JP3104402U - 移動型遠赤外線温熱ハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】 温浴利用者の要望に応じて任意の場所に移動することや、定期的に所定の場所に巡回移動して温浴希望者の要望に応えるという利便性を有し、また遠赤外線の放射効果を長期間発揮することができる。
【解決手段】 牽引手段や搭載手段により移動可能なハウス本体1内には脱衣室13と温熱室28が設けてある。温熱室28の床は、ハウス本体1に搭載した暖房ボイラー27から循環供給される温水によって加温される遠赤外線式発熱体30で構成してある。遠赤外線式発熱体30には、ブラックシリカをバインダーで板状に成形した遠赤外線放射板36、37が配設してある。
【選択図】 図2

Description

本考案は、新陳代謝を盛んにしてダイエット、肩こり、美肌、ストレス解消等の効果を得ることができる温熱ハウスに関し、特に遠赤外線により新陳代謝を促進することができると共に、温浴希望者の要望に応えて任意の場所に移動することができる移動型遠赤外線温熱ハウスに関する。
温浴による新陳代謝の促進が健康に良いことからサウナに人気があるが、従来のサウナは建屋内に設けたサウナ室に熱源を設置して蒸気を発生させる加湿式のもの、或は加湿式のサウナ室を温泉に付設した形式のものが利用されている。しかし、加湿式のサウナは室温が高いために利用者の身体的負担、特に心臓への負担が大きいという欠点や、高温多湿に耐える我慢が必要であるために利用が長続きしないという欠点がある。そこで、近年通称岩盤浴と呼ばれている床暖式の低温サウナに人気がある。
岩盤浴は床下に配設した温水管に暖房用ボイラーから温水を循環供給して床面を約42〜44℃に加温することにより温浴する方法であり、身体を高温に晒さないので身体に対する負担も小さいことから、女子や高齢者も安心して利用できる利点がある。そして、この岩盤浴に、遠赤外線を併用することが注目されている。波長が4〜1000ミクロンの遠赤外線は人体に有効に作用し、特に8〜14ミクロンの波長は人体に深く浸透することから身体を内部から暖める効果があるとされている。そして、特許文献1に示すように遠赤外線を利用したサウナが従来から知られているし、遠赤外線を放射するブラックシリカ(学術名グラファイトシリカ)を粒状にして、枕やマットレスの中に適量混入させた方法で使用することも行われている。
実公平1−37633号公報
上述した従来技術において、岩盤浴の施設は加湿式サウナと同様に建屋内に設置してあるため、利用者は施設の場所まで通わなければならないという不便がある。このため、高齢者には大きな負担であるし、寒冷地では冬の利用を控えてしまうことも多く、利用者の利便性に応えたものではなかった。また、ブラックシリカは硬度性が低いことから、枕やマットレスに入れて使用した場合、使用に伴って次第に粉状になってしまい、遠赤外線の効果が薄れてしまうという問題がある。
本考案は、上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、温浴利用者の要望に応じて任意の場所に移動することや、定期的に所定の場所に巡回移動して温浴希望者の要望に応えるといった利便性に優れている移動型遠赤外線温熱ハウスを提供することを目的とし、またブラックシリカを粒状の状態に保持できるので遠赤外線の放射効果を長期間発揮することができる移動型遠赤外線温熱ハウスを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、開閉可能な外出入り口を有し、牽引手段又は搭載手段により移動可能に構成されたハウス本体と、該ハウス本体内に画成され、前記外出入り口に連通する脱衣室と、前記ハウス本体内に画成され、開閉可能な内出入り口を介して該脱衣室に連通する温熱室と、該温熱室の床面を構成し、前記ハウス本体に搭載した熱源から循環供給される熱媒によって加温される遠赤外線式発熱床体とからなる。
そして、前記遠赤外線式発熱床体は、前記ハウス本体の床上側に敷設され、前記熱源から熱媒が循環供給される放熱管と、該放熱管を面状に覆う被覆層と、ブラックシリカ粒体をバインダーで板状に成形し、該被覆層に形成した凹部に嵌合した遠赤外線放射板とから構成するとよい。
