さらに、第２の局部発振
器１８は入力端子１２より最も離れて配設されることと
なり、仮に第２の発振周波数信号の中間周波フィルタ１
７への漏洩が発生しても、入力端子１２への漏洩を防止
することができる。
部発振器１８の区画室は第１の中間周波フィルタ１７の
区画室とは直接には隣接せず、出力回路２０の区画室を
挟んでいるため、第２の局部発振器１８より第１中間周
波フィルタ１７の間には少なくとも２面以上の区画室壁
面を有すると共に、第２の局部発振器１８と第１中間周
波フィルタ１７とは出力回路２０の区画室の分だけ遠ざ
かった位置に配設されることとなる。したがって、第２
の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フィルタ１７
への漏洩が発生しにくくなる。さらに、第２の局部発振
器１８は入力端子１２より最も離れて配設されることと
なり、仮に第２の発振周波数信号の中間周波フィルタ１
７への漏洩が発生しても、入力端子１２への漏洩を防止
することができる。
【００１６】さらに本実施例では、第２の混合回路１９
の区画室も前記出力回路２０同様第２の局部発振器１８
と中間周波フィルタ１７との間に配置されると共に、こ
の第２の混合回路１９を構成するアルミナ基板２６の片
面は接地されている。従って第２の局部発振器１８の区
画室は第１の中間周波フィルタ１７の区画室との間には
前記第２の混合回路１９の区画室をも挟んでいるため、
第２の局部発振器１８より第１中間周波フィルタ１７の
間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有することと
なり、第２の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フ
ィルタ１７への漏洩が発生しにくくなる。かつ前記アル
ミナ基板２６の片面は接地されているため、この区画室
にはさらにもう１面の区画室壁面を有することとなり、
第２の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フィルタ
１７間の距離を短くしても第２の発振器１８の発振周波
数信号の中間周波フィルタ１７への漏洩は発生しにくく
なる。従って、この第２の混合回路１９の区画室を小型
化することが可能となる。また、この第２の混合回路１
９はモジュール基板として印刷配線板２４上に立設され
るため、印刷配線板２４とは異なった材質の基板を使用
することができる。ここでは誘電率が高く、吸水率の優
れた（吸水率０の）アルミナ基板を使用することによ
り、小型化と高い耐湿特性を得ることができる。
の区画室も前記出力回路２０同様第２の局部発振器１８
と中間周波フィルタ１７との間に配置されると共に、こ
の第２の混合回路１９を構成するアルミナ基板２６の片
面は接地されている。従って第２の局部発振器１８の区
画室は第１の中間周波フィルタ１７の区画室との間には
前記第２の混合回路１９の区画室をも挟んでいるため、
第２の局部発振器１８より第１中間周波フィルタ１７の
間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有することと
なり、第２の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フ
ィルタ１７への漏洩が発生しにくくなる。かつ前記アル
ミナ基板２６の片面は接地されているため、この区画室
にはさらにもう１面の区画室壁面を有することとなり、
第２の発振器１８の発振周波数信号の中間周波フィルタ
１７間の距離を短くしても第２の発振器１８の発振周波
数信号の中間周波フィルタ１７への漏洩は発生しにくく
なる。従って、この第２の混合回路１９の区画室を小型
化することが可能となる。また、この第２の混合回路１
９はモジュール基板として印刷配線板２４上に立設され
るため、印刷配線板２４とは異なった材質の基板を使用
することができる。ここでは誘電率が高く、吸水率の優
れた（吸水率０の）アルミナ基板を使用することによ
り、小型化と高い耐湿特性を得ることができる。
【００１７】また、本実施例では、前記第１の局部発振
器１５の区画室と入力部ローパスフィルタ１３の区画室
との間にはバンドスイッチ式フィルタ１４とプリスケー
ラ回路２３の区画室を有しているため、第１の局部発振
器１５の区画室と入力部ローパスフィルタ１３の区画室
の間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有すること
となり、第１の局部発振器１５の発振周波数信号の入力
部ローパスフィルタ１３の区画室への漏洩は発生しにく
くなる。たとえ第１の局部発振器１５の発振周波数信号
が隣接するバンドスイッチ式フィルタ１４へ漏洩し、プ
リスケーラ回路２３とバンドスイッチ式フィルタ１４と
の間より入力部ローパスフィルタ１３へ侵入したとして
