JP3104343B2 - 小型船艇のビルジ排出装置 - Google Patents
小型船艇のビルジ排出装置Info
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- JP3104343B2 JP3104343B2 JP03324000A JP32400091A JP3104343B2 JP 3104343 B2 JP3104343 B2 JP 3104343B2 JP 03324000 A JP03324000 A JP 03324000A JP 32400091 A JP32400091 A JP 32400091A JP 3104343 B2 JP3104343 B2 JP 3104343B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- bilge
- discharge device
- telescopic
- steering shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレジャーボートな
どの小型船艇のビルジ排出装置に関する。
どの小型船艇のビルジ排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレジャーボートなどの小型船艇では、
船底に溜ったビルジを電動ポンプを用いて吸出して排出
している。又、ウォータージェット推進器を備えたもの
では、ウォータージェットの噴出時の負圧になる部分を
利用して、エンジンルームなどの船底とホースで連結し
て、ビルジを吸出すようにしたものもある。例えば、特
公昭52−14920号公報参照。
船底に溜ったビルジを電動ポンプを用いて吸出して排出
している。又、ウォータージェット推進器を備えたもの
では、ウォータージェットの噴出時の負圧になる部分を
利用して、エンジンルームなどの船底とホースで連結し
て、ビルジを吸出すようにしたものもある。例えば、特
公昭52−14920号公報参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動ポンプでビルジを
吸出す場合は、ビルジが海水の場合が多く、電蝕や固着
などを起して故障することが多く、信頼性が不足する。
又、ウォータージェットの負圧部分にビルジを吸出する
ホースを連結するものは、運転中は吸出しができるが、
エンジンを停止しているときは、吸出しができない不便
がある。
吸出す場合は、ビルジが海水の場合が多く、電蝕や固着
などを起して故障することが多く、信頼性が不足する。
又、ウォータージェットの負圧部分にビルジを吸出する
ホースを連結するものは、運転中は吸出しができるが、
エンジンを停止しているときは、吸出しができない不便
がある。
【0004】かかる点に鑑み、この発明は、船艇のラダ
ーを左右に回動して操舵するステアリングシャフトの左
右回動操作を利用してポンプを可動させ、船底のビルジ
をフィルターを介して吸入して船外に排出できて故障の
心配が少なく、エンジン停止中でも排出することができ
る小型船艇のビルジ排出装置を得ることを目的とする。
ーを左右に回動して操舵するステアリングシャフトの左
右回動操作を利用してポンプを可動させ、船底のビルジ
をフィルターを介して吸入して船外に排出できて故障の
心配が少なく、エンジン停止中でも排出することができ
る小型船艇のビルジ排出装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ハンドルと、該ハンドルの回動操作力を伝
達するステアリングシャフトと、該ステアリングシャフ
トに一体に回動するように取り付けられるアームと、船
底に溜まったビルジを吸い出す伸縮型ポンプとを有する
小型船艇のビルジ排出装置において、前記アームの両端
に立壁を形成し、かつ該立壁に対向した位置に各々伸縮
型ポンプを配設すると共に、該伸縮型ポンプの伸縮方向
を前記アームの回動方向に合致させ、前記アームの回動
により前記伸縮型ポンプを作動させることを特徴する小
型船艇のビルジ排出装置にかかるものである。
決するため、ハンドルと、該ハンドルの回動操作力を伝
達するステアリングシャフトと、該ステアリングシャフ
トに一体に回動するように取り付けられるアームと、船
底に溜まったビルジを吸い出す伸縮型ポンプとを有する
小型船艇のビルジ排出装置において、前記アームの両端
に立壁を形成し、かつ該立壁に対向した位置に各々伸縮
型ポンプを配設すると共に、該伸縮型ポンプの伸縮方向
を前記アームの回動方向に合致させ、前記アームの回動
により前記伸縮型ポンプを作動させることを特徴する小
型船艇のビルジ排出装置にかかるものである。
【0006】
【作用】ハンドルでステアリングシャフトを回動操作す
ると、ステアリングシャフト下端のアームも回動する。
そして、アームの回動に連動するポンプの吸引運動によ
って、船底のビルジをフィルターを介して吸引し、排出
パイプから船外に排出することができる。
ると、ステアリングシャフト下端のアームも回動する。
そして、アームの回動に連動するポンプの吸引運動によ
って、船底のビルジをフィルターを介して吸引し、排出
パイプから船外に排出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4によっ
て説明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例を示す
ものである。図示の小型船艇は、プレジャーボートで、
船体後部に、ウォータージェット推進器1を備えて、エ
ンジンでインペラーを回転して、水を後方に噴射し、そ
の反動で前に船走できるようになっている。ステアリン
グシャフト2の上側には、左右に伸したハンドル3が取
付けてある。ステアリングシャフト2の下端には、アー
ム4を左右方向に向けて取付けてあり、アーム4の端に
ステアリングケーブル5を取付けてある。ハンドル3で
ステアリングシャフト2を回動操作すると、ステアリン
グシャフト5を介して、船尾のラダーを左右に回動させ
て操舵できるようになっている。
て説明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例を示す
ものである。図示の小型船艇は、プレジャーボートで、
船体後部に、ウォータージェット推進器1を備えて、エ
ンジンでインペラーを回転して、水を後方に噴射し、そ
の反動で前に船走できるようになっている。ステアリン
グシャフト2の上側には、左右に伸したハンドル3が取
付けてある。ステアリングシャフト2の下端には、アー
