JP3104388B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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JP3104388B2 JP04093860A JP9386092A JP3104388B2 JP 3104388 B2 JP3104388 B2 JP 3104388B2 JP 04093860 A JP04093860 A JP 04093860A JP 9386092 A JP9386092 A JP 9386092A JP 3104388 B2 JP3104388 B2 JP 3104388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造分野等
において適用されるドライエッチング方法に関し、特に
酸化シリコン系材料層のエッチングを、下地のシリコン
系材料層にH+ に起因するダメージを与えることなく高
選択性をもって行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSI等にみられる
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、酸化シリコン系材料層のドライエッチング方法
についても技術的要求がますます厳しくなってきてい
る。まず、高集積化によりデバイス・チップの面積が拡
大しウェハが大口径化していること、形成すべきパター
ンが高度に微細化されウェハ面内の均一処理が要求され
ていること、またASICに代表されるように多品種少
量生産が要求されていること等の背景から、ドライエッ
チング装置の主流は従来のバッチ式から枚葉式に移行し
つつある。この際、従来と同等の生産性を維持するため
には、大幅なエッチング速度の向上が必須となる。
【0003】また、デバイスの高速化や微細化を図るた
めに不純物拡散領域の接合深さが浅くなり、また各種の
材料層も薄くなっている状況下では、従来以上に対下地
選択性に優れダメージの少ないエッチング技術が要求さ
れる。たとえば、半導体基板内に形成された不純物拡散
領域や、SRAMの抵抗負荷素子として用いられるPM
OSトランジスタのソース・ドレイン領域等にコンタク
トを形成しようとする場合に、シリコン基板や多結晶シ
リコン層を下地として行われるSiO2 層間絶縁膜のエ
ッチングがその例である。
【0004】しかし、高速性、高選択性、低ダメージ性
といった特性は互いに取捨選択される関係にあり、すべ
てを満足できるエッチング・プロセスを確立することは
極めて困難である。
【0005】従来、Si系材料層に対して高い選択比を
保ちながらSiO2 系材料層をドライエッチングするに
は、CHF3 、CF4 /H2 混合系、CF4 /O2 混合
系、C2 6 /CHF3 混合ガス等がエッチング・ガス
として典型的に使用されてきた。これらは、いずれも分
子内のC/F比(炭素原子数とフッ素原子数の比)が
0.25以上のフルオロカーボン系ガスを主体としてい
る。これらのガス系が使用されるのは、(a)フルオロ
カーボン系ガスに含まれるCがSiO2 層の表面でC−
O結合を生成し、Si−O結合を切断したり弱めたりす
る働きがある、(b)SiO2 層の主エッチング種であ
るCFx + を生成できる、さらに(c)プラズマ中で相
対的に炭素に富む状態が作り出されるので、SiO2
の酸素がCOx の形で除去される一方、ガス系に含まれ
るC,H,F等の寄与によりシリコン系材料層の表面で
は炭素系のポリマーが堆積してエッチング速度が低下
し、シリコン系材料層に対する高選択比が得られる、等
の理由にもとづいている。
【0006】ここで、上述のエッチング・ガスの中に
は、CHF3 のように分子内に構成元素として水素を有
する化合物を使用したり、あるいはH2 を添加ガスとし
て使用するなど、何らかの形で水素を含んでいるものが
多い。これは、プラズマ中に発生するH* で過剰なF*
を捕捉し、HF(フッ化水素)の形でエッチング反応系
外へ除去するためである。これにより、エッチング反応
系の見掛け上のC/F比が増大し、炭素系ポリマーの生
成が促進される。ただし、この炭素系ポリマーは、Si
2 系材料層の上ではここから供給されるO原子により
燃焼反応が起こるので堆積せず、もっぱらSi系材料層
の上に堆積して高選択化に寄与している。上述のC/F
比の概念や高選択性が達成される機構については、J.