も、漏洩した第１の局部発振器１５の発振周波数信号は
この入力周波数以上の周波数を減衰させる入力部ローパ
スフィルタ１３により減衰し入力端子１２より機器の外
部へ漏洩することはない。これは第２の局部発振器１８
の発振周波数信号の入力端子１２側への漏洩に対しても
もちろん同様の効果がある。従って本実施例のように各
回路の区画室を配置すれば、各局部発振器の発振周波数
信号の漏洩を防止することができ、その結果各局部発振
器より入力端子までの距離を短くすることができるた
め、小型でありながら局部発振器の発振周波数信号の漏
洩のないダブルスーパーチューナを実現することができ
る。
器１５の区画室と入力部ローパスフィルタ１３の区画室
との間にはバンドスイッチ式フィルタ１４とプリスケー
ラ回路２３の区画室を有しているため、第１の局部発振
器１５の区画室と入力部ローパスフィルタ１３の区画室
の間には少なくとも２面以上の区画室壁面を有すること
となり、第１の局部発振器１５の発振周波数信号の入力
部ローパスフィルタ１３の区画室への漏洩は発生しにく
くなる。たとえ第１の局部発振器１５の発振周波数信号
が隣接するバンドスイッチ式フィルタ１４へ漏洩し、プ
リスケーラ回路２３とバンドスイッチ式フィルタ１４と
の間より入力部ローパスフィルタ１３へ侵入したとして
も、漏洩した第１の局部発振器１５の発振周波数信号は
この入力周波数以上の周波数を減衰させる入力部ローパ
スフィルタ１３により減衰し入力端子１２より機器の外
部へ漏洩することはない。これは第２の局部発振器１８
の発振周波数信号の入力端子１２側への漏洩に対しても
もちろん同様の効果がある。従って本実施例のように各
回路の区画室を配置すれば、各局部発振器の発振周波数
信号の漏洩を防止することができ、その結果各局部発振
器より入力端子までの距離を短くすることができるた
め、小型でありながら局部発振器の発振周波数信号の漏
洩のないダブルスーパーチューナを実現することができ
る。
【００１８】さらに本実施例のダブルスーパーチューナ
では、前記プリスケーラ回路２３の区画室と前記ローパ
スフィルタ１４ａとの間にバンドパスフィルタ１４ｂ、
ハイパスフィルタ１４ｃを配置している。これらのバン
ドパスフィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４ｃはプリ
スケーラ回路２３の分周周波数がその減衰域であるた
め、この分周周波数の信号は減衰されてしまう。またこ
の配置によりローパスフィルタ１４ａとプリスケーラ回
路２３との間隔を大きくすることができ、プリスケーラ
回路２３の分周周波数の前記ローパスフィルタ回路１４
ａへの侵入を防止することができる。さらに各フィルタ
の間に接地された銅箔が配置されているため、さらにプ
リスケーラ回路２３の分周周波数の各フィルタへの侵入
を防止することができるとともに、各フィルタは最短距
離で接地することが可能となる。
では、前記プリスケーラ回路２３の区画室と前記ローパ
スフィルタ１４ａとの間にバンドパスフィルタ１４ｂ、
ハイパスフィルタ１４ｃを配置している。これらのバン
ドパスフィルタ１４ｂ、ハイパスフィルタ１４ｃはプリ
スケーラ回路２３の分周周波数がその減衰域であるた
め、この分周周波数の信号は減衰されてしまう。またこ
の配置によりローパスフィルタ１４ａとプリスケーラ回
路２３との間隔を大きくすることができ、プリスケーラ
回路２３の分周周波数の前記ローパスフィルタ回路１４
ａへの侵入を防止することができる。さらに各フィルタ
の間に接地された銅箔が配置されているため、さらにプ
リスケーラ回路２３の分周周波数の各フィルタへの侵入
を防止することができるとともに、各フィルタは最短距
離で接地することが可能となる。
【００１９】なお、本実施例ではプリスケーラ回路であ
ったが、ＰＬＬ回路の場合でも同じ効果が得られること
は言うまでもない。
ったが、ＰＬＬ回路の場合でも同じ効果が得られること
は言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属製筐
体の一方の縦側面に入力端子を装着し、他方の縦側面近
傍に第２の局部発振器を配置すると共に、この第２の局
部発振器と第１の中間周波フィルタとの間に出力回路及
び第２の混合回路とを配設した構成とし、更に前記第２
の混合回路が設けられた区画室には、小型の印刷配線板
と、この印刷配線板の片面に形成された混合器と、この
混合器の裏面は接地されるように設けられた導体とを有
し、前記印刷配線板は前記第２の混合回路の区画室の一
側面と平行に立設した構成としているので、第２の局部
発振器の区画室は第１の中間周波フィルタの区画室とは
直接には隣接せず、出力回路及び第２の混合回路の区画
室を挟むことになる。その結果、第２の局部発振器より
第１の中間周波フィルタの間には少なくとも２面以上の
区画室の壁面を有すると共に、第２局部発振器と第１中