そして、前記遠赤外線放射板は、温浴者の頭部、肩部、腰部及び足部に対応する位置に配設するとよい。このように構成することにより、遠赤外線放射板の強度性を保持し、かつブラックシリカ粒体の使用量を節減できる。
本考案は上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)温熱室を備えたハウス本体は牽引手段又は搭載手段により移動可能に構成したから、温浴希望者の要望に応じて任意の場所に移動して温浴の機会を提供することができるし、定期的に所定の場所に巡回移動して温浴希望者の要望に応えることができる。
(2)温熱室に遠赤外線を放射する遠赤外線式発熱床体を設置したから、温浴者は単なる温浴だけでなく遠赤外線による加温効果を得ることができる。
(3)遠赤外線式発熱床体は、熱源から熱媒が循環供給される放熱管と、被覆層と、ブラックシリカ粒体をバインダーで板状に成形した遠赤外線放射板とから構成したから、温浴者には床体からの低温による加温と遠赤外線放射の効果を働かすことができる。
(4)ブラックシリカ粒体はバインダーによって板状の遠赤外線放射板に成形したから、硬度性が十分でないブラックシリカ粒体が粉状化するのを防止して遠赤外線放射効果を持続させることができる。
(5)遠赤外線放射板は、温浴者の頭部、肩部、腰部及び足部に対応する位置に配設したから、温浴者の体を効率よく加温することができる。しかも、遠赤外線放射板の大きさを抑えることにより強度性を保持することができるし、ブラックシリカ粒体の使用量を節減することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は自動車による牽引が可能に構成したハウス本体を示す。該ハウス本体1は、長方形の床部2(但し、図示せず。)と、該床部2の四辺から起立した前後、左右の壁部3、4、5、6と、該壁部3、4、5、6の上部に設けた屋根部7とから三角屋根のハウス状に構成してある。そして、前側壁部3にはドア8Aを有し、屋内外を連通する外出入口8が設けてあり、屋外に位置して該外出入口8には出入り用の階段9が取り外し可能に配置してある。また、各壁部3、4、5、6には適宜の位置に大きさの異なる採光用窓10、10、・・・が設けてある。なお、ハウス本体1は床部2、壁部3、4、5、6及び屋根部7の内面には断熱シートと断熱材を付設して室内の温度と湿度が屋外に逃げないようにしてある。
そして、上述したハウス本体1の床部2下には、後部両側に位置して車輪11、11、・・が設けてあり(片側のみ図示)、自動車で牽引することにより所望の場所に移動可能になっている。なお、該各車輪11は、ハウス本体1を設置した状態では、目隠し板12で覆うようにしてある。
13は前記外出入口8に連通してハウス本体1内に前側隔壁14により画成した脱衣室兼休憩室で、該脱衣室兼休憩室13内には外出入口8側に位置して仕切りパネル15により上り小部屋16が画成してある。そして、脱衣室兼休憩室13にはロッカー17、収納箱18及び洗面台19が設置してあり、小部屋16には寒冷期に暖房器具20を設置するようにしてある。
更に、ハウス本体1内の奥には後側隔壁21が立設してあり、前側隔壁14との間の区画は脱衣室兼休憩室13に通じるホール22、シャワー室23、トイレ24及びボイラー室25に夫々画成してある。そして、該ボイラー室25には後述する遠赤外線式発熱床体30に熱媒としての温水を循環供給するための暖房ボイラー26と、シャワー室23に温水を供給するための給湯ボイラー27が設置してある。
28は後側隔壁21によりハウス本体1の奥に画成した温熱室を示し、該温熱室28は後側隔壁21に設けた引き戸付き内出入口29を介して前記ホール22に連通している。温熱室28の床28Aは、ハウス本体1の床部2上に異型鉄筋28A1 28A1 、・・・を組み、コンクリート28A2 を打設して形成してあり、移動時の振動等によって後述する遠赤外線式発熱床体30に亀裂等が生じない強度性を持たせてある。
30は前記温熱室28の床28Aに設けた遠赤外線式発熱床体を示す。31は該遠赤外線式発熱床体30を構成し、前記暖房ボイラー26から連結管32を介して温水が供給される放熱管で、該放熱管31は床28Aに敷き詰めた断熱シート33の上に蛇行状に敷設してある。