Vac.Sci.Tech.,16(2),P.391
(1979)に詳述されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の酸
化シリコン系材料層のエッチングでは、実用上十分な選
択比を得るために、分子内に水素を構成元素として有す
るフルオロカーボン系ガスを使用するか、もしくはH2
や炭化水素系ガスをガス系に添加することが必要であっ
た。しかし、デザイン・ルールの微細化と共に、これら
のエッチング・ガス系に含まれる水素の影響が無視でき
なくなってきた。
【0008】たとえば、Applied Physic
s Letters 1988年第53巻18号,17
35〜1737ページには、水素プラズマによる単結晶
シリコンの欠陥誘発が報告されている。つまり、水素プ
ラズマ中に生成するH+ はイオン半径も質量も極めて小
さいため、シリコン基板へ注入されると大きな飛程で侵
入し、その後のプロセスにおいて結晶欠陥を誘発する核
として作用するのである。
【0009】半導体装置の製造分野では、前述のように
枚葉処理が主流となりつつあり、ドライエッチング装置
としても、マグネトロン放電やECR(電子サイクロト
ロン共鳴)放電を利用して高密度プラズマを生成させな
がら高速エッチングを行うタイプの装置が多用されるよ
うになっている。このような高密度プラズマ中にウェハ
が置かれた場合、炭化水素系ガスから放電解離により生
成するH+ がシリコン基板へ大きなダメージを与えるこ
とは十分に予測される。
【0010】また、結晶欠陥までには至らなくとも、H
+ の注入により引き起こされる結晶歪みがコンタクト抵
抗の増大につながることが懸念される。
【0011】そこで、通常のプロセスでは、シリコン基
板の表層部から数十nmの深さまでライトエッチを行
い、ダメージを生じた層を除去している。しかし、不純
物拡散領域の接合深さがますます浅くなっている現状で
は、このような後処理によるシリコン基板の除去量も軽
視できないレベルに達しつつある。したがって、プラズ
マ中にH+ を発生させないガス系によりエッチングを行
うことが望まれている。
【0012】この点に鑑みて、本願出願人は先に特願平
3−40966号明細書において飽和または不飽和の環
状フルオロカーボン系化合物を使用するプロセスを提案
している。上記化合物は、自身の骨格構造に起因しても
ともと高いC/F比を有しているので、エッチング反応
系内に水素を共存させなくても比較的高い下地選択性を
達成できる。しかし、上記の化合物は環状化合物である
から最低3個の炭素原子を有し、その炭素数に応じてフ
ッ素原子数もかなり多くなっている。したがって、高密
度プラズマを生成するタイプのエッチング装置を使用し
た場合には、化合物の解離が促進されて大量のF* が生
成する可能性があり、高いレベルで対下地選択性を望む
ためには、いま一層のプロセスの改良が必要である。
【0013】そこで本発明は、下地のSi基板へダメー
ジを惹起させることなく選択性に優れる酸化シリコン系
材料層のエッチングを行う方法を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、分子内に少なくともチオカルボニル基とフッ素
原子とを有するチオカルボニル化合物を含むエッチング
・ガスを用いて酸化シリコン系材料層をエッチングする
ことを特徴とする。
【0015】さらに本発明は、前記エッチングの工程を
酸化シリコン系材料層を実質的にその層厚を越えない深
さまでエッチングするジャストエッチング工程と、該酸
化シリコン系材料層の残余部をエッチングするオーバー
エッチング工程とに分割し、後者のオーバーエッチング
工程においてウェハ温度を相対的に下げることを特徴と
する。
【0016】
【作用】本発明では、分子内に少なくともチオカルボニ
ル基(>C=S)とフッ素原子とを有するチオカルボニ
ル化合物をエッチング・ガスの主成分として使用する。
このチオカルボニル化合物は、SiO2 系材料層の主エ
ッチング種であるCFx + ,CS+ ,SFx + ,F*
を放電解離条件下で生成する他、堆積性物質として炭素
系ポリマーと遊離のS(イオウ)を生成することができ
る。従来のプロセスでは、選択性の向上や異方性の確保
に寄与する堆積性物質はもっぱら炭素系ポリマーであっ
たが、今回の発明ではこれにSが加わるわけである。し
たがって、炭素系ポリマーの堆積量を相対的に減少させ
ることができ、それだけパーティクル汚染の懸念も減少
することになる。Sは昇華性物質であるから、エッチン
グ終了後にウェハをおおよそ90℃以上に加熱すれば容
易に除去することができ、これ自身は何らパーティクル
汚染源となるものではない。
【0017】しかも、上述のようなチオカルボニル化合
物は、特に複雑な構造を有する化合物を想定しない限
り、1分子中に含まれるフッ素原子の数がある程度限ら
れており、一般には上述の環状フルオロカーボン化合物
のように大量のF* をプラズマ中に放出することはな
い。したがって、従来のようにエッチング反応系に水素
を特に関与させなくとも、C/F比を実用上十分に高い
値に保ことができる。このように、高選択性を達成しな
がら低ダメージ性,低汚染性も達成できる点が、本発明
の大きなメリットである。
【0018】また本発明では、下地のSi系材料層に対