間周波フィルタとは出力回路及び第２の混合回路の区画
室の分だけ遠ざかって配設されることとなり、第２の局
部発振器の発振周波数信号の第１の中間周波フィルタへ
の漏洩が発生しにくくなる。また、第２の混合回路には
裏面側が接地された導体を有する印刷配線板が立設され
ているので、第２の混合回路の区画室の中にもう一枚隔
壁を有していることとなり、さらに第２の局部発振周波
数信号の中間周波フィルタへの漏洩を少なくすることが
できる。また第２の局部発振器は入力端子より最も離れ
て配設されているので、第２の局部発振器の発振周波数
信号の入力端子への漏洩も少なくすることができる。
体の一方の縦側面に入力端子を装着し、他方の縦側面近
傍に第２の局部発振器を配置すると共に、この第２の局
部発振器と第１の中間周波フィルタとの間に出力回路及
び第２の混合回路とを配設した構成とし、更に前記第２
の混合回路が設けられた区画室には、小型の印刷配線板
と、この印刷配線板の片面に形成された混合器と、この
混合器の裏面は接地されるように設けられた導体とを有
し、前記印刷配線板は前記第２の混合回路の区画室の一
側面と平行に立設した構成としているので、第２の局部
発振器の区画室は第１の中間周波フィルタの区画室とは
直接には隣接せず、出力回路及び第２の混合回路の区画
室を挟むことになる。その結果、第２の局部発振器より
第１の中間周波フィルタの間には少なくとも２面以上の
区画室の壁面を有すると共に、第２局部発振器と第１中
間周波フィルタとは出力回路及び第２の混合回路の区画
室の分だけ遠ざかって配設されることとなり、第２の局
部発振器の発振周波数信号の第１の中間周波フィルタへ
の漏洩が発生しにくくなる。また、第２の混合回路には
裏面側が接地された導体を有する印刷配線板が立設され
ているので、第２の混合回路の区画室の中にもう一枚隔
壁を有していることとなり、さらに第２の局部発振周波
数信号の中間周波フィルタへの漏洩を少なくすることが
できる。また第２の局部発振器は入力端子より最も離れ
て配設されているので、第２の局部発振器の発振周波数
信号の入力端子への漏洩も少なくすることができる。
【００２１】このように入力端子への局部発振信号の漏
洩は発生せず、他のテレビジョン受像機やＣＡＴＶ受像
機の受信に対する妨害を起こすことはない。
洩は発生せず、他のテレビジョン受像機やＣＡＴＶ受像
機の受信に対する妨害を起こすことはない。
【図１】本発明の一実施例によるダブルスーパーチュー
ナの各回路の配置を示す分解斜視図
ナの各回路の配置を示す分解斜視図
【図２】同ダブルスーパーチューナのブロック図
【図３】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）はそれぞれ同ダブルス
ーパーチューナのバンドスイッチ式フィルタのそれぞれ
の周波数特性図
ーパーチューナのバンドスイッチ式フィルタのそれぞれ
の周波数特性図
【図４】従来のダブルスーパーチューナの各回路の配置
を示す分解斜視図
を示す分解斜視図
１２ 入力端子 １４ バンドスイッチ式フィルタ １５ 第１の局部発振器 １６ 第１の混合回路 １７ 第１中間周波フィルタ １８ 第２の局部発振器 １９ 第２の混合回路 ２０ 出力回路 ２１ 出力端子
フロントページの続き (72)発明者 杉山 基樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 平野 人司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−150410（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−204627（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−53331（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−8736（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/44 H03J 1/00
Claims (4)
- 【請求項１】入力端子に接続された入力部フィルタと、
この入力部フィルタの出力が一方の入力に接続されると
共に、他方の入力には第１の局部発振器の出力が接続さ
れた第１の混合回路と、この第１の混合回路の出力が接
続された第１の中間周波フィルタと、この第１の中間周
波フィルタの出力が一方の入力に接続されると共に、他
方の入力には第２の局部発振器の出力が接続された第２
の混合回路と、この第２の混合回路の出力が接続される
と共に、その出力が出力端子に接続された出力回路とを
一つの金属製筐体内の各区画室に設け、前記筐体の一方
の縦側面に前記入力端子を装着し、他方の縦側面近傍に
前記第２の局部発振器を配置すると共に、この第２の局