34は該放熱管31を覆うように床28Aに敷き詰め、表面を平坦面に形成したコンクリート層からなる被覆層で、該被覆層34は仕切材35、35、・・によって4つに区画してある。そして、各区画毎に被覆層34には温浴者の頭部、肩、腰及び足が位置する場所に対応して、1列4個の四角形の凹部34A、34B、34B、34Bが形成してあり、頭部に位置する凹部34Aは他の凹部34Bより縦幅を狭く設定してある。36は前記凹部34Aに、37、37、37は他の凹部34Bに夫々嵌合した遠赤外線放射板を示す。該各遠赤外線放射板36、37は、遠赤外線を放射するブラックシリカ粒体を砂とセメントの混合物であるバインダーに混合して板状に成形したものからなっており、被覆層34に嵌合して配設してあるから、温浴者の荷重に対して割れることのない強度性を持つことができる。
なお、38、38は湿度が高くなる部屋に対応してハウス本体1に設置した換気レジスターである。
本実施の形態に係る移動型遠赤外線温熱ハウスは上述の構成からなっており、図示しない自動車で牽引することにより、温浴希望者の要望に応じて任意の場所に移動することができるし、定期的に所定の場所に巡回移動して温浴希望者の要望に応えることも可能である。
次に、温熱ハウスの利用方法について説明する。暖房ボイラー26から放熱管31に夏期には約60℃、冬期には約70℃の温水を循環供給し、遠赤外線式発熱床体30の表面温度が約42℃になるようにする。この温度状態で温熱室28は温浴するのに好適な温度になるから、利用者はパジャマ等を着衣して遠赤外線式発熱床体30の適宜の区画の上にバスタオルを敷いて横になる。そして、温浴者は自分の体調等の個人差を考えて適宜の時間、温浴を行う。一例として、腹ばいの姿勢で約10分間、仰向けの姿勢で約5分間温浴し、休憩室13で約5分間休憩した後、再度腹ばいの姿勢で約10分、仰向けの姿勢で約5分間温浴する。
このようにして、温浴者は体の負担にならない程度の時間と複数回の温浴を繰り返すことにより、温熱室28内が低温でも遠赤外線によって全身と体の内部にかけて温熱効果を長時間保持することができ、体の内部から発汗が促されて新陳代謝が促進される。
なお、本実施の形態ではハウス本体1に車輪11を設け、牽引手段による移動が可能な移動型の温浴ハウスとして構成したが、クレーンによる吊り上げ用のフックをハウス本体1に設け、トレラー等の搭載手段で運搬して移動する移動型に構成にしてもよい。
また、遠赤外線式発熱床体30を構成する被覆層34は、仕切材35により4つに区画して4人の温浴者が利用できるようにしたが、遠赤外線式発熱床体の面積に応じて7人用、10人用に区画してもよいものである。
更に、本実施の形態において、遠赤外線式発熱床体30は4枚の遠赤外線放射板36、37を配設して構成したが、温浴者の頭部から足部にかけて1枚の長方形の遠赤外線放射板を配設するようにしてもよい。
本考案の実施の形態に係る移動型遠赤外線温熱ハウスの正面図である。 移動型遠赤外線温熱ハウスの内部構造を示す平面図である。 遠赤外線式発熱床体の構成を示す部分断面斜視図である。
符号の説明
1 ハウス本体
8 外出入口
13 脱衣室
26 暖房ボイラー(熱源)
28 温熱室
29 内出入口
30 遠赤外線式発熱床体
31 放熱管
34 被覆層
34A 凹部
36、37 遠赤外線放射板

Claims (3)

  1. 開閉可能な外出入り口を有し、牽引手段又は搭載手段により移動可能に構成されたハウス本体と、該ハウス本体内に画成され、前記外出入り口に連通する脱衣室と、前記ハウス本体内に画成され、開閉可能な内出入り口を介して該脱衣室に連通する温熱室と、該温熱室の床面を構成し、前記ハウス本体に搭載された熱源から循環供給される熱媒によって加温される発熱床体とから構成してなる移動型遠赤外線温熱ハウス。
  2. 前記遠赤外線式発熱床体は、前記ハウス本体の床上側に敷設され、前記熱源から熱媒が循環供給される放熱管と、該放熱管を面状に覆う被覆層と、ブラックシリカ粒体をバインダーで板状に成形し、該被覆層に形成した凹部に嵌合した遠赤外線放射板とから構成してあることを特徴とする請求項1記載の移動型遠赤外線温熱ハウス。
  3. 前記遠赤外線放射板は、温浴者の頭部、肩部、腰部及び足部に対応する位置に配設してあることを特徴とする請求項2記載の移動型遠赤外線温熱ハウス。
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