する選択性を一層向上させるため、エッチングをジャス
トエッチング工程とオーバーエッチング工程とに2段階
化し、ウェハ温度をオーバーエッチング工程において相
対的に低下させることも提案する。オーバーエッチング
工程においては、エッチングの対象となる酸化シリコン
系材料層が減少し、ウェハ上の少なくとも一部の領域で
はSi基板等の下地材料層が露出している。したがっ
て、ジャストエッチング工程に比べてオーバーエッチン
グ工程のウェハ温度を低く設定すれば、オーバーエッチ
ング工程において炭素系ポリマーやSの堆積が促進さ
れ、下地材料層の露出面を効果的にエッチングから保護
することができるわけである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0020】実施例1 本実施例は、本発明をコンタクト・ホール加工に適用
し、CSF2 (フッ化チオカルボニル)を用いてSiO
2 層間絶縁膜をエッチングした例である。このプロセス
を、図1を参照しながら説明する。本実施例においてサ
ンプルとして使用したウェハは、図1(a)に示される
ように、予め不純物拡散領域2が形成された単結晶シリ
コン基板1上にSiO2 層間絶縁膜3が形成され、さら
に該SiO2 層間絶縁膜3のエッチング・マスクとして
厚さ約1μmのレジスト・パターン4が形成されてなる
ものである。上記レジスト・パターン4は、ノボラック
系ポジ型フォトレジスト材料(東京応化工業社製;商品
名TSMR−V3)を用い、g線ステッパによるフォト
リソグラフィと現像処理により約0.5μm径の開口部
4aが設けられてなるものである。
【0021】上記ウェハを、RFバイアス印加型の有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置のウェハ載置電
極上にセットした。ここで、上記ウェハ載置電極は冷却
配管を内蔵しており、装置外部に接続されるチラー等の
冷却設備から該冷却配管に冷媒を供給して循環させるこ
とにより、エッチング中のウェハ温度を所定の温度に制
御することが可能となされている。一例として、下記の
条件でSiO2 層間絶縁膜3のエッチングを行った。
【0022】 CSF2 流量 50SCCM ガス圧 0.5Pa マイクロ波パワー 1200W(2.45GH
z) RFバイアス・パワー 250W(800kHz) 磁場強度 1.50×10-2T(=150G) ウェハ温度 20℃(エタノール系冷
媒使用)
【0023】このエッチング過程では、開口部4a内に
露出するSiO2 層間絶縁膜3の表面において、CSF
2 から解離生成したF* によるラジカル反応が、同じく
CSF2 から生成したCFx + ,CS+ ,SFx + 等の
イオンの入射エネルギーにアシストされる機構でエッチ
ングが進行した。このとき、CSF2 からは同時に炭素
系ポリマーやSも生成し、これらの堆積性物質が原理的
にイオンの垂直入射が起こらないパターン側壁部に堆積
して側壁保護効果を発揮するので、上記エッチングは異
方的に進行した。
【0024】さらに、下地の単結晶シリコン基板1(正
確には不純物拡散領域2)が露出すると、その露出面に
炭素系ポリマーとSが堆積してエッチング速度が大幅に
低下し、対Si選択比として約12の高い値が達成され
た。また、上記のエッチング反応系には水素が含まれて
いないため、エッチング後のウェハの断面をTEM(透
過型電子顕微鏡)で観察しても、H+ に起因する基板ダ
メージの発生は認められなかった。
【0025】このエッチングにより、図1(b)に示さ
れるように、異方性形状を有するコンタクト・ホール5
を形成することができた。
【0026】エッチング終了後、ウェハを約100℃に
加熱したところ、パターン側壁部および不純物拡散領域
2の露出面上に堆積したSは、容易に昇華除去された。
さらに、O2 プラズマ・アッシングにてレジスト・パタ
ーン4を除去する際に、側壁保護に寄与した炭素系ポリ
マー、および残余のSも完全に燃焼除去され、ウェハ上
には何らパーティクル汚染が発生することはなかった。
【0027】実施例2 本実施例では、同じくコンタクト・ホール加工におい
て、CSF2 を用いたSiO2 層間絶縁膜のエッチング
をジャストエッチング工程とオーバーエッチング工程の
2段階に分け、後者の工程でウェハ温度を相対的に低下
させて選択性をより一層向上させた例である。このプロ
セスを、図2および前出の図1を参照しながら説明す
る。
【0028】本実施例では、それぞれウェハ温度設定の
異なる2個のエッチング・チャンバをウェハ・ハンドリ
ング・ユニットを介して高真空下に連結したマルチ・チ
ャンバ型のマグネトロンRIE(反応性イオン・エッチ
ング)装置を用いた。まず、一方のエッチング・チャン
バにおいて、一例として下記の条件で層間絶縁膜3を約
0.9μmだけエッチング(ジャストエッチング)し
た。
【0029】 CSF2 流量 50SCCM ガス圧 3Pa RFパワー密度 7.9W/cm
2 (13.56MHz) 磁場強度 1.50×10-2T(=150
G) 自己バイアス電位(Vdc) −200V ウェハ温度 20℃(エタノー
ル系冷媒使用) このジャストエッチング工程では、実施例1で上述した
機構により異方性エッチングが進行し、図2に示される
ように、コンタクト・ホール5が途中まで形成された。
コンタクト・ホール5の底部には、層間絶縁膜3の残余
部3aが約0.1μm残存していた。
【0030】次に、ウェハを別のエッチング・チャンバ
に移設し、一例として下記の条件で上記残余部3aをエ
ッチング(オーバーエッチング)した。 CSF2 流量 50SCCM ガス圧 3Pa RFパワー密度 3.9W/cm
2 (13.56MHz) 磁束密度 1.50×10-2T(=150
G) 自己バイアス電位(Vdc) −80V ウェハ温度 −60℃(エタノー
ル系冷媒使用) このオーバーエッチング工程では、ジャストエッチング
工程におけるよりもウェハ温度を低下させたことによ
り、炭素系ポリマーとSの堆積が促進され、かつF*
反応性が低下した。したがって、通常ならばラジカル・
モードにより高速にエッチングされてしまう下地の単結
晶シリコン基板1に対して、50以上もの高選択比が達
成された。しかも、RFパワー密度と自己バイアス電位
が低減されているため入射イオン・エネルギーが低減さ
れ、イオンによる照射損傷も回避することができた。H
+ によるダメージも、もちろん発生しなかった。
【0031】以上、本発明を2例の実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、上述の実施例では、チオカル
ボニル化合物としてCSF2 を使用した。この化合物
は、構造上はチオカルボニル基の炭素原子上に2個のフ
ッ素原子が結合したものである。本発明において用いら
れるチオカルボニル化合物としては、このフッ素原子の
1個がCl,Br,I等の他のハロゲン原子に置換され
たものも使用可能である。ただし、原子間結合エネルギ
ーの大小関係が Si−F>Si−O>Si−Cl(Br)≫Si−Si であることを考慮すると、SiO2 系材料層のエッチン
グ種としてはフッ素が有効である。また、Cl,Br等
は通常シリコン系材料層のエッチング種として使用され
ており、これらのハロゲン原子を1分子中に多く含有す
る化合物は、下地選択性を低下させる虞れが大きい。し
たがって、本発明で使用するチオカルボニル化合物とし
ては、水素原子を含まず、ハロゲン原子としては主とし
てフッ素を含む化合物がやはり好ましい。
【0032】また、本発明によりエッチングされる酸化
シリコン系材料層は、上述のSiO2 に限られるもので
はなく、PSG,BSG,BPSG,AsSG,AsP
SG,AsBSG等であっても良い。その他、ウェハの
構成、使用するエッチング装置、エッチング条件等は適
宜変更可能であることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明ではフッ素原子を構成元素として有し、かつ水素原子
を有しないチオカルボニル化合物をエッチング・ガスの
主体とすることにより、下地のシリコン系材料層にH+
に起因するダメージを与えることなく酸化シリコン系材
料層の高選択エッチングを行うことが可能となる。しか
も、堆積性物質として従来の炭素系ポリマーに加えてS
を利用できるようになるため、側壁保護や下地選択性の
達成に寄与する炭素系ポリマーの堆積量を相対的に減少
させることができ、パーティクル汚染も大幅に低減させ
ることができる。
【0034】本発明は、微細なデザイン・ルールにもと
づいて設計され、高集積度,高性能,高信頼性が要求さ
れる半導体装置の製造に極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をコンタクト・ホール加工に適用したプ
ロセス例をその工程順にしたがって示す概略断面図であ
り、(a)はSiO2 層間絶縁膜上にレジスト・パター
ンが形成された状態、(b)はコンタクト・ホールが開
口された状態をそれぞれ表す。
【図2】本発明をコンタクト・ホールに適用した他のプ
ロセス例において、コンタクト・ホールが途中まで形成
された状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・単結晶シリコン基板 2 ・・・不純物拡散領域 3 ・・・SiO2 層間絶縁膜 3a・・・(SiO2 層間絶縁膜の)残余部 4 ・・・レジスト・パターン 4a・・・開口部 5 ・・・コンタクト・ホール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に少なくともチオカルボニル基と
    フッ素原子とを有するチオカルボニル化合物を含むエッ
    チング・ガスを用いて酸化シリコン系材料層をエッチン
    グすることを特徴とするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 分子内に少なくともチオカルボニル基と
    フッ素原子とを有するチオカルボニル化合物を含むエッ
    チング・ガスを用いて酸化シリコン系材料層を実質的に
    その層厚を越えない深さまでエッチングするジャストエ
    ッチング工程と、 前記ジャストエッチング工程におけるよりもウェハ温度
    を低下させた条件で前記エッチング・ガスを用いて前記
    酸化シリコン系材料層の残余部をエッチングするオーバ
    ーエッチング工程とを有することを特徴とするドライエ
    ッチング方法。
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