部発振器と前記第１の中間周波フィルタとの間に前記出
力回路及び前記第２の混合回路とを配設し、前記第２の
混合回路が設けられた区画室には、小型の印刷配線板
と、この印刷配線板の片面に形成された混合器と、この
混合器の裏面は接地されるように設けられた導体とを有
し、前記印刷配線板は前記第２の混合回路の区画室の一
側面と平行に立設されたダブルスーパーチューナ。 - 【請求項２】入力端子に接続された入力部ローパスフィ
ルタと、この入力部ローパスフィルタの出力に接続され
たバンドスイッチ式フィルタと、このバンドスイッチ式
フィルタの出力が一方の入力に接続されると共に、他方
の入力には第１の局部発振器の出力が接続された第１の
混合回路と、この第１の混合回路の出力が接続された第
１の中間周波フィルタと、この第１の中間周波フィルタ
の出力が一方の入力に接続されると共に、他方の入力に
は第２の局部発振器の出力が接続された第２の混合回路
と、この第２の混合回路の出力が接続されると共に、そ
の出力が出力端子に接続された出力回路とを一つの金属
製筐体内の各区画室に設け、前記筐体の一方の縦側面に
前記入力端子を装着し、この縦側面に隣接して設けられ
た区画室に前記入力部ローパスフィルタを設け、この入
力部ローパスフィルタの区画室と前記第１の局部発振器
の区画室との間に前記バンドスイッチ式フィルタの区画
室が配設されたダブルスーパーチューナ。 - 【請求項３】筐体内において第１の局部発振器が設けら
れた区画室に隣接して、この第１の局部発振器の発振周
波数を分周するプリスケーラ回路の区画室を設け、この
プリスケーラ回路の区画室に隣接してバンドスイッチ式
フィルタの区画室を設けると共に、このバンドスイッチ
式フィルタの区画室には、前記プリスケーラ回路の区画
室側から順に、前記プリスケーラ回路の分周周波数がそ
の減衰域となるハイパスフィルタとバンドパスフィル
タ、および前記プリスケーラ回路の分周周波数がその通
過域となるローパスフィルタとが配置された請求項２記
載のダブルスーパーチューナ。 - 【請求項４】バンドスイッチ式フィルタは、印刷配線基
板上に設けられた導体にて形成されたインダクタンス
と、この印刷配線基板上に実装されたコンデンサとによ
って形成され、ローパスフィルタとバンドパスフィルタ
とハイパスフィルタとの間には夫々接地された導体が配
置された請求項３記載のダブルスーパーチューナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06062672A JP3104523B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ダブルスーパーチューナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06062672A JP3104523B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ダブルスーパーチューナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07274083A JPH07274083A (ja) | 1995-10-20 |
| JP3104523B2 true JP3104523B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=13207021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06062672A Expired - Fee Related JP3104523B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ダブルスーパーチューナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3104523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103763600B (zh) * | 2013-12-25 | 2017-06-20 | 络达科技股份有限公司 | 数字电视信号接收方法及其系统 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP06062672A patent/JP3104523B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07274083A (ja) | 1995-10-20 |
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|---|---|---|---|
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