ム4を左右方向に向けて取付けてあり、アーム4の端に
ステアリングケーブル5を取付けてある。ハンドル3で
ステアリングシャフト2を回動操作すると、ステアリン
グシャフト5を介して、船尾のラダーを左右に回動させ
て操舵できるようになっている。
【0008】而して、アーム4の両端には、上方に突出
させた立壁6を設ける。そして立壁6の後側に伸縮型ポ
ンプ7を配置する。伸縮型ポンプ7は、蛇腹8で、所定
位置まで伸びており、立壁6で蛇腹8を押して容積を小
さくできるようにしてある。そして、逆止弁9を設けた
吸入口10と、排出口11を設けてある。吸入口10は
ホースで船底のフィルター12に連結し、排出口11
は、船体の吃水線より上方の側方にホースで開放する。
させた立壁6を設ける。そして立壁6の後側に伸縮型ポ
ンプ7を配置する。伸縮型ポンプ7は、蛇腹8で、所定
位置まで伸びており、立壁6で蛇腹8を押して容積を小
さくできるようにしてある。そして、逆止弁9を設けた
吸入口10と、排出口11を設けてある。吸入口10は
ホースで船底のフィルター12に連結し、排出口11
は、船体の吃水線より上方の側方にホースで開放する。
【0009】ハンドル3でステアリングシャフト2とア
ーム4を左右に回動させると、アーム4の立壁6が蛇腹
8を押して、伸縮型ポンプ7の容積を可変する。そし
て、船底のビルジをフィルター12を介し、逆止弁9を
介して伸縮型ポンプ7内に吸引し、排出口11から船外
に排出する。
ーム4を左右に回動させると、アーム4の立壁6が蛇腹
8を押して、伸縮型ポンプ7の容積を可変する。そし
て、船底のビルジをフィルター12を介し、逆止弁9を
介して伸縮型ポンプ7内に吸引し、排出口11から船外
に排出する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
該ハンドルの回動操作力を伝達するステアリングシャフ
トにアームを設けて、ハンドルの回動操作により、アーム
両端の立壁で伸縮型ポンプを稼動することが出来る。こ
の稼動によるポンプ作用で、船底のビルジを吸引し、船
外に排出できる。
該ハンドルの回動操作力を伝達するステアリングシャフ
トにアームを設けて、ハンドルの回動操作により、アーム
両端の立壁で伸縮型ポンプを稼動することが出来る。こ
の稼動によるポンプ作用で、船底のビルジを吸引し、船
外に排出できる。
【0011】そして、手動で稼動できるため故障する個
所が少なく、エンジンを停止しているときでも、ハンドル
の操作でポンピングができる。特に、ハンドル操作を激
しくして、船の運動性能を楽しむ操船をしたときには、ビ
ルジが入りやすいが、このようなときに、排出に都合が
よくなる。そして、電動式のポンプに比べてコストダウ
ンが図れる。
所が少なく、エンジンを停止しているときでも、ハンドル
の操作でポンピングができる。特に、ハンドル操作を激
しくして、船の運動性能を楽しむ操船をしたときには、ビ
ルジが入りやすいが、このようなときに、排出に都合が
よくなる。そして、電動式のポンプに比べてコストダウ
ンが図れる。
【図1】本発明の一実地例のビルジ排出装置を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の一実地例の船艇全体を示す概略斜視図
である。
である。
【図3】本発明の一実地例の伸縮型ポンプ部分を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
2 ステアリングシャフト 3 ハンドル 4 アーム 7 伸縮型ポンプ 12 フィルター 13 プランジャーポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルと、該ハンドルの回動操作力を
伝達するステアリングシャフトと、該ステアリングシャ
フトに一体に回動するように取り付けられるアームと、
船底に溜まったビルジを吸い出す伸縮型ポンプとを有す
る小型船艇のビルジ排出装置において、 前記アームの両端に立壁を形成し、かつ該立壁に対向し
た位置に各々伸縮型ポンプを配設すると共に、該伸縮型
ポンプの伸縮方向を前記アームの回動方向に合致させ、
前記アームの回動により前記伸縮型ポンプを作動させる
ことを特徴する小型船艇のビルジ排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03324000A JP3104343B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 小型船艇のビルジ排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03324000A JP3104343B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 小型船艇のビルジ排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131970A JPH05131970A (ja) | 1993-05-28 |
JP3104343B2 true JP3104343B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=18161009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03324000A Expired - Fee Related JP3104343B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 小型船艇のビルジ排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104343B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013086485A1 (en) | 2011-12-08 | 2013-06-13 | Flow Control Llc. | Battery operated small craft bilge pump |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP03324000A patent/JP3104343B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05131970A (ja) | 1993